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第八章 真なる聖剣
894 スライム交渉
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「あー、それと……」
実は、俺はスライムを採取したことを勇者に話していない。
絶対に嫌がると思ったからだ。
だが、捕まえた以上は、欲しがっていた相手に売りつけるのは、冒険者として当然のことだろう。
まぁ、俺個人の取引としてなら、勇者だって気にしないだろうしな。
「実はアドミニス殿に買い取ってもらえたらいいなと思っているものがあるんだが、勇者の仲間としてではなく、俺個人として」
「む? 師匠?」
すかさず勇者が反応して不思議そうに見て来る。
いいから気にせず菓子でも食っていろ。
「ほう?」
アドミニス殿は面白そうな顔をした。
この人、何もかもお見通しなんではなかろうか?
いや、いくらなんでも、全てがわかるはずはない。
「これなんですが、今回の探索の際に見つけたものです」
俺は、もう一つの容器を取り出した。
蓋を開くと、スライムジェルに包まれたスライムという、なんとも形容し難いものが現れる。
「ほほう、いいスライムだ。これほど安定した状態のスライムは見たことがない」
アドミニス殿はニッコリ、それを聞いた勇者は顔をしかめた。
わかりやすい。
「しかし、これは、……スライムを包んでいる柔らかいものは何だ? 以前も確か見たな」
お? アドミニス殿、スライムジェルをご存じないのか?
まぁあまり一般的ではないものだしな。
「これはスライムジェルと言って、……名前にスライムは入っていますが、スライムとは全然関係ない、何かの木の実から採れる素材です。壊れ物を運ぶときに容器の隙間に詰めたり、ケガをしたときに傷口をカバーしたりという風に使います。もともとは粉状で、水を含むと膨らむんです。冒険者や商人以外はあまり使わないので、一般的な品物ではないですね」
「ほうほう、面白いな。スライムがこれほど安定するとは……。もともとは種子を守るためのもの、か。生命とは驚くべきものであるな」
なにやら、スライムよりもスライムジェルに興味津々のご様子。
意外な展開だ。
「この容器ごと、譲ってもらえるのであろうか?」
「よろしいですよ。まぁ代金次第ですが」
「ふふっ、そう言うところを見ると、狙いは金銭ではなかろう。何を要求するのかね?」
俺は、実はついさっきまで、何と引き換えるかなどということは考えていなかった。
適当に何か価値あるものを貰えればいいと考えていたぐらいだ。
だが、今は欲しいものがある。
「その、琥珀胡桃の粉末とやらを少し譲っていただければ……ちょっと欲をかきすぎでしょうか?」
「いやいや、ふむ。なかなかどうしていい交渉であると思うぞ。ダスター殿は、わしがスライムを欲しがっていたのを先刻承知であるし、その、スライムジェルに興味を持ったことにも気づいた。ならば高く売ろうとするのは当然というもの」
俺が交渉を始めると、何か文句をつけようとしていた勇者の動きが止まった。
表情に葛藤が見える。
琥珀胡桃の粉末の誘惑が、スライムに対する嫌悪感に勝ったのだろう。
「よし、わかった。そのスライムを容器ごと、琥珀胡桃の粉末、ひと壺分で買い取ろうではないか。ひと壺というのは、このぐらいの壺だ」
と、アドミニス殿は手のひらサイズの大きさを示す。
相手の品物の価値を考えれば、妥当どころかちょっともらいすぎと言ってもいい。
だがまぁ、お互いの価値観のバランスもあるし、そこから考えれば、おかしくはない取引だ。
「わかりました。では、交渉成立ということで」
俺達はがっちりと両手を掴んだ。
お互いに満足出来る取引だった、という挨拶のようなものである。
アドミニス殿は、俺の腕に触れた際に、すっと目を細めた。
「ダスター殿、もしや魔創花の種を持っているのでは?」
「へ? いや、種を持っていると蔦に攻撃されるんで全部落としたはずだが」
「いや、実ったばかりの種ではない。魔物によって魔力を食われ、芽吹く前の種だ」
魔力を食われて芽吹く前の種?
