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第1話 プロローグ
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「……アルフレッド、お前をこのパーティーから追放する!」
B級冒険者である俺、レグ・バートが酒場で酒をだらだら飲んでいると、そんな台詞が後ろの席から聞こえてきた。
嫌なものが始まるなぁと思った。
冒険者組合《ギルド》の近所のこの酒場じゃ、よく聞くありふれた話だが、しかし酒を飲みながら聞きたい話でもない。
しかし、今からこの店を出て飲み直すのも面倒だ。
そう思った俺はそのまま仕方なくその席で話を聞き続けた。
「な、なんでだよ! なんでいきなり追放なんて……!」
「それはアルフレッド、お前が役立たずだからだ」
酷いことを言うものだな。
パーティー組んでる相手にいう台詞じゃない。
ちらりと後ろを見ると、そこにいたのは二人の少年と、二人の少女だった。
冒険者組合で見たことがある奴ばかりだから名前も顔も知ってる。
一人はアルフレッド。
優しげな顔立ちの少年だ。
そんな彼に色々言ってるのがギース。
どことなく粗野で自信過剰な性格が顔にまで表れている。
少女二人は、青い髪の方がエリス、赤い髪の方がエレンだったか。
「た、確かに俺は……最近はあんまり貢献できてないけど、今日まで三年、一緒に頑張ってきただろ!? それに、目立たなくなったけど遊撃とか回復とか色々やって……」
「うるせぇ! お前のちまちました行動なんて俺たちの役には立ってねぇんだよ! 俺たちに今必要なのは攻撃力! 冒険者組合で優遇を受けられるパーティー人数は四人までなんだから、お前で枠を一つ埋めてるのが勿体ねぇ。いいからやめろ、いいな?」
「……いいわけない……あっ、おい……」
アルフレッドが文句を言う前に、三人は立ち上がり店を出て行ってしまった。
残されたアルフレッドは肩を落として、
「……くそ……どうしてだ……俺は……」
などと呟いている。
本当に酷い話だ。
しかしありふれた話だ。
別にこの世に冒険者はあいつらしかいないわけじゃないんだし、アルフレッドもさっさと諦めて次を探せばそれでいいのだ。
だが、まだ若いからか、中々立ち直れなさそうだった。
もしかしたら初めて組んだパーティーだったのかも知れない。
「……しかたねぇなぁ……」
俺はぼそり、と呟いてから席を立つ。
それからアルフレッドの横に乱暴に座り、
「おう、兄ちゃん」
そう話しかけた。
アルフレッドは放心に近い顔をして俺を見てきたが、そんな彼に気を遣わずに肩を叩き、
「話は聞いてたぜ。落ち込むなよ! よくあることだって!」
と、無神経に言ってみた。
まぁ、こんなこと言ったところでそうそう気分が晴れるわけじゃないことは分かっているが、このまま落ち込み続けるよりは、と思ってのことだった。
案の定、アルフレッドは、
「……あんたに何がわかるんだよっ! 俺はなぁ……俺は……」
「まぁ、確かに何も分からねぇよ。俺は。聞いてたのはお前が役立たず呼ばわりされてたことだけだしな。実際どうなんだ? お前、そんなに役立たずなのか?」
かなり神経を逆撫でする台詞だが、それでも自分を客観視できるだけの意思はあるらしい。
アルフレッドは激昂しかけた心を静めたように、ぽつぽつと語り出した。
「……そんなつもりはないって言いたいけど……確かに最近じゃあんまり役には立ててなかったかもしれないな。さっきの話聞いてたんだろ?」
「あぁ」
「たとえば、あの俺に文句言ってた奴……ギースは剣士なんだけど、俺もそうでさ。役割分担をした方が良いと思って、威力のある攻撃はあいつに任せてたんだ。最近戦ってた魔物はみんな防御力が高くて、ギースが活躍する場面ばっかりだった。俺は補助というか、攪乱とか遊撃とかばっかりでさ」
