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楽園増強編
島の防衛力を上げることにしました
しおりを挟む此度の襲来を受けて、わたしはいかに自身が平和ボケしていたかを再確認した。
「と言うわけで、このディスガイアを鉄壁の要塞にしたいと思います」
──後日。わたしは魔族たちを玉座の間に集めて、緊急の会議を行うことにした。このディスガイアの防衛力をどのように高めればいいのか、その案を皆に求めた。
だが、しかし……。
「防衛力というならば、この俺ゼペス・ハーゼット一人いれば充分です。皆の命は、俺が守る」
「ボクはね、船が欲しいな! 船でね、島の周りをぐるぐる探検っ………じゃなくて、敵がいないか巡回するんだよ! だからビルマ様、シャンティ号! ボクの船つくってー!」
と、四魔皇はこの有り様。うん、期待したわたしがバカだった。
ちなみに、ハデスはこの場にはいない。ザラトの話では、部屋に引きこもって何かやっているらしい。
他の魔族たちも──「なら、オレが海を泳いで警戒にあたろう! 魚も獲れるし一石二鳥だぜ!」「海水浴しながら防衛か! そりゃあ名案だぜ兄弟!」「よし、ならば浜辺に海の家を作ろうぜ!」
と、話が脱線してるし……。
みんな確かに強くて頼もしいんだけど、お頭が少し残念なんだよね……。でもまさか、防衛力の案出しで『海の家』が出るとは思わなんだ。
「ふん、やはりアホウばっかりだな、貴様らは」
そう言ったのは、相変わらずわたし以外の皆に太々しい独立起動魔導兵器の武甕雷である。
武甕雷は、肩を竦めながらため息を吐いた。
「ビルマ様、この無能どもになにを聞いても無駄ですよ。こいつら、頭が空っぽなんで」
「ならば武甕雷、あなたにはなにか妙案があるのですね?」
「よくぞ聞いてくれたザラト、と言いたいところではあるが、貴様にだけは絶対に教えてやるか。身の程をわきまえろ、雑種」
「ほう、余程スクラップとなりたいようですね」
「ちょっとザラト! どーどー!」
わたしは、怒るザラトを諫める。
「それで武ちゃん、あなたにはなにか考えがあるの?」
「もちろんです、ビルマ様」
おぉ、さすが独立起動魔導兵器! きっと、防衛に関する知識がいろいろと組み込まれているに違いない──
「ビルマ様が、拙者の頭を撫でてくれればそれで万事解決でございます。この武甕雷が島の守り神となり、外敵を殲滅してごらんにあげましょう」
「……そ、そう、ありがとう」
「はい」
「でもさ武ちゃん、あなた少し動いたらオーバーヒートしちゃうじゃない? だからなんか、こう……他にない?」
「ございません。計算上、これが最上にして最善の防衛策にございます」
武甕雷が、頭を下げる。
「案を出しましたので、ご褒美なでなでを所望いたします」
うん、少しでも期待したわたしが浅はかだった……。
◾️
その後も皆いろいろと案を出してくれたが、どれもぱっとするものもなく会議はお開きとなった。
「申し訳ございませんビルマ様。まさか、我が軍がこれ程のバカ集団とは思っていませんでした。ここはやはり、あのバカどもを海に放ち、奴らの溺れる様を観賞しながら警戒にあたるという私の案が最適かと」
「ザラト、ちょっと黙っててくれる? 今わたし、真剣に考えてるから」
やはり、わたしが考えるしかないようだ。
それから二日ほど玉座の間に缶詰めとなり頭を悩ませたが、妙案浮かばず。
「ビルマ様、犬に聞いてはみてはいかがですか?」
その日も変わらず一人悩んでいると、紅茶を入れに来てくれたザラトがそう言ってきた。
「犬? なにそれ」
「犬は犬、駄犬です」
「いやいや、意味が分からないから」
「ならば、見てもらうのが手っ取り早いでしょう」
と、ザラトが「地下に行けば分かります」とわたしを部屋から連れ出した。
地下? 地下って確か、捕虜を収容する牢屋とか、緊急用のシェルターとかしかないはずなんだけど──
「……くっ! 殺せっ!」
地下牢の薄暗い石造りの廊下を歩いているときだった。牢屋の一番奥から、女性のものと思しきそんな声が聞こえてきた。牢屋の前には、困った顔をした看守のゴブリンがいる。
な、なんだろう、一体……。
「ご苦労様」
「ビルマ様! お疲れ様です!」
「うん、お疲れ。それで、なにかあったの?」
「ええ……それが、この捕虜が自分を見るなり訳の分からないことばかり言ってきて困っているのです」
「捕虜? えっ、捕虜って……いつの間に⁉︎」
捕虜がいるなんて、わたしそんな話聞いていないけど!?
