147 / 528
第二部
147「待ち伏せ(2)」
しおりを挟む
あとはどちらかが口火を切るかというところで、連中の背後から弓矢が1本飛来し、石の道で「カキンッ!」と跳ねる。
ちょうど両者の中間位置なので、狙ってその場に射かけたのだ。
全員に緊張が走るが、少し遠くから聞き覚えのある声も響いてきた。
「はーい、そこまでそこまで。どっちも武器を納めてーっ!」
そう叫びつつ全速力でやってきたのは、武器だけ持ったウェーイな二人組と、昨日の歓迎会に参加していた目立たない男女混成組だった。
弓を射たのは、男女混成組の中の一人だ。よく見ると、全員揃いの腕章を付けている。
「いやーっ、間にあってよかった。誰も怪我してないよね」
「ていうかさ、ショウもルカも血の気多過ぎ。で、お前らマナー悪すぎ。牢屋入ってもらうかんな」
「それと後ろの君ら消えてくれる。オレら冒険者組合の自警団だけど、この数の魔力持ち相手だと無事じゃ済まないよ」
突然の展開に、オレたちの背後の街のゴロツキといった連中が唖然とし、そしてそのまま形勢不利と判断して慌てるように逃げ散っていった。
さらにテンプレ4人組が、抵抗の意思がないことを示す仕草を見せて、実質的に決着はついた。
「お、俺らは、こいつらに唆(そそのか)されただけだ。それに何もしてない」
「けど、加担したのは確かだろ。ギルドの決まりには従ってもらうかんね」
トールさんの言葉に、4人組が大きく肩を落としてシュンとなる。
4人組の主体性の無さは、どんな場面でも変わらないらしい。
「にしても、君らガキすぎでしょ。マジ情けない」
「俺らは、このクソ生意気な奴らを躾(しつ)けてやろうとしただけだ!」
因縁3人組の一人が、弁解がましく言う。
まあ弁解にもなってないので、ウェーイな人が鼻で笑った。
「躾けるって何様だよ。ルカは君らよりずっと立派な神官だよ」
「それにストーカーした上にゴロツキ雇って完全武装で囲むって、犯罪いくつ重ねてるっての」
「ついでに言えば、俺らがあと少し遅かったら、君ら死屍累々だったよ。それくらい分かるようになれよな」
それはあんまりだ。けどハルカさんは、オレを半目で見ている。
「あのー、オレらそんな風に見えますか?」
「そりゃ、あの模擬戦見てればね。ショウってばさあ、剣筋に躊躇(とまどい)なさすぎ。人も斬ってるっしょ。俺も同じだから分かるんよ」
「こいつらじゃあ、数が増えたところで二人の相手にもならなかったと思うよ」
見た目ウェーイで軽薄なイメージだけど、相当な熟練者のようだ。
一緒に来た人たちも、さっきの弓の腕は正確にオレ達の間に落ちているのだから、かなりの腕前の筈だ。
「戦闘が未遂で済んで良かったです。ありがとうございました」
「俺ら結構やるっしょ。見直してくれた」
ハルカさんの頭を下げてのお礼に、ウェーイの片割れのトールさんの態度が一気に砕けた。
全身で褒めて褒めてと言っている。
それに対して、ハルカさんはおすましの営業スマイルだ。全然ガチじゃない。
「ハイ。本当に助かりました」
「じゃあさ、オレとの」
「その件とこの件は違いますよ。それに」
とそこまで言ったハルカさんが、オレの腕に自分の腕を絡ませて軽く寄り添った。
「彼とはこういう関係なんです」
「まあそうだよな」とウェーイ二人組の相方、ハルトさんが言いながら、相棒の肩をポンポンと叩いている。
相棒のトールさんは、見たくなかったものを見たという表情の後、ガックリと肩を落とす。
「だから言ったろ」
「んでもよ、めーッチャ好みだったんだよーっ!」
両手ブンブン振って、まるで駄々っ子だ。
不快さを感じないのは、人徳ってやつなのだろう。
その隣で相棒のハルトさんが、片手でこっちを拝んでウインクする。
「当人の目の前で叫ぶことないだろ。あっ、ゴメンね。ただの愚痴で、よくあることだから」
「ハルトはいいよな。彼女いるから」
「だから協力はしただろ」
