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第四章 世界の片隅で生きる者たち
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その後話し合いの末に具体的な方針が決まった。
この場に咲く氷翠の花を町から続く旧街道に沿いに植える。
植えた氷翠の花に月光を灯す術を施す。
さらに、その花々に聖女が浄化の術を施す。
この浄化の術に関しては、聖女からの提案だった。
「花一つ一つに施す浄化の力はごく弱いものにします。首なし騎士さんが気づかないぐらいです。でも、その光を浴びることで、少しずつ確実に浄化の効果が現れるはずです」
とのことで、夜明け前に屋敷に到着したかったであろう騎士レイナールが無念を晴らしたときに未練なく世界の輪へと戻るための助けになるらしい。
なるほど、さすが本職は違うな。
聖女や聖人はケガや病気を治すだけが仕事ではない。魔力溜まりが悪しき影響を周囲に与えないように浄化するエキスパートでもある。
人が多い場所や森に近い土地では、年に一度は魔力溜まりの「穢れ」を払う儀式を行うのだが、金があるところは教会に多額の寄進を行って聖女か聖人に来てもらうことも多い。
そのほうがより確実だからな。
「それで、どうやってこの花を道沿いに咲かせるんだ?」
勇者の問いにメルリルが答える。
「ここの花を一株だけ町の近くの旧街道に移植します。後は私が精霊に働きかけて根と葉と花を伸ばして行きます。これにはほかの緑から命を移す必要があるのですが、旧街道には本来は刈られなければならない草花が多く生えているので、それを使います」
「なるほど。氷翠の花を咲かせて、通行に邪魔な草も枯らすことが出来るのですか。騎士風に言えば『剣の一振りで敵を屠って味方を救う』ということですね」
聖騎士が感心したように言った。
確かに旧街道の問題を二ついっぺんに解決出来るのは町の人間にとってはいいことだろう。
しかし冒険者としては依頼も請けていない余計な仕事をやってしまうことでもある。
悪くはないが、効率としてはよくないんだけどな。
まぁそれを言うのは野暮ってもんか。
ともあれ、計画通り、氷翠の花を一株、根から掘り起こして町へと戻ることにした。
モンクがやたら大人しいが、今の所変に怯えている風でもないので大丈夫だろう。
聖女のそばにぴったりとくっついて周囲を窺っている。
氷翠の花を無事旧街道に移植した段階で、俺はメルリルに待ったをかけて準備だけしておいてもらい、一度町長のところに話を通しに戻った。
今回のやり方は後々まで旧街道に影響を及ぼす可能性があるので、一応許可を取っておこうと思ったのだ。
まぁ駄目だと言われたら、首なし騎士にだけ使って、花は枯らすことにすればいいんだが。
戻ると、町長は家畜の厩舎に行っていると言われた。
帰るのを待っていると仕掛けが間に合わなくなるかもしれないので、俺がそっちに出向くことにする。
厩舎独特の強い異臭のなかで、ミホム辺りでは見かけないタイプの大きなヤギの様子を見ている町長たちを発見した。
「町長さん」
「ん?」
俺が声を掛けると、町長が気づいて近づいて来る。
「何かあったんですか?」
「いや、ちょっと報告しておこうと思ってな。首なし騎士を退治するために、街道沿いに花を植えるんだが、問題ないか?」
「……花、ですか?」
町長は話がよく飲み込めないという顔で俺に聞き返した。
「ああ、幽霊を浄化するのに必要なんだ」
「ほう、それはなんと言いますか、雅なことですね」
いやいや、幽霊を退治するのに雅もなにもないだろうに、町長はなかなかおもしろい感性をしているようだ。
「それで大丈夫か?」
「その花は周囲の環境に影響を与えるようなものなのですか?」
「最初は移すのに道のじゃまになっている雑草を枯らす必要があるようだが、その後は普通の草花と一緒だってことだ。夜にちょっと光るがな」
「夜に光るのですか?」
「ああ、森人の秘術を使う」
「ほほう!」
町長は嬉しそうに手を叩いた。
「それは楽しみですな。首なし騎士がいなくなったら町の者たちで楽しませていただきます」
「お、おう……」
やっぱりこの町長なんか凄いな。
とりあえず許可をもらったので、準備をしながら待っていたみんなの元へと戻る。
「ん?」
「あ、師匠、おかえり」
勇者がうれしそうに声をかけて来るが、俺はそれよりも道の状態が気になった。
道が均されていないか?
