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第一章 エルフの少女
61話 「豊穣の祝福」その2
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「ええええ?!九頭竜王がこの近くの滝壺に住んでるのぉ?!」
この報告にはさすがに驚きを隠せない白ちゃん、
あまりにビックリして大胸筋がピクピクしてしまっている。
「うん、あの滝は禁足地にした方が良いと思う」
今回は機嫌が良かっただけかも知れないし、何が九頭竜王の逆鱗に触れるか分かったモンじゃないからだ。
「早速そうするわ!」
白ちゃんは焦りながらゴブリンの街へ向けダッシュして居なくなった・・・
「やっぱり白殿は精霊の時とのギャップが凄すぎますね・・・」
白ちゃんのワガママボディーのドエロ精霊姿に一発KOを食らったガストンが複雑そうに呟く。
それは走って行く後ろ姿の白ちゃんは、ハッキリ言って漢そのモノだからだ。
「そんなに女性の胸が見たければ私のを見せて上げます!」
ヤキモチを焼きまたプリプリ怒ったシルフィーナがヤケクソとばかりに服の胸元を大きく広げてポフンとガストンの頭を自分の胸に抱き寄せると・・・
ブシュウウウ!!またガストンは鼻血を噴いて気絶した・・・
どうやらガストンにはパフパフは初めての経験だった様だ・・・ふん!果報者めが そのまま爆発しろ!
「何してんのさ?」ブリックリンは心底呆れた表情で見ている。
ブリックリンは女性に興味はあるが地龍の女性に限定されている様子だ。
イリスに関しては「友人」としか見ていない。
まぁ将来、シルバープラチナブロンドの超絶美人な奥さんを娶る事になるのだが。
気になった人は「魔法世界の解説者」を読んで下さい。チラリ
イリスは・・・良く分からん。
シルフェリアは意外にも普通に男性が好きだった・・・イリス限定のロリコンだが。
《意外って何じゃい!イリス限定ロリコンは認めよう》
九頭竜王は妙な事をしない限りは安全は感じだったので地図作りを再開する。
オークの集落は、
「まだオーク達は新しい集落作りで忙しいから、またの機会にしてあげて」
と白ちゃんに言われて泣く泣く諦めた。
「次に気になる情報は・・・マングローブの木?私も見た事無いなぁ。
シルフェリアは知っている?」
《足がたくさんあります》端的過ぎてわかんねえよ!
「足?良く分からないけど見れば分かるかな?」
「行って見る?」と言おうとシルフィーナとガストンを見れば、なんかいちゃついていたから容赦無く置いて行く事にした。
卑猥な言い方だが、単に気絶したガストンをシルフィーナが膝枕してるだけだが。
と言う訳でイリス、シルフェリア、ブリックリンでマングローブの木の見学だ。
到着してマングローブを見たイリスは・・・
「本当に足がたくさんあった・・・」
《でしょう?》
「「変な感じの光景だね」」
ゴブリン街から80km北北東の湿地帯にマングローブの木が群生していた。
確かにこれを文章で表すの大変だね、すまんシルフェリア。
詳しく知りたかったら画像でググってね☆
すると突然!
「ヒャッハーーーーー!!」と謎の雄叫びを上げて槍を持った「リザードマン」が
マングローブの木から飛び出して来て急ブレーキを掛けた?
何がしたいねんコイツ?
「あっ、こんにちはー」イリスが挨拶すると・・・
「あっ・・・はいこんにちは」とリザードマンも挨拶を返して来た。
なぜイリスがこんなに冷静かと言うと・・・
「マングローブの沼に変わったリザードマンが住み着いているんですよ。
変な掛け声で脅して来ますけど別に害はありません」
とゴブリンから聞いていたからだ。
「ハイエルフのイリスです。
リザードマンさんのお名前は何て言うんですか?」
「あっ・・・はい、俺はロイと言います」めっちゃ素直に答えてくれるロイ。
「ロイさんですね。
ロイさんは、この沼に1人で住んでるのですか?」
「あっ・・・いえ、妻と娘の3人で暮らしています」
「そうなんですね。
私は最近この地域で出来た鬼族の街作りを手伝っています。
その為の地図を作っている最中なのです」
イリスはこのリザードマンのロイから何か情報を貰えないかなーとか思っている。
しかしイリスは知らなかった。
ハイエルフはリザードマンから「女神」として崇められている事に。
つまり今の状況をロイの視点で見ると、余所者が縄張りに入って来たので追い払おうと脅したら侵入者が女神様だった。
どうした良いか分からず唖然としていたら無礼を働いた自分に女神様から色々と話し掛けられている状況なのだ。
そんな中で、その女神様から、
「それでロイさんから何かお話しを聞かせて頂きますと有難いです」
なんて言われると・・・
ロイは土下座をして「何でもお聞き下さいー!!」とこうなる。
「えええーー?!!やめて下さい!どうしたんですかぁ?!」
いきなり土下座を始めたロイにめっちゃ動揺するイリス。
「今の話しの流れから何で土下座?!」と困惑する。
「女神様には大変な無礼を働き申し訳ございません!
この罪は全て俺・・・わたくしに有ります!どうか妻と娘の命だけは!」
今度は命乞いをされる始末。
「ちょっと待てーー!!良いから落ち着けーーー!!」
どうしたら良いか分からずにイリスはとりあえずキレた。
この報告にはさすがに驚きを隠せない白ちゃん、
あまりにビックリして大胸筋がピクピクしてしまっている。
「うん、あの滝は禁足地にした方が良いと思う」
今回は機嫌が良かっただけかも知れないし、何が九頭竜王の逆鱗に触れるか分かったモンじゃないからだ。
「早速そうするわ!」
白ちゃんは焦りながらゴブリンの街へ向けダッシュして居なくなった・・・
「やっぱり白殿は精霊の時とのギャップが凄すぎますね・・・」
白ちゃんのワガママボディーのドエロ精霊姿に一発KOを食らったガストンが複雑そうに呟く。
それは走って行く後ろ姿の白ちゃんは、ハッキリ言って漢そのモノだからだ。
「そんなに女性の胸が見たければ私のを見せて上げます!」
ヤキモチを焼きまたプリプリ怒ったシルフィーナがヤケクソとばかりに服の胸元を大きく広げてポフンとガストンの頭を自分の胸に抱き寄せると・・・
ブシュウウウ!!またガストンは鼻血を噴いて気絶した・・・
どうやらガストンにはパフパフは初めての経験だった様だ・・・ふん!果報者めが そのまま爆発しろ!
「何してんのさ?」ブリックリンは心底呆れた表情で見ている。
ブリックリンは女性に興味はあるが地龍の女性に限定されている様子だ。
イリスに関しては「友人」としか見ていない。
まぁ将来、シルバープラチナブロンドの超絶美人な奥さんを娶る事になるのだが。
気になった人は「魔法世界の解説者」を読んで下さい。チラリ
イリスは・・・良く分からん。
シルフェリアは意外にも普通に男性が好きだった・・・イリス限定のロリコンだが。
《意外って何じゃい!イリス限定ロリコンは認めよう》
九頭竜王は妙な事をしない限りは安全は感じだったので地図作りを再開する。
オークの集落は、
「まだオーク達は新しい集落作りで忙しいから、またの機会にしてあげて」
と白ちゃんに言われて泣く泣く諦めた。
「次に気になる情報は・・・マングローブの木?私も見た事無いなぁ。
シルフェリアは知っている?」
《足がたくさんあります》端的過ぎてわかんねえよ!
「足?良く分からないけど見れば分かるかな?」
「行って見る?」と言おうとシルフィーナとガストンを見れば、なんかいちゃついていたから容赦無く置いて行く事にした。
卑猥な言い方だが、単に気絶したガストンをシルフィーナが膝枕してるだけだが。
と言う訳でイリス、シルフェリア、ブリックリンでマングローブの木の見学だ。
到着してマングローブを見たイリスは・・・
「本当に足がたくさんあった・・・」
《でしょう?》
「「変な感じの光景だね」」
ゴブリン街から80km北北東の湿地帯にマングローブの木が群生していた。
確かにこれを文章で表すの大変だね、すまんシルフェリア。
詳しく知りたかったら画像でググってね☆
すると突然!
「ヒャッハーーーーー!!」と謎の雄叫びを上げて槍を持った「リザードマン」が
マングローブの木から飛び出して来て急ブレーキを掛けた?
何がしたいねんコイツ?
「あっ、こんにちはー」イリスが挨拶すると・・・
「あっ・・・はいこんにちは」とリザードマンも挨拶を返して来た。
なぜイリスがこんなに冷静かと言うと・・・
「マングローブの沼に変わったリザードマンが住み着いているんですよ。
変な掛け声で脅して来ますけど別に害はありません」
とゴブリンから聞いていたからだ。
「ハイエルフのイリスです。
リザードマンさんのお名前は何て言うんですか?」
「あっ・・・はい、俺はロイと言います」めっちゃ素直に答えてくれるロイ。
「ロイさんですね。
ロイさんは、この沼に1人で住んでるのですか?」
「あっ・・・いえ、妻と娘の3人で暮らしています」
「そうなんですね。
私は最近この地域で出来た鬼族の街作りを手伝っています。
その為の地図を作っている最中なのです」
イリスはこのリザードマンのロイから何か情報を貰えないかなーとか思っている。
しかしイリスは知らなかった。
ハイエルフはリザードマンから「女神」として崇められている事に。
つまり今の状況をロイの視点で見ると、余所者が縄張りに入って来たので追い払おうと脅したら侵入者が女神様だった。
どうした良いか分からず唖然としていたら無礼を働いた自分に女神様から色々と話し掛けられている状況なのだ。
そんな中で、その女神様から、
「それでロイさんから何かお話しを聞かせて頂きますと有難いです」
なんて言われると・・・
ロイは土下座をして「何でもお聞き下さいー!!」とこうなる。
「えええーー?!!やめて下さい!どうしたんですかぁ?!」
いきなり土下座を始めたロイにめっちゃ動揺するイリス。
「今の話しの流れから何で土下座?!」と困惑する。
「女神様には大変な無礼を働き申し訳ございません!
この罪は全て俺・・・わたくしに有ります!どうか妻と娘の命だけは!」
今度は命乞いをされる始末。
「ちょっと待てーー!!良いから落ち着けーーー!!」
どうしたら良いか分からずにイリスはとりあえずキレた。
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