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1.元の世界での日常
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━━━━━━━━キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン
今日の最後の授業の終わりを告げるチャイムがなった。
「今日の授業はここまで、
明日の授業までにこの問題を解いて提出!
絶対に誰も忘れんなよー。
忘れたら居残りだからなー。」
と、いつも通り先生から課題が出された。
まぁ、この問題は簡単だから明日学校に来てからでも終わらせられるでしょ。
そうだ今日は皆、部活で残るのかな。
聞きに行かなきゃ!
私は教室の隅に座っている3人に声を掛けた。
♡「ねぇ皆、今日は部活あるのー?
なかったらすぐに帰ろーよー。」
さっき出された課題をしているリアが答えた。
♧「シノ、今日って部活あったっけ?」
☆「あると思うけど、今日は塾に行かないといけないから帰ろうかな。」
♧「スイカはどうすんの?」
さっきまで寝ていたスイカは目を擦りながら
♤「帰りたーい。」
♧「ミク、みんな帰るってさ。
早く掃除終わらせて帰ろうぜー。」
♡「りょうかーい。」
◇
帰宅路━━━━━━━━━━━━
ポツ..ポツ...ポツポツポツ……
ザァーザザァー
私の後ろを歩いているリアが叫んだ。
♧「うわー、まじか!
今日って雨降る予定だったの!?
傘もってきてないんですけどー。
スイカ、お前の傘はリアの物だろ、
だから入れろよー。」
リアの横を歩いているスイカが言った。
♤「なんでうちやねん。
シノさんに入れてもらえよ!」
♧「ワーン!スイカが入れてくれなーい!
シノ、怒ってよー!」
私の横を歩いているシノは言った。
☆「よし、ミク、あいつら置いていくか。」
♡「そうだな。」
♧♤「「ギャーッ!待ってぇー!!」」
なんか後ろの2人が騒がしいな。
よし、こういう時は
♡「お前らそれ以上騒いだら私の傘で刺すぞ?
刺されたくなかったら黙っとけ!」
♤「うわでた、ミーさんの傘は人を刺すもの精神。」
♧「そやぞ、スイカ。
お前さっきからうるさいねん。いい加減黙れよ。」
♤「んなぁー!お前が1番うるさいやろー!」
そしてまた後ろの2人は言い合いになった。
よし本当に置いて行こうと決心していた時、
隣に歩いていたシノが急に立ち止まった。
どうしたんだろう?
♡「シノ、どうしたの?急に立ち止まって。もしかして何か学校に忘れ物した?」
しかし、シノは黙ったままだった。
追いついてきたリアとスイカもシノの様子に気づいたらしく、
♤「シノさん、どうしたん?」
♧「も、もしかして!傘が壊れていることを忘れてた…とか!?」
そしてやっとシノは呼びかけられていることに気づいたらしく、
☆「ちげーよ!前見てよ。何、あれ?」
シノが指さした先には歩道のコンクリート上に
魔法陣のようなものが記されており、
謎の光を帯びている。
♡「なんじゃありゃ!
インスタ映えでは!?
今日の朝ってあったっけ?
私たちが学校に行っている間に
フォトスポットができたのかな?
みんなもっと近くまで行こうよ!」
♤「ちょ、ミーさん興奮しすぎ。
確かにアニメでよく見るような感じやね。」
♧「ミクの言う通りもっと
近くまで行こうぜ!面白そう!」
そして3人で謎の魔法陣に駆け出そうとした時、
☆「ちょっと待って!怪しくない?
あーいうのって魔法陣の中に入ったら
異世界に召喚されるっていうアニメがよくあるじゃん。」
♡「そーいうのだったらめっちゃ楽しくない?私は召喚されたいなー。」
♤「確かに。うちも召喚されたいな。
異世界に行ったら学校行かなくてもいいしね。」
♧「リアも行きたいけど、
せめてスマホを持っていきたいなー。
推しに会えなくなる。」
♡「異世界は美少女、美男子が一般的やろ!そこで推しを作れ!」
♧「確かに!○○ちゃん(アニメキャラ)に
似てる人が沢山いるかも!」
そして3人の意見が一致した。
♡「ていうか、そんなことありえないでしょ。
そういうのはアニメの中の世界でしか
起こりませーん!」
♤「ミーさんのフラグが設定された。」
♧「いや、これは絶対にフラグ回収されないでしょ…」
悩んでいたシノは納得したらしく、
☆「そうやな、よし、近づいてみよう。」
そして4人で魔法陣の上に立った。
魔法陣は鮮明にできていてとても輝いていて綺麗だった。
♧「チッ、なんも起こらねぇーじゃん。」
♤「ミーさんのフラグ回し…」
と、スイカが言い終わる前に魔法陣が
急激に輝き出した。
うわ、眩し…
前が何も見えな…い……。
シノが叫んでいるのが聞こえた。
☆「ミク!皆!」
今日の最後の授業の終わりを告げるチャイムがなった。
「今日の授業はここまで、
明日の授業までにこの問題を解いて提出!
