10 / 528
第一部
010「次の日(2)」
しおりを挟む
(そりゃ、やり甲斐がなければやる気もなくすよな)
「じゃあ、たいてい一人?」
「それ、私がボッチだって言いたいわけ?」
「そうじゃないけど、実際今一人だし」
ハルカさんが少しムッとするが、すぐに表情を緩める。
「……はぁ。まぁ、確かにね。けど、今この辺りの神殿は人手不足なのよ」
「神殿?」
「そ。私、神殿に所属してるの」
今度は少し自慢げ。ちょっとドヤ顔だ。
「『ダブル』って、こっちの人間の組織に所属するの難しいって話があるけど、違うんだな」
「違わないわよ。けど、力のある治癒職が希少ってのは、こっちの世界共通なの。それに私には、現代の医療知識も多少はあるしね」
「ああ、そんな話も書いてたな。現代の医療知識や薬を『ダブル』が普及させているって」
「残念ながら普及にはほど遠いわね。下手に治療法や公衆衛生、それに薬を普及させようとすると既得権益ってやつが邪魔してくるし、こっちの世界の人は迷信深いし。逆に治癒魔法の使い手なら無条件で歓迎ね」
そう言って、着ている上着を指差す。
その服の前と後ろのそれぞれ目立つ場所に、光りの輝きを意匠化したような神殿の紋章が縫いこまれている。9つの神様を表現するので、頂点が9つある星のようだ。
ちょうど細いベンツマークを三つ重ねた感じだ。
それと後で気づいたが、移動中などにさらに上に羽織るフード付きマントの背中にも大きく描かれていた。
「やっぱり神殿の服だったんだ」
「そうよ。魔糸を織って魔法を織り込んだ特別製の法衣。で、これが神殿巡察官の証で、これが聖印」
今度は、上着の胸に留められている勲章のような金属片を指差す。
さらに首元をまさぐって、首に掛けている金属製の円盤状の聖印を見せる。階級などは分からないが、正式に神殿に属している者の証だ。
まとめサイトの再現イラスト通りだった。
「確か白の服は、けっこう偉かったりするんだよな?」
「それなりにね。正直、神殿もけっこう面倒くさい組織よ」
「それなのに、わざわざ属してるんだ」
「それなりに恩恵もあるし、こっちの人からの信頼度は絶大だから」
どのくらい偉いのとか、こっちの住人の心理とか全然分からないので、「へーっ」としか返せない。
オレは間抜けな顔をしていたんだろう。彼女がオレの顔を少し覗き込む。
「やっぱり、普通の事を最低限説明しましょうか? こんな辺境で私から離れたら、絶対のたれ死ぬわよ」
その言葉に頭をかいて乾いた笑いをするしかない。
彼女もニヤリといい笑顔で肯定的のようだ。
「じゃあ、決まりね。取りあえず移動の準備するから手伝って。移動中はどうせ暇だし、順に話していくわ」
「よろしくお願いしまーす」
オレが頭を上げると出発となった。
広げていた荷物を指示されるままに片付けている間に、彼女は手際よく馬に鞍や荷物をつけていく。
「大きい馬だな。北海道で見た足の太いやつとは少し違うみたいだけど」
「こっちのお馬さんだもの当然でしょ。それとこの子はレディよ。言葉には気をつけてね」
「りょーかい。で、名前は? というか、ハルカさんの馬?」
「名前は特に無し。神殿のものよ。買うには相応に高いし、白は神殿の象徴色だから」
なお、彼女の乗馬は「ハイホース」という体内に魔力を有する馬で、見た目、性質とも普通の馬だけど、非常に強靭で力強かった。
普通の馬の数倍の跳躍力を持ったり、かなりの速度で駆ける事もできる。高さ5メートルぐらいの障害も楽々乗り越えられるそうだ。
ただ速すぎて、馬車を引くには向いていない。馬車が痛みやすいからだ。
馬格も馬としては大きめなので、二人乗りした上で荷物を載せても平気な顔をしていた。
とはいえハイホースは魔物とは扱われず、生き物としては魔法の使える人と同じような分類に分けられている。
なお、騎乗できる魔物系の獣や家畜は、騎獣(ライディング・ビースト)と言われる。
魔物の馬は、空を飛ぶ馬やお約束の角のある馬や足の多い馬などもいるが、大半は家畜として人工繁殖はできず、飼いならすのに手間がかかるので高値で取引される。
騎獣狩りという職業まであるほどだ。