二人の場違いな掛け合いで、場がすっかり弛緩してしまっていた。
オレたちをどうにかしようとしていたDQNな因縁3人組も、毒気を抜かれている。これがウェーイ勢の作戦なら大したものだ。
で、オレまで毒気を抜かれているわけにもいかないので、いまだハルカさんに腕を絡まれつつながらも事態を進めようと思った。
けど目の前の即席コントより、すぐそばのハルカさん方がオレにとって破壊力が大きかった。
四六時中一緒なのに、こういうシチュエーションは殆どなかったからだ。
などと若干テンパっていると、ハルカさんから自然と腕をほどいて少しばかり姿勢を正した。
残念ながら、もう真面目モードだ。
「それで、なぜこんな事をしたんですか?」
そう言って因縁3人組を冷徹に見つめる。目力が違うので、これをされると相当心にくるはずだ。
場全体も一気に引き締まり、ウェーイ二人組も真面目に戻っていた。
3人組も明らかに萎縮して、言葉すら発せなくなっている。冷や汗すらかいているようだ。
「まあまあ、ここは俺らに任せてくれない。ハーケン冒険者ギルドの名にかけて、ちゃんと処罰もするから」
「あと、お連れから伝言頼まれてるよ」
「レナとシズから?」
「そっ。予定通りって。俺ら、あの二人を街の中心辺りで見かけたから声かけたらさ、近くのオープンカフェに誘われてこりゃラッキーとか思ったのもつかの間、いきなりヒソヒソ声で重い話してくるから、こりゃヤバいって仲間集めて駆けつけたってわけ」
「それとあの二人には、昨日一緒にお昼した女子4人組に飛行場までついて行ってもらってるから」
「それはありがとうございます。それじゃ私達急いで合流したいので、申し訳ないのですが」
「分かってる、分かってる。こいつらは俺らで対処しとくよ」
口調は軽いが表情は真剣だ。
普段は態度も軽い二人組だけど、ちゃんとしているところはちゃんとしている。だから自警団でも中心人物なんだろう。
「それにしても、もうちょっとちゃんとお別れしたかったけど、またハーケン来てね。俺らだいたいここのギルドにいるから」
「はい。ありがとうございます。必ず来ます」
「ああ、そんじゃあね。あ、そうだ、もう一つ情報。こいつらがみんなの情報集める為に、この街の方々のマフィアに、あんたらが大金持ち歩いているとか言いふらしたり、懸賞金かけたり、金渡したりして無茶苦茶してるみたいだから気をつけて」
「未確認だけど、君らが町を出るって話も伝わってて、そこら中に監視するヤツや刺客みたいなのが出てるってさ。
四方の尖塔から、街をのぞいてる不審者を見たって情報もきてるくらい。まあ、二人なら余裕っしょーって感じだけどな」
「本当なら送ってあげたいけど、急すぎて人手が足りないんだ」
「お気遣いありがとうございます。普通の人相手なら、走って逃げますから」
「アハハっ、若いっていいね」
「いやいや、俺らも十分若いっしょ」
相変わらずなやり取りの後、オレとハルカさんは頭を下げると素早く分かれて移動開始する。
しかし現場から離れてしばらくすると、また尾けられている気配がした。
しかも今度の方がガチな気がする。
何度か巻こうとしたが、複数から尾行されているらしい、というところまでしか分からなかった。
「本物のアンダーグラウンドの連中にとっては、これからが本番ってところかしら」
「やっぱそう思う?」
「どうする? 走る?」
彼女の真剣な瞳が、オレに注がれる。
「走る方がいいよな。もう結構時間押してるだろ」
「4つ半の鐘が鳴って、だいぶ経つものね」
鐘と聞いてふと鐘の塔を軽く見上げ、一つ思いついた。
「で、提案があるんだけど」
「ロクでもないことね。いいわ、何でも聞いてあげる」
そう言って、彼女が挑戦的とも言える表情を向けて来る。心なしか楽しそうだ。
「雑踏の中を逃げるのはオレらにとって不利だし、通りを抜けていく地の利は絶対敵側にある」
「先を続けて」
その言葉に促されて上を指差す。彼女も顔を上に上げて、そして不敵な笑みを浮かべた。
