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冒険者 編
ゆったり気分
しおりを挟むヴァッサー家の皆も帰った。俺がミストドアで送って行った、馬車ごと。感動していた、それとお土産でウォータークッションをあげた。
この時代の馬車はサスペンションが上手く機能していないのか大変ケツが痛くなる、ウォータークッションは貴族への良い土産になるだろう。以前も使っていたが俺なしでは機能しなかった。フレイン辺境伯夫人は欲しがっていたしプレゼントしよう。
今日はゆっくり過ごす日にしよう。ここのところいろいろあって疲れた。
みんなにも提案し賛成を得られた。バルコニーにウォーターソファを置いてゆったりとして今後のことを考えよう。
今後するべきことは、王家にご挨拶、辺境伯家にご挨拶の二つだ。
今後したいことは、職人を探してアレを作りたい、ヤーパニー王国を全国津々浦々巡りをしたい、フィアンセたちとイチャイチャしたいとかかな?
収入源としてはモンスターの魔石、討伐報酬、冒険者の依頼報酬、製薬ギルドからのポーション類の卸の収入、マチルダ先生の研究バイト、それに今回増えたのがトイレの特許料だ。
今貴族の間でトイレが空前の大ブームらしい、俺のせいだが。しばらくは結構な金額が入ってくるだろう。
ナタリーがお茶を持ってきてくれた。
「ありがとう、ナタリー。キミもゆっくりしたら?」
「まだ少しやる事があるので、終わったらそうしますね」
スライムが寄ってきた、ぴょんぴょんしてる。手に乗せる、手からギリギリ溢れ無いくらいの柔らかさ。かわいい。
「あ、こんなところにいたわね、ネロ」
「どうした?シャル。キミも座ったら?」
「そうするわ、せっかく休みだから一緒に居ようと思って」
「あ、ネロ、こんなとこにいた~」
「マリアまでどうした?」
「ネロ、暑いからプールに水入れて欲しいの」
「あぁ、いいね。俺も入ろうかな」
「ワタシも入る‼︎」
「プール良いですね、私も入ります」
プールに水を張り冷たすぎない温度にする。よし、いいだろう。飛び込む、プライベートプールだ、誰にも迷惑はかからない。
ドッボーン!
「あ、ズルい。ワタシも!」と、シャルが走ってくる、お胸様がゆさゆさしてますがな、ありがたやー。
ドッボーン!
「じゃ私も!」ナタリーだ、ナタリーも徐々に俺達に馴染んできている、良い傾向だ。
ドッボーン!
「ネロ、受け止めてねー」とマリア。
えぇ⁉︎無理!と思ったら全然違うところに
ドッボーン!
の後に潜水で近づいてきて俺の水着を脱がそうとしている、やめい!
パチャパチャしたりイチャイチャしたり、悪ノリして水流作って流れるプールにしたり、滑り台作ってウォータースライダーしてみたり。
この世界には流れるプールもウォータースライダーも無いだろう、商売になるかも‥‥‥?
はっ!また仕事みたいに考えてた、今日は休みなんだ、休まねば。
「ネロ、コレ楽しいわ、度胸試しにもなるし。コレ使って商売出来るわ!」
シャルさん、あなたもか!
「プールを作れる土地を確保して、建物も。水はネロくんが居るから大丈夫だし‥‥‥」
ナタリーは計算始めちゃった。
「ネロ、もう一回やる~」
マリアは楽しそうで何よりだ。
疲れてきたら薄めの体力ポーションで回復だ、グラスに氷も浮かべたらリゾート感出る。
日が暮れるまでしっかり遊んだ、ナタリーも二人とより打ち解けただろう。
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