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第2章 エンノア編
モデル美女 1
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「その……その焼酎は美味しいのかしら」
「蕎麦焼酎は飲んだことないですか。美味しいですよ」
「いえ、そうじゃなくて、その飲み方が……」
ああ、なるほど。
この店では刺身についてくる山葵が市販の練り山葵などではなく新鮮な生山葵で、さらに自分ですりおろす形式だったため、おろしたての山葵を蕎麦焼酎に入れて飲んでいたんだ。
「蕎麦焼酎に生山葵は合いますよ」
これは本当にうまい。
他の焼酎にも合うが、俺としては蕎麦焼酎が最も合うと思っている。
すっきりした味わいに山葵が好いアクセントをつけてくれるからな。
「辛くはないの」
「焼酎に入れると辛さは和らぎますので、気にならないですよ」
「そう……。私も試そうかしら」
「それなら、蕎麦の方が合いますよ。芋でもいけますけどね」
女性の飲んでいる芋焼酎もグラスに少ししか残っていない。
それなら、蕎麦がおすすめだ。
「では、あなたと同じもの頼むわ」
「それがいいですね」
俺と同じ蕎麦焼酎を注文する。
「ホント、辛くない。飲みやすいし、きりっと引き締まった感じもいいわね」
「それは良かった」
思わぬところでこのモデル女性と話が弾んだが……。
弾んだのか?
とにかく、少し会話をしたものの、その後は話を続けることもなかった。
焼酎好き同士、話も合うかと思ったが、そもそも話をする気がないみたいだったな。
「では、今夜はこれで解散。ではなく、二次会に行きましょう!」
居酒屋の入っていた駅ビルを出たところで、武上が挨拶をしている。
「参加希望は、え~、俺を入れて7人。じゃあ、移動しようか」
「は~い」
「了解」
「行きましょう!」
武上を先頭に、歩き出す7人。
「有馬、気をつけて帰れよ。それと、古野白を送ってやれ」
振り返って大声で伝えてくる。
「武上も飲み過ぎるなよ」
「おう、リベンジが大事だしな」
そう言って、去っていった。
しかし、まだあんなこと言ってるんだな。
さて……。
「このしろさん?」
俺の横には例のモデル女性。
「何?」
「帰りは電車ですか?」
「徒歩よ」
「そうなんですね。では、家の近くまで送りますよ」
「結構よ、と言いたいところだけど、少しいいかしら」
俺の返事も聞かず歩き出している。
マイペースだな。
時間もまだ早い、それに送るつもりだったから、まあ付き合うけど。
「……」
「……」
ふたりきりなのに、無言で歩くのも居心地が悪い。
「今さらですが、このしろって、どういう漢字なんですか?」
「古い野原の白色よ」
「なるほど、古野白ですね」
「ありまは、有に馬かしら」
「そうです」
「そう」
「……」
「……」
積極的に話す気はないらしい。
……。
歩くこと10分。
街から少し外れた場所にある公園の前で、古野白さんが振り返って一言。
「中に入るわよ」
また返事も聞かずに入っていく。
夜の公園で何があるんだ?
「ここなら問題なさそうね」
立ち止まる古野白さん。
公園の中の少し入ったところにある街灯の下。
確かに、ここならお互いの姿が良く見える。
と言ってもだ。
「こんな所で何か」
正直、何がしたいのかさっぱり分からない。
「……あなた、それ本気で言っているの?」
「はあ、そうですが」
不真面目にこんなこと言うのか。
「はぁ~」
大きなため息をつかれた。
なぜ?
「分かっていないようね」
「……」
何を?
疑問は出てくるが、口に出すのは憚られる。
どうも、雰囲気的に怒っているようだからな。
理不尽な話だけど。
「これで、どうかしら」
そう言って、帽子と眼鏡を取り外す。
街灯の光を反射して長く美しい黒髪が溢れ出てきた。
「……」
で、何?
