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第四部
364「友の死(2)」
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「……獣人になりたくはないですよ。『ダブル』じゃないって、誤摩化せる自信はないですから」
「私とこちらで大手を振って付き合えるのにか?」
「それは魅力的だな」
お互い少し悪戯っぽい口調だけど、瞳は真剣だ。
つまりタクミは、自身の蘇生には本気で否定的って事だ。
けどオレは、シズさんの援護射撃をしない訳にはいかない。どんな事でも、チャンスは活かすべきだと思うからだ。
それがここ、『アナザー・スカイ』で学んだ事だ。
「こんなチャンスはタクミだけだぞ」
「ボクだけじゃないだろ。ショウ達みんなにもあるだろ。それにボクはいいよ」
「どうして?」
「そうだ。私はこちらでタクミ君に恩を返さないといけない」
「それなら、向こうで、現実で少しだけお願いできますか。『ダブル』には、それができるんですから」
「それでいいのか?」
シズさんの言葉に、タクミが横たわりつつも小さく首肯する。
そして力なく笑みを浮かべる。
「それに、ここでボクを何らかの方法でシズさんみたいな姿で蘇生させたら、その方法を知ってるみんなの立場が悪くなるでしょう。
それに、シズさんのこっちとあっちの両方の素性がバレるかもしれないし」
確かにそうだけど、蘇生の件はもうこれで最後とでも言って誤摩化せばいい。
願い事は3回だけとでも言えば、お話っぽく話をまとめることも出来るだろう。
シズさんの事も、ここにいる『ダブル』の人達なら、ウルズの『魔女の亡霊』の件は飲み込んでくれるだろう。
そう思って口にしようとしたが、その表情を読まれていたようだ。
そしてタクミの言葉は、小声ではなくなる。内緒話はもうおしまいと言うサインだ。
オレとシズさんも、自然とタクミの顔から少し離れる。
「何も言わなくてもいいよ。それになショウ、『アナザー・スカイ』に来て分かったけど、この世界はボクが一方的に憧れていたのとは少し違ってた。ボクには、この世界は重荷だ」
「……そっか。なんか歯切れの悪いこと多かったもんな」
「なんだ、分かってたんじゃないか。いつも、文句言いつつも色々話してくれていたショウとは大違いってのは、すぐに分かったんだ。もちろん心の持ち様って面でな」
「オレには、ハルカさんがずっと居てくれたからな」
「私がタクミ君のそういう存在になれるかもしれないぞ」
「すげー魅力的ですけど、オレがみんなの物語を邪魔しちゃだめでしょ。いや、邪魔したくないんですよ」
もうこれは完全に決断した表情だ。
こっちに来てからずっと考えていたのなら、この場で無理矢理考えを曲げさせるものじゃないという気持ちが強まってくる。
それでも、せっかくこっちに来たんだからという思いが口に出た。
「お前の物語はどうなんだよ」
「この三ヶ月、ショウの話を聞いてきたのと、こっちの体験で、思い知ったけど、ボクは、聞き手であって、話し手には、向いてないって」
徐々に言葉がゆっくりになっていたが、今度は途切れ途切れが加わっている。痛みがないとはいえ、それそろ『ダブル』の頑丈な体も限界みたいだ。
向こうで会えると思えばオレの中の悲しみは少ないので、後はこっちでしか会えない彼女達に譲るべきだろう。
「そっか。じゃあ、向こうでまた飽きるほど聞かせてやるよ」
「ああ、頼む。この事件を、どう、喋るのか、すげー、楽しみ」
「ハードル上げるなよ。じゃあ学校で」
「うん」
そこでハルカさんとボクっ娘に、オレの場所を譲る。
タクミも自然と二人に意識を向ける。
「レナさん、合宿の時、みたいに、また、入れ替わってよ。それなら、会えるし」
「そうだね。頑張ってみるよ」
「ハルカさん、ショウの事、よろしく」
「はい。ありがとうタクミ君。それと向こうの玲奈に、ハルカが向こうでのショウの事よろしくって言ってたって伝えておいて」
「承り、ました。けど、自分で、言えば、いいと、思うよ。こっちと、違って、遠くに、住んでても、電話とか、あるんだ、から……」
それがタクミの、こちらでの最後の言葉だった。
自然とクロに視線を向けるも、クロも静かに首を横に振るのみだ。
結局タクミは、ハルカさんの真実を知らずに来て、そして知らないまま去っていった。
しかしその事は、タクミの物語にとってどうでもいい事だ。
今はタクミのこっちでの物語は、僅か10日程で幕を閉じてしまったという事だ。
「呆気ないもんなんだな」
「本当にタクミ君が死んだ訳じゃないけど、少し不謹慎よ」
「そうだな、悪い。ところで、みんなもこんな別れした事あるのか?」
「私は何度か」
「私も」
「ボクも」