「道に何かしたのか?」
「いや、メルリルが、養分にする草は多少弱っていたほうがやりやすいって言ったから、それならついでに道を均してしまったほうが幽霊騎士も走りやすいだろうと思って」
「思って?」
「こう」
勇者はそう言いつつ体を低くして剣を構える。
やや地面すれすれをえぐるような角度でその剣を振るうと、剣から放たれた風圧なのか波動なのかわからないが、なにやら強い衝撃が地面をえぐりながら直進し、雑草をひっくり返し、石などを砕いてしまった。
「……便利だな」
「だろ? 俺もこういう使いみちを考えたことはなかったが、やってみると便利だった」
もしかすると畑も耕せたりするのだろうか?
まぁいいか。
「とりあえずメルリル、町長から許可を貰ったんで、その花を道沿いに生やしてくれ」
「え、ええ」
勇者の行いにどこかびっくりしたような呆れたような視線を向けていたメルリルだったが、俺の言葉にニコっと笑ってうなずいた。
そして腰に下げた細長い笛を取り出して奏で始める。
今回の曲は、どこか明るい、跳ねるような楽しさを感じさせる曲だ。
メルリルが笛を吹き始めると、植えられたばかりで少しくたっとしていた氷翠の花がみるみる元気になり、道沿いに同じ葉と花が伸び始める。
音に合わせていっせいに揺れる様子は、まるで意思を持ってうごめく小動物かなにかのようだった。
メルリルは道沿いをゆっくりと歩く。
氷翠の花はその後をついて行くかのように葉を伸ばし、花を咲かせて行く。
「キュル!」
フォルテが飛び立ち、そんなメルリルの上を旋回しながら声高くさえずった。
めったに聞かないフォルテのさえずりを聞いてぎょっとしたが、フォルテは単に楽しんでいるだけのようだったので、気にせずに俺もメルリルの後を追う。
そしてメルリルが施した術の後を聖女が追いながら神璽に左手を当ててなにやら呟きつつ、もう片方の手の平をくぼませた形にすると、何かを零すような仕草で道端の氷翠の花に術を施して行く。
俺はと言うと、町長宅から借りて来た箒で、氷翠の花に生気を吸われて枯れ果てた草を道の逆側に掃き出していた。
結構量が多いので邪魔になると思ったのだ。
「ダスター、ちょっと」
モンクが慌てたように俺の腕を掴んだので何事かと思って見ると、青いはずの氷翠の花が銀色に輝き出し、それどころか、天上から淡い七色の光が花々に降り注いでいるようだった。
「……ええっと、聖女の力ってやつか?」
「バカ、聖女の魔法はこんなに派手なものじゃないよ!」
え、いつも十分派手だと思うんだが。
あ、聖女もちょっと驚いたように空を見上げている。
それでも術を施す手を止めていないのはさすがだ。
「これ、おそらくフォルテだぞ」
「は?」
勇者が言った言葉に俺は少し上でくるくる回っているフォルテを見る。
そう言えばいつもよりも輝きが強いような気がする。
「どうしてそう思う?」
「魔力を見る訓練をしろって言ったの師匠じゃないか。なんかフォルテから上に光が伸びている」
言われて、俺も魔力を見る。
と、思わず目を覆った。
「う、眩しい」
フォルテが青く輝いているだけではない。
道沿いの氷翠の花も、メルリルも、聖女も、そして周囲の地面やはるかな空も、全部がそれぞれの色合いに輝きを放って、周囲がまるで虹のような光に満ちていた。
「何が起こってるんだ?」
「悪いことじゃない、……気がする」
勇者の怪しい保証は信頼出来ないが、確かに悪い感じはしない。
体の内側からぽかぽかするようなあたたかさを感じる。
「ともかく最後までやってしまおう」
頭上でさえずっているフォルテをもう一度見て、俺はため息をつくとそう言ったのだった。
この場に咲く氷翠の花を町から続く旧街道に沿いに植える。
植えた氷翠の花に月光を灯す術を施す。
さらに、その花々に聖女が浄化の術を施す。
この浄化の術に関しては、聖女からの提案だった。
「花一つ一つに施す浄化の力はごく弱いものにします。首なし騎士さんが気づかないぐらいです。でも、その光を浴びることで、少しずつ確実に浄化の効果が現れるはずです」
とのことで、夜明け前に屋敷に到着したかったであろう騎士レイナールが無念を晴らしたときに未練なく世界の輪へと戻るための助けになるらしい。
なるほど、さすが本職は違うな。
聖女や聖人はケガや病気を治すだけが仕事ではない。魔力溜まりが悪しき影響を周囲に与えないように浄化するエキスパートでもある。
