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西の果ての街
祖父との再会
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「ええっと、この森でいいんだよね」
ライカは、母が持っていた古い手書きの地図を広げて見たが、上から眺めていた時と違い、森の中からではその森の位置関係が分かるはずもない。
仕方がないので、ライカは周囲の気配を探りながら進んだ。
目印であった猛禽に似た大岩は、今いる場所から右手にある。
そこから少し登った先にある樵小屋。それが本来、母が父の父、すなわちライカの祖父と落ち合う予定だった場所だ。
この森で動物達の気配が薄く、それでいて水場が近い場所。
人間が住むならばそういう場所を探ればいいはずだと考え、ライカは候補を絞っていった。
そうして、やがてそう長くない時間の後に、人の手によって切り倒された樹木の切株を発見する。
見ればその切り口は新しく、ここ数日の間のものだろうと分かった。
後は、その木を引き摺った痕跡を追えばいい。
あまり先を考えない気楽さで進む内に、ライカは小さな小屋を発見した。
小屋の前には手桶を持って草に水を撒いている年を経た人間の男がいるのが見える。
と、次の瞬間、ライカが踏みしめる下草の僅かな音に気付いたのか、その男とライカの視線が交わった。
「ほほう!こんな所にめんこい娘さんがやってくるとはの。さてはお前さん森の娘でわしを誘惑しに来たな?」
そのやたら元気そうなお爺さんはライカに気付くと同時にそう言葉を発し、凄い勢いで駆け寄って来た。
「誘惑されちゃってもいいぞ~~い!」
そして元気に抱きついた。
「……」
「……」
「ち、なんだ男か」
がっかりされて突き放され舌打ちされてしまう。
「男でごめんなさい」
別にライカが悪い訳ではないのだが、なぜか謝ってしまっていた。
勢いというものは恐ろしい。
(おかしい。この服は一般的な男の服装だと、エイムは言ってたはず。やっぱり人間の事なんかカケラも興味がないエイムの判断なんか当てにならなかったのかな)
長袖のシャツに裾の長い上着、粗い目で織られたごわごわのズボン。
厳密に地域的な事を言えば、それはこの辺りでの一般的な服装とは違ってはいたが、だからと言ってさほどおかしいものではない。
だが、人間社会を全く知らないライカは、ちょっと見当違いな不信に眉を寄せた。
「ところで坊やみたいな子どもが、こんな所で何しておるんだ? 迷子か?」
突発的に怪しさ爆発な行動をしたくせに、今更まともな事をそのお爺さんは聞いて来た。
もしかしたらこのお爺さんも色々鬱憤が溜まっていたのかもしれない。
ライカはそう好意的に解釈する事にした。
なにしろ自分の祖父であるかもしれない相手なのだ。
「あの、実は、俺の父はラウス、母はアイリという名前で……」
「! ……もしや、お前、ライカか!」
言葉の半ばで、お爺さんは大口を開けて叫ぶとライカを指差した。
ライカは思わずびくりと後ずさったが、気を取り直してうなずき、
「はじめまして、おじいさん」
にこりと微笑んでそう言った。
その、どうやらライカの祖父らしい相手は、ううむとうなるように声を出すと、ライカを上から下まで眺め始める。
「そうか、そうか、どちらかというと母親似じゃな」
そしてゆっくり溜息を吐くと一人うなずいた。
「ところでアイリ殿はどうした? どうやらバカ息子は妻子も親も残してとっとと逝ってしもうたようだが」
「母も、俺が小さい頃に亡くなりました」
ライカにとっては見知らぬ相手とはいえ父への暴言に少し動揺しながら、母の死を告げる。
母の死はライカにとってすでに記憶もぼんやりとした過去の事ではあったが、やはり少し気持ちが沈んだ。
「そうか、ダメな両親だったの、二人とも」
「いえ、父さんと母さんが死ぬような事になったのは俺のせいだったみたいだし」
ライカは、ちくちく浴びせられる両親への非難になんとなく抗うように言葉を返す。
その途端に、パカーンといい音がして祖父の手にあった手桶が頭にクリーンヒットした。
「痛い!」
「いかん、いかんぞ!」
やたら元気の良い老人である。
「いいか、あやつらは自分勝手をやって死におったんじゃ、お前に生きて欲しいという理由は、結局はあやつらの身勝手な望みでしかなかった。なにしろその頃お前はまだ赤子でしゃべれなかった訳だしの。それをお前が自分の責任のように言うてはいかん。自分達の負ったはずの責任を我が子が勝手に引き受けたと、あやつらが死者の国で腹を立てるぞ」
それは、ライカにはちょっと分からない理屈だった。
その思いが顔に出たのだろう、祖父は更に言いつのる。
「親ってやつはいつだって子どもに望みを押し付けるもんじゃ。例えばわしがバカ息子とかわいい嫁に自分の老後の面倒を見てもらいたかったという具合にな」
ライカの祖父はしかめっ面をしてみせた。
「じゃが、子どもには子どもの考えや生き方がある。あやつらが我が子に生きて欲しかったのも、わしがあやつらに生きていて欲しかったのも所詮は親の身勝手よ。それを子どもが背負い込む必要はないんじゃ。あやつらが自らの意思でお前を生かそうとして自分は死んでしもうた。それをわしが親として怒るのも、お前が子として誇りに思うのもわしらの勝手じゃが、その背負うた責任だけは、心を決めた本人達以外が奪ってはいかんのだよ」
結局の所、なんだか分かるような分らないような言葉ではあったが、ライカは素直にうなずいた。
大切な事を教えてくれているという事は分かるのだ。
「うん、ごめんなさい」
祖父はそれを聞いて、片眉を上げてうなって見せる。
今度はなんだろう?とライカは身構えた。
「ううむ、どうもお前はいい人に育てられたようだの、ちょっといい子過ぎるわ」
そのままくるっと身を翻すと、祖父は小屋へと歩き去る。
「これは鍛えなおさんといかんな」
なにやらぶつぶつと呟いているようだった。
「おじいさん?」
「ジィジィじゃ!」
びしぃ! とまたも指を突きつけられてライカはのけぞった。
「う?え?」
「ジィジィと呼べ! なるべくかわゆくな」
「う? ジジィ?」
パカーン!といい音がして、再び頭に手桶が振り下ろされた。
動作がやたら素早く無駄がない。
ライカの祖父はどうやら出来る男のようだった。
「ジィジィじゃ!」
「う……じぃじぃ?」
ライカはちょっと涙目になりながら言葉を真似る。
それを聞いて、いい年をしたじいさんがポッと頬を赤らめながらニヤニヤしだした。
「うむうむ、いいのぅ、孫にそう呼んでもらうのが長年の夢じゃったのよ」
ヒッヒッヒッと怪しげな笑いを漏らす祖父を見ながら、「人間って分らない」と、いろんな意味で誤解を含んだ事を思ってしまうライカであった。
ライカは、母が持っていた古い手書きの地図を広げて見たが、上から眺めていた時と違い、森の中からではその森の位置関係が分かるはずもない。
仕方がないので、ライカは周囲の気配を探りながら進んだ。
目印であった猛禽に似た大岩は、今いる場所から右手にある。
そこから少し登った先にある樵小屋。それが本来、母が父の父、すなわちライカの祖父と落ち合う予定だった場所だ。
この森で動物達の気配が薄く、それでいて水場が近い場所。
人間が住むならばそういう場所を探ればいいはずだと考え、ライカは候補を絞っていった。
そうして、やがてそう長くない時間の後に、人の手によって切り倒された樹木の切株を発見する。
見ればその切り口は新しく、ここ数日の間のものだろうと分かった。
後は、その木を引き摺った痕跡を追えばいい。
あまり先を考えない気楽さで進む内に、ライカは小さな小屋を発見した。
小屋の前には手桶を持って草に水を撒いている年を経た人間の男がいるのが見える。
と、次の瞬間、ライカが踏みしめる下草の僅かな音に気付いたのか、その男とライカの視線が交わった。
「ほほう!こんな所にめんこい娘さんがやってくるとはの。さてはお前さん森の娘でわしを誘惑しに来たな?」
そのやたら元気そうなお爺さんはライカに気付くと同時にそう言葉を発し、凄い勢いで駆け寄って来た。
「誘惑されちゃってもいいぞ~~い!」
そして元気に抱きついた。
「……」
「……」
「ち、なんだ男か」
がっかりされて突き放され舌打ちされてしまう。
「男でごめんなさい」
別にライカが悪い訳ではないのだが、なぜか謝ってしまっていた。
勢いというものは恐ろしい。
(おかしい。この服は一般的な男の服装だと、エイムは言ってたはず。やっぱり人間の事なんかカケラも興味がないエイムの判断なんか当てにならなかったのかな)
長袖のシャツに裾の長い上着、粗い目で織られたごわごわのズボン。
厳密に地域的な事を言えば、それはこの辺りでの一般的な服装とは違ってはいたが、だからと言ってさほどおかしいものではない。
だが、人間社会を全く知らないライカは、ちょっと見当違いな不信に眉を寄せた。
「ところで坊やみたいな子どもが、こんな所で何しておるんだ? 迷子か?」
突発的に怪しさ爆発な行動をしたくせに、今更まともな事をそのお爺さんは聞いて来た。
もしかしたらこのお爺さんも色々鬱憤が溜まっていたのかもしれない。
ライカはそう好意的に解釈する事にした。
なにしろ自分の祖父であるかもしれない相手なのだ。
「あの、実は、俺の父はラウス、母はアイリという名前で……」
「! ……もしや、お前、ライカか!」
言葉の半ばで、お爺さんは大口を開けて叫ぶとライカを指差した。
ライカは思わずびくりと後ずさったが、気を取り直してうなずき、
「はじめまして、おじいさん」
にこりと微笑んでそう言った。
その、どうやらライカの祖父らしい相手は、ううむとうなるように声を出すと、ライカを上から下まで眺め始める。
「そうか、そうか、どちらかというと母親似じゃな」
そしてゆっくり溜息を吐くと一人うなずいた。
「ところでアイリ殿はどうした? どうやらバカ息子は妻子も親も残してとっとと逝ってしもうたようだが」
「母も、俺が小さい頃に亡くなりました」
ライカにとっては見知らぬ相手とはいえ父への暴言に少し動揺しながら、母の死を告げる。
母の死はライカにとってすでに記憶もぼんやりとした過去の事ではあったが、やはり少し気持ちが沈んだ。
「そうか、ダメな両親だったの、二人とも」
「いえ、父さんと母さんが死ぬような事になったのは俺のせいだったみたいだし」
ライカは、ちくちく浴びせられる両親への非難になんとなく抗うように言葉を返す。
その途端に、パカーンといい音がして祖父の手にあった手桶が頭にクリーンヒットした。
「痛い!」
「いかん、いかんぞ!」
やたら元気の良い老人である。
「いいか、あやつらは自分勝手をやって死におったんじゃ、お前に生きて欲しいという理由は、結局はあやつらの身勝手な望みでしかなかった。なにしろその頃お前はまだ赤子でしゃべれなかった訳だしの。それをお前が自分の責任のように言うてはいかん。自分達の負ったはずの責任を我が子が勝手に引き受けたと、あやつらが死者の国で腹を立てるぞ」
それは、ライカにはちょっと分からない理屈だった。
その思いが顔に出たのだろう、祖父は更に言いつのる。
「親ってやつはいつだって子どもに望みを押し付けるもんじゃ。例えばわしがバカ息子とかわいい嫁に自分の老後の面倒を見てもらいたかったという具合にな」
ライカの祖父はしかめっ面をしてみせた。
「じゃが、子どもには子どもの考えや生き方がある。あやつらが我が子に生きて欲しかったのも、わしがあやつらに生きていて欲しかったのも所詮は親の身勝手よ。それを子どもが背負い込む必要はないんじゃ。あやつらが自らの意思でお前を生かそうとして自分は死んでしもうた。それをわしが親として怒るのも、お前が子として誇りに思うのもわしらの勝手じゃが、その背負うた責任だけは、心を決めた本人達以外が奪ってはいかんのだよ」
結局の所、なんだか分かるような分らないような言葉ではあったが、ライカは素直にうなずいた。
大切な事を教えてくれているという事は分かるのだ。
「うん、ごめんなさい」
祖父はそれを聞いて、片眉を上げてうなって見せる。
今度はなんだろう?とライカは身構えた。
「ううむ、どうもお前はいい人に育てられたようだの、ちょっといい子過ぎるわ」
そのままくるっと身を翻すと、祖父は小屋へと歩き去る。
「これは鍛えなおさんといかんな」
なにやらぶつぶつと呟いているようだった。
「おじいさん?」
「ジィジィじゃ!」
びしぃ! とまたも指を突きつけられてライカはのけぞった。
「う?え?」
「ジィジィと呼べ! なるべくかわゆくな」
「う? ジジィ?」
パカーン!といい音がして、再び頭に手桶が振り下ろされた。
動作がやたら素早く無駄がない。
ライカの祖父はどうやら出来る男のようだった。
「ジィジィじゃ!」
「う……じぃじぃ?」
ライカはちょっと涙目になりながら言葉を真似る。
それを聞いて、いい年をしたじいさんがポッと頬を赤らめながらニヤニヤしだした。
「うむうむ、いいのぅ、孫にそう呼んでもらうのが長年の夢じゃったのよ」
ヒッヒッヒッと怪しげな笑いを漏らす祖父を見ながら、「人間って分らない」と、いろんな意味で誤解を含んだ事を思ってしまうライカであった。
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