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第40話 弟(1)
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記事が出てから一週間。
朝、歯を磨きながらテレビをつけるとトップニュースは……
「本日未明、あの五大会連続で金メダルを獲得した村田選手が結婚を発表しました! お相手は同じく金メダリストの……」
俺なんかよりもっと注目度の高いスポーツ選手が結婚を発表してくれて、俺のことは話題に上らなくなった。
世間はもう俺や伊月さんについて深堀するほどの興味はなく、「波崎アオは男の恋人がいる」という事実が浸透したところで終わった。
仕事を切られることも無く、現場でも、伊月さんの会社以外のCMスポンサーも、基本的には「スルー」。昨今、コンプライアンスが厳しいからプライベートやセクシャリティへの言及って難しいよね。
困ったことは……強いて言えば、この一週間、自宅から一歩出た瞬間報道陣のカメラが向くのでデートなんてできなかったことくらいかな。事務所に迷惑をかけてもいけないから、現場と自宅の往復で、事務所でこっそり会うこともできなかった。
メッセージと通話はいつも以上にしたけど……そろそろ会いたいな。
「むしろ、これからは堂々とデートできるかな……なんてね」
熱愛報道が出たわりに、傷は浅い。
ずっと隠す苦労を考えると、ここで上手く公表できたのは、むしろプラスかもしれない。
でも……
歯を磨きながら手を伸ばしたプライベート用のスマートフォンは、従兄弟たちからの「彼氏が社長とかすげぇ! お幸せに」「優しそうな人で安心した。今度紹介してね」というお祝いのメッセージ以降、なんの通知も無い。
家族から……両親から、連絡がない。
同性愛者に差別的な両親だから「息子がゲイなんて恥ずかしい!」くらい言われる覚悟をしていたのに。
「……もしかして、気にならない?」
気にされないのはそれはそれで寂しいけど……俺がゲイでも恋人がいても、両親は「自分には関係ない」くらいに思っている?
もしくは、伊月さんが立派な社会的地位がある人だから、そっと見守ってくれている?
一応、報道が出てすぐに「実家にも報道陣がいくかもしれません。ご迷惑をおかけして申し訳ございません」とメッセージは送って既読になった。
その後なんのアクションも無いけど……どうしよう。もう一言くらい送っておくべきかな?
ちょうど次の仕事の報告もあるし……
「えっと、先日は突然の報道でご迷惑をおかけしました。伊月さんとは真剣に交際しており、今後もお付き合いを続ける予定です。ご報告が遅れたこと、申し訳ございません。また、四月から主演のドラマが始まります。火曜日の九時の枠で、警察官の役です」
両親も観る枠のドラマだし、主演で、「正義」とわかりやすい警察官役。
絶対に喜んでくれる報告だ。
それに、これで両親にも熱愛で人気が落ちていないことが伝わるはず。
よし!
「……送信」
両親と弟にもメッセージを送ると、ちょうど遠野さんから「あと十分でつく」とメッセージが来た。
「今日も仕事頑張ろう」
熱愛報道後も変わらず仕事をくれる関係者さんと、応援してくれるファンに感謝しながら、ドラマ撮影のスタジオへ向かった。
◆
既読にならない。
お父さんは仕事中なのかもしれないけど、お母さんはいつも朝送って、昼までには既読がつくのに。
昼、夕方、夜になっても既読がつかない。
「……電波の状況なんかで送信ミスとか……」
嫌な予感がする。
翌朝、意を決してお母さんに電話をかけてみた。
アプリではなくてお母さんのスマートフォンの電話番号に。
『……お繋ぎすることができません』
え?
電波が無いとかではなくて……お繋ぎすることができないって、まさか……
「ほ、他の番号!」
メッセージアプリの通話、お父さんのスマートフォン、実家の固定電話……どれにかけても繋がらない。
「ブロック……着信拒否……されてる?」
たまたま忙しくて電話がとれないという可能性を信じたいけど、それにしては聞こえてくる音声がおかしい。
多分、認めないといけない。
俺……両親に拒否されている。
「あ……お……俺……もう……」
家族の端っこにもいられないの?
頑張って頑張って頑張って頑張って、なんとか食らいついてきたのに。
なんとか、家族でいてもらうために頑張って来たのに!
これだけで……ゲイってだけで……もう終わり?
両親は、弟が……あ!
あ、弟は!?
「弟……コウの、電話番号……」
一縷の望みをかけて、ほとんどかけたことのない弟の携帯電話番号にかけると……
『もしもし?』
「あ……」
弟のコウの声が聞こえた。
おそらく外……駅かな? この時間、もう大学だと思ったけど……今って春休み?