もっとも、空を飛ぶ魔物までが騎乗できる生き物として活用されている世界なので、地面を走るだけの馬の価値はオレたちの古い時代ほど高くはないらしい。
またお約束ファンタジー世界のように、騎獣にはドラゴンの亜種という騎龍やダチョウタイプの大型の鳥も、地域によっては生息、飼育されているそうだ。
「けど、馬は馬だなぁ」
獣臭さと馬糞の臭いには慣れるしかなさそうだ。
「レディに失礼なこと言わないの」
準備を終えると、しばらくは馬には乗らず徒歩で森の中を進む。
ハルカさんが馬の手綱を握っているが、オレは手ぶらなのでなんだか申し訳ない。
もっとも彼女は気にした風はない。言葉も気軽そのものだ。
「そういえば、昨日の夜は最初からこの森の中にいたの?」
「いや、最初に目覚めたのは、あそこから少し離れた原っぱだった。あっちの山の方で、見晴らしもけっこう良かったな」
「で、浮かれ気分でぶらぶら歩いているうちに森に入ったあげく、矮鬼の群れに目を付けられたってところ? それとも自分から挑発したの?」
「気づいたら奴らに目を付けられた、で正解だと思う。それに巣穴とかは見てないし」
オレの言葉に彼女が首を傾げる。
「あいつら、別に巣穴なんて持たないわよ。澱んだ魔力の溜まった窪みや穴とかで発生して、しばらく洞窟とかに滞在することは多いみたいだけど」
「そうなのか? 定住しないのか」
「この辺りは一応人の領域だし、森も深くはないもの。もっと奥地だと別だけど」
「じゃあ、オスだけで狩りでもしてて、目を付けられたのかなぁ」
「やつらに性別はないでしょ」
そんな事も知らないの? な目線を向けてくる。
「え、じゃあ、どうやってって……。という事は、あそこのサイトの情報が正しいのか」
「自己解決した? あいつらは洞窟や沼とかの魔力溜まりとかの澱みから、文字通り湧いてくるのよ。湧いてくる途中は結構グロよ。しかも時間が経つと、出世魚みたいに上位種に変化していくし。
……別の異世界から召還されてくる説もあるけど、あれは違うわね。だからオスメスどころか無性で、年齢差もほとんどないし」
「確か、人や亜人以外の人型の魔物は、魔界の住人説だっけ?」
「そうね。けど、魔界とやらから来るっていう人型の知能の高い魔物、まあ要するに悪魔には滅多に出会えないわよ。それに魔界があるのかも怪しいしものね。お話みたいに、魔法陣で召喚とかもできないし。
矮鬼とかは、こっちの世界の何かしらの思念と澱んだ魔力が合わさって生み出されたもの、ってのが定説よね。実験している物好きもいるくらいよ」
神殿に属しているだけあってか、かなりの博識っぽい。
そんな事を思っていると、ハルカさんがこっちに目線を向ける。
「ねえ、こっちのモンスターになる魔物や獣って、どれくらい知ってる。対処法とか予習してきてる。ていうか、そもそも昨日が前兆夢なしの初日だったら、戦闘訓練もしてないわよね」
矢継ぎ早の質問というか詰問に近い。
表情や態度から親切心かららしいが、俄にチュートリアルが始まりそうだ。
そして彼女の言葉に、オレは首を横と縦に順番に振るしかない。
「まとめサイトとか色々情報は漁ってみたけど、確証のない話ばっかりで……」
「そうよねぇ。あっちの情報って嘘多いわよね。……じゃあ、最低限教えていくわね」
「改めてよろしくお願いします、先生」
そう言って軽く頭をさげる。
「よろしい、フォロー・ミー」
歯を見せてニコリと笑うハルカさんの笑みが印象的だった。
「じゃあ、たいてい一人?」
「それ、私がボッチだって言いたいわけ?」
「そうじゃないけど、実際今一人だし」
ハルカさんが少しムッとするが、すぐに表情を緩める。
「……はぁ。まぁ、確かにね。けど、今この辺りの神殿は人手不足なのよ」
「神殿?」
「そ。私、神殿に所属してるの」
今度は少し自慢げ。ちょっとドヤ顔だ。
「『ダブル』って、こっちの人間の組織に所属するの難しいって話があるけど、違うんだな」
「違わないわよ。けど、力のある治癒職が希少ってのは、こっちの世界共通なの。それに私には、現代の医療知識も多少はあるしね」
「ああ、そんな話も書いてたな。現代の医療知識や薬を『ダブル』が普及させているって」