「ちょっと、どいて!」
わたしは、ゴブリンを押し除け牢屋の前に立つ。「ごめんね! 今出してあげるからね!」と、牢屋の鍵を創造しようとして──
「できるものならやってみるといい! 例えこの身が汚されようと、俺は決して屈服しない!」
牢屋にいたのは──手を鎖に繋がれ、顔を真っ赤にさせた下着姿の少女であった。にしても、えらい美少女だ──って、え⁉︎
「あ、あなたもしかして、マドルフ⁉︎」
「犬であり駄犬ですよ、ビルマ様」
「ちょっとザラトは黙ってて!」
わたしは改めて、牢屋の中にいるその少女を観察……中々に、発育の良い体つき。胸なんて、わたしの倍はあるんじゃ──げふんげふん! 今はそんなことどうでもよくてっ!
「マドルフ……あなた、女の子だったの⁉︎」
「左様にございます、ビルマ様。このマドルフ、実は発情期の雌犬だったわけですよ」
「だから、さっきからなによその犬ってのは⁉︎」
「それはですね、朝昼晩しっかり飯だけ食っておといて、『くっ、殺せ!』だの、『卑猥な目で見るな!』だの、キャンキャンうるさく吠えまくるので、わたしが駄犬と名付けました」
「それ、ただ駄犬って呼びたいだけなんじゃ……てか、捕虜にしてたなんて聞いてない!」
「でしょうね。そもそもマドルフを捕虜にしたのは、ビルマ様ご自身ですので」
「うそーん⁉︎」
まさか、わたしがそんなことを……あの時の記憶は朧げだから、否定はできない。
「ご、ごめんねマドルフ……」
わたしは、マドルフにこれまでの経緯を簡略して説明──とは言え、突然黒い翼が生えてきて、灰狼勇華団をコテンパンにやっつけたけどその時の記憶はないっていう、自分で話していて中々に痛い内容だけど……。
「……よく理解した、ビルマ・マルクレイド。これこそがあんたの言っていた、『楽に死なせない』と、そういう意味だったんだな……俺の裸体を魔族たちに晒し、俺の心が折れていく様を見て楽しんでいると……」
「うん、それはないから安心して」
マドルフは、涙目でわたしのことを睨みつけてくる。か、可愛いかよ……。
「ところでマドルフ、あなたどうしていままで男のふりをしてたの?」
「……なめられない為だ。剣士として生きるには、この身は些か可憐が過ぎる」
「そ、そう……」
自分が可愛いことは自覚してるわけね……。
とりあえず、マドルフを牢屋から出してやることにした。逃げ出さないよう、首輪だけは巻いておいた。で、首輪に繋がれた鎖を引っ張るザラト。その構図は、本当に犬と主人のようである……。
そうして、玉座の間にて──
「駄犬、ビルマ様が貴様に聞きたいことがあるそうです。嘘偽りなく、素直に答えなさい。てきとうな事でも言ってみなさい。直ちに貴様の舌を引っこ抜き、二度と吠えられないようにしてやります」
「もうザラト、そんな脅すような言い方はよくないって」
わたしは、床にへたり込み睨み付けてくるマドルフへと目線を合わせた。
「実を言うとね、この島の防壁設備を整えたいと思っているんだけど、なかなか良い案が浮かばなくて困っているの。マドルフ、なにか妙案ない?」
「仮に知っていたとしても、俺がそれを素直に話すとでも?」
「なら、やっぱり知ってるんだね」
「答える義理はない。さぁ、さっさと俺を殺──」
「もしも教えてくれたら、あなたを帰してあげるから」
「「えっ⁉︎」」
マドルフとザラトの驚嘆した声がハモる。
なんか、わたし変なこと言った?