と、その後には、タクミと話しが終わってから近づいて来ていたジョージさん達『ダブル』も、「俺も」「私も」「僕も」と続いた。
仲間以外にも最後の辺りの言葉の幾つかを聞かれるているけど、意識が混濁した言葉なんだろうと言い訳すれば何とかなるだろう。
それよりも今は、タクミへの気持ちの整理をさっさと済ませて、事後処理をしないといけない。
「そっか。流石にちょっと凹むな。でもまあ、向こうでタクミにはお礼と文句言う事にするから、まずは後始末をしよう」
「ええ、それが良いと思う。(それと、今強がれるのは偉いわ)」
気がついたら横に並んでいたハルカさんに、言葉の後半耳元で囁かれる。
なんだか、久々に褒められた気がするけど、オレが気落ちしない様にハルカさんなりの慰めなのだろう。
周りもオレの一言で再び活気づき、「おっしゃっ! 警戒しつつクソ迷惑なネクロマンサー野郎の裏ネタ探しだ!」というジョージさんの言葉で『ダブル』達も動き出した。
そしてみんながゆっくりと王宮跡に歩き始めたのだけど、シズさんが最後にその場に横たわるタクミのこっちでの亡骸から離れた。
オレもほぼ同じタイミングだったので、自然と横並びに歩くことになる。
「……どうかしましたか」
「私も決断しないとな、と痛感させられたよ」
「タクミの言葉の影響ですか?」
「ああ。タクミ君の行動も含めて、な」
「じゃあ」
「タクミ君の告白を受け入れる訳じゃないよ。まだ無理そうだから」
そう言ったシズさんの表情は、確かにまだ少し心が苦しそうだ。
「……えっと、それじゃあ何の?」
マンガなら、頭にクエスチョンマークが浮かぶところだ。
「決めたのはこちらの事じゃないよ。恨みすらしたかつての敵の国が無惨な姿になり、さらに王宮を実質自分の手で燃やしたというのに、そう簡単に吹っ切れたりはしなかった。逆に虚しさなどもない」
「まあ、お話の中のキャラみたいに割り切れませんよね」
「そういう事だ」
そう言いきったシズさんの表情は、さっきと違って少し晴れていた。
「それで?」
「向こうの事で少しな。ショウには向こうで伝えるよ」
「分かりました。それじゃあ、取りあえずは、こっちの面倒事を片付けましょうか」
「ああ。そうしよう」
二人で話しながら歩いていたので、みんなから少し離されていた。
だからみんながその場で立ち止まり、オレ達二人を待っていてくれた。
それを見つつ、改めて仲間を守って旅を続けようという決意が湧いた。タクミはこっちではすぐに去ってしまったが、オレに大きな土産は残してくれたのだ。
「私とこちらで大手を振って付き合えるのにか?」
「それは魅力的だな」
お互い少し悪戯っぽい口調だけど、瞳は真剣だ。
つまりタクミは、自身の蘇生には本気で否定的って事だ。
けどオレは、シズさんの援護射撃をしない訳にはいかない。どんな事でも、チャンスは活かすべきだと思うからだ。
それがここ、『アナザー・スカイ』で学んだ事だ。
「こんなチャンスはタクミだけだぞ」
「ボクだけじゃないだろ。ショウ達みんなにもあるだろ。それにボクはいいよ」
「どうして?」
「そうだ。私はこちらでタクミ君に恩を返さないといけない」
「それなら、向こうで、現実で少しだけお願いできますか。『ダブル』には、それができるんですから」
「それでいいのか?」
シズさんの言葉に、タクミが横たわりつつも小さく首肯する。
そして力なく笑みを浮かべる。
「それに、ここでボクを何らかの方法でシズさんみたいな姿で蘇生させたら、その方法を知ってるみんなの立場が悪くなるでしょう。
それに、シズさんのこっちとあっちの両方の素性がバレるかもしれないし」
確かにそうだけど、蘇生の件はもうこれで最後とでも言って誤摩化せばいい。
願い事は3回だけとでも言えば、お話っぽく話をまとめることも出来るだろう。
シズさんの事も、ここにいる『ダブル』の人達なら、ウルズの『魔女の亡霊』の件は飲み込んでくれるだろう。
そう思って口にしようとしたが、その表情を読まれていたようだ。
そしてタクミの言葉は、小声ではなくなる。内緒話はもうおしまいと言うサインだ。
オレとシズさんも、自然とタクミの顔から少し離れる。
「何も言わなくてもいいよ。それになショウ、『アナザー・スカイ』に来て分かったけど、この世界はボクが一方的に憧れていたのとは少し違ってた。ボクには、この世界は重荷だ」
「……そっか。なんか歯切れの悪いこと多かったもんな」
「なんだ、分かってたんじゃないか。いつも、文句言いつつも色々話してくれていたショウとは大違いってのは、すぐに分かったんだ。もちろん心の持ち様って面でな」
「オレには、ハルカさんがずっと居てくれたからな」
「私がタクミ君のそういう存在になれるかもしれないぞ」
「すげー魅力的ですけど、オレがみんなの物語を邪魔しちゃだめでしょ。いや、邪魔したくないんですよ」
