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第五章 破滅を招くもの
388 冬生まれのハグレ
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この里では地鳥と呼ばれる飛ばない鳥を各家の庭で養っていて、その卵がよく採れるとかで、朝食には芋と穀物と半熟卵の粥が出た。
栄養のありそうな美味しい朝食だった。
ゆっくりと休める場所と美味しいものを振る舞ってもらったのだから、その分きちんと働いて返さねばならないだろう。
勇者一行と俺とメルリルとフォルテは、名主さんから紹介してもらった魔物を見たというきこりの一人をつけてもらって、山に入ることとなった。
「なかなかきれいに整備されている山だな」
「へい、あっこに鉄道があるでしょ? 伐採した木は列車にどんどん積み込んで集積所まで運べるんでだいぶ楽に作業が出来るようになりましたからね」
「列車が通ったのは最近なのか?」
「へい、ここ十年ってとこでしょうか」
「なるほど」
列車の普及は帝国とそれほど大きくは変わらないようだ。
技術は北冠が独占しているという話だから外に提供しだしたのがその頃ということなのかもしれない。
「魔物は奥のほうで見たのか?」
「へい。親父の代からはとんとでかい魔物の被害はなかったんで、気い抜けてたんかもしれません。爺さんからは口うるさく魔物に気をつけるように言われてたんですがね」
「そうだな。今までいなかったから安心ということはないからな」
「そんとおりです」
きこりの男は健脚で、魔力持ちでもないのに冒険者並の脚力でさっさと山道を進んだ。
俺たちからすれば道などないように思える場所も、彼にとっては慣れた道なのだろう。
「あ、そっちのほうの獣道は奥に猟師の罠がありますんで気をつけてくだせえ」
分岐した細い道を見つけてそこをガサガサやっていた勇者にきこりの男が注意する。
「おおそうか。すまない」
勇者は一言謝ると、戻って来た。
「猟師の罠は多いのか?」
「それほどでもないですね、浅いところにいくつか仕掛けてあるだけですよ。奥にはあまり仕掛けないんです。山に入ると壁の手前までは獣にとっちゃあまり餌場がないんですよ。壁の向こうは植林をしてない自然林なんで生き物も多いんですが、その分魔物もいますからね」
「ふむ、しかしそれならその豊かな森から壁のこっちに魔物が来るというのも少しおかしいか」
「へい、それで、ギッシの奴は、……ああっと、猟師の男ですが、おそらくハグレだろうと言ってました」
「夏場にハグレが?」
俺がそう言うと、きこりの男が顔を綻ばせる。
「いやあ、ギッシの奴と同じことをおっしゃるんですね。あの男も夏場にハグレは珍しいが、もしかすると冬生まれの個体かもしれんと」
「冬生まれ!」
俺はその情報に気を引き締めた。
「師匠、冬生まれのハグレだと何が問題なんだ?」
勇者が気になったようで尋ねて来る。
「冬生まれの魔物は、飢えを魂に刻まれていることが多いんだ。何年かに一度程度生まれて大きな被害を出すことがある」
俺の答えに勇者たちは緊張した面持ちになった。
メルリルは俺の後ろでコクコクと首を振って俺の言葉を肯定している。
「へい、ギッシの奴もそう言ってました。そんで名主さんに軍隊を呼ぶように詰め寄ってたんですが、名主さんが無理だとおっしゃって……」
「まぁ軍隊ってのは被害が出てからじゃないと動かないもんだからな」
「まことその通りで」
きこりの男が肩を落としてため息をついた。
「王さまを悪く言う訳じゃないんですが、やっぱり中央のお方たちはわっしら僻地の人間はどうでもいいんかなって思っちまいますよね。壁の件といい……おっと、よけいな愚痴を、すんません」
「いやいや、わかるよ。俺も生まれは僻地の農村でね」
「おお、そうでしたか」
そんな話をしながら、俺たちは問題の場所に到着した。
そこは崖の上から沢を見下ろせるようになった場所だった。
「こん場所は、わっしたちが休憩のときに沢に下りて水を使うための階段があるんですけんど、こっから川の上流のほうを見たときにでっけえ魔物が魚を獲っているのを見かけた奴がいて、腰抜かして皆を呼び集めたんです。そんで俺も見て、こりゃあやべえって、こっちのほうには近づかなくなったんで」
「どんな奴だった?」
「穴熊に似てたんですが、ずっとデカくて、毛が逆立ってました。驚いたのは、そいつが川に顔を向けると、水がつむじ風に巻かれたように魚ごと巻き上がってたことですね」
「風の魔術を使うのか。厄介そうだな」
「へい」