『兄さん? なに?』
弟の吐き捨てるような声は胸が苦しくなるけど、今日はこんな声でも聞こえるだけ嬉しかった。
「あの、俺、ごめん……報道の件、迷惑かけたよね? それに、ゲイとか……」
ゲイでごめんと言うのもなんか違うか……隠していてごめんとか? 俺と弟の関係でそれも違う気がして、なにに対してかよくわからない謝罪しかできないでいると、弟は大きなため息をついた。
『……俺さ、大学でなんて言われたと思う?』
「……俺のことで、揶揄われた?」
弟は俺に容姿が似ている。苗字が同じだし、みんなに兄弟だとバレているときいている。
……きっと、心無いことを言われたんだろう。
『揶揄う奴もいた。ゲイの弟はゲイだろうとか、お前なら兄貴に似てかわいいからギリ抱ける、相手してやろうかとか』
「ごめん……本当に、ごめん」
そんな心無いことを言ってくる奴が気持ち悪いけど、これは、俺が申し訳ない。
ただでさえ俺の弟として無駄に注目されて辛いはずなのに。俺のせいで……
元々嫌われていたけど、これはもう、完璧に……嫌われて、絶縁されても仕方がない。
『でも、同じゼミのメンバーは……』
あれ? なんか、声……震えてる?
『お前も正直になったらって……』
電話の向こうで弟が黙ってしまう。
「コウ?」
大学の最寄駅なのか、賑やかな喧騒に混ざって……あれ? まさか……
『兄さん……今まで、いっぱい意地悪なこと言ったのに、都合がいいのは解っているけど、俺……』
上擦った声、鼻をすする音、しゃくりあげる音……完全に泣いている。
俺のせいでそんなに嫌な思いした?
どうしよう。
俺、どうしてあげたらいい?
『俺、もう無理……』
弟のうめき声が聞こえて……
『マジで無理。法科大学院、ギリギリ進めることになったけど、俺、もう無理。勉強、ついていける気がしない。弁護士も無理。俺、兄さんと違って人前で話すとか無理だし、他人の人生背負えるほど優秀じゃない。やりたくない、できない、俺には無理!』
「え……? コウ?」
あれ?
俺が責められる覚悟はしていたけど……え?
『なんで兄さんは好きなことできるの? 俺だって好きなことしたい! 好きなこと仕事にしたい! できることを頑張りたい! それに……』
噛みつくような声から、急に言葉のトーンが落ちた。
『好きな人と……付き合いたい』
好きな人……?
『俺も兄さんと同じなのに。本当は有名私立に通うには学力が足りなくて、弁護士の才能なんて無くて、やりたくも無くて、でも、無理やり勉強漬けで進路決められて、ギリギリだから入学した後も他人の何倍も勉強させられて……しかも、跡取りが必要だから、絶対に結婚して子供作れって、今から同じ大学のちゃんとした彼女作れって、女の子と付きあえって……言われて』
この口ぶり……まさか、コウも?
『……俺も、兄さんと同じで……ゲイなのに』
「あ……」
弟の、絞り出すような声に、何か言ってあげたいのに、何も言えなくなる。
『ずっと怖かった。頑張るのも我慢するのもやめたかったけど、やめたら父さんと母さんに嫌われる。兄さんみたいに愛してもらえなくなる。それが怖くて必死でくらいついて、苦しくて辛いけど愛してもらえるんだから兄さんより俺の方が幸せだって言い聞かせて、でも兄さんが羨ましくて、でも……でも……』
ゲイということ以外は、薄々勘づいていた。
特に、伊月さんの過去の話を聞いてからは……弟が幸せかどうか、わからないなって、でも、向き合うなんて俺には無理で……
『もう、無理。父さんと母さんが、兄さんの電話番号をブロックしたのを見て、気づいた。俺がどんなに苦手な勉強を頑張って無理して弁護士になっても、本当の俺を知られたら、俺も絶対に捨てられる。父さんと母さんに好かれたいなら、一生本当の自分を隠さなきゃいけない……』
電話の向こうで、泣き声に続いて、パタパタと地面に水滴が落ちる音がした。
『俺だって……兄さんみたいに幸せになりたい……』
「コウ……」
ずっと、弟が羨ましかった。
俺も、弟みたいに上手くやれれば幸せになれると思っていた。
……違ったんだ。
もし俺が弟の立場だったら、きっと同じだと思う。幸せじゃなかったと思う。
そうか。
そうだったんだ。
俺……両親、もうどうでもいいや。
『兄さん、俺、もう逃げたい。ごめん。自分勝手だけど、ごめん。兄さん、お願い……』
弟には、今までたくさん意地悪なことを言われた。
でも、それに対して悲しくはあったけど怒りを覚えたことはなかった。
それは俺が不甲斐ない兄で、弟が幸せではないことも薄々勘づいていて、だから……
『兄さん、助けてぇ……』
弟が絞り出した一言に、思わず叫んだ。
「すぐに俺の家に来い! 兄さんが絶対に助けるから!」
朝、歯を磨きながらテレビをつけるとトップニュースは……
「本日未明、あの五大会連続で金メダルを獲得した村田選手が結婚を発表しました! お相手は同じく金メダリストの……」
俺なんかよりもっと注目度の高いスポーツ選手が結婚を発表してくれて、俺のことは話題に上らなくなった。
世間はもう俺や伊月さんについて深堀するほどの興味はなく、「波崎アオは男の恋人がいる」という事実が浸透したところで終わった。
仕事を切られることも無く、現場でも、伊月さんの会社以外のCMスポンサーも、基本的には「スルー」。昨今、コンプライアンスが厳しいからプライベートやセクシャリティへの言及って難しいよね。
困ったことは……強いて言えば、この一週間、自宅から一歩出た瞬間報道陣のカメラが向くのでデートなんてできなかったことくらいかな。事務所に迷惑をかけてもいけないから、現場と自宅の往復で、事務所でこっそり会うこともできなかった。
メッセージと通話はいつも以上にしたけど……そろそろ会いたいな。
「むしろ、これからは堂々とデートできるかな……なんてね」
熱愛報道が出たわりに、傷は浅い。
ずっと隠す苦労を考えると、ここで上手く公表できたのは、むしろプラスかもしれない。
でも……
歯を磨きながら手を伸ばしたプライベート用のスマートフォンは、従兄弟たちからの「彼氏が社長とかすげぇ! お幸せに」「優しそうな人で安心した。今度紹介してね」というお祝いのメッセージ以降、なんの通知も無い。
家族から……両親から、連絡がない。
同性愛者に差別的な両親だから「息子がゲイなんて恥ずかしい!」くらい言われる覚悟をしていたのに。
「……もしかして、気にならない?」
気にされないのはそれはそれで寂しいけど……俺がゲイでも恋人がいても、両親は「自分には関係ない」くらいに思っている?
もしくは、伊月さんが立派な社会的地位がある人だから、そっと見守ってくれている?
一応、報道が出てすぐに「実家にも報道陣がいくかもしれません。ご迷惑をおかけして申し訳ございません」とメッセージは送って既読になった。
その後なんのアクションも無いけど……どうしよう。もう一言くらい送っておくべきかな?
ちょうど次の仕事の報告もあるし……
「えっと、先日は突然の報道でご迷惑をおかけしました。伊月さんとは真剣に交際しており、今後もお付き合いを続ける予定です。ご報告が遅れたこと、申し訳ございません。また、四月から主演のドラマが始まります。火曜日の九時の枠で、警察官の役です」
両親も観る枠のドラマだし、主演で、「正義」とわかりやすい警察官役。
絶対に喜んでくれる報告だ。
それに、これで両親にも熱愛で人気が落ちていないことが伝わるはず。
よし!
「……送信」
両親と弟にもメッセージを送ると、ちょうど遠野さんから「あと十分でつく」とメッセージが来た。
「今日も仕事頑張ろう」
熱愛報道後も変わらず仕事をくれる関係者さんと、応援してくれるファンに感謝しながら、ドラマ撮影のスタジオへ向かった。
◆
既読にならない。
お父さんは仕事中なのかもしれないけど、お母さんはいつも朝送って、昼までには既読がつくのに。
昼、夕方、夜になっても既読がつかない。
「……電波の状況なんかで送信ミスとか……」
嫌な予感がする。
翌朝、意を決してお母さんに電話をかけてみた。
アプリではなくてお母さんのスマートフォンの電話番号に。
『……お繋ぎすることができません』
え?
電波が無いとかではなくて……お繋ぎすることができないって、まさか……
「ほ、他の番号!」
メッセージアプリの通話、お父さんのスマートフォン、実家の固定電話……どれにかけても繋がらない。
「ブロック……着信拒否……されてる?」
たまたま忙しくて電話がとれないという可能性を信じたいけど、それにしては聞こえてくる音声がおかしい。
多分、認めないといけない。
俺……両親に拒否されている。
「あ……お……俺……もう……」
家族の端っこにもいられないの?
頑張って頑張って頑張って頑張って、なんとか食らいついてきたのに。
なんとか、家族でいてもらうために頑張って来たのに!
これだけで……ゲイってだけで……もう終わり?
両親は、弟が……あ!
あ、弟は!?
「弟……コウの、電話番号……」
一縷の望みをかけて、ほとんどかけたことのない弟の携帯電話番号にかけると……
『もしもし?』
「あ……」
弟のコウの声が聞こえた。
おそらく外……駅かな? この時間、もう大学だと思ったけど……今って春休み?
