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第一部 祝福の儀編

入学試験

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 辺境伯邸に泊めてもらえたので受験日までしっかりと準備が出来た。明日はマリアと一緒に送迎してもらえ、夜はさらに一泊し明後日朝に帰る流れだ。辺境伯家は入学式までこちらに滞在するとのことだった。
  受かる気満々だが上級貴族は余程問題が無ければ落ちないらしい。

 翌朝辺境伯家の馬車で送ってもらった。マリアとは試験会場が別になるらしい。  
 
 試験開始だ。まずは筆記試験、読み書きは問題ない、算術は四則計算程度、魔法理論はピーター兄のお陰で問題ない。が、あれ?なんか間違ってないか?訂正しておこう。問題が間違えているなら廃問題になるから全員正解になるんじゃないか?

 次が鑑定検査だ。ステータスと才能を確認されるんだろ、まぁ腐っても神級って事だから大丈夫だろうけど。

 順番に水晶玉に触れていく。周りにはわからない、個人情報だしな。
 俺の番だ、水晶玉に触れると眩しく光出す。試験官が驚いて椅子から転げ落ちる。結果が表示される、鑑定と似てるわ。

ネロ•ヴァッサー 12歳
HP         370/370
MP@      012/012
MP#      040/040
腕力  7
器用  15
素早さ 22
体力  12
魔力  ー
魅力  19

水魔法LV5
$#V%〆€

ん?えぇー‼︎なんかバグってる‼︎なんだよコレ!
「ちょ、ちょっとコレ表示がおかしいんですけど!」
「ん?あぁ、たまにいるんだよね~、納得いかなくて文句言う人が。やり直しとかは出来ないから。はい、次の人ー」


 マジか、これじゃ受かるかわからんじゃないか。しばらく食い下がるも相手にされず呼ばれた警備の人に引っ張られて会場を出されてしまった。クッソ、もう実技でなんとかするしかないじゃないか。
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