魔王さんのガチペット

メグル

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番外編3 一番の●●

マティオラ(2)

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「動くぞ?」
「あ、はい……う、く……!」

 マティオラのかわいい顔が歪む。
 だが……。

「ここはまだ苦しいか。もう少し奥だな?」
「う、くっ、う……ふっ……ん、く……」

 ペニスを握ってやるか?
 だが……できれば……。

「あ!?」

 不意に、マティオラの声が、甘くなった。
 
「この辺りか?」

 そこを何度か押し上げると……

「あ、あ? え、あ、あ?」

 戸惑っているが、マティオラの声は甘い。
 ここか。マティオラの前立腺は。

「ここだな?」
「あ、ここ、あ、なんか……あ、あ!?」

 初めての快感に戸惑う姿は、何とも言えない高揚感だった。
 真面目で、真っすぐで、従順で大人しいマティオラが、快感に戸惑いながら乱れる姿は、かわいくて仕方が無かった。

「突かれる方が良いか? それとも、押し当てて……腰を……」
「アァッ! あ、ど、どうおう、様、あ、だ、だめです、これ、わ、わたし、わたしが、こんな!」

 舌ったらずに戸惑うところがまたかわいい。
 こんな時でも私を気遣ってくれるのか?
 あぁ、かわいい……人間は……マティオラはなんてかわいいんだ。

「マティオラ、素直に喘いでいればいいんだぞ」
「導……王、様。でも……わ、私、こんな……こんな気持ちいいこと……初めてで……あの、どうすれば、喜んでいただけるのか、あの……」

 あぁ、かわいいなぁ。

「言っただろう? お前がたまらなくなって喘いで乱れる姿に……興奮する」
「あ……」

 私ももう、締まりのない笑顔だろう。
 王の威厳はないだろうが……マティオラは私の顔を見て嬉しそうに笑ってくれた。

「かわいい……我慢できない」

 止めていた腰振りを再開して、少し激しく内壁に押し当てると、マティオラはもうただただ快感を……私を受け入れてくれるだけだった。

「あ、あ、導王様! あ、んん、あ、き、きもち、い、いい、いいです……あ、こんな、きもちいいの、はじめて、すごい、あ、導王様ぁ、あ!」

 処女の締め付けはキツ過ぎて具合がいいとは言えなかった。
 だが……この体に入るのも、快感を覚えさせるのも、私が初めてだと思うと、興奮が抑えきれなかった。

「マティオラ……はぁ……マティオラ……!」

 腰を振りながら掴む腰回りの肉は、まだ少ないが弾力があって気持ちいい。
 上半身を近づければ、私を求めて腕を回してくれるのもかわいい。
 キスをしても、怖がらずに受け入れてくれる。

「導王様、導王様ぁ……」

 今までの男娼はもっと余裕があって上手かったが、こんなにも必死に抱き着いて、必死に名前を呼んではくれなかった。

「マティオラ、かわいい……あぁ、愛しい。愛しい、マティオラ……!」

 私しか見えていないかわいいペット。
 慣れていないからキツく、あまり深い挿入もできないアナルだったが……マティオラとの初夜は、今までのどんな高級男娼とのセックスよりも、甘く、満たされた。
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