「ここまで案内ありがとう。ここから先は危ないからついて来ないほうがいい」
「わかりました。先生たちもお気をつけて」
気のいいきこりの男を帰すと、俺たちは階段を使って沢へと下りる。
「嫌な地形だな」
「ええ、逃げ場がないですね」
俺の言葉に聖騎士が答える。
川と河原を合わせても、この沢の幅はせいぜい大人五人が手を広げて横に並んだ程度だ。
大きな魔物と戦うには足場の問題を考えても不利だろう。
「とりあえず上流へ向かうか」
「わかった」
勇者がうなずく。
「フォルテ、先行を頼むぞ」
「ピッ!」
バサリと羽根を広げたフォルテが、鮮やかな青い光を撒きながら上流へと飛んで行った。
川の流れを見て、嫌なことを思い出したのか、聖女が少し顔をしかめている。
大丈夫、今度はいきなり死体が流れて来たりはしないはずだ。
沢を遡って行くほどに川幅と河原が狭くなり、川そのものが深くなって行く。
俺は河原や崖の斜面を調べながらゆっくりと進んだ。
「ここに足跡があるな」
河原の一画を指差すと、勇者たちは不思議そうにその場所を見た。
「え? ここって水たまりじゃ?」
無理もない。足跡と考えるにはでかすぎるのだ。
俺はその跡を指し示しながら解説した。
「ここが指。爪が地面をえぐった跡がある。こことこことここが指の跡だ。ちゃんと五つあるだろう? この深い穴は後脚で立ち上がったときのものだろう」
「そう言われてみれば確かに」
「そしてこっちの岩にあるのが爪痕。マーキングだな」
その爪跡は、あまりに深すぎて、岩の亀裂のように見える。
爪がかなり鋭い魔物だ。
フォルテからの合図もなく、俺たちは更に奥へと足を進めたが、ふと、首筋にチリチリと焼け付くような痛みを感じた。
「下がれ!」
叫ぶと同時に飛び退いた俺たちの前の空間を引き裂くような鋭い音が通り過ぎ、地面が半月状にえぐれた。
「えっ?」
メルリルが驚きの声を上げる。
土がむき出しの斜面の一つ。
最近の雨かなにかで崩れたのであろうと思われた場所に転がっていた大岩がのそりと動いた。
「擬態か!」
フォルテも気づかなかった見事な擬態を解いて、巨大な魔物が姿を表す。
「ガアアアアアアッ!」
まるで鎌のように鋭い爪が四本ずつ、黒い尖った鼻に、ややはみ出し気味の牙からよだれが滴っている。
赤く染まった目は魔力の供給過剰による血管破裂によるものだ。
「ハグレ、か」
フゥフゥとその魔物の荒い鼻息が周囲の瓦礫を吹き飛ばす。
そう、こちらが十分に準備を整える前に、ハグレの魔物との遭遇戦に突入してしまったのだった。
栄養のありそうな美味しい朝食だった。
ゆっくりと休める場所と美味しいものを振る舞ってもらったのだから、その分きちんと働いて返さねばならないだろう。
勇者一行と俺とメルリルとフォルテは、名主さんから紹介してもらった魔物を見たというきこりの一人をつけてもらって、山に入ることとなった。
「なかなかきれいに整備されている山だな」
「へい、あっこに鉄道があるでしょ? 伐採した木は列車にどんどん積み込んで集積所まで運べるんでだいぶ楽に作業が出来るようになりましたからね」
「列車が通ったのは最近なのか?」
「へい、ここ十年ってとこでしょうか」
「なるほど」
列車の普及は帝国とそれほど大きくは変わらないようだ。
技術は北冠が独占しているという話だから外に提供しだしたのがその頃ということなのかもしれない。
「魔物は奥のほうで見たのか?」
「へい。親父の代からはとんとでかい魔物の被害はなかったんで、気い抜けてたんかもしれません。爺さんからは口うるさく魔物に気をつけるように言われてたんですがね」
「そうだな。今までいなかったから安心ということはないからな」
「そんとおりです」
きこりの男は健脚で、魔力持ちでもないのに冒険者並の脚力でさっさと山道を進んだ。
俺たちからすれば道などないように思える場所も、彼にとっては慣れた道なのだろう。
「あ、そっちのほうの獣道は奥に猟師の罠がありますんで気をつけてくだせえ」
分岐した細い道を見つけてそこをガサガサやっていた勇者にきこりの男が注意する。
「おおそうか。すまない」
勇者は一言謝ると、戻って来た。
「猟師の罠は多いのか?」
「それほどでもないですね、浅いところにいくつか仕掛けてあるだけですよ。奥にはあまり仕掛けないんです。山に入ると壁の手前までは獣にとっちゃあまり餌場がないんですよ。壁の向こうは植林をしてない自然林なんで生き物も多いんですが、その分魔物もいますからね」
「ふむ、しかしそれならその豊かな森から壁のこっちに魔物が来るというのも少しおかしいか」
「へい、それで、ギッシの奴は、……ああっと、猟師の男ですが、おそらくハグレだろうと言ってました」