「ショウといると飽きないっていうレナの言葉に同意ね」
「せっかく便利な体なんだし、使わない手はないだろ」
「それもそうね。それじゃ、魔力総量Sランクの実力を、不埒者に見せてやりましょう」
こういう時のハルカさんは、雄々しさも相まってすごく凛々しい。
思わずこっちまで強気の笑みがこぼれてしまう。
「おうっ。それじゃ合図したら、あの1階の屋上に飛んで、そんまま一気に屋上屋根まで駆けあがろう。そっからは空のランニングだ」
「アクション映画がどうこう言ってた人の言葉とは思えないわね」
「オレもそう思う。それじゃ、アー・ユー・レディ?」
「いつでもどうぞ」
__________________________
この後の場面が、「119「再始動」」になります。
ちょうど両者の中間位置なので、狙ってその場に射かけたのだ。
全員に緊張が走るが、少し遠くから聞き覚えのある声も響いてきた。
「はーい、そこまでそこまで。どっちも武器を納めてーっ!」
そう叫びつつ全速力でやってきたのは、武器だけ持ったウェーイな二人組と、昨日の歓迎会に参加していた目立たない男女混成組だった。
弓を射たのは、男女混成組の中の一人だ。よく見ると、全員揃いの腕章を付けている。
「いやーっ、間にあってよかった。誰も怪我してないよね」
「ていうかさ、ショウもルカも血の気多過ぎ。で、お前らマナー悪すぎ。牢屋入ってもらうかんな」
「それと後ろの君ら消えてくれる。オレら冒険者組合の自警団だけど、この数の魔力持ち相手だと無事じゃ済まないよ」
突然の展開に、オレたちの背後の街のゴロツキといった連中が唖然とし、そしてそのまま形勢不利と判断して慌てるように逃げ散っていった。
さらにテンプレ4人組が、抵抗の意思がないことを示す仕草を見せて、実質的に決着はついた。
「お、俺らは、こいつらに唆(そそのか)されただけだ。それに何もしてない」
「けど、加担したのは確かだろ。ギルドの決まりには従ってもらうかんね」
トールさんの言葉に、4人組が大きく肩を落としてシュンとなる。
4人組の主体性の無さは、どんな場面でも変わらないらしい。
「にしても、君らガキすぎでしょ。マジ情けない」
「俺らは、このクソ生意気な奴らを躾(しつ)けてやろうとしただけだ!」
因縁3人組の一人が、弁解がましく言う。
まあ弁解にもなってないので、ウェーイな人が鼻で笑った。
「躾けるって何様だよ。ルカは君らよりずっと立派な神官だよ」
「それにストーカーした上にゴロツキ雇って完全武装で囲むって、犯罪いくつ重ねてるっての」
「ついでに言えば、俺らがあと少し遅かったら、君ら死屍累々だったよ。それくらい分かるようになれよな」
それはあんまりだ。けどハルカさんは、オレを半目で見ている。
「あのー、オレらそんな風に見えますか?」
「そりゃ、あの模擬戦見てればね。ショウってばさあ、剣筋に躊躇(とまどい)なさすぎ。人も斬ってるっしょ。俺も同じだから分かるんよ」
「こいつらじゃあ、数が増えたところで二人の相手にもならなかったと思うよ」
見た目ウェーイで軽薄なイメージだけど、相当な熟練者のようだ。
一緒に来た人たちも、さっきの弓の腕は正確にオレ達の間に落ちているのだから、かなりの腕前の筈だ。
「戦闘が未遂で済んで良かったです。ありがとうございました」
「俺ら結構やるっしょ。見直してくれた」
ハルカさんの頭を下げてのお礼に、ウェーイの片割れのトールさんの態度が一気に砕けた。
全身で褒めて褒めてと言っている。
それに対して、ハルカさんはおすましの営業スマイルだ。全然ガチじゃない。
「ハイ。本当に助かりました」
「じゃあさ、オレとの」
「その件とこの件は違いますよ。それに」
とそこまで言ったハルカさんが、オレの腕に自分の腕を絡ませて軽く寄り添った。
「彼とはこういう関係なんです」
「まあそうだよな」とウェーイ二人組の相方、ハルトさんが言いながら、相棒の肩をポンポンと叩いている。
