532 / 885
第七章 幻の都
637 不帰の勇者
しおりを挟む
「幻の都ですか! さすが勇者さまです!」
大公陛下自身は俺達にほとんど干渉しないのだが、その子ども達はちょくちょく気軽に顔を出していた。
今日は勉強の時間がやっと終わったとかで次男が顔出ししている。
この大公家次男は、まだ役職を持っていないとかで、それなりに気ままに過ごしているようだ。
三女のファラリア嬢より二つほど年下で、大公家の末っ子にあたる。甘やかされてるのかもしれないが、なんというか、実に要領がいい少年のようだ。
俺達の部屋にやって来る際には、厨房でもらったという食料を携えて来て、一緒にお茶の時間を過ごすのである。
この持ち込みの食材が、なかなかいいもの揃いで、俺達もつい歓迎ムードになってしまう。
この日はピリッと辛いハーブを使った腸詰を、チーズと一緒に持ち込んで来た。
ついでになんとエールの小樽まである。
「腸詰とチーズと来たらエールだよね」
若いのにわかってるな。
だが十四でエールはちょっと早いと思うぞ?
「若いうちに刺激の強いものを多く口にすると背が伸びないといいますよ」
「えっ! それは困るな。じゃあエールは勇者殿方に譲る」
聖騎士に言われて、あっけらかんとエールを諦めるところなど、俺のようにひねた大人からするとまぶしいぐらいだ。
この素直さというか、裏のない性格はそのままで育って欲しいものである。
勇者に憧れているというが、あんな風になっちゃダメだぞ。
腸詰を軽く焼いて、チーズを被せてさっと火をくぐらせる。
「うまい! ダスター殿はすごいな!」
「そうだろう、師匠は凄いぞ」
勇者はこの少年が遊びに来た初日に、俺が自分の師匠であるということを思いっきりバラした。
いや、わからなくもない。
この少年の前だと、つい素が出るのだ。
仕方ないので、ほかの人、大公陛下にも出来れば黙っていて欲しいとお願いしたら「はい! 勇者殿方と僕だけの秘密ですね!」と、目をキラキラさせて言っていた。
なんかこう、大して理由もないのに嘘をつかせてしまうのが申し訳なくなる素直さだ。
「とは言え、大公陛下は父君であると同時にご主君でもあるのでしょう? 話せと言われたときにまで隠し通す必要はありませんよ。単なる俺の我がままなので」
「おお、ダスター殿は奥ゆかしいのですね」
いや、それは主にご婦人に使う言葉だから。
別に俺は奥ゆかしくはない。単に目立ちたくないだけだ。面倒が嫌なんだ。
まぁそれはともかくとして、そんな風にちょくちょく出入りしているので、それなりに打ち解ける間柄となっていた。
特に勇者や聖女とは歳も近いので気が合うようだ。
そこで例の迷宮の話題が出た。
そう、アドミニス殿が作った武具があるのではないかと言われる幻の都だ。
「あの迷宮はいろいろな伝説がある場所なんですけど。確かに勇者さまが最奥に挑み、そこに自らの武具を残したとか、二度と戻らなかったとかいう伝説もあったと思います」
「もう成長は止まっている迷宮なんだよな」
「ええ。魔鉱石の採掘も、魔物の間引きも行われています。特に魔鉱石の採掘が進むと、迷宮は力を失うと言われていますからね」
そう、迷宮というのはそもそもが魔力過多となった土地がその力によって陥没し始めることで生成される。
陥没した場所に魔力溜まりが出来、さらに陥没して迷宮は深くなっていく。
そこに迷い込んだ生き物や植物などが魔物化して、横に広がりが生まれ、弱い魔物を強い魔物が食べることで魔力が強い魔物に集まり、その強い魔物が死ぬと、死骸と周囲の地面が結晶化して魔鉱石が出来るのだ。
魔鉱石は魔力を吸収する性質を持つ。そのため魔力が増えてまた陥没が起こる。
この全ての作用で迷宮が成長していく。
魔鉱石の採掘が始まると、迷宮の成長が止まるのはそのためだ。
それと魔物の討伐によっても魔力は減らせるので、その影響もあるな。
幻の都の特徴は、迷宮化が古代の遺跡のなかで発生したことだ。
大公国がある場所は、最古の人類の都があった場所とされていて、昔は人間は地下に家を作っていたので、その都は地下都市となっていた。
「そう言えば、アルフ、お前三代目の勇者のことを帰らずの勇者とかなんとか言ってなかったか?」
「不帰の勇者だな。意味は同じだけど」
「じゃあ、幻の都の最奥に降りたまま戻らなかったという伝説が本当ということか?」
「それは、よくわからない」
「よくわからないのか?」
「ああ。幻の都は今は管理された迷宮で、なかに入るのに許可が必要だが、三代目の勇者の頃は単なる天然の迷宮で、誰にも管理されていなかった。本当に三代目勇者がそこに入ったのかどうかわからないんだ。この国ではそういう伝説になっているらしいがな」
「じゃあなんで不帰の勇者なんて言われてるんだ? 俺が聞いたのは魔物殺しの勇者って称号だが」
勇者はちょっと難しい顔をしてちらりと大公家の次男を見た。
どうやら彼に聞かれたくないようだ。
「あ。僕そろそろ剣の修行があるので、戻りますね。ごちそうさまでした」
「いや、悪いな」
俺達の様子を察した大公家次男は自分から退去を宣言した。
いい子だなぁ。
「えへへ。また何か持って来ますので、美味しいものを作ってくださいね」
「厨房に無理を言わないようにしてくださいよ」
「大丈夫です。余ったものしかもらって来ていないので」
これはあれだな、厨房係もあの次男坊を喜ばせようと、取り置きしているんじゃないか?
元気よく、庭から去っていくのを見送る。
その様子に自然と笑顔が浮かぶ。
「気が利くし、察しがいいし、愛されているんだろうな」
「……俺もあんなだったら……」
ぽつりと勇者が言いかけて言葉を引っ込める。
もしかしたらうらやましいのだろうか?
「っと、不帰の勇者の話だったな。三代目が行方不明になったのは事実だ。ただ、三代目は魔物狩りに夢中で、居場所を知らせないまま飛び回っていたんだ。一説には、南の島に強敵を探しに赴き、帰らなかったという説もある。それで、迷宮に潜ったままだったかどうか断言出来ないってことだ。ただし、公式には三代目は永遠に魔物を討伐する旅を続けているということになっている」
「は? 無理があるだろ」
「大聖堂としては、仮にも勇者が旅の途上で倒れたとか認める訳にはいかないんだ。だから不帰、永遠に戻らない勇者なんだ」
「じゃあもし、幻の都で三代目勇者の遺品が見つかったら?」
「大聖堂は認めないだろ。だから発見者が勝手に自分のものにしても大聖堂は文句を言えない」
勇者はニヤリと笑う。
ほうほう、なるほど、大聖堂の建前を盾にして、お宝を自分のものにしようっていうんだな。
お前もだいぶ冒険者らしくなって来たなぁ。
……俺の影響じゃないよな?
大公陛下自身は俺達にほとんど干渉しないのだが、その子ども達はちょくちょく気軽に顔を出していた。
今日は勉強の時間がやっと終わったとかで次男が顔出ししている。
この大公家次男は、まだ役職を持っていないとかで、それなりに気ままに過ごしているようだ。
三女のファラリア嬢より二つほど年下で、大公家の末っ子にあたる。甘やかされてるのかもしれないが、なんというか、実に要領がいい少年のようだ。
俺達の部屋にやって来る際には、厨房でもらったという食料を携えて来て、一緒にお茶の時間を過ごすのである。
この持ち込みの食材が、なかなかいいもの揃いで、俺達もつい歓迎ムードになってしまう。
この日はピリッと辛いハーブを使った腸詰を、チーズと一緒に持ち込んで来た。
ついでになんとエールの小樽まである。
「腸詰とチーズと来たらエールだよね」
若いのにわかってるな。
だが十四でエールはちょっと早いと思うぞ?
「若いうちに刺激の強いものを多く口にすると背が伸びないといいますよ」
「えっ! それは困るな。じゃあエールは勇者殿方に譲る」
聖騎士に言われて、あっけらかんとエールを諦めるところなど、俺のようにひねた大人からするとまぶしいぐらいだ。
この素直さというか、裏のない性格はそのままで育って欲しいものである。
勇者に憧れているというが、あんな風になっちゃダメだぞ。
腸詰を軽く焼いて、チーズを被せてさっと火をくぐらせる。
「うまい! ダスター殿はすごいな!」
「そうだろう、師匠は凄いぞ」
勇者はこの少年が遊びに来た初日に、俺が自分の師匠であるということを思いっきりバラした。
いや、わからなくもない。
この少年の前だと、つい素が出るのだ。
仕方ないので、ほかの人、大公陛下にも出来れば黙っていて欲しいとお願いしたら「はい! 勇者殿方と僕だけの秘密ですね!」と、目をキラキラさせて言っていた。
なんかこう、大して理由もないのに嘘をつかせてしまうのが申し訳なくなる素直さだ。
「とは言え、大公陛下は父君であると同時にご主君でもあるのでしょう? 話せと言われたときにまで隠し通す必要はありませんよ。単なる俺の我がままなので」
「おお、ダスター殿は奥ゆかしいのですね」
いや、それは主にご婦人に使う言葉だから。
別に俺は奥ゆかしくはない。単に目立ちたくないだけだ。面倒が嫌なんだ。
まぁそれはともかくとして、そんな風にちょくちょく出入りしているので、それなりに打ち解ける間柄となっていた。
特に勇者や聖女とは歳も近いので気が合うようだ。
そこで例の迷宮の話題が出た。
そう、アドミニス殿が作った武具があるのではないかと言われる幻の都だ。
「あの迷宮はいろいろな伝説がある場所なんですけど。確かに勇者さまが最奥に挑み、そこに自らの武具を残したとか、二度と戻らなかったとかいう伝説もあったと思います」
「もう成長は止まっている迷宮なんだよな」
「ええ。魔鉱石の採掘も、魔物の間引きも行われています。特に魔鉱石の採掘が進むと、迷宮は力を失うと言われていますからね」
そう、迷宮というのはそもそもが魔力過多となった土地がその力によって陥没し始めることで生成される。
陥没した場所に魔力溜まりが出来、さらに陥没して迷宮は深くなっていく。
そこに迷い込んだ生き物や植物などが魔物化して、横に広がりが生まれ、弱い魔物を強い魔物が食べることで魔力が強い魔物に集まり、その強い魔物が死ぬと、死骸と周囲の地面が結晶化して魔鉱石が出来るのだ。
魔鉱石は魔力を吸収する性質を持つ。そのため魔力が増えてまた陥没が起こる。
この全ての作用で迷宮が成長していく。
魔鉱石の採掘が始まると、迷宮の成長が止まるのはそのためだ。
それと魔物の討伐によっても魔力は減らせるので、その影響もあるな。
幻の都の特徴は、迷宮化が古代の遺跡のなかで発生したことだ。
大公国がある場所は、最古の人類の都があった場所とされていて、昔は人間は地下に家を作っていたので、その都は地下都市となっていた。
「そう言えば、アルフ、お前三代目の勇者のことを帰らずの勇者とかなんとか言ってなかったか?」
「不帰の勇者だな。意味は同じだけど」
「じゃあ、幻の都の最奥に降りたまま戻らなかったという伝説が本当ということか?」
「それは、よくわからない」
「よくわからないのか?」
「ああ。幻の都は今は管理された迷宮で、なかに入るのに許可が必要だが、三代目の勇者の頃は単なる天然の迷宮で、誰にも管理されていなかった。本当に三代目勇者がそこに入ったのかどうかわからないんだ。この国ではそういう伝説になっているらしいがな」
「じゃあなんで不帰の勇者なんて言われてるんだ? 俺が聞いたのは魔物殺しの勇者って称号だが」
勇者はちょっと難しい顔をしてちらりと大公家の次男を見た。
どうやら彼に聞かれたくないようだ。
「あ。僕そろそろ剣の修行があるので、戻りますね。ごちそうさまでした」
「いや、悪いな」
俺達の様子を察した大公家次男は自分から退去を宣言した。
いい子だなぁ。
「えへへ。また何か持って来ますので、美味しいものを作ってくださいね」
「厨房に無理を言わないようにしてくださいよ」
「大丈夫です。余ったものしかもらって来ていないので」
これはあれだな、厨房係もあの次男坊を喜ばせようと、取り置きしているんじゃないか?
元気よく、庭から去っていくのを見送る。
その様子に自然と笑顔が浮かぶ。
「気が利くし、察しがいいし、愛されているんだろうな」
「……俺もあんなだったら……」
ぽつりと勇者が言いかけて言葉を引っ込める。
もしかしたらうらやましいのだろうか?
「っと、不帰の勇者の話だったな。三代目が行方不明になったのは事実だ。ただ、三代目は魔物狩りに夢中で、居場所を知らせないまま飛び回っていたんだ。一説には、南の島に強敵を探しに赴き、帰らなかったという説もある。それで、迷宮に潜ったままだったかどうか断言出来ないってことだ。ただし、公式には三代目は永遠に魔物を討伐する旅を続けているということになっている」
「は? 無理があるだろ」
「大聖堂としては、仮にも勇者が旅の途上で倒れたとか認める訳にはいかないんだ。だから不帰、永遠に戻らない勇者なんだ」
「じゃあもし、幻の都で三代目勇者の遺品が見つかったら?」
「大聖堂は認めないだろ。だから発見者が勝手に自分のものにしても大聖堂は文句を言えない」
勇者はニヤリと笑う。
ほうほう、なるほど、大聖堂の建前を盾にして、お宝を自分のものにしようっていうんだな。
お前もだいぶ冒険者らしくなって来たなぁ。
……俺の影響じゃないよな?
12
お気に入りに追加
9,276
あなたにおすすめの小説
集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい
ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆
気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。
チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~
第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~
第八章 クリフ一家と領地改革!?
第九章 魔国へ〜魔族大決戦!?
第十章 自分探しと家族サービス
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
攫われた転生王子は下町でスローライフを満喫中!?
伽羅
ファンタジー
転生したのに、どうやら捨てられたらしい。しかも気がついたら籠に入れられ川に流されている。
このままじゃ死んじゃう!っと思ったら運良く拾われて下町でスローライフを満喫中。
自分が王子と知らないまま、色々ともの作りをしながら新しい人生を楽しく生きている…。
そんな主人公や王宮を取り巻く不穏な空気とは…。
このまま下町でスローライフを送れるのか?
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。