俺は、魔創花と呼ばれる花が、月の光を浴びながら花開き、種をこぼす光景を思い出す。
黄金の小さな粒、そのサイズと質感……どこかで……。
「あ!」
俺は小銭入れを取り出す。
そこに、入れていた不思議な結晶を思い出したのだ。
まんまるの魔結晶は存在しないし、加工された魔宝石にしても少し何かがおかしいと思っていたが、まさか、花の種だったとは。
いや、種かも? とは、メルリルに言われていたな。
「これ、ですか? でもこんなに透明な種が存在するんですか?」
そう、この種は月の光の下で見た金色の種とは違い、透き通って向こう側が見える。
つまり中身が入っていないということになるのではないだろうか?
「うむ、これだ。これが透明に見えるのは、魔創花の種が、光を全て通してしまう物質で出来ているからだ。水やガラスや水晶などは、光を通す物体だが、生物ではない。だから不思議なのだろうが、それを言うなら、スライムとて、ほとんどの部分は光を透過してしまうであろう?」
「なるほど」
スライムと魔創花の種か、共通した性質を持つものを欲しがるということは、それを何かに使うということなのだろうな。
「何か新しいものを研究しているんですか?」
「うむ。ちょっとしたカラクリをな」
「カラクリ……」
俺とアドミニス殿の話に、ルフが反応する。
そう言えば、ルフはカラクリものが好きだったな。
「ふむ、興味があるか? いいぞ、師と弟子の興味の方向が同じというのは大変よいことだ。そなたもやりがいを感じるかもしれん」
「は、はい!」
ルフの緊張した顔が綻ぶ。
人は興味のあるものを目前にすると、心が浮き立つものだ。
アドミニス殿の弟子になったことが、ルフにとって、なにものにも代えがたい幸福な経験になるといい。
そんなルフの様子に、俺はそう祈らずにはいられないのだった。
実は、俺はスライムを採取したことを勇者に話していない。
絶対に嫌がると思ったからだ。
だが、捕まえた以上は、欲しがっていた相手に売りつけるのは、冒険者として当然のことだろう。
まぁ、俺個人の取引としてなら、勇者だって気にしないだろうしな。
「実はアドミニス殿に買い取ってもらえたらいいなと思っているものがあるんだが、勇者の仲間としてではなく、俺個人として」
「む? 師匠?」
すかさず勇者が反応して不思議そうに見て来る。
いいから気にせず菓子でも食っていろ。
「ほう?」
アドミニス殿は面白そうな顔をした。
この人、何もかもお見通しなんではなかろうか?
いや、いくらなんでも、全てがわかるはずはない。
「これなんですが、今回の探索の際に見つけたものです」
俺は、もう一つの容器を取り出した。
蓋を開くと、スライムジェルに包まれたスライムという、なんとも形容し難いものが現れる。
「ほほう、いいスライムだ。これほど安定した状態のスライムは見たことがない」
アドミニス殿はニッコリ、それを聞いた勇者は顔をしかめた。
わかりやすい。
「しかし、これは、……スライムを包んでいる柔らかいものは何だ? 以前も確か見たな」
お? アドミニス殿、スライムジェルをご存じないのか?
まぁあまり一般的ではないものだしな。
「これはスライムジェルと言って、……名前にスライムは入っていますが、スライムとは全然関係ない、何かの木の実から採れる素材です。壊れ物を運ぶときに容器の隙間に詰めたり、ケガをしたときに傷口をカバーしたりという風に使います。もともとは粉状で、水を含むと膨らむんです。冒険者や商人以外はあまり使わないので、一般的な品物ではないですね」
「ほうほう、面白いな。スライムがこれほど安定するとは……。もともとは種子を守るためのもの、か。生命とは驚くべきものであるな」
なにやら、スライムよりもスライムジェルに興味津々のご様子。
意外な展開だ。
「この容器ごと、譲ってもらえるのであろうか?」
「よろしいですよ。まぁ代金次第ですが」
「ふふっ、そう言うところを見ると、狙いは金銭ではなかろう。何を要求するのかね?」
俺は、実はついさっきまで、何と引き換えるかなどということは考えていなかった。
適当に何か価値あるものを貰えればいいと考えていたぐらいだ。
だが、今は欲しいものがある。
「その、琥珀胡桃の粉末とやらを少し譲っていただければ……ちょっと欲をかきすぎでしょうか?」
「いやいや、ふむ。なかなかどうしていい交渉であると思うぞ。ダスター殿は、わしがスライムを欲しがっていたのを先刻承知であるし、その、スライムジェルに興味を持ったことにも気づいた。ならば高く売ろうとするのは当然というもの」
俺が交渉を始めると、何か文句をつけようとしていた勇者の動きが止まった。
表情に葛藤が見える。
琥珀胡桃の粉末の誘惑が、スライムに対する嫌悪感に勝ったのだろう。
「よし、わかった。そのスライムを容器ごと、琥珀胡桃の粉末、ひと壺分で買い取ろうではないか。ひと壺というのは、このぐらいの壺だ」
と、アドミニス殿は手のひらサイズの大きさを示す。
相手の品物の価値を考えれば、妥当どころかちょっともらいすぎと言ってもいい。
だがまぁ、お互いの価値観のバランスもあるし、そこから考えれば、おかしくはない取引だ。
「わかりました。では、交渉成立ということで」
俺達はがっちりと両手を掴んだ。
お互いに満足出来る取引だった、という挨拶のようなものである。
アドミニス殿は、俺の腕に触れた際に、すっと目を細めた。
「ダスター殿、もしや魔創花の種を持っているのでは?」
「へ? いや、種を持っていると蔦に攻撃されるんで全部落としたはずだが」
「いや、実ったばかりの種ではない。魔物によって魔力を食われ、芽吹く前の種だ」
魔力を食われて芽吹く前の種?
俺は、魔創花と呼ばれる花が、月の光を浴びながら花開き、種をこぼす光景を思い出す。
黄金の小さな粒、そのサイズと質感……どこかで……。
「あ!」
俺は小銭入れを取り出す。
そこに、入れていた不思議な結晶を思い出したのだ。
まんまるの魔結晶は存在しないし、加工された魔宝石にしても少し何かがおかしいと思っていたが、まさか、花の種だったとは。
いや、種かも? とは、メルリルに言われていたな。
「これ、ですか? でもこんなに透明な種が存在するんですか?」
そう、この種は月の光の下で見た金色の種とは違い、透き通って向こう側が見える。
つまり中身が入っていないということになるのではないだろうか?
「うむ、これだ。これが透明に見えるのは、魔創花の種が、光を全て通してしまう物質で出来ているからだ。水やガラスや水晶などは、光を通す物体だが、生物ではない。だから不思議なのだろうが、それを言うなら、スライムとて、ほとんどの部分は光を透過してしまうであろう?」
「なるほど」
スライムと魔創花の種か、共通した性質を持つものを欲しがるということは、それを何かに使うということなのだろうな。
「何か新しいものを研究しているんですか?」
「うむ。ちょっとしたカラクリをな」
「カラクリ……」
俺とアドミニス殿の話に、ルフが反応する。
そう言えば、ルフはカラクリものが好きだったな。
「ふむ、興味があるか? いいぞ、師と弟子の興味の方向が同じというのは大変よいことだ。そなたもやりがいを感じるかもしれん」
「は、はい!」
ルフの緊張した顔が綻ぶ。
人は興味のあるものを目前にすると、心が浮き立つものだ。
アドミニス殿の弟子になったことが、ルフにとって、なにものにも代えがたい幸福な経験になるといい。
そんなルフの様子に、俺はそう祈らずにはいられないのだった。
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