絶対に誰も忘れんなよー。
忘れたら居残りだからなー。」
と、いつも通り先生から課題が出された。
まぁ、この問題は簡単だから明日学校に来てからでも終わらせられるでしょ。
そうだ今日は皆、部活で残るのかな。
聞きに行かなきゃ!
私は教室の隅に座っている3人に声を掛けた。
♡「ねぇ皆、今日は部活あるのー?
なかったらすぐに帰ろーよー。」
さっき出された課題をしているリアが答えた。
♧「シノ、今日って部活あったっけ?」
☆「あると思うけど、今日は塾に行かないといけないから帰ろうかな。」
♧「スイカはどうすんの?」
さっきまで寝ていたスイカは目を擦りながら
♤「帰りたーい。」
♧「ミク、みんな帰るってさ。
早く掃除終わらせて帰ろうぜー。」
♡「りょうかーい。」
◇
帰宅路━━━━━━━━━━━━
ポツ..ポツ...ポツポツポツ……
ザァーザザァー
私の後ろを歩いているリアが叫んだ。
♧「うわー、まじか!
今日って雨降る予定だったの!?
傘もってきてないんですけどー。
スイカ、お前の傘はリアの物だろ、
だから入れろよー。」
リアの横を歩いているスイカが言った。
♤「なんでうちやねん。
シノさんに入れてもらえよ!」
♧「ワーン!スイカが入れてくれなーい!
シノ、怒ってよー!」
私の横を歩いているシノは言った。
☆「よし、ミク、あいつら置いていくか。」
♡「そうだな。」
♧♤「「ギャーッ!待ってぇー!!」」
なんか後ろの2人が騒がしいな。
よし、こういう時は
♡「お前らそれ以上騒いだら私の傘で刺すぞ?
刺されたくなかったら黙っとけ!」
♤「うわでた、ミーさんの傘は人を刺すもの精神。」
♧「そやぞ、スイカ。
お前さっきからうるさいねん。いい加減黙れよ。」
♤「んなぁー!お前が1番うるさいやろー!」
そしてまた後ろの2人は言い合いになった。
よし本当に置いて行こうと決心していた時、
隣に歩いていたシノが急に立ち止まった。
どうしたんだろう?
♡「シノ、どうしたの?急に立ち止まって。もしかして何か学校に忘れ物した?」
しかし、シノは黙ったままだった。
追いついてきたリアとスイカもシノの様子に気づいたらしく、
♤「シノさん、どうしたん?」
♧「も、もしかして!傘が壊れていることを忘れてた…とか!?」
そしてやっとシノは呼びかけられていることに気づいたらしく、
☆「ちげーよ!前見てよ。何、あれ?」
シノが指さした先には歩道のコンクリート上に
魔法陣のようなものが記されており、
謎の光を帯びている。
♡「なんじゃありゃ!
インスタ映えでは!?
今日の朝ってあったっけ?
私たちが学校に行っている間に
フォトスポットができたのかな?
みんなもっと近くまで行こうよ!」
♤「ちょ、ミーさん興奮しすぎ。
確かにアニメでよく見るような感じやね。」
♧「ミクの言う通りもっと
近くまで行こうぜ!面白そう!」
そして3人で謎の魔法陣に駆け出そうとした時、
☆「ちょっと待って!怪しくない?
あーいうのって魔法陣の中に入ったら
異世界に召喚されるっていうアニメがよくあるじゃん。」
♡「そーいうのだったらめっちゃ楽しくない?私は召喚されたいなー。」
♤「確かに。うちも召喚されたいな。
異世界に行ったら学校行かなくてもいいしね。」
♧「リアも行きたいけど、
せめてスマホを持っていきたいなー。
推しに会えなくなる。」
♡「異世界は美少女、美男子が一般的やろ!そこで推しを作れ!」
♧「確かに!○○ちゃん(アニメキャラ)に
似てる人が沢山いるかも!」
そして3人の意見が一致した。
♡「ていうか、そんなことありえないでしょ。
そういうのはアニメの中の世界でしか
起こりませーん!」
♤「ミーさんのフラグが設定された。」
♧「いや、これは絶対にフラグ回収されないでしょ…」
悩んでいたシノは納得したらしく、
☆「そうやな、よし、近づいてみよう。」
そして4人で魔法陣の上に立った。
魔法陣は鮮明にできていてとても輝いていて綺麗だった。
♧「チッ、なんも起こらねぇーじゃん。」
♤「ミーさんのフラグ回し…」
と、スイカが言い終わる前に魔法陣が
急激に輝き出した。
うわ、眩し…
前が何も見えな…い……。
シノが叫んでいるのが聞こえた。
☆「ミク!皆!」
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