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第26話 上手い理由
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「アオくん? 大丈夫?」
伊月さんが笑顔のまま首を傾げる。
セックスの余韻が残る色っぽくて、俺のことが大好きって感じの笑顔。恋人らしい笑顔。
理由はどうあれ、俺のことを想って頑張ってくれたのは間違いない。
「はい。大丈夫です……あの……すごく、きもちよかったので」
「こういうセックス、好き?」
「はい。すごく気持ちよくて……好きです」
素直に頷くと、伊月さんが満足そうに頷いて頬にキスをした。
「よかった。アオくんが仕事をセーブしてまで体調整えようと頑張っているから、俺もセックスで負担をかけちゃいけないと思って頑張った甲斐があった」
「あ……そういう気遣い……! ありがとうございます!」
なんだ、そういうことか。
確かに体調を崩してから初めてのセックスだから……そうか。あまりにもタイミングがよすぎて、色々疑ってしまったけど、そうか。そうだよね。盗聴なんて、そんな……
「でも、俺って童貞を卒業したばかりだから、激しくなくても愛情がしっかり伝わるセックスってどうすればいいかわからなくて……上手くできていた?」
「はい。すごく気持ちよくて、俺のことを考えながら触れてくれているのがよくわかって、伊月さんの体温とか……中に、入っている形とか、いろいろなものがしっかり感じられて……いつもより、伊月さんが感じられてよかったです」
今後もこういうセックスがいいから、少し丁寧に感想を言うと、伊月さんは珍しく照れたようなくすぐったそうな顔で俺の体を抱きしめた。
「そんなこと言われたら……俺、もっとセックス頑張るね。しっかり特訓しておくよ」
「……え?」
今、伊月さんなんて言った?
「とっくん……?」
「うん。俺、アオくんしか経験がないから、遊び慣れている経営者仲間に相談したんだ。そうしたらこの辺りのゲイ風俗でナンバーワンの子を紹介してくれて……三日くらい集中レッスンしてもらって、頑張ってテクニックを磨いたんだよ」
「……」
風俗……か。
そうだよね。
なにも教えてもらったり練習したりせずに、急にセックスが上手くなるわけがないよね。
でも、それって……
「伊月さん、それって……」
俺以外、抱いたってこと?
風俗は……プロは浮気に入らないっていう人もいるけど、でも……
っていうか、俺って浮気とか言える立場?
伊月さんと恋人関係になってから、枕営業の機会が無かったから他の人とセックスしていないだけで、もし機会があれば、俺は平気でしちゃいそうなのに。
なのに……あれ?
「アオくん?」
「あ、ご、ごめんなさい、なんでも……ない、です……」
外で練習して上手になってくれるなら俺だって嬉しいし、伊月さんが俺とのセックスの練習のためだとしても俺以外と関係を持って……それが続けば俺への執着だって薄まるかもしれない。
喜ばしいことのはず。
なのに……
伊月さん、俺だけって言ったのに他の子抱くの?
……こんな言葉が、口から出そうになった。
「あ! もしかして、風俗嫌だった? そうだよね。彼氏が風俗利用なんて、どんな理由があっても嫌だよね?」
「あ、いえ……えっと……」
風俗が嫌というよりも、俺以外の人に触れたのが嫌なんだけど……でも……
「ごめん! 俺、自分にテクニックが無いことに焦って……本当にごめん。でも、言い訳がましいけど、この部屋で……」
「!?」
この部屋?
ここ、呼んだんだ?
俺が高い所の景色が好きだからって選んでくれた部屋に、俺とエッチするための部屋に、他の子が入ったんだ?
それ……
「オンラインで講習受けただけだから!」
え?