「ビルマ様。かえすとは、つまり土へ還してやるという脅し文句ですよね?」
「ふん、やはりそういう魂胆だったか。俺を生かしたのは、俺の身も心も嬲り犯し、その上で有益な情報を聞き出し処刑すると、そういうこと──」
「いやいや、そんなわけないじゃない! さっき説明した通り、わたしは無実なの……ただ、そうね。ちょこっとだけ協力してくれたら、嬉しいかな~って」
「駄犬よ、つまりそういうことです。我々に協力する以外、貴様に生きる価値などないと、ビルマ様はそう仰って──」
「だだ、だーかーら! 違うって言ってるでしょうがぁああ──」
「分かった。協力してやろう」
「「えっ⁉︎」」
今度は、わたしとザラトの声がハモる。どうやら、ザラトも素直にマドルフが従うとは思っていなかったようだ。
「怪しいですね……駄犬、あなた今度はなにを企んでいるのですか。素直に白状なさい」
「酷い言い草だな。協力しろと言ってきたのは、あんたらの方だろうが」
「そ、そうだよザラト。マドルフは正論しか言ってないよ?」
「ビルマ様、騙されてはいけません。きっと、なにか裏があるに違いありませんよ。本来ならば、数々の調教を施した上で従順に従わせる手筈だったものを」
「もう! 勝手にそんな物騒なこと考えないでよぉ!」
わたしは、マドルフへと歩みよりその手を握りしめた。
「ご、誤解だからね? わたし、そんなこと一切考えてないからね?」
「ふん、そんなことはどうだっていい。どの道、俺はあんたらに従う以外の手段が残されていない、そうだろうが」
マドルフは、わたしに振り払いながら言ってきた。
「ビルマ・マルクレイド。協力したら、本当に解放してくれるのだな?」
「えっと……うん。ちゃんと帰してあげるよ?」
「オークに凌辱されるようなことは──」
「ないよ」
わたしは即答。
マドルフは、疑わしいと言いたげな瞳をわたしへ向けてくるが──
「……ならばとりあえず、手を貸してやろう。とりあえず、な」
と、一応は協力姿勢を見せてくれた。
とりあえず、一件落着?
◾️
俺こと、マドルフ・ガルネートは今現在、酷く困惑している。
どうしてこんなことになってしまったのだろうか……。
鏡に映る白と黒を基調としたメイド服姿の自身を見て、ため息しかでない俺だ。
『いいですか駄犬。そのメイド服は、この私がいつかビルマ様に着せようと思い制作した特注品です。試着も兼ねて、あなたでテストを致します。いいですね、くれぐれも汚さないように』
昨晩。与えられた城の客間の一室で休んでいると、このメイド服を持ってザラトが現れた。明日から早速働いてもらうとのことだった。
そうして本日、俺は早朝にも身支度を整え、恐る恐るメイド服へ通してみたのだが……こんなの、俺じゃない。
俺は、剣士としての生き方しか知らなかった。そんな俺がこんな女性的な衣装を身に纏うことになるなんて……。
でも、そうだな──
「案外、似合っているのか?」
試しに、軽くターンをしてスカートを翻す。お次に、ニコッと鏡の自分に笑かけてみた。するとちょっとだけ、ドキドキした。
「なに鏡の前で一人ニヤニヤしているのですか、駄犬」
「は、入る時はちゃんとノックぐらいしろ!」
突然の来訪者、それはザラトだった。
礼儀知らずにも程がある。
「プライベートもあったもんじゃないな……」
「捕虜であり駄犬風情のあなたにプライベートなどありません。この部屋とて、ビルマ様の寛大な措置があったからこそです。少しは感謝なさい」
なにか言い返したかったが、ザラトが言うことは最もだ。いくら協力するからと言っても、ビルマが優位な立場なことに変わりはない。捕虜である俺に、わざわざこんな豪勢な客間を用意する必要はない。
全く、どうかしている。
「駄犬、時間が惜しいです。早速ですが、あなたには『ディスガイア要塞化計画』のアドバイザーとして馬車馬のように働いてもらいます」
そう言って、ザラトは悪どい笑みを浮かべた。
なんて恐ろしい笑みだ……どうやらこいつは、俺のことをボロ雑巾のようにこき使う魂胆らしい。
だが、そうやって優位に立っていられるのも今のうちだ。隙を見て、絶対に逃げ出してやる──
「逃げようだなんて、無駄なことは考えない方が懸命ですよ?」
「うっ! わ、分かっている!」
ちっ、勘の鋭いやつだ。慎重な行動を心がけなくてはならない。
「あと、」
「まだなにかあんのかよ!」
「はい。その、自身を『俺』という呼び方は金輪際禁止です」
「別に俺の勝手だろ⁉︎」
「ダメです。可愛くありません」
「俺のことは駄犬って呼ぶくせに、随分な言い草だな……」
「犬は可愛いので、問題ありません」
なんだよその基準は、納得できねぇ……が、仕方ない。これ以上こいつに逆らうとろくなことがない。
「じゃあ……あたし。これでいいだろう?」
「まあ、良しとしましょう。その調子で、可愛いメイドとして振る舞いなさい。以上です」
と、満足したのかザラトは頷きながら部屋を後にする。
全く、俺のアイデンティティをことごとく否定しやがって。宝晶剣も取り上げられたままだし、たまったもんじゃない。
ちくしょうめ……絶対に、この悪魔の島から脱出してやる!
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