『兄さん? なに?』
弟の吐き捨てるような声は胸が苦しくなるけど、今日はこんな声でも聞こえるだけ嬉しかった。
「あの、俺、ごめん……報道の件、迷惑かけたよね? それに、ゲイとか……」
ゲイでごめんと言うのもなんか違うか……隠していてごめんとか? 俺と弟の関係でそれも違う気がして、なにに対してかよくわからない謝罪しかできないでいると、弟は大きなため息をついた。
『……俺さ、大学でなんて言われたと思う?』
「……俺のことで、揶揄われた?」
弟は俺に容姿が似ている。苗字が同じだし、みんなに兄弟だとバレているときいている。
……きっと、心無いことを言われたんだろう。
『揶揄う奴もいた。ゲイの弟はゲイだろうとか、お前なら兄貴に似てかわいいからギリ抱ける、相手してやろうかとか』
「ごめん……本当に、ごめん」
そんな心無いことを言ってくる奴が気持ち悪いけど、これは、俺が申し訳ない。
ただでさえ俺の弟として無駄に注目されて辛いはずなのに。俺のせいで……
元々嫌われていたけど、これはもう、完璧に……嫌われて、絶縁されても仕方がない。
『でも、同じゼミのメンバーは……』
あれ? なんか、声……震えてる?
『お前も正直になったらって……』
電話の向こうで弟が黙ってしまう。
「コウ?」
大学の最寄駅なのか、賑やかな喧騒に混ざって……あれ? まさか……
『兄さん……今まで、いっぱい意地悪なこと言ったのに、都合がいいのは解っているけど、俺……』
上擦った声、鼻をすする音、しゃくりあげる音……完全に泣いている。
俺のせいでそんなに嫌な思いした?
どうしよう。
俺、どうしてあげたらいい?
『俺、もう無理……』
弟のうめき声が聞こえて……
『マジで無理。法科大学院、ギリギリ進めることになったけど、俺、もう無理。勉強、ついていける気がしない。弁護士も無理。俺、兄さんと違って人前で話すとか無理だし、他人の人生背負えるほど優秀じゃない。やりたくない、できない、俺には無理!』
「え……? コウ?」
あれ?
俺が責められる覚悟はしていたけど……え?
『なんで兄さんは好きなことできるの? 俺だって好きなことしたい! 好きなこと仕事にしたい! できることを頑張りたい! それに……』
噛みつくような声から、急に言葉のトーンが落ちた。
『好きな人と……付き合いたい』
好きな人……?
『俺も兄さんと同じなのに。本当は有名私立に通うには学力が足りなくて、弁護士の才能なんて無くて、やりたくも無くて、でも、無理やり勉強漬けで進路決められて、ギリギリだから入学した後も他人の何倍も勉強させられて……しかも、跡取りが必要だから、絶対に結婚して子供作れって、今から同じ大学のちゃんとした彼女作れって、女の子と付きあえって……言われて』
この口ぶり……まさか、コウも?
『……俺も、兄さんと同じで……ゲイなのに』
「あ……」
弟の、絞り出すような声に、何か言ってあげたいのに、何も言えなくなる。
『ずっと怖かった。頑張るのも我慢するのもやめたかったけど、やめたら父さんと母さんに嫌われる。兄さんみたいに愛してもらえなくなる。それが怖くて必死でくらいついて、苦しくて辛いけど愛してもらえるんだから兄さんより俺の方が幸せだって言い聞かせて、でも兄さんが羨ましくて、でも……でも……』
ゲイということ以外は、薄々勘づいていた。
特に、伊月さんの過去の話を聞いてからは……弟が幸せかどうか、わからないなって、でも、向き合うなんて俺には無理で……
『もう、無理。父さんと母さんが、兄さんの電話番号をブロックしたのを見て、気づいた。俺がどんなに苦手な勉強を頑張って無理して弁護士になっても、本当の俺を知られたら、俺も絶対に捨てられる。父さんと母さんに好かれたいなら、一生本当の自分を隠さなきゃいけない……』
電話の向こうで、泣き声に続いて、パタパタと地面に水滴が落ちる音がした。
『俺だって……兄さんみたいに幸せになりたい……』
「コウ……」
ずっと、弟が羨ましかった。
俺も、弟みたいに上手くやれれば幸せになれると思っていた。
……違ったんだ。
もし俺が弟の立場だったら、きっと同じだと思う。幸せじゃなかったと思う。
そうか。
そうだったんだ。
俺……両親、もうどうでもいいや。
『兄さん、俺、もう逃げたい。ごめん。自分勝手だけど、ごめん。兄さん、お願い……』
弟には、今までたくさん意地悪なことを言われた。
でも、それに対して悲しくはあったけど怒りを覚えたことはなかった。
それは俺が不甲斐ない兄で、弟が幸せではないことも薄々勘づいていて、だから……
『兄さん、助けてぇ……』
弟が絞り出した一言に、思わず叫んだ。
「すぐに俺の家に来い! 兄さんが絶対に助けるから!」
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