「どう?」
どうと言われても、美人さんだなという感想しかない。
ホント申し訳ないけど、何のことだかサッパリだ。
まあ、前回の人生で会っているかもしれないけどさ、記憶にないんだよ。
「呆れた、まだ分からないの」
と言われても、20年以上前の記憶だから。
「それなら」
今度は髪を後ろでまとめ、腰に手を当て背筋を伸ばし、こっちを見つめてくる。
……。
うん、まあ、あれだ。
長い髪を後ろでまとめたモデル美女が夜の公園で颯爽と立っている姿は絵になる、ということは良く理解できた。
「分かった?」
……ん?
さっきまで帽子と黒髪に隠れて分からなかったが、顔にうっすらと傷跡がある。
見覚えがあるような。
……。
「どう?」
細身のパンツルックに後ろにまとめた髪。
あっ!?
これは、もしかして。
今の彼女は化粧っ気がないので少し雰囲気が違うが、あれか。
「もしかして、あの公園の」
「やっと、分かったようね」
あの魔法使い!?
魔法美女か。
古野白さんに連れられてやって来た夜の公園。
全く理解不能な状況だったのだが……。
なるほど、古野白さんはあの魔法使いの美人さんだったのかと納得。
いや、いや、納得できない!
だから、何なのだという話だ。
今後この人とは関わりを持つつもりはなかった、彼女もそのつもりだったのでは。
というか、そういう風に話をしたよな。
露見のこともある。
ここは、さっさと退散するべきだな。
「それで、私に何か用ですか?」
「それでって、あんなことの後だから普通話しかけるでしょ」
「あの時、私はあそこにいなかった。だから、あなたとも会っていない。そういうことじゃありませんでしたか?」
「っ……。それは、そうかもしれないけど」
「でしたら、話は特にないですよね」
「……」
「では、これで失礼……。ああ、家の近くまで送りますよ」
「えっ、あっ、そうよ。飲み会で知り合った者同士、お話しするのはおかしくないでしょ」
そうきたか。
「蕎麦焼酎は飲んだことないですか。美味しいですよ」
「いえ、そうじゃなくて、その飲み方が……」
ああ、なるほど。
この店では刺身についてくる山葵が市販の練り山葵などではなく新鮮な生山葵で、さらに自分ですりおろす形式だったため、おろしたての山葵を蕎麦焼酎に入れて飲んでいたんだ。
「蕎麦焼酎に生山葵は合いますよ」
これは本当にうまい。
他の焼酎にも合うが、俺としては蕎麦焼酎が最も合うと思っている。
すっきりした味わいに山葵が好いアクセントをつけてくれるからな。
「辛くはないの」
「焼酎に入れると辛さは和らぎますので、気にならないですよ」
「そう……。私も試そうかしら」
「それなら、蕎麦の方が合いますよ。芋でもいけますけどね」
女性の飲んでいる芋焼酎もグラスに少ししか残っていない。
それなら、蕎麦がおすすめだ。
「では、あなたと同じもの頼むわ」
「それがいいですね」
俺と同じ蕎麦焼酎を注文する。
「ホント、辛くない。飲みやすいし、きりっと引き締まった感じもいいわね」
「それは良かった」
思わぬところでこのモデル女性と話が弾んだが……。
弾んだのか?
とにかく、少し会話をしたものの、その後は話を続けることもなかった。
焼酎好き同士、話も合うかと思ったが、そもそも話をする気がないみたいだったな。
「では、今夜はこれで解散。ではなく、二次会に行きましょう!」
居酒屋の入っていた駅ビルを出たところで、武上が挨拶をしている。
「参加希望は、え~、俺を入れて7人。じゃあ、移動しようか」
「は~い」
「了解」
「行きましょう!」
武上を先頭に、歩き出す7人。
「有馬、気をつけて帰れよ。それと、古野白を送ってやれ」
振り返って大声で伝えてくる。
「武上も飲み過ぎるなよ」
「おう、リベンジが大事だしな」
そう言って、去っていった。
しかし、まだあんなこと言ってるんだな。
さて……。
「このしろさん?」
俺の横には例のモデル女性。
「何?」
「帰りは電車ですか?」
「徒歩よ」
「そうなんですね。では、家の近くまで送りますよ」
「結構よ、と言いたいところだけど、少しいいかしら」
俺の返事も聞かず歩き出している。
マイペースだな。
時間もまだ早い、それに送るつもりだったから、まあ付き合うけど。
「……」
「……」
ふたりきりなのに、無言で歩くのも居心地が悪い。
「今さらですが、このしろって、どういう漢字なんですか?」
「古い野原の白色よ」
「なるほど、古野白ですね」
「ありまは、有に馬かしら」
「そうです」
「そう」
「……」
「……」
積極的に話す気はないらしい。
……。
歩くこと10分。
街から少し外れた場所にある公園の前で、古野白さんが振り返って一言。
「中に入るわよ」
また返事も聞かずに入っていく。
夜の公園で何があるんだ?
「ここなら問題なさそうね」
立ち止まる古野白さん。
公園の中の少し入ったところにある街灯の下。
確かに、ここならお互いの姿が良く見える。
と言ってもだ。
「こんな所で何か」
正直、何がしたいのかさっぱり分からない。
「……あなた、それ本気で言っているの?」
「はあ、そうですが」
不真面目にこんなこと言うのか。
「はぁ~」
大きなため息をつかれた。
なぜ?
「分かっていないようね」
「……」
何を?
疑問は出てくるが、口に出すのは憚られる。
どうも、雰囲気的に怒っているようだからな。
理不尽な話だけど。
「これで、どうかしら」
そう言って、帽子と眼鏡を取り外す。
街灯の光を反射して長く美しい黒髪が溢れ出てきた。
「……」
で、何?
「どう?」
どうと言われても、美人さんだなという感想しかない。
ホント申し訳ないけど、何のことだかサッパリだ。
まあ、前回の人生で会っているかもしれないけどさ、記憶にないんだよ。
「呆れた、まだ分からないの」
と言われても、20年以上前の記憶だから。
「それなら」
今度は髪を後ろでまとめ、腰に手を当て背筋を伸ばし、こっちを見つめてくる。
……。
うん、まあ、あれだ。
長い髪を後ろでまとめたモデル美女が夜の公園で颯爽と立っている姿は絵になる、ということは良く理解できた。
「分かった?」
……ん?
さっきまで帽子と黒髪に隠れて分からなかったが、顔にうっすらと傷跡がある。
見覚えがあるような。
……。
「どう?」
細身のパンツルックに後ろにまとめた髪。
あっ!?
これは、もしかして。
今の彼女は化粧っ気がないので少し雰囲気が違うが、あれか。
「もしかして、あの公園の」
「やっと、分かったようね」
あの魔法使い!?
魔法美女か。
古野白さんに連れられてやって来た夜の公園。
全く理解不能な状況だったのだが……。
なるほど、古野白さんはあの魔法使いの美人さんだったのかと納得。
いや、いや、納得できない!
だから、何なのだという話だ。
今後この人とは関わりを持つつもりはなかった、彼女もそのつもりだったのでは。
というか、そういう風に話をしたよな。
露見のこともある。
ここは、さっさと退散するべきだな。
「それで、私に何か用ですか?」
「それでって、あんなことの後だから普通話しかけるでしょ」
「あの時、私はあそこにいなかった。だから、あなたとも会っていない。そういうことじゃありませんでしたか?」
「っ……。それは、そうかもしれないけど」
「でしたら、話は特にないですよね」
「……」
「では、これで失礼……。ああ、家の近くまで送りますよ」
「えっ、あっ、そうよ。飲み会で知り合った者同士、お話しするのはおかしくないでしょ」
そうきたか。
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