「オンライン……?」
「そう。オンライン。画面越しに部屋の中は見せたし、画面越しに風俗のボーイの子たちの……体とか、実技を見せてもらったけど、実際に会ってはいないし、触れてもいない。もちろん、セックスもしていないよ」
伊月さんがとても真剣に、申し訳なさそうに、必死に俺に語り掛ける。
言っている内容も、俺に嫌われないように必死な態度も……ほっとする。
「それでも、風俗利用には変わりないよね。ごめん。先に相談しておくべきだったね。ごめんね、アオくん!」
謝りながら、伊月さんの両手が俺を抱きしめる。
力強い。
絶対に俺を離したくないって手だな。
この手も、ほっとする。
ほっとしたから、俺もきちんと話せそう。
「……ごめんなさい」
「アオくん?」
「俺、風俗っていうから……伊月さんが他の子抱いたのかなって、勘違いして、伊月さんのこと、信用しなくて、ごめんなさい」
「ア、アオ……くん!」
伊月さんの肩に顔を埋めて、小さく呟くと、伊月さんは一層強く俺を抱きしめた。
「謝らないで。俺の言い方が悪かった。それに、恋人としてそう思うのは当然だから。当然だし……それに……」
伊月さんが「はぁー……」っと深い深いため息をついてから、蕩けそうな声で耳元で囁いた。
「嫉妬? 独占欲? そういうの、死ぬほど嬉しい!」
「あ……え?」
「アオくん、恋人でもあまり執着しないというか……ドライで大人の距離感なのかと思ったけど、そっか……ちゃんと、俺のこと、恋人として……そっか。嬉しい」
嫉妬?
独占欲?
恋人として?
「アオくん、俺はアオくんのこと大好きだし、アオくん以外には勃たないし、触れたくも無いし、全く興味ないから安心してね。俺はアオくん専用。アオくんが独占していいんだよ」
「独占……? 俺だけで?」
「そう。俺のことは、アオくんが独り占めしていいんだよ」
俺が、誰か一人を独り占めできる……?
両親の愛情は弟とシェア……むしろ、弟の残りをちょっともらうだけ。
マネージャーの遠野さんが優しいのは仕事だからで、遠野さんには家族がいるし、他のタレントにつくこともある。
仕事一筋で友達なんていない。
枕営業の相手は仕事をもらって終了。
俺が、誰かを独占できるなんて考えたことも無かった。
「アオくん、遠慮なく嫌なことは嫌って口に出してね? 我儘でもいいんだよ。アオくんを嫌いになることなんてないんだから。アオくんに嫌な思いをさせるなんて嫌だから」
「……はい」
嫌って言っていいんだ。
嫌って言っても、伊月さんは離れていかないんだ。
しかも、こんなことを言うくせに、伊月さんは「だから俺もアオくんを独占したい」なんて言わなかった。
それにも……ほっとした。
伊月さん、重いのに。
重いんだけど。
自分の気持ちよりも俺を優先してくれるんだ。
この重さ、ちょっと……ちょっとだけ……好き……かもしれない。
伊月さんが笑顔のまま首を傾げる。
セックスの余韻が残る色っぽくて、俺のことが大好きって感じの笑顔。恋人らしい笑顔。
理由はどうあれ、俺のことを想って頑張ってくれたのは間違いない。
「はい。大丈夫です……あの……すごく、きもちよかったので」
「こういうセックス、好き?」
「はい。すごく気持ちよくて……好きです」
素直に頷くと、伊月さんが満足そうに頷いて頬にキスをした。
「よかった。アオくんが仕事をセーブしてまで体調整えようと頑張っているから、俺もセックスで負担をかけちゃいけないと思って頑張った甲斐があった」
「あ……そういう気遣い……! ありがとうございます!」
なんだ、そういうことか。
確かに体調を崩してから初めてのセックスだから……そうか。あまりにもタイミングがよすぎて、色々疑ってしまったけど、そうか。そうだよね。盗聴なんて、そんな……
「でも、俺って童貞を卒業したばかりだから、激しくなくても愛情がしっかり伝わるセックスってどうすればいいかわからなくて……上手くできていた?」
「はい。すごく気持ちよくて、俺のことを考えながら触れてくれているのがよくわかって、伊月さんの体温とか……中に、入っている形とか、いろいろなものがしっかり感じられて……いつもより、伊月さんが感じられてよかったです」
今後もこういうセックスがいいから、少し丁寧に感想を言うと、伊月さんは珍しく照れたようなくすぐったそうな顔で俺の体を抱きしめた。
「そんなこと言われたら……俺、もっとセックス頑張るね。しっかり特訓しておくよ」
「……え?」
今、伊月さんなんて言った?
「とっくん……?」
「うん。俺、アオくんしか経験がないから、遊び慣れている経営者仲間に相談したんだ。そうしたらこの辺りのゲイ風俗でナンバーワンの子を紹介してくれて……三日くらい集中レッスンしてもらって、頑張ってテクニックを磨いたんだよ」
「……」
風俗……か。
そうだよね。
なにも教えてもらったり練習したりせずに、急にセックスが上手くなるわけがないよね。
でも、それって……
「伊月さん、それって……」
俺以外、抱いたってこと?
