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第一章 エルフの少女
22話 「兎人族の食べ物」
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《イリス~》
《シルフェリア!》
《うふふふ、お久しぶりですね、イリス》
《大丈夫?痛い所無い?・・・・ふっ・・・ふえええ・・・シルフェリアぁ~」
《あらあら泣いてはダメよイリス、私は大丈夫ですから》
《消えちゃ嫌だよ・・・シルフェリアぁ》
《・・・体が消えても魂は元気いっぱいだから、転生して必ずまた会えます。
そうですね~、今度は私の方が子供かも知れないですね》
《絶対だよ!約束だよシルフェリア!》
《はい、約束しましたよイリス》
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・
「わああんん!!イリスーーーーーーーー!!!!」
「どひゃああああああああ???!!!」
寝込みをシルフィーナに襲われてグリングリンされたイリス。
トトのお店に着く前に寝てしまった様で兎人族の街に着いてから3時間寝てしまっていたのだ。
「良かった~イリス~」シルフィーナの横でギャン泣きしている黒龍ラザフォード。
「しっ・・・心配掛けてごめんなさい、私は大丈夫です」
ふと見ると知らない部屋で寝ていた、どうやらトトの部屋のようだ。
「あれ?トトは?」
「トトさんは、お店でお客様に対応しておりますわ。
大分人気のお店らしく行列が出来て忙しくしております」
「あっ!イリスを助けて貰ったし恩返しでお店を手伝う?
私これでも人間の時にブティックの店員もやってたんだ」
「ぶてぃっく?ってラザフォード人間だったのぉ?!」
「そうよ、ブティックと言うのは、わかり易く言うと結構高級な服屋さんね」
「へぇ~、ラザフォードは魔王さんなのに色々な事やってたんだねぇ」
「どちらかと言うと魔王の方に違和感ありまくりなんだけど」
そう言って笑うラザフォード、シルフィーナも特に異論はなかったので3人でトトの薬屋を手伝う事にした。
「え?手伝ってくれるの?良いの?」
「はい!」
お店の方に行くと20畳ほどの店内は混雑していて外には並んでいる人も居る。
めっちゃ大変そうだったので早速手伝う事にする。
手伝い始めると自分で言い出しただけあり、ラザフォードが有能過ぎる
あっと言う間に全部の商品と金額を覚えて熟練の店員さんの様に梱包会計して客をドンドン捌いて行く。
「わー?、ア・・・アタシより手慣れている・・・」
「まだ商品の種類が少ない方だよ?
ブティックだと2500種類以上の商品があって、新商品も毎日の様に来るから嫌でも覚えないとダメだったの。
しかもそれぞれ梱包の仕方も違ったから・・・これは慣れだねぇ」
「かっ・・・過酷すぎる・・・奴隷?」
「違うよぉ、その分、お給料が高かったから意地とプライドだったよ」
地球の先進国の店員さんの恐ろしさを目の当たりにして引いてるトト。
イリスとシルフィーナはお客さんの対応は出来ないのでバックヤードで商品を整理しながら棚に商品をドンドン並べて行く。
「トトー?28番の錠剤もう品切れだよー?バックヤードにも無いよぉ」
「あら?62番の粉クスリも無くなりましたわ?」
「みんな優秀過ぎーーー?!」
こうして日が落ちる前に全てのお客さんを捌いてしまったのだった。
同時にほとんどの商品が売り切れなので閉店する事にした。
明日からまた採取と調合の日々だそうだ。
未来になれば冒険者が採取をしてくれるのだが、まだまだ先の話しになる。
「凄いお客さんの数だったね!」
「この周辺に薬屋はここしか無いからねぇ」
トトのお店は地域の者達の生活の要だった様だ、まだまだこの世界は薬師不足なのだと言う。
「みんな晩ご飯なに食べる?何でも好きな物奢るよ」
「私はここの名物が食べたい!」ハイ!と手を挙げるイリス。
「私は精霊なので食事はしませんので気になさらずに」
「私も黒龍だからねぇ、ほとんど食事はしないよ」
「なので私達の分もイリスにたくさん食べさせて下さい」
「・・・何か色々とパワーワード聞こえたんだけど・・・
アタシの聞き間違いかな?精霊とか黒龍とかって・・・」
「聞き間違いではありませんわ、私は風竜のシルフィーナです」
「あははは、自己紹介してなかったですね。
私はラザフォード、一応は黒龍をやってますけど、そこは気にしないでね」
「いや気にしますって!ええ?!イリスちゃん君は何者なの?!」
「何者と聞かれたらウッドエルフだとしか・・・」うんそうだね。
「いや・・・深く聞くと大変な事になりそうだね、もうやめとく。
今から料理を作ると時間が掛かるから料理屋に行く?」
「はい!」
「あっ!私はお酒なら頂きますわ!」
料理屋の言葉に見事に反対するシルフィーナ。
「お酒かぁ・・・私もしばらく飲んでないわねぇ」
「それじゃあ居酒屋っぽい所が良いのかな?・・・アタシは飲まないけど」
こうして4人は兎人族料理がある居酒屋へと向かったのだった・・・
・・・いや待て!こんなのどう書けば良いんだ?!兎人族料理ってどんなん??
