マフィアと幼女

ててて

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第2章 生活

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「何か出来ること、か…」

イヴァンさんが考え始める。そこにクラウスさんも戻ってきた。

「ん?なになに?なんの話?」

「いや、エレナに何か出来る仕事はないかと聞かれたんだ。」

「エレナちゃんが出来る事ね…」

そこで2人ともうーんという風に考え込んでしまう。やっぱりできる仕事もないのかな…

そこに次はアルフレッドさんが食堂に入ってきた。

「あー、やっと報告書見終わったわ。
しんど。…ん?何してんのこれ?」

「えっと、私にでもできる仕事を考えてもらってます…」

「エレナができることか…残念だがマフィアに関しては…あ!
俺のこと毎朝起こしてくれよ!」 

「朝~?今日、2人揃って寝坊したじゃない!」

クラウスさんは怪訝そうに突っ込んでくる。

「いや、エレナは元々早く起きたんだよ。それを俺がベットに引き釣りこんで二度寝させた」

アルフレッドさんはちゃっかりピースしながら笑顔で言う。そこにクラウスさんから一撃をくらった。

「何してんのよアンタは!」

「ふむ…ということは、エレナは早く起きれるんだな?」

「えっと…はい、多分」

「じゃあ、エレナちゃんはこれから毎日このバカを起こしてくれる?コイツ、アタシかイヴァンじゃないと起きなくて構成員達も困ってんのよ」

「たしかに…それなら僕もクラウスも仕事を1度放棄せずに済みますね…」

名案とばかりに2人は提案する。
だが、私は考える。今日みたいにベットに引っ張られたら終わりではないか?と。
これは気を引き締めてやるべきでしょうね

「よし、そうしましょう!いい?これも大切な仕事よ!責任もってやってちょうだいよ!」

「わ、かりました。頑張ります。」

明日から、頑張ろう。

「おいおい?君たち、俺は無視かい?
まぁ、いいけどね。こんな可愛い子が毎日起こしてくれるなら。最高だよな。」

アルフレッドさんも了承してくれた。

「アンタ、エレナちゃんに変なことしないでよ?」

「…ん?大丈夫大丈夫。」

しばらく沈黙が流れる。クラウスさんとアルフレッドさんの間で目の会話をしているようだった。

「ところで、エレナ。可愛い格好だな。似合ってるぞ」

クラウスさんから私に目線を移したアルフレッドさんはニコニコしながら言ってくる。

「ありがとうございます、これもクラウスさんがやってくれたので…」

「そうよ!!アタシの力!!どうよ?流石でしょ!?ねぇ!!」

話を振られたクラウスさんは嬉しそうに立ち上がりアルフレッドさんに訴える。
ところが、アルフレッドさんはガン無視で私を見つめて話を進める。

「エレナはこのあと用事があるか?一緒に街に行こう。服とかアクセサリーとかその他もろもろ買いに行かないとな!」

「ったく、どいつもこいつも……
…服を買いに行くなら私も行くわ!この子素材がいいからもっと可愛い服じゃないと!」

いやいやいや、そんなに服はいらないのですが。と思ったが先程クラウスさんに言われたことを思い出し、もう任せる事にした。

そうして、アルフレッドさんとクラウスさん、イヴァンさん、3人との買い物が約束された。







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