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第二章
11、団長さんはかっこいいでしゅ!
しおりを挟む颯爽と現れたのは団長さんでした…かっこいいでしゅ~
あの男の腕を捻り上げてましゅ…さすが魔法騎士様でしゅね
「団長さん~」
「リィーヤさん大丈夫でしたか⁇」
「はい、なんとか大丈夫でした」
「それは良かった…怪我とかはしてないですか?」
「大丈夫でしゅ~」
[いてっ離せ!!俺を誰だと思っている
俺様はここら辺をまとめてる貴族様だぞ!]
「うるさいですね…ちょっとは静かに出来ないんですか」
[な、なんだと!!騎士の分際で…]
「騎士は騎士でも私は魔法騎士団の者ですよ」
[なっ、あそこの者だと…お前いや貴方様はもしかして]
ん?口調が変わったでしゅ…
「ええそうですよ。魔法騎士団の団長です」
あの男の人…失神しちゃいましたね
〈コソッ嬢ちゃんの待ってた人ってこの人か?〉
「あい、そうでしゅ」
〈そうか、そうか。あいつはな貴族なんだけど俺たち庶民に優しいから好きなんだ〉
「ちょっとそこ勝手に告白しないでくれませんか…男に告白されてもうれしくないんですが」
〈あっ…違うぞ!今のは告白じゃなく尊敬している意味の好きだからな〉
「冗談ですよ。それに貴方は結婚してますからね」
〈ああ、そうだ!妻一筋だ!〉
〈〈〈あははは〉〉〉
〈し、しまった…〉
「皆仲良い街でしゅね」
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