「夏場にハグレが?」
俺がそう言うと、きこりの男が顔を綻ばせる。
「いやあ、ギッシの奴と同じことをおっしゃるんですね。あの男も夏場にハグレは珍しいが、もしかすると冬生まれの個体かもしれんと」
「冬生まれ!」
俺はその情報に気を引き締めた。
「師匠、冬生まれのハグレだと何が問題なんだ?」
勇者が気になったようで尋ねて来る。
「冬生まれの魔物は、飢えを魂に刻まれていることが多いんだ。何年かに一度程度生まれて大きな被害を出すことがある」
俺の答えに勇者たちは緊張した面持ちになった。
メルリルは俺の後ろでコクコクと首を振って俺の言葉を肯定している。
「へい、ギッシの奴もそう言ってました。そんで名主さんに軍隊を呼ぶように詰め寄ってたんですが、名主さんが無理だとおっしゃって……」
「まぁ軍隊ってのは被害が出てからじゃないと動かないもんだからな」
「まことその通りで」
きこりの男が肩を落としてため息をついた。
「王さまを悪く言う訳じゃないんですが、やっぱり中央のお方たちはわっしら僻地の人間はどうでもいいんかなって思っちまいますよね。壁の件といい……おっと、よけいな愚痴を、すんません」
「いやいや、わかるよ。俺も生まれは僻地の農村でね」
「おお、そうでしたか」
そんな話をしながら、俺たちは問題の場所に到着した。
そこは崖の上から沢を見下ろせるようになった場所だった。
「こん場所は、わっしたちが休憩のときに沢に下りて水を使うための階段があるんですけんど、こっから川の上流のほうを見たときにでっけえ魔物が魚を獲っているのを見かけた奴がいて、腰抜かして皆を呼び集めたんです。そんで俺も見て、こりゃあやべえって、こっちのほうには近づかなくなったんで」
「どんな奴だった?」
「穴熊に似てたんですが、ずっとデカくて、毛が逆立ってました。驚いたのは、そいつが川に顔を向けると、水がつむじ風に巻かれたように魚ごと巻き上がってたことですね」
「風の魔術を使うのか。厄介そうだな」
「へい」
「ここまで案内ありがとう。ここから先は危ないからついて来ないほうがいい」
「わかりました。先生たちもお気をつけて」
気のいいきこりの男を帰すと、俺たちは階段を使って沢へと下りる。
「嫌な地形だな」
「ええ、逃げ場がないですね」
俺の言葉に聖騎士が答える。
川と河原を合わせても、この沢の幅はせいぜい大人五人が手を広げて横に並んだ程度だ。
大きな魔物と戦うには足場の問題を考えても不利だろう。
「とりあえず上流へ向かうか」
「わかった」
勇者がうなずく。
「フォルテ、先行を頼むぞ」
「ピッ!」
バサリと羽根を広げたフォルテが、鮮やかな青い光を撒きながら上流へと飛んで行った。
川の流れを見て、嫌なことを思い出したのか、聖女が少し顔をしかめている。
大丈夫、今度はいきなり死体が流れて来たりはしないはずだ。
沢を遡って行くほどに川幅と河原が狭くなり、川そのものが深くなって行く。
俺は河原や崖の斜面を調べながらゆっくりと進んだ。
「ここに足跡があるな」
河原の一画を指差すと、勇者たちは不思議そうにその場所を見た。
「え? ここって水たまりじゃ?」
無理もない。足跡と考えるにはでかすぎるのだ。
俺はその跡を指し示しながら解説した。
「ここが指。爪が地面をえぐった跡がある。こことこことここが指の跡だ。ちゃんと五つあるだろう? この深い穴は後脚で立ち上がったときのものだろう」
「そう言われてみれば確かに」
「そしてこっちの岩にあるのが爪痕。マーキングだな」
その爪跡は、あまりに深すぎて、岩の亀裂のように見える。
爪がかなり鋭い魔物だ。
フォルテからの合図もなく、俺たちは更に奥へと足を進めたが、ふと、首筋にチリチリと焼け付くような痛みを感じた。
「下がれ!」
叫ぶと同時に飛び退いた俺たちの前の空間を引き裂くような鋭い音が通り過ぎ、地面が半月状にえぐれた。
「えっ?」
メルリルが驚きの声を上げる。
土がむき出しの斜面の一つ。
最近の雨かなにかで崩れたのであろうと思われた場所に転がっていた大岩がのそりと動いた。
「擬態か!」
フォルテも気づかなかった見事な擬態を解いて、巨大な魔物が姿を表す。
「ガアアアアアアッ!」
まるで鎌のように鋭い爪が四本ずつ、黒い尖った鼻に、ややはみ出し気味の牙からよだれが滴っている。
赤く染まった目は魔力の供給過剰による血管破裂によるものだ。
「ハグレ、か」
フゥフゥとその魔物の荒い鼻息が周囲の瓦礫を吹き飛ばす。
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