うさぎだから野菜か?野菜なのか?いや牧草って聞いた事あるぞ!
牧草料理ってどんなんダァー?!
「兎人族の人達ってどんな物食べてるの?」おお!ナイスだイリス!
「ん?基本的に人間やエルフと変わらないよ?
あー、でもパンよりは豆料理や芋料理が多いかな?イリスは嫌い?」
「豆料理も芋料理も大好きです!」
「そっか、良かったよ」
「肉や魚は食べられないの?」
「食べれるけど付け合わせ程度だね、アタシも一切れ二切れあれば充分ね。
魚は普通に食べるよ?なんで?」
「ちょっと気になったんだ。《貸し一つね》」
サンキューイリス。
どうやら獣人の食生活は人間と大差が無いとの事だ。
後顧の憂いが無くなった所で街中へ向かうイリス達、イリスはすぐ寝落ちしてトトに抱っこされて店に来たので街をちゃんと見ていない。
ようやく兎人族の街をゆっくりと見学が出来るイリスだった。
《シルフェリア!》
《うふふふ、お久しぶりですね、イリス》
《大丈夫?痛い所無い?・・・・ふっ・・・ふえええ・・・シルフェリアぁ~」
《あらあら泣いてはダメよイリス、私は大丈夫ですから》
《消えちゃ嫌だよ・・・シルフェリアぁ》
《・・・体が消えても魂は元気いっぱいだから、転生して必ずまた会えます。
そうですね~、今度は私の方が子供かも知れないですね》
《絶対だよ!約束だよシルフェリア!》
《はい、約束しましたよイリス》
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・
「わああんん!!イリスーーーーーーーー!!!!」
「どひゃああああああああ???!!!」
寝込みをシルフィーナに襲われてグリングリンされたイリス。
トトのお店に着く前に寝てしまった様で兎人族の街に着いてから3時間寝てしまっていたのだ。
「良かった~イリス~」シルフィーナの横でギャン泣きしている黒龍ラザフォード。
「しっ・・・心配掛けてごめんなさい、私は大丈夫です」
ふと見ると知らない部屋で寝ていた、どうやらトトの部屋のようだ。
「あれ?トトは?」
「トトさんは、お店でお客様に対応しておりますわ。
大分人気のお店らしく行列が出来て忙しくしております」
「あっ!イリスを助けて貰ったし恩返しでお店を手伝う?
私これでも人間の時にブティックの店員もやってたんだ」
「ぶてぃっく?ってラザフォード人間だったのぉ?!」
「そうよ、ブティックと言うのは、わかり易く言うと結構高級な服屋さんね」
「へぇ~、ラザフォードは魔王さんなのに色々な事やってたんだねぇ」
「どちらかと言うと魔王の方に違和感ありまくりなんだけど」
そう言って笑うラザフォード、シルフィーナも特に異論はなかったので3人でトトの薬屋を手伝う事にした。
「え?手伝ってくれるの?良いの?」
「はい!」
お店の方に行くと20畳ほどの店内は混雑していて外には並んでいる人も居る。
めっちゃ大変そうだったので早速手伝う事にする。
手伝い始めると自分で言い出しただけあり、ラザフォードが有能過ぎる
あっと言う間に全部の商品と金額を覚えて熟練の店員さんの様に梱包会計して客をドンドン捌いて行く。
「わー?、ア・・・アタシより手慣れている・・・」
「まだ商品の種類が少ない方だよ?
ブティックだと2500種類以上の商品があって、新商品も毎日の様に来るから嫌でも覚えないとダメだったの。
しかもそれぞれ梱包の仕方も違ったから・・・これは慣れだねぇ」
「かっ・・・過酷すぎる・・・奴隷?」
「違うよぉ、その分、お給料が高かったから意地とプライドだったよ」
地球の先進国の店員さんの恐ろしさを目の当たりにして引いてるトト。
イリスとシルフィーナはお客さんの対応は出来ないのでバックヤードで商品を整理しながら棚に商品をドンドン並べて行く。
「トトー?28番の錠剤もう品切れだよー?バックヤードにも無いよぉ」
「あら?62番の粉クスリも無くなりましたわ?」
「みんな優秀過ぎーーー?!」
こうして日が落ちる前に全てのお客さんを捌いてしまったのだった。
同時にほとんどの商品が売り切れなので閉店する事にした。
明日からまた採取と調合の日々だそうだ。
未来になれば冒険者が採取をしてくれるのだが、まだまだ先の話しになる。
「凄いお客さんの数だったね!」
「この周辺に薬屋はここしか無いからねぇ」
トトのお店は地域の者達の生活の要だった様だ、まだまだこの世界は薬師不足なのだと言う。
「みんな晩ご飯なに食べる?何でも好きな物奢るよ」
「私はここの名物が食べたい!」ハイ!と手を挙げるイリス。
「私は精霊なので食事はしませんので気になさらずに」
「私も黒龍だからねぇ、ほとんど食事はしないよ」
「なので私達の分もイリスにたくさん食べさせて下さい」
「・・・何か色々とパワーワード聞こえたんだけど・・・
アタシの聞き間違いかな?精霊とか黒龍とかって・・・」
「聞き間違いではありませんわ、私は風竜のシルフィーナです」
「あははは、自己紹介してなかったですね。
私はラザフォード、一応は黒龍をやってますけど、そこは気にしないでね」
「いや気にしますって!ええ?!イリスちゃん君は何者なの?!」
「何者と聞かれたらウッドエルフだとしか・・・」うんそうだね。
「いや・・・深く聞くと大変な事になりそうだね、もうやめとく。
今から料理を作ると時間が掛かるから料理屋に行く?」
「はい!」
「あっ!私はお酒なら頂きますわ!」
料理屋の言葉に見事に反対するシルフィーナ。
「お酒かぁ・・・私もしばらく飲んでないわねぇ」
「それじゃあ居酒屋っぽい所が良いのかな?・・・アタシは飲まないけど」
こうして4人は兎人族料理がある居酒屋へと向かったのだった・・・
・・・いや待て!こんなのどう書けば良いんだ?!兎人族料理ってどんなん??
うさぎだから野菜か?野菜なのか?いや牧草って聞いた事あるぞ!
牧草料理ってどんなんダァー?!
「兎人族の人達ってどんな物食べてるの?」おお!ナイスだイリス!
「ん?基本的に人間やエルフと変わらないよ?
あー、でもパンよりは豆料理や芋料理が多いかな?イリスは嫌い?」
「豆料理も芋料理も大好きです!」
「そっか、良かったよ」
「肉や魚は食べられないの?」
「食べれるけど付け合わせ程度だね、アタシも一切れ二切れあれば充分ね。
魚は普通に食べるよ?なんで?」
「ちょっと気になったんだ。《貸し一つね》」
サンキューイリス。
どうやら獣人の食生活は人間と大差が無いとの事だ。
後顧の憂いが無くなった所で街中へ向かうイリス達、イリスはすぐ寝落ちしてトトに抱っこされて店に来たので街をちゃんと見ていない。
ようやく兎人族の街をゆっくりと見学が出来るイリスだった。
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