風俗は……プロは浮気に入らないっていう人もいるけど、でも……
っていうか、俺って浮気とか言える立場?
伊月さんと恋人関係になってから、枕営業の機会が無かったから他の人とセックスしていないだけで、もし機会があれば、俺は平気でしちゃいそうなのに。
なのに……あれ?
「アオくん?」
「あ、ご、ごめんなさい、なんでも……ない、です……」
外で練習して上手になってくれるなら俺だって嬉しいし、伊月さんが俺とのセックスの練習のためだとしても俺以外と関係を持って……それが続けば俺への執着だって薄まるかもしれない。
喜ばしいことのはず。
なのに……
伊月さん、俺だけって言ったのに他の子抱くの?
……こんな言葉が、口から出そうになった。
「あ! もしかして、風俗嫌だった? そうだよね。彼氏が風俗利用なんて、どんな理由があっても嫌だよね?」
「あ、いえ……えっと……」
風俗が嫌というよりも、俺以外の人に触れたのが嫌なんだけど……でも……
「ごめん! 俺、自分にテクニックが無いことに焦って……本当にごめん。でも、言い訳がましいけど、この部屋で……」
「!?」
この部屋?
ここ、呼んだんだ?
俺が高い所の景色が好きだからって選んでくれた部屋に、俺とエッチするための部屋に、他の子が入ったんだ?
それ……
「オンラインで講習受けただけだから!」
え?
「オンライン……?」
「そう。オンライン。画面越しに部屋の中は見せたし、画面越しに風俗のボーイの子たちの……体とか、実技を見せてもらったけど、実際に会ってはいないし、触れてもいない。もちろん、セックスもしていないよ」
伊月さんがとても真剣に、申し訳なさそうに、必死に俺に語り掛ける。
言っている内容も、俺に嫌われないように必死な態度も……ほっとする。
「それでも、風俗利用には変わりないよね。ごめん。先に相談しておくべきだったね。ごめんね、アオくん!」
謝りながら、伊月さんの両手が俺を抱きしめる。
力強い。
絶対に俺を離したくないって手だな。
この手も、ほっとする。
ほっとしたから、俺もきちんと話せそう。
「……ごめんなさい」
「アオくん?」
「俺、風俗っていうから……伊月さんが他の子抱いたのかなって、勘違いして、伊月さんのこと、信用しなくて、ごめんなさい」
「ア、アオ……くん!」
伊月さんの肩に顔を埋めて、小さく呟くと、伊月さんは一層強く俺を抱きしめた。
「謝らないで。俺の言い方が悪かった。それに、恋人としてそう思うのは当然だから。当然だし……それに……」
伊月さんが「はぁー……」っと深い深いため息をついてから、蕩けそうな声で耳元で囁いた。
「嫉妬? 独占欲? そういうの、死ぬほど嬉しい!」
「あ……え?」
「アオくん、恋人でもあまり執着しないというか……ドライで大人の距離感なのかと思ったけど、そっか……ちゃんと、俺のこと、恋人として……そっか。嬉しい」
嫉妬?
独占欲?
恋人として?
「アオくん、俺はアオくんのこと大好きだし、アオくん以外には勃たないし、触れたくも無いし、全く興味ないから安心してね。俺はアオくん専用。アオくんが独占していいんだよ」
「独占……? 俺だけで?」
「そう。俺のことは、アオくんが独り占めしていいんだよ」
俺が、誰か一人を独り占めできる……?
両親の愛情は弟とシェア……むしろ、弟の残りをちょっともらうだけ。
マネージャーの遠野さんが優しいのは仕事だからで、遠野さんには家族がいるし、他のタレントにつくこともある。
仕事一筋で友達なんていない。
枕営業の相手は仕事をもらって終了。
俺が、誰かを独占できるなんて考えたことも無かった。
「アオくん、遠慮なく嫌なことは嫌って口に出してね? 我儘でもいいんだよ。アオくんを嫌いになることなんてないんだから。アオくんに嫌な思いをさせるなんて嫌だから」
「……はい」
嫌って言っていいんだ。
嫌って言っても、伊月さんは離れていかないんだ。
しかも、こんなことを言うくせに、伊月さんは「だから俺もアオくんを独占したい」なんて言わなかった。
それにも……ほっとした。
伊月さん、重いのに。
重いんだけど。
自分の気持ちよりも俺を優先してくれるんだ。
この重さ、ちょっと……ちょっとだけ……好き……かもしれない。
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