相棒のトールさんは、見たくなかったものを見たという表情の後、ガックリと肩を落とす。
「だから言ったろ」
「んでもよ、めーッチャ好みだったんだよーっ!」
両手ブンブン振って、まるで駄々っ子だ。
不快さを感じないのは、人徳ってやつなのだろう。
その隣で相棒のハルトさんが、片手でこっちを拝んでウインクする。
「当人の目の前で叫ぶことないだろ。あっ、ゴメンね。ただの愚痴で、よくあることだから」
「ハルトはいいよな。彼女いるから」
「だから協力はしただろ」
二人の場違いな掛け合いで、場がすっかり弛緩してしまっていた。
オレたちをどうにかしようとしていたDQNな因縁3人組も、毒気を抜かれている。これがウェーイ勢の作戦なら大したものだ。
で、オレまで毒気を抜かれているわけにもいかないので、いまだハルカさんに腕を絡まれつつながらも事態を進めようと思った。
けど目の前の即席コントより、すぐそばのハルカさん方がオレにとって破壊力が大きかった。
四六時中一緒なのに、こういうシチュエーションは殆どなかったからだ。
などと若干テンパっていると、ハルカさんから自然と腕をほどいて少しばかり姿勢を正した。
残念ながら、もう真面目モードだ。
「それで、なぜこんな事をしたんですか?」
そう言って因縁3人組を冷徹に見つめる。目力が違うので、これをされると相当心にくるはずだ。
場全体も一気に引き締まり、ウェーイ二人組も真面目に戻っていた。
3人組も明らかに萎縮して、言葉すら発せなくなっている。冷や汗すらかいているようだ。
「まあまあ、ここは俺らに任せてくれない。ハーケン冒険者ギルドの名にかけて、ちゃんと処罰もするから」
「あと、お連れから伝言頼まれてるよ」
「レナとシズから?」
「そっ。予定通りって。俺ら、あの二人を街の中心辺りで見かけたから声かけたらさ、近くのオープンカフェに誘われてこりゃラッキーとか思ったのもつかの間、いきなりヒソヒソ声で重い話してくるから、こりゃヤバいって仲間集めて駆けつけたってわけ」
「それとあの二人には、昨日一緒にお昼した女子4人組に飛行場までついて行ってもらってるから」
「それはありがとうございます。それじゃ私達急いで合流したいので、申し訳ないのですが」
「分かってる、分かってる。こいつらは俺らで対処しとくよ」
口調は軽いが表情は真剣だ。
普段は態度も軽い二人組だけど、ちゃんとしているところはちゃんとしている。だから自警団でも中心人物なんだろう。
「それにしても、もうちょっとちゃんとお別れしたかったけど、またハーケン来てね。俺らだいたいここのギルドにいるから」
「はい。ありがとうございます。必ず来ます」
「ああ、そんじゃあね。あ、そうだ、もう一つ情報。こいつらがみんなの情報集める為に、この街の方々のマフィアに、あんたらが大金持ち歩いているとか言いふらしたり、懸賞金かけたり、金渡したりして無茶苦茶してるみたいだから気をつけて」
「未確認だけど、君らが町を出るって話も伝わってて、そこら中に監視するヤツや刺客みたいなのが出てるってさ。
四方の尖塔から、街をのぞいてる不審者を見たって情報もきてるくらい。まあ、二人なら余裕っしょーって感じだけどな」
「本当なら送ってあげたいけど、急すぎて人手が足りないんだ」
「お気遣いありがとうございます。普通の人相手なら、走って逃げますから」
「アハハっ、若いっていいね」
「いやいや、俺らも十分若いっしょ」
相変わらずなやり取りの後、オレとハルカさんは頭を下げると素早く分かれて移動開始する。
しかし現場から離れてしばらくすると、また尾けられている気配がした。
しかも今度の方がガチな気がする。
何度か巻こうとしたが、複数から尾行されているらしい、というところまでしか分からなかった。
「本物のアンダーグラウンドの連中にとっては、これからが本番ってところかしら」
「やっぱそう思う?」
「どうする? 走る?」
彼女の真剣な瞳が、オレに注がれる。
「走る方がいいよな。もう結構時間押してるだろ」
「4つ半の鐘が鳴って、だいぶ経つものね」
鐘と聞いてふと鐘の塔を軽く見上げ、一つ思いついた。
「で、提案があるんだけど」
「ロクでもないことね。いいわ、何でも聞いてあげる」
そう言って、彼女が挑戦的とも言える表情を向けて来る。心なしか楽しそうだ。
「雑踏の中を逃げるのはオレらにとって不利だし、通りを抜けていく地の利は絶対敵側にある」
「先を続けて」
その言葉に促されて上を指差す。彼女も顔を上に上げて、そして不敵な笑みを浮かべた。
「ショウといると飽きないっていうレナの言葉に同意ね」
「せっかく便利な体なんだし、使わない手はないだろ」
「それもそうね。それじゃ、魔力総量Sランクの実力を、不埒者に見せてやりましょう」
こういう時のハルカさんは、雄々しさも相まってすごく凛々しい。
思わずこっちまで強気の笑みがこぼれてしまう。
「おうっ。それじゃ合図したら、あの1階の屋上に飛んで、そんまま一気に屋上屋根まで駆けあがろう。そっからは空のランニングだ」
「アクション映画がどうこう言ってた人の言葉とは思えないわね」
「オレもそう思う。それじゃ、アー・ユー・レディ?」
「いつでもどうぞ」
__________________________
この後の場面が、「119「再始動」」になります。
0
お気に入りに追加
50
あなたにおすすめの小説
義母に毒を盛られて前世の記憶を取り戻し覚醒しました、貴男は義妹と仲良くすればいいわ。
克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
11月9日「カクヨム」恋愛日間ランキング15位
11月11日「カクヨム」恋愛週間ランキング22位
11月11日「カクヨム」恋愛月間ランキング71位
11月4日「小説家になろう」恋愛異世界転生/転移恋愛日間78位
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
~クラス召喚~ 経験豊富な俺は1人で歩みます
無味無臭
ファンタジー
久しぶりに異世界転生を体験した。だけど周りはビギナーばかり。これでは俺が巻き込まれて死んでしまう。自称プロフェッショナルな俺はそれがイヤで他の奴と離れて生活を送る事にした。天使には魔王を討伐しろ言われたけど、それは面倒なので止めておきます。私はゆっくりのんびり異世界生活を送りたいのです。たまには自分の好きな人生をお願いします。
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
【書籍化確定、完結】私だけが知らない
綾雅(要らない悪役令嬢1/7発売)
ファンタジー
書籍化確定です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/12/26……書籍化確定、公表
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
30年待たされた異世界転移
明之 想
ファンタジー
気づけば異世界にいた10歳のぼく。
「こちらの手違いかぁ。申し訳ないけど、さっさと帰ってもらわないといけないね」
こうして、ぼくの最初の異世界転移はあっけなく終わってしまった。
右も左も分からず、何かを成し遂げるわけでもなく……。
でも、2度目があると確信していたぼくは、日本でひたすら努力を続けた。
あの日見た夢の続きを信じて。
ただ、ただ、異世界での冒険を夢見て!!
くじけそうになっても努力を続け。
そうして、30年が経過。
ついに2度目の異世界冒険の機会がやってきた。
しかも、20歳も若返った姿で。
異世界と日本の2つの世界で、
20年前に戻った俺の新たな冒険が始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる