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ハンターの卵たち
ダンジョン初戦
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「そうだ。斉木くんはEOMをやったことある?」
祐希がふと気づいたように祭に確認した。
「いや、俺はもっぱらアクションゲー専門だし、RPGはあんま好きじゃないんだ」
「ハクスラとかは?」
「RPGと何が違うんだ?」
「いやいや、今のは聞き捨てならないぜ、斉木よ!」
祐希の問いに対する祭の答えにアキラがツッコんだ。
「は?」
「RPGってのは役割を演じて進めるゲームでハクスラはひたすらダンジョンに潜ってお宝を集めるゲームだ」
「へえ」
全く興味がなさそうな祭に、アキラは無駄に熱くなる。
「やめなよ。いまどきのゲームでRPGとハクスラとはっきりと区別出来るゲームなんてほとんどないじゃん。特にVRゲーが当たり前になってからはストーリー重視か戦闘重視かぐらいの差でしょ」
「ムググ」
幸子の言葉にアキラも口を閉ざす。
アキラとてそういう現状はよくわかっているのだが、両親からゲームの英才教育を受けたせいで変なこだわりがあるようだった。
「まぁまぁ、仮にもダンジョン内で口論しない。俺が聞きたかったのはそういうことじゃないんだ。EOMをやってないとサーチの範囲がわからないだろうし、説明するのにハクスラが便利だと思ったから確認しただけなんだ」
「サーチの範囲?」
祭もこのメンバーとの付き合い方が段々わかって来たようで、祐希の言葉に真剣に耳を傾けた。
「EOMのサーチには二つの効果があって、範囲サーチと個別サーチとして使える。さっき使ったのは範囲サーチだね」
「なるほど」
「EOMの範囲サーチは術者の前後左右十マスをチェックする」
「マス?」
祐希が懸念したように祭にはピンと来ないようだった。
「マスというのは方眼紙のマス目のようなもののことで、EOMではひとマスがだいたい五十センチだった」
「ってことはええっと、一辺が十メートルの正方形か」
「そうそう」
「う~ん、広いような狭いような」
「あはは、微妙だよね。だからダンジョン内ではサーチ範囲を出ないように注意して欲しいんだ。ゲームのときは床にグリッド線が表示されたんだけど、さすがに現実では出ないから感覚で行動するしかない。うっかり範囲外で罠を踏んだら危険だからね」
「しかし後方サーチに意味があるのか?」
「まぁサーチは罠だけじゃなくって隠れている敵を見つける魔法だから、背後から忍び寄る敵を発見するという使い方も出来るからね」
「なるほど。だから範囲なのか」
「そうそう」
「カリテンはマップサーチが使えたよな」
祐希と祭の認識が共有されたところでアキラがカリテンにあったサーチを思い出して祭に尋ねる。
「あれはモンスターを追いかけるためのものだからな。ちょっと意味が違う」
同じサーチでもゲームによってその使い方はさまざまなのだ。
納得した祭と共に罠を避けながら怪しいと目星をつけたカフェゾーンに向かう。
「サーチ」
VRゲーム内でさんざん使って感覚を掴んでいる祐希はサーチの切れ目の手前で再びサーチをかける。
アーチで飾られた入り口から少し奥までサーチの光が走るが、特に罠やモンスターは発見されなかった。
全員でアーチをくぐり、なかへと踏み込んだ。
このカフェエリアのテーブルは造り付けなのか、通路沿いに規則正しく並んでいて視界を遮っている。
「グルルッ!」
「あっ」
何かの声を聞いたゆえりはくるりと身を翻し声が聞こえた方向を見た。
赤い光を帯びた何かがサササと影から影へ渡るのが見えた。
「いた、右十五マスぐらい。火系のモンスター、小さい」
「了解。サーチ」
ゆえりの報告を受けて祐希が右に五歩ほど踏み込んでサーチをかけた。
「五匹の群れだ」
「少し明るくするね? フェアリーライト!」
祐希のサーチで五つの赤い光点が浮かび、ゆえりがすかさず灯りの魔法を使う。
電球程度のふわふわとした丸い光が七つ、敵モンスターと思われる相手とパーティメンバーのいる範囲に広がり、明るく照らした。
「これ、目立つな」
「ヘッドライトだけで戦闘するのはちょっと怖いから」
「確かに」
アキラが不安を零すが、ゆえりの言葉も正しい。
そんなことを言っている間に、隅の仕切りとテーブルの間からモンスターが飛び出した。
「ファイアーラットだ! 気をつけろ! 燃焼はスリップダメージがあるぞ」
「ゲームじゃないんだし、普通にやけどじゃないかな?」
アキラが注意すると、ゆえりが疑問を呈する。
「我が身で試すのは嫌だからね!」
幸子が言いながら蹴りを繰り出した。
さすがは格闘家ジョブだけあって、ファイアーラットが飛び出したタイミングとばっちり合っている。
蹴られたファイアーラットは壁にぶつかって一回転して落ちたが、ダメージはなく元気そうだ。
物理攻撃はダメージはないが、牽制としては十分に使える。そのことをアキラたちは繰り返した狩りのなかで学習していたため、フォーメーションに積極的に取り入れているのだ。
一方で幸子の靴には焦げ跡が出来ている。
「靴は燃えないけど焦げた」
「装備耐久とかあると、回復出来ないのは辛いな」
幸子の嘆きにアキラがゲーム脳丸出しな発言をする。
ファイアーラットは火を毛皮のように纏ったネズミだ。
体長は約三十センチほど。三匹から五匹程度の群れで襲って来る。
EOMのゲームでは「かぐや姫の願い」というクエストで登場したモンスターだ。
「火鼠の皮、素材として使えたっけ?」
「クエストアイテムだけど、試した奴はいたぞ。一応合成は出来るみたいだ」
このモンスターからドロップする火鼠の皮は、十枚集めて竹取の家で火鼠の皮衣を縫ってもらうというダンジョンとお使いのクエストとなっていた。
クエストアイテムは普通生産素材にはならないのだが、無理やり合成する生産職はどこにでもいる。
「こらこら、それこそ取らぬ狸の皮算用だろ。ちゃんと集中して倒す!」
「でも神さま! 俺の武器、ここでは使いにくいです!」
そうアキラの使う属性武器、風のブーメランはこういう狭くて障害物の多い場所では使いにくい武器だった。
そのとき、ダアアアーン! と少しくぐもった銃声が響く。
「よし、当たった!」
祭である。
武器として手渡された魔銃をさっそく使いこなしているらしい。
「へー、銃って命中補正あったっけ?」
「隠しステータスだな」
「あーなるほど。その辺カリテンもありそうだよね」
アキラの説明にうんうんと納得しているゆえりの横から、キキッ! と、凶悪な顔のファイアーラットが飛び出した。
ズシャッ! と、その体が真っ二つになる。
「まぁ投げなくても攻撃は出来る訳で」
アキラは風のブーメランを曲がったナイフのように使ってファイアーラットを切り裂いたのだ。
風のエレメントの緑のエフェクトが空間に走り、無駄にカッコイイ。
ファイアーラットは強さとしては中の弱程度の敵だ。
しかもそれは群れとしての強さであって、単体では更に低い。
アキラたちの初戦は、ほぼ苦労することなく終了したのだった。
祐希がふと気づいたように祭に確認した。
「いや、俺はもっぱらアクションゲー専門だし、RPGはあんま好きじゃないんだ」
「ハクスラとかは?」
「RPGと何が違うんだ?」
「いやいや、今のは聞き捨てならないぜ、斉木よ!」
祐希の問いに対する祭の答えにアキラがツッコんだ。
「は?」
「RPGってのは役割を演じて進めるゲームでハクスラはひたすらダンジョンに潜ってお宝を集めるゲームだ」
「へえ」
全く興味がなさそうな祭に、アキラは無駄に熱くなる。
「やめなよ。いまどきのゲームでRPGとハクスラとはっきりと区別出来るゲームなんてほとんどないじゃん。特にVRゲーが当たり前になってからはストーリー重視か戦闘重視かぐらいの差でしょ」
「ムググ」
幸子の言葉にアキラも口を閉ざす。
アキラとてそういう現状はよくわかっているのだが、両親からゲームの英才教育を受けたせいで変なこだわりがあるようだった。
「まぁまぁ、仮にもダンジョン内で口論しない。俺が聞きたかったのはそういうことじゃないんだ。EOMをやってないとサーチの範囲がわからないだろうし、説明するのにハクスラが便利だと思ったから確認しただけなんだ」
「サーチの範囲?」
祭もこのメンバーとの付き合い方が段々わかって来たようで、祐希の言葉に真剣に耳を傾けた。
「EOMのサーチには二つの効果があって、範囲サーチと個別サーチとして使える。さっき使ったのは範囲サーチだね」
「なるほど」
「EOMの範囲サーチは術者の前後左右十マスをチェックする」
「マス?」
祐希が懸念したように祭にはピンと来ないようだった。
「マスというのは方眼紙のマス目のようなもののことで、EOMではひとマスがだいたい五十センチだった」
「ってことはええっと、一辺が十メートルの正方形か」
「そうそう」
「う~ん、広いような狭いような」
「あはは、微妙だよね。だからダンジョン内ではサーチ範囲を出ないように注意して欲しいんだ。ゲームのときは床にグリッド線が表示されたんだけど、さすがに現実では出ないから感覚で行動するしかない。うっかり範囲外で罠を踏んだら危険だからね」
「しかし後方サーチに意味があるのか?」
「まぁサーチは罠だけじゃなくって隠れている敵を見つける魔法だから、背後から忍び寄る敵を発見するという使い方も出来るからね」
「なるほど。だから範囲なのか」
「そうそう」
「カリテンはマップサーチが使えたよな」
祐希と祭の認識が共有されたところでアキラがカリテンにあったサーチを思い出して祭に尋ねる。
「あれはモンスターを追いかけるためのものだからな。ちょっと意味が違う」
同じサーチでもゲームによってその使い方はさまざまなのだ。
納得した祭と共に罠を避けながら怪しいと目星をつけたカフェゾーンに向かう。
「サーチ」
VRゲーム内でさんざん使って感覚を掴んでいる祐希はサーチの切れ目の手前で再びサーチをかける。
アーチで飾られた入り口から少し奥までサーチの光が走るが、特に罠やモンスターは発見されなかった。
全員でアーチをくぐり、なかへと踏み込んだ。
このカフェエリアのテーブルは造り付けなのか、通路沿いに規則正しく並んでいて視界を遮っている。
「グルルッ!」
「あっ」
何かの声を聞いたゆえりはくるりと身を翻し声が聞こえた方向を見た。
赤い光を帯びた何かがサササと影から影へ渡るのが見えた。
「いた、右十五マスぐらい。火系のモンスター、小さい」
「了解。サーチ」
ゆえりの報告を受けて祐希が右に五歩ほど踏み込んでサーチをかけた。
「五匹の群れだ」
「少し明るくするね? フェアリーライト!」
祐希のサーチで五つの赤い光点が浮かび、ゆえりがすかさず灯りの魔法を使う。
電球程度のふわふわとした丸い光が七つ、敵モンスターと思われる相手とパーティメンバーのいる範囲に広がり、明るく照らした。
「これ、目立つな」
「ヘッドライトだけで戦闘するのはちょっと怖いから」
「確かに」
アキラが不安を零すが、ゆえりの言葉も正しい。
そんなことを言っている間に、隅の仕切りとテーブルの間からモンスターが飛び出した。
「ファイアーラットだ! 気をつけろ! 燃焼はスリップダメージがあるぞ」
「ゲームじゃないんだし、普通にやけどじゃないかな?」
アキラが注意すると、ゆえりが疑問を呈する。
「我が身で試すのは嫌だからね!」
幸子が言いながら蹴りを繰り出した。
さすがは格闘家ジョブだけあって、ファイアーラットが飛び出したタイミングとばっちり合っている。
蹴られたファイアーラットは壁にぶつかって一回転して落ちたが、ダメージはなく元気そうだ。
物理攻撃はダメージはないが、牽制としては十分に使える。そのことをアキラたちは繰り返した狩りのなかで学習していたため、フォーメーションに積極的に取り入れているのだ。
一方で幸子の靴には焦げ跡が出来ている。
「靴は燃えないけど焦げた」
「装備耐久とかあると、回復出来ないのは辛いな」
幸子の嘆きにアキラがゲーム脳丸出しな発言をする。
ファイアーラットは火を毛皮のように纏ったネズミだ。
体長は約三十センチほど。三匹から五匹程度の群れで襲って来る。
EOMのゲームでは「かぐや姫の願い」というクエストで登場したモンスターだ。
「火鼠の皮、素材として使えたっけ?」
「クエストアイテムだけど、試した奴はいたぞ。一応合成は出来るみたいだ」
このモンスターからドロップする火鼠の皮は、十枚集めて竹取の家で火鼠の皮衣を縫ってもらうというダンジョンとお使いのクエストとなっていた。
クエストアイテムは普通生産素材にはならないのだが、無理やり合成する生産職はどこにでもいる。
「こらこら、それこそ取らぬ狸の皮算用だろ。ちゃんと集中して倒す!」
「でも神さま! 俺の武器、ここでは使いにくいです!」
そうアキラの使う属性武器、風のブーメランはこういう狭くて障害物の多い場所では使いにくい武器だった。
そのとき、ダアアアーン! と少しくぐもった銃声が響く。
「よし、当たった!」
祭である。
武器として手渡された魔銃をさっそく使いこなしているらしい。
「へー、銃って命中補正あったっけ?」
「隠しステータスだな」
「あーなるほど。その辺カリテンもありそうだよね」
アキラの説明にうんうんと納得しているゆえりの横から、キキッ! と、凶悪な顔のファイアーラットが飛び出した。
ズシャッ! と、その体が真っ二つになる。
「まぁ投げなくても攻撃は出来る訳で」
アキラは風のブーメランを曲がったナイフのように使ってファイアーラットを切り裂いたのだ。
風のエレメントの緑のエフェクトが空間に走り、無駄にカッコイイ。
ファイアーラットは強さとしては中の弱程度の敵だ。
しかもそれは群れとしての強さであって、単体では更に低い。
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