もうこれは完全に決断した表情だ。
こっちに来てからずっと考えていたのなら、この場で無理矢理考えを曲げさせるものじゃないという気持ちが強まってくる。
それでも、せっかくこっちに来たんだからという思いが口に出た。
「お前の物語はどうなんだよ」
「この三ヶ月、ショウの話を聞いてきたのと、こっちの体験で、思い知ったけど、ボクは、聞き手であって、話し手には、向いてないって」
徐々に言葉がゆっくりになっていたが、今度は途切れ途切れが加わっている。痛みがないとはいえ、それそろ『ダブル』の頑丈な体も限界みたいだ。
向こうで会えると思えばオレの中の悲しみは少ないので、後はこっちでしか会えない彼女達に譲るべきだろう。
「そっか。じゃあ、向こうでまた飽きるほど聞かせてやるよ」
「ああ、頼む。この事件を、どう、喋るのか、すげー、楽しみ」
「ハードル上げるなよ。じゃあ学校で」
「うん」
そこでハルカさんとボクっ娘に、オレの場所を譲る。
タクミも自然と二人に意識を向ける。
「レナさん、合宿の時、みたいに、また、入れ替わってよ。それなら、会えるし」
「そうだね。頑張ってみるよ」
「ハルカさん、ショウの事、よろしく」
「はい。ありがとうタクミ君。それと向こうの玲奈に、ハルカが向こうでのショウの事よろしくって言ってたって伝えておいて」
「承り、ました。けど、自分で、言えば、いいと、思うよ。こっちと、違って、遠くに、住んでても、電話とか、あるんだ、から……」
それがタクミの、こちらでの最後の言葉だった。
自然とクロに視線を向けるも、クロも静かに首を横に振るのみだ。
結局タクミは、ハルカさんの真実を知らずに来て、そして知らないまま去っていった。
しかしその事は、タクミの物語にとってどうでもいい事だ。
今はタクミのこっちでの物語は、僅か10日程で幕を閉じてしまったという事だ。
「呆気ないもんなんだな」
「本当にタクミ君が死んだ訳じゃないけど、少し不謹慎よ」
「そうだな、悪い。ところで、みんなもこんな別れした事あるのか?」
「私は何度か」
「私も」
「ボクも」
と、その後には、タクミと話しが終わってから近づいて来ていたジョージさん達『ダブル』も、「俺も」「私も」「僕も」と続いた。
仲間以外にも最後の辺りの言葉の幾つかを聞かれるているけど、意識が混濁した言葉なんだろうと言い訳すれば何とかなるだろう。
それよりも今は、タクミへの気持ちの整理をさっさと済ませて、事後処理をしないといけない。
「そっか。流石にちょっと凹むな。でもまあ、向こうでタクミにはお礼と文句言う事にするから、まずは後始末をしよう」
「ええ、それが良いと思う。(それと、今強がれるのは偉いわ)」
気がついたら横に並んでいたハルカさんに、言葉の後半耳元で囁かれる。
なんだか、久々に褒められた気がするけど、オレが気落ちしない様にハルカさんなりの慰めなのだろう。
周りもオレの一言で再び活気づき、「おっしゃっ! 警戒しつつクソ迷惑なネクロマンサー野郎の裏ネタ探しだ!」というジョージさんの言葉で『ダブル』達も動き出した。
そしてみんながゆっくりと王宮跡に歩き始めたのだけど、シズさんが最後にその場に横たわるタクミのこっちでの亡骸から離れた。
オレもほぼ同じタイミングだったので、自然と横並びに歩くことになる。
「……どうかしましたか」
「私も決断しないとな、と痛感させられたよ」
「タクミの言葉の影響ですか?」
「ああ。タクミ君の行動も含めて、な」
「じゃあ」
「タクミ君の告白を受け入れる訳じゃないよ。まだ無理そうだから」
そう言ったシズさんの表情は、確かにまだ少し心が苦しそうだ。
「……えっと、それじゃあ何の?」
マンガなら、頭にクエスチョンマークが浮かぶところだ。
「決めたのはこちらの事じゃないよ。恨みすらしたかつての敵の国が無惨な姿になり、さらに王宮を実質自分の手で燃やしたというのに、そう簡単に吹っ切れたりはしなかった。逆に虚しさなどもない」
「まあ、お話の中のキャラみたいに割り切れませんよね」
「そういう事だ」
そう言いきったシズさんの表情は、さっきと違って少し晴れていた。
「それで?」
「向こうの事で少しな。ショウには向こうで伝えるよ」
「分かりました。それじゃあ、取りあえずは、こっちの面倒事を片付けましょうか」
「ああ。そうしよう」
二人で話しながら歩いていたので、みんなから少し離されていた。
だからみんながその場で立ち止まり、オレ達二人を待っていてくれた。
それを見つつ、改めて仲間を守って旅を続けようという決意が湧いた。タクミはこっちではすぐに去ってしまったが、オレに大きな土産は残してくれたのだ。
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