「残念ながら普及にはほど遠いわね。下手に治療法や公衆衛生、それに薬を普及させようとすると既得権益ってやつが邪魔してくるし、こっちの世界の人は迷信深いし。逆に治癒魔法の使い手なら無条件で歓迎ね」
そう言って、着ている上着を指差す。
その服の前と後ろのそれぞれ目立つ場所に、光りの輝きを意匠化したような神殿の紋章が縫いこまれている。9つの神様を表現するので、頂点が9つある星のようだ。
ちょうど細いベンツマークを三つ重ねた感じだ。
それと後で気づいたが、移動中などにさらに上に羽織るフード付きマントの背中にも大きく描かれていた。
「やっぱり神殿の服だったんだ」
「そうよ。魔糸を織って魔法を織り込んだ特別製の法衣。で、これが神殿巡察官の証で、これが聖印」
今度は、上着の胸に留められている勲章のような金属片を指差す。
さらに首元をまさぐって、首に掛けている金属製の円盤状の聖印を見せる。階級などは分からないが、正式に神殿に属している者の証だ。
まとめサイトの再現イラスト通りだった。
「確か白の服は、けっこう偉かったりするんだよな?」
「それなりにね。正直、神殿もけっこう面倒くさい組織よ」
「それなのに、わざわざ属してるんだ」
「それなりに恩恵もあるし、こっちの人からの信頼度は絶大だから」
どのくらい偉いのとか、こっちの住人の心理とか全然分からないので、「へーっ」としか返せない。
オレは間抜けな顔をしていたんだろう。彼女がオレの顔を少し覗き込む。
「やっぱり、普通の事を最低限説明しましょうか? こんな辺境で私から離れたら、絶対のたれ死ぬわよ」
その言葉に頭をかいて乾いた笑いをするしかない。
彼女もニヤリといい笑顔で肯定的のようだ。
「じゃあ、決まりね。取りあえず移動の準備するから手伝って。移動中はどうせ暇だし、順に話していくわ」
「よろしくお願いしまーす」
オレが頭を上げると出発となった。
広げていた荷物を指示されるままに片付けている間に、彼女は手際よく馬に鞍や荷物をつけていく。
「大きい馬だな。北海道で見た足の太いやつとは少し違うみたいだけど」
「こっちのお馬さんだもの当然でしょ。それとこの子はレディよ。言葉には気をつけてね」
「りょーかい。で、名前は? というか、ハルカさんの馬?」
「名前は特に無し。神殿のものよ。買うには相応に高いし、白は神殿の象徴色だから」
なお、彼女の乗馬は「ハイホース」という体内に魔力を有する馬で、見た目、性質とも普通の馬だけど、非常に強靭で力強かった。
普通の馬の数倍の跳躍力を持ったり、かなりの速度で駆ける事もできる。高さ5メートルぐらいの障害も楽々乗り越えられるそうだ。
ただ速すぎて、馬車を引くには向いていない。馬車が痛みやすいからだ。
馬格も馬としては大きめなので、二人乗りした上で荷物を載せても平気な顔をしていた。
とはいえハイホースは魔物とは扱われず、生き物としては魔法の使える人と同じような分類に分けられている。
なお、騎乗できる魔物系の獣や家畜は、騎獣(ライディング・ビースト)と言われる。
魔物の馬は、空を飛ぶ馬やお約束の角のある馬や足の多い馬などもいるが、大半は家畜として人工繁殖はできず、飼いならすのに手間がかかるので高値で取引される。
騎獣狩りという職業まであるほどだ。
もっとも、空を飛ぶ魔物までが騎乗できる生き物として活用されている世界なので、地面を走るだけの馬の価値はオレたちの古い時代ほど高くはないらしい。
またお約束ファンタジー世界のように、騎獣にはドラゴンの亜種という騎龍やダチョウタイプの大型の鳥も、地域によっては生息、飼育されているそうだ。
「けど、馬は馬だなぁ」
獣臭さと馬糞の臭いには慣れるしかなさそうだ。
「レディに失礼なこと言わないの」
準備を終えると、しばらくは馬には乗らず徒歩で森の中を進む。
ハルカさんが馬の手綱を握っているが、オレは手ぶらなのでなんだか申し訳ない。
もっとも彼女は気にした風はない。言葉も気軽そのものだ。
「そういえば、昨日の夜は最初からこの森の中にいたの?」
「いや、最初に目覚めたのは、あそこから少し離れた原っぱだった。あっちの山の方で、見晴らしもけっこう良かったな」
「で、浮かれ気分でぶらぶら歩いているうちに森に入ったあげく、矮鬼の群れに目を付けられたってところ? それとも自分から挑発したの?」
「気づいたら奴らに目を付けられた、で正解だと思う。それに巣穴とかは見てないし」
オレの言葉に彼女が首を傾げる。
「あいつら、別に巣穴なんて持たないわよ。澱んだ魔力の溜まった窪みや穴とかで発生して、しばらく洞窟とかに滞在することは多いみたいだけど」
「そうなのか? 定住しないのか」
「この辺りは一応人の領域だし、森も深くはないもの。もっと奥地だと別だけど」
「じゃあ、オスだけで狩りでもしてて、目を付けられたのかなぁ」
「やつらに性別はないでしょ」
そんな事も知らないの? な目線を向けてくる。
「え、じゃあ、どうやってって……。という事は、あそこのサイトの情報が正しいのか」
「自己解決した? あいつらは洞窟や沼とかの魔力溜まりとかの澱みから、文字通り湧いてくるのよ。湧いてくる途中は結構グロよ。しかも時間が経つと、出世魚みたいに上位種に変化していくし。
……別の異世界から召還されてくる説もあるけど、あれは違うわね。だからオスメスどころか無性で、年齢差もほとんどないし」
「確か、人や亜人以外の人型の魔物は、魔界の住人説だっけ?」
「そうね。けど、魔界とやらから来るっていう人型の知能の高い魔物、まあ要するに悪魔には滅多に出会えないわよ。それに魔界があるのかも怪しいしものね。お話みたいに、魔法陣で召喚とかもできないし。
矮鬼とかは、こっちの世界の何かしらの思念と澱んだ魔力が合わさって生み出されたもの、ってのが定説よね。実験している物好きもいるくらいよ」
神殿に属しているだけあってか、かなりの博識っぽい。
そんな事を思っていると、ハルカさんがこっちに目線を向ける。
「ねえ、こっちのモンスターになる魔物や獣って、どれくらい知ってる。対処法とか予習してきてる。ていうか、そもそも昨日が前兆夢なしの初日だったら、戦闘訓練もしてないわよね」
矢継ぎ早の質問というか詰問に近い。
表情や態度から親切心かららしいが、俄にチュートリアルが始まりそうだ。
そして彼女の言葉に、オレは首を横と縦に順番に振るしかない。
「まとめサイトとか色々情報は漁ってみたけど、確証のない話ばっかりで……」
「そうよねぇ。あっちの情報って嘘多いわよね。……じゃあ、最低限教えていくわね」
「改めてよろしくお願いします、先生」
そう言って軽く頭をさげる。
「よろしい、フォロー・ミー」
歯を見せてニコリと笑うハルカさんの笑みが印象的だった。
10
お気に入りに追加
50
あなたにおすすめの小説
義母に毒を盛られて前世の記憶を取り戻し覚醒しました、貴男は義妹と仲良くすればいいわ。
克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
11月9日「カクヨム」恋愛日間ランキング15位
11月11日「カクヨム」恋愛週間ランキング22位
11月11日「カクヨム」恋愛月間ランキング71位
11月4日「小説家になろう」恋愛異世界転生/転移恋愛日間78位
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
~クラス召喚~ 経験豊富な俺は1人で歩みます
無味無臭
ファンタジー
久しぶりに異世界転生を体験した。だけど周りはビギナーばかり。これでは俺が巻き込まれて死んでしまう。自称プロフェッショナルな俺はそれがイヤで他の奴と離れて生活を送る事にした。天使には魔王を討伐しろ言われたけど、それは面倒なので止めておきます。私はゆっくりのんびり異世界生活を送りたいのです。たまには自分の好きな人生をお願いします。
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
【書籍化確定、完結】私だけが知らない
綾雅(要らない悪役令嬢1/7発売)
ファンタジー
書籍化確定です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/12/26……書籍化確定、公表
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる