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第六章 その祈り、届かなくとも……
630 大公陛下の憂鬱
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お茶は場所を移していただくことになった。
いろいろあったからという訳ではなく、そういう習わしなのだそうだ。
食事からお茶に移るごとに部屋も移動するとか、貴族も大変だな。
移動した部屋は、今度はきちんと室内で、大きな暖炉があり、四方の壁にはそれぞれ物語り風の壁掛けが飾られていた。
天井から吊るされたランプがまるで花のように配置され、部屋を明るく照らす。
大きなテーブルにはなんとレースの敷布がかけられていて、この上で茶を飲むのかと、緊張させられた。
こぼして染みでも作ったらシャレにならないぞ。
茶菓子は焼き菓子で、夫人が切り分けてくれる。
干した果物やナッツ類を詰め込んで焼かれていて、ほんのりと酒っぽい香りもした。
表面はきれいな茶色に焼かれていて、パリッとした食感が楽しい。
内側は少ししっとりしているので、全体のバランスが素晴らしい焼き菓子だった。
これはとてもじゃないが、俺なんかが真似出来るような代物じゃない。
さすがは大公陛下の料理番だ。
茶は、俺達が普通に飲んでいる色の薄いものではなく、最近何度か縁のある黒茶に何かの乳を加えたもののようだ。
黒茶だけだと苦みがあって好みが別れるところだが、こうやって乳を入れると、万人向けの味になる。
それでも苦手な場合は、他の茶や飲み物があるとのことだったが、俺達はそのままいただいた。
「先ほどは我が娘が大変失礼をいたしました」
茶と菓子が行き渡ると、最初に大公陛下が謝罪をした。
「いや、面白かったから全く構わないぞ」
こういうときは遠慮のない勇者の言葉が強いな。
それが偽りの言葉ではないことを誰もがすんなり受け入れることが出来る。
大公陛下は二人が去ってから少し鎮痛な面持ちだったが、その勇者の言葉に口元をほころばせた。
「それではご自由にお茶を楽しみながら、お聞きください。単なる愚か者のたわごとと聞き流していただいてもかまいません」
そう前置きして、大公陛下は事情の説明を始めた。
「この国の大公制度を皆さまがどの程度ご存じなのかわかりませんので、簡単に説明させていただきます。この国には八家があり、それぞれが治める土地同士で同盟を結び、その同盟をまとめて大公国と呼ぶのです。大公とは国全体の行政を司る存在であり、八家の推薦によって選ばれた者が終生務めます」
この辺りは俺も確か勇者から聞いた気がする。
王がいる国の出身からすると、ちょっと訳がわからない制度だ。
そう言えば、東方の海王が似たような制度だったな。
あそこは貴族じゃなくって、確か豪商が国を支配しているんだったか。
よくもまぁ混乱しないもんだ。
同時に、あの予知能力持ちの男、ウルスを思い出してしまい、なんだか嫌な気分になった。
「この制度は、八家の力が偏り過ぎないためにあります。選ばれた大公は、どうしても自分の出身州の家には頭が上がらないものです。そうなるとその一家に権力が集中してしまう。そこで、大公を固定せずに、次代には違う家から選出された者を大公に据えるのです。そういう背景がありますから、同じ家の者は次の大公にはなれません」
ん? ということは、大公陛下の子ども達はどれほど優秀でも絶対大公になれないのか。
なんだか子どもにとってはとんだ貧乏くじだな。
「そのため、大公に選ばれた者は、多くの場合、就任前に子どもを他家に養子に出します。大公の子であるということにあまり利点がないのです。しかも大公が変わると、前大公の子ども達は行き場を無くしてしまう場合があります。新しい大公は政庁を一新したがりますからね。前大公の子では、ほかの貴族は部下として使いにくいということもあって、仕事が得られなくなってしまうのです。元の領地に戻れればいいのですが、代官として務めた者の一族が返還しない場合もあります」
「ばかばかしい限りだな。断ることは出来ないのか?」
勇者が俺と同じように感じたのか、当然の問いを発した。
自分の主家のために国を運営しろと言われて、家族とは別れなければならなくなるとか、碌な話ではない。
「大変名誉なお役目ですからね。断ったりしたら国を侮辱したとして家を取りつぶされてしまいます」
「人身御供だな」
勇者、正直すぎるぞ。
もうちょっと言葉を選べ。
見ろ、大公一家全員が微妙な顔をしてるじゃないか。
「だが、大公陛下は子ども達を養子に出さなかった」
勇者の声が普段より優しい。
何か思うところがあるのだろう。
「ええ、さんざん迷いましたし、子ども達とも話し合いました。私は子ども達と離れることを考えて、当時は全く眠れなくなりましたよ。私は以前は小さな領地を治めていましてね。仕事をしつつ夫婦で子どもを育てて来たのです。正直言って、子ども達の成長が生きがいでした。だから、子ども達が一緒にがんばろうと言ってくれたことに甘えてしまった」
大公陛下はそこで黒乳茶をごくりと飲んだ。
「そして腹心の部下もついて来てくれました。その一人があのエンディイです。彼は当時私の治めていた領の騎士団長でした。騎士団全員がそのまま大公の親衛隊となったのです。まぁここまでは特に問題のあることもありませんでした。問題は私が大公に就任した後に起きたのです」
大公の家族が、騎士団の話のところで鎮痛な面持ちになった。
「慣例となっていた主家からの特別待遇要求を私は蹴りました。どうも我が主家は欲がありすぎたのです。その要求は国に害となるほどであり、民の苦難となりかねなかった。私はやんわりと要求を差し戻し、国の定める法から外れない程度の要求に収めるようにとお願いしました。ですが、彼等は否定されることに慣れていなかった。拒絶は敵対と見做され、家族が襲撃されました」
英雄殿が大公一家を救ったという話は有名だが、そこにそんなとんでもない話があったとはな。
つまりこの国では建前上は大公が一番偉いが、実質は違うということか。
俺は半ば呆れと憤りを感じていたが、大公陛下の話はさらに続いた。
「要するに見せしめです。私の心を折るつもりだったのでしょう。しかし、その全ての襲撃を親衛隊が退けてくれました。ですが、彼等は……最終的に隊長であったエンディイしか生き残りませんでした。いくつかの襲撃は表ざたになり、民は大公を害しようとした者に怒りを向けた。それを敵対する家に利用されることになり、我が主家の家長が部下の暴走の責任を取るという形で交代して、一応騒ぎは収まりました。私は、大事な者を大勢亡くして……意地を通した形です。親衛隊の副隊長はエンディイの婚約者でした。エンディイは片目と部下と婚約者を亡くして私達を守ってくれたのです。彼は本当の英雄であり、私の恩人です。私から何か要求することなど出来るはずもありませんが、出来れば幸せになって欲しいのですよ」
大公陛下の声は哀切に満ちていた。
重すぎるほど重い話だ。
なるほどな、単なる男女の恋愛沙汰じゃない訳だ。
とは言え、英雄殿の傷を見る限り、それはかなり以前の話なのだろう。
まぁ俺達が関われる話じゃないが、大公陛下の言う通り、英雄殿もそろそろ生きている人間に目を向けてもいいんじゃないのかな?
いろいろあったからという訳ではなく、そういう習わしなのだそうだ。
食事からお茶に移るごとに部屋も移動するとか、貴族も大変だな。
移動した部屋は、今度はきちんと室内で、大きな暖炉があり、四方の壁にはそれぞれ物語り風の壁掛けが飾られていた。
天井から吊るされたランプがまるで花のように配置され、部屋を明るく照らす。
大きなテーブルにはなんとレースの敷布がかけられていて、この上で茶を飲むのかと、緊張させられた。
こぼして染みでも作ったらシャレにならないぞ。
茶菓子は焼き菓子で、夫人が切り分けてくれる。
干した果物やナッツ類を詰め込んで焼かれていて、ほんのりと酒っぽい香りもした。
表面はきれいな茶色に焼かれていて、パリッとした食感が楽しい。
内側は少ししっとりしているので、全体のバランスが素晴らしい焼き菓子だった。
これはとてもじゃないが、俺なんかが真似出来るような代物じゃない。
さすがは大公陛下の料理番だ。
茶は、俺達が普通に飲んでいる色の薄いものではなく、最近何度か縁のある黒茶に何かの乳を加えたもののようだ。
黒茶だけだと苦みがあって好みが別れるところだが、こうやって乳を入れると、万人向けの味になる。
それでも苦手な場合は、他の茶や飲み物があるとのことだったが、俺達はそのままいただいた。
「先ほどは我が娘が大変失礼をいたしました」
茶と菓子が行き渡ると、最初に大公陛下が謝罪をした。
「いや、面白かったから全く構わないぞ」
こういうときは遠慮のない勇者の言葉が強いな。
それが偽りの言葉ではないことを誰もがすんなり受け入れることが出来る。
大公陛下は二人が去ってから少し鎮痛な面持ちだったが、その勇者の言葉に口元をほころばせた。
「それではご自由にお茶を楽しみながら、お聞きください。単なる愚か者のたわごとと聞き流していただいてもかまいません」
そう前置きして、大公陛下は事情の説明を始めた。
「この国の大公制度を皆さまがどの程度ご存じなのかわかりませんので、簡単に説明させていただきます。この国には八家があり、それぞれが治める土地同士で同盟を結び、その同盟をまとめて大公国と呼ぶのです。大公とは国全体の行政を司る存在であり、八家の推薦によって選ばれた者が終生務めます」
この辺りは俺も確か勇者から聞いた気がする。
王がいる国の出身からすると、ちょっと訳がわからない制度だ。
そう言えば、東方の海王が似たような制度だったな。
あそこは貴族じゃなくって、確か豪商が国を支配しているんだったか。
よくもまぁ混乱しないもんだ。
同時に、あの予知能力持ちの男、ウルスを思い出してしまい、なんだか嫌な気分になった。
「この制度は、八家の力が偏り過ぎないためにあります。選ばれた大公は、どうしても自分の出身州の家には頭が上がらないものです。そうなるとその一家に権力が集中してしまう。そこで、大公を固定せずに、次代には違う家から選出された者を大公に据えるのです。そういう背景がありますから、同じ家の者は次の大公にはなれません」
ん? ということは、大公陛下の子ども達はどれほど優秀でも絶対大公になれないのか。
なんだか子どもにとってはとんだ貧乏くじだな。
「そのため、大公に選ばれた者は、多くの場合、就任前に子どもを他家に養子に出します。大公の子であるということにあまり利点がないのです。しかも大公が変わると、前大公の子ども達は行き場を無くしてしまう場合があります。新しい大公は政庁を一新したがりますからね。前大公の子では、ほかの貴族は部下として使いにくいということもあって、仕事が得られなくなってしまうのです。元の領地に戻れればいいのですが、代官として務めた者の一族が返還しない場合もあります」
「ばかばかしい限りだな。断ることは出来ないのか?」
勇者が俺と同じように感じたのか、当然の問いを発した。
自分の主家のために国を運営しろと言われて、家族とは別れなければならなくなるとか、碌な話ではない。
「大変名誉なお役目ですからね。断ったりしたら国を侮辱したとして家を取りつぶされてしまいます」
「人身御供だな」
勇者、正直すぎるぞ。
もうちょっと言葉を選べ。
見ろ、大公一家全員が微妙な顔をしてるじゃないか。
「だが、大公陛下は子ども達を養子に出さなかった」
勇者の声が普段より優しい。
何か思うところがあるのだろう。
「ええ、さんざん迷いましたし、子ども達とも話し合いました。私は子ども達と離れることを考えて、当時は全く眠れなくなりましたよ。私は以前は小さな領地を治めていましてね。仕事をしつつ夫婦で子どもを育てて来たのです。正直言って、子ども達の成長が生きがいでした。だから、子ども達が一緒にがんばろうと言ってくれたことに甘えてしまった」
大公陛下はそこで黒乳茶をごくりと飲んだ。
「そして腹心の部下もついて来てくれました。その一人があのエンディイです。彼は当時私の治めていた領の騎士団長でした。騎士団全員がそのまま大公の親衛隊となったのです。まぁここまでは特に問題のあることもありませんでした。問題は私が大公に就任した後に起きたのです」
大公の家族が、騎士団の話のところで鎮痛な面持ちになった。
「慣例となっていた主家からの特別待遇要求を私は蹴りました。どうも我が主家は欲がありすぎたのです。その要求は国に害となるほどであり、民の苦難となりかねなかった。私はやんわりと要求を差し戻し、国の定める法から外れない程度の要求に収めるようにとお願いしました。ですが、彼等は否定されることに慣れていなかった。拒絶は敵対と見做され、家族が襲撃されました」
英雄殿が大公一家を救ったという話は有名だが、そこにそんなとんでもない話があったとはな。
つまりこの国では建前上は大公が一番偉いが、実質は違うということか。
俺は半ば呆れと憤りを感じていたが、大公陛下の話はさらに続いた。
「要するに見せしめです。私の心を折るつもりだったのでしょう。しかし、その全ての襲撃を親衛隊が退けてくれました。ですが、彼等は……最終的に隊長であったエンディイしか生き残りませんでした。いくつかの襲撃は表ざたになり、民は大公を害しようとした者に怒りを向けた。それを敵対する家に利用されることになり、我が主家の家長が部下の暴走の責任を取るという形で交代して、一応騒ぎは収まりました。私は、大事な者を大勢亡くして……意地を通した形です。親衛隊の副隊長はエンディイの婚約者でした。エンディイは片目と部下と婚約者を亡くして私達を守ってくれたのです。彼は本当の英雄であり、私の恩人です。私から何か要求することなど出来るはずもありませんが、出来れば幸せになって欲しいのですよ」
大公陛下の声は哀切に満ちていた。
重すぎるほど重い話だ。
なるほどな、単なる男女の恋愛沙汰じゃない訳だ。
とは言え、英雄殿の傷を見る限り、それはかなり以前の話なのだろう。
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