「別にそれは役立たずとは言えねぇと思うが……」
聞きながらなんだかおかしな気がした。
アルフレッドは続ける。
「あと、女の子二人がいたろ? 青い髪の方が神官で、赤い髪の方が魔術師なんだけど……あいつらに回復と攻撃魔術を担ってもらってたから……俺は魔力譲渡をすることが多かったんだ。それがあったから、ガンガン魔術も放って、沢山魔物を倒せてたと思ってたんだけど……でも、俺なんて要らないってあいつらも言うんだ……」
そこまで聞いて俺は思った。
「お前、それ、マジか?」
「……? マジだけど。何かおかしいか? あぁ、俺が情けなさ過ぎてって感じか。そんなんで落ち込むなって話だよな。あんたみたいな見るからに屈強な冒険者から見りゃ、そりゃそうだよなぁ……」
「いやいやいや、そうじゃねぇって。魔力譲渡出来るって本当かよ?」
「出来るけど? ほら」
そう言ってアルフレッドは俺の手に触れ、そこから魔力を送ってくる。
暖かい力が体中に注がれ、今日一日の依頼で空っぽになったはずの魔力が満ちていった。
今からでもまた依頼に出れそうなほどだ。
「……信じられねぇ。お前、魔力はまだ……?」
「一パーセントも使ってないぞ。でもそれくらい普通だろ? 魔力タンク役なんだからさぁ。それに五分もすれば回復する程度だし、戦闘中くらいしか役に立たない技能だよな」
「……ありえねぇ。お前どんな常識知らずだよ……」
呆れた俺に流石におかしいと思ったのか、アルフレッドは首を傾げる。
俺はそんな彼に説明してやった。
「魔力譲渡なんてレアスキル持ってる奴は滅多にいねぇ。この国に一人いるかいないかレベルだぞ。それに加えて、魔力量が桁外れなんてもう世界に一人クラスなんじゃねぇのか? 人一人分の魔力が五分で回復なんてのもありえない。俺はこれでB級だぞ? 魔力量だって結構なもんだ。それを五分って……信じられねぇ」
「えっ、で、でも村にいたときから俺はギースたちと一緒で、ずっとこういうやり方を……誰もおかしいなんて」
「だから、お前と同じじゃね? 誰も気付かなかったんだろ。お前がとてつもない才能を持ってるなんて。まぁ、だからって調子に乗るとやばいが……お前、俺に言った話を他の奴にするなよ? 少なくとも信用おける奴だけに言え。じゃないと貴族や王族に捕まって一生飼い殺しになる」
「……そこまでなのか」
「あぁ……今日、酒場がガラガラで良かったな。店員も通ってねぇし、誰にも聞かれてねぇ」
「命拾いしたのか……でも、ギースたちは知ってるから、いずれ気付くんじゃ……」
「それもそうだな。馬鹿だから全然気付かないという可能性もあるが、それに期待するのはやめておいた方が良いだろう。よし……お前、そうなる前に強くなろうぜ」
「え?」
「パーティー首になったんだ。俺と組め。俺もソロなんだよな」
「い、いや、でもおっさん、B級なんだろ? それを俺みたいなE級となんて……いいのかよ」
「B級はこの国に五十人はいるが、魔力譲渡出来て莫大な魔力量を持ってる奴はお前一人だ。しかも、普通に剣も使えるし魔術もいけるんだろ? うーん、マジでお前手放したあいつら馬鹿だな……俺なら死んでも離さないぞ」
「し、死んでも……」
「はは、まぁそれは冗談だ。お前を縛るつもりはねぇ。ただ、ある程度強くなるまでは、一緒にどうだって話だ。鍛えてやるし、まぁ俺じゃ無理になったら……すぐにそうなるだろうが、そのときはもっと上の、信頼できる奴らに紹介してやる。お前ならたぶんS級だって目指せるぜ」
俺が掛け値無しに本気なのが伝わったのか、少し考えたアルフレッドは、最後には深く頷き、
「おっさん……頼む! 俺を男にしてくれ!」
そう言ったのだった。
B級冒険者である俺、レグ・バートが酒場で酒をだらだら飲んでいると、そんな台詞が後ろの席から聞こえてきた。
嫌なものが始まるなぁと思った。
冒険者組合《ギルド》の近所のこの酒場じゃ、よく聞くありふれた話だが、しかし酒を飲みながら聞きたい話でもない。
しかし、今からこの店を出て飲み直すのも面倒だ。
そう思った俺はそのまま仕方なくその席で話を聞き続けた。
「な、なんでだよ! なんでいきなり追放なんて……!」
「それはアルフレッド、お前が役立たずだからだ」
酷いことを言うものだな。
パーティー組んでる相手にいう台詞じゃない。
ちらりと後ろを見ると、そこにいたのは二人の少年と、二人の少女だった。
冒険者組合で見たことがある奴ばかりだから名前も顔も知ってる。
一人はアルフレッド。
優しげな顔立ちの少年だ。
そんな彼に色々言ってるのがギース。
どことなく粗野で自信過剰な性格が顔にまで表れている。
少女二人は、青い髪の方がエリス、赤い髪の方がエレンだったか。
「た、確かに俺は……最近はあんまり貢献できてないけど、今日まで三年、一緒に頑張ってきただろ!? それに、目立たなくなったけど遊撃とか回復とか色々やって……」
「うるせぇ! お前のちまちました行動なんて俺たちの役には立ってねぇんだよ! 俺たちに今必要なのは攻撃力! 冒険者組合で優遇を受けられるパーティー人数は四人までなんだから、お前で枠を一つ埋めてるのが勿体ねぇ。いいからやめろ、いいな?」
「……いいわけない……あっ、おい……」
アルフレッドが文句を言う前に、三人は立ち上がり店を出て行ってしまった。
残されたアルフレッドは肩を落として、
「……くそ……どうしてだ……俺は……」
などと呟いている。
本当に酷い話だ。
しかしありふれた話だ。
別にこの世に冒険者はあいつらしかいないわけじゃないんだし、アルフレッドもさっさと諦めて次を探せばそれでいいのだ。
だが、まだ若いからか、中々立ち直れなさそうだった。
もしかしたら初めて組んだパーティーだったのかも知れない。
「……しかたねぇなぁ……」
俺はぼそり、と呟いてから席を立つ。
それからアルフレッドの横に乱暴に座り、
「おう、兄ちゃん」
そう話しかけた。
アルフレッドは放心に近い顔をして俺を見てきたが、そんな彼に気を遣わずに肩を叩き、
「話は聞いてたぜ。落ち込むなよ! よくあることだって!」
と、無神経に言ってみた。
まぁ、こんなこと言ったところでそうそう気分が晴れるわけじゃないことは分かっているが、このまま落ち込み続けるよりは、と思ってのことだった。
案の定、アルフレッドは、
「……あんたに何がわかるんだよっ! 俺はなぁ……俺は……」
「まぁ、確かに何も分からねぇよ。俺は。聞いてたのはお前が役立たず呼ばわりされてたことだけだしな。実際どうなんだ? お前、そんなに役立たずなのか?」
かなり神経を逆撫でする台詞だが、それでも自分を客観視できるだけの意思はあるらしい。
アルフレッドは激昂しかけた心を静めたように、ぽつぽつと語り出した。
「……そんなつもりはないって言いたいけど……確かに最近じゃあんまり役には立ててなかったかもしれないな。さっきの話聞いてたんだろ?」
「あぁ」
「たとえば、あの俺に文句言ってた奴……ギースは剣士なんだけど、俺もそうでさ。役割分担をした方が良いと思って、威力のある攻撃はあいつに任せてたんだ。最近戦ってた魔物はみんな防御力が高くて、ギースが活躍する場面ばっかりだった。俺は補助というか、攪乱とか遊撃とかばっかりでさ」
「別にそれは役立たずとは言えねぇと思うが……」
聞きながらなんだかおかしな気がした。
アルフレッドは続ける。
「あと、女の子二人がいたろ? 青い髪の方が神官で、赤い髪の方が魔術師なんだけど……あいつらに回復と攻撃魔術を担ってもらってたから……俺は魔力譲渡をすることが多かったんだ。それがあったから、ガンガン魔術も放って、沢山魔物を倒せてたと思ってたんだけど……でも、俺なんて要らないってあいつらも言うんだ……」
そこまで聞いて俺は思った。
「お前、それ、マジか?」
「……? マジだけど。何かおかしいか? あぁ、俺が情けなさ過ぎてって感じか。そんなんで落ち込むなって話だよな。あんたみたいな見るからに屈強な冒険者から見りゃ、そりゃそうだよなぁ……」
「いやいやいや、そうじゃねぇって。魔力譲渡出来るって本当かよ?」
「出来るけど? ほら」
そう言ってアルフレッドは俺の手に触れ、そこから魔力を送ってくる。
暖かい力が体中に注がれ、今日一日の依頼で空っぽになったはずの魔力が満ちていった。
今からでもまた依頼に出れそうなほどだ。
「……信じられねぇ。お前、魔力はまだ……?」
「一パーセントも使ってないぞ。でもそれくらい普通だろ? 魔力タンク役なんだからさぁ。それに五分もすれば回復する程度だし、戦闘中くらいしか役に立たない技能だよな」
「……ありえねぇ。お前どんな常識知らずだよ……」
呆れた俺に流石におかしいと思ったのか、アルフレッドは首を傾げる。
俺はそんな彼に説明してやった。
「魔力譲渡なんてレアスキル持ってる奴は滅多にいねぇ。この国に一人いるかいないかレベルだぞ。それに加えて、魔力量が桁外れなんてもう世界に一人クラスなんじゃねぇのか? 人一人分の魔力が五分で回復なんてのもありえない。俺はこれでB級だぞ? 魔力量だって結構なもんだ。それを五分って……信じられねぇ」
「えっ、で、でも村にいたときから俺はギースたちと一緒で、ずっとこういうやり方を……誰もおかしいなんて」
「だから、お前と同じじゃね? 誰も気付かなかったんだろ。お前がとてつもない才能を持ってるなんて。まぁ、だからって調子に乗るとやばいが……お前、俺に言った話を他の奴にするなよ? 少なくとも信用おける奴だけに言え。じゃないと貴族や王族に捕まって一生飼い殺しになる」
「……そこまでなのか」
「あぁ……今日、酒場がガラガラで良かったな。店員も通ってねぇし、誰にも聞かれてねぇ」
「命拾いしたのか……でも、ギースたちは知ってるから、いずれ気付くんじゃ……」
「それもそうだな。馬鹿だから全然気付かないという可能性もあるが、それに期待するのはやめておいた方が良いだろう。よし……お前、そうなる前に強くなろうぜ」
「え?」
「パーティー首になったんだ。俺と組め。俺もソロなんだよな」
「い、いや、でもおっさん、B級なんだろ? それを俺みたいなE級となんて……いいのかよ」
「B級はこの国に五十人はいるが、魔力譲渡出来て莫大な魔力量を持ってる奴はお前一人だ。しかも、普通に剣も使えるし魔術もいけるんだろ? うーん、マジでお前手放したあいつら馬鹿だな……俺なら死んでも離さないぞ」
「し、死んでも……」
「はは、まぁそれは冗談だ。お前を縛るつもりはねぇ。ただ、ある程度強くなるまでは、一緒にどうだって話だ。鍛えてやるし、まぁ俺じゃ無理になったら……すぐにそうなるだろうが、そのときはもっと上の、信頼できる奴らに紹介してやる。お前ならたぶんS級だって目指せるぜ」
俺が掛け値無しに本気なのが伝わったのか、少し考えたアルフレッドは、最後には深く頷き、
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そう言ったのだった。
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