人が多い場所や森に近い土地では、年に一度は魔力溜まりの「穢れ」を払う儀式を行うのだが、金があるところは教会に多額の寄進を行って聖女か聖人に来てもらうことも多い。
そのほうがより確実だからな。
「それで、どうやってこの花を道沿いに咲かせるんだ?」
勇者の問いにメルリルが答える。
「ここの花を一株だけ町の近くの旧街道に移植します。後は私が精霊に働きかけて根と葉と花を伸ばして行きます。これにはほかの緑から命を移す必要があるのですが、旧街道には本来は刈られなければならない草花が多く生えているので、それを使います」
「なるほど。氷翠の花を咲かせて、通行に邪魔な草も枯らすことが出来るのですか。騎士風に言えば『剣の一振りで敵を屠って味方を救う』ということですね」
聖騎士が感心したように言った。
確かに旧街道の問題を二ついっぺんに解決出来るのは町の人間にとってはいいことだろう。
しかし冒険者としては依頼も請けていない余計な仕事をやってしまうことでもある。
悪くはないが、効率としてはよくないんだけどな。
まぁそれを言うのは野暮ってもんか。
ともあれ、計画通り、氷翠の花を一株、根から掘り起こして町へと戻ることにした。
モンクがやたら大人しいが、今の所変に怯えている風でもないので大丈夫だろう。
聖女のそばにぴったりとくっついて周囲を窺っている。
氷翠の花を無事旧街道に移植した段階で、俺はメルリルに待ったをかけて準備だけしておいてもらい、一度町長のところに話を通しに戻った。
今回のやり方は後々まで旧街道に影響を及ぼす可能性があるので、一応許可を取っておこうと思ったのだ。
まぁ駄目だと言われたら、首なし騎士にだけ使って、花は枯らすことにすればいいんだが。
戻ると、町長は家畜の厩舎に行っていると言われた。
帰るのを待っていると仕掛けが間に合わなくなるかもしれないので、俺がそっちに出向くことにする。
厩舎独特の強い異臭のなかで、ミホム辺りでは見かけないタイプの大きなヤギの様子を見ている町長たちを発見した。
「町長さん」
「ん?」
俺が声を掛けると、町長が気づいて近づいて来る。
「何かあったんですか?」
「いや、ちょっと報告しておこうと思ってな。首なし騎士を退治するために、街道沿いに花を植えるんだが、問題ないか?」
「……花、ですか?」
町長は話がよく飲み込めないという顔で俺に聞き返した。
「ああ、幽霊を浄化するのに必要なんだ」
「ほう、それはなんと言いますか、雅なことですね」
いやいや、幽霊を退治するのに雅もなにもないだろうに、町長はなかなかおもしろい感性をしているようだ。
「それで大丈夫か?」
「その花は周囲の環境に影響を与えるようなものなのですか?」
「最初は移すのに道のじゃまになっている雑草を枯らす必要があるようだが、その後は普通の草花と一緒だってことだ。夜にちょっと光るがな」
「夜に光るのですか?」
「ああ、森人の秘術を使う」
「ほほう!」
町長は嬉しそうに手を叩いた。
「それは楽しみですな。首なし騎士がいなくなったら町の者たちで楽しませていただきます」
「お、おう……」
やっぱりこの町長なんか凄いな。
とりあえず許可をもらったので、準備をしながら待っていたみんなの元へと戻る。
「ん?」
「あ、師匠、おかえり」
勇者がうれしそうに声をかけて来るが、俺はそれよりも道の状態が気になった。
道が均されていないか?
「道に何かしたのか?」
「いや、メルリルが、養分にする草は多少弱っていたほうがやりやすいって言ったから、それならついでに道を均してしまったほうが幽霊騎士も走りやすいだろうと思って」
「思って?」
「こう」
勇者はそう言いつつ体を低くして剣を構える。
やや地面すれすれをえぐるような角度でその剣を振るうと、剣から放たれた風圧なのか波動なのかわからないが、なにやら強い衝撃が地面をえぐりながら直進し、雑草をひっくり返し、石などを砕いてしまった。
「……便利だな」
「だろ? 俺もこういう使いみちを考えたことはなかったが、やってみると便利だった」
もしかすると畑も耕せたりするのだろうか?
まぁいいか。
「とりあえずメルリル、町長から許可を貰ったんで、その花を道沿いに生やしてくれ」
「え、ええ」
勇者の行いにどこかびっくりしたような呆れたような視線を向けていたメルリルだったが、俺の言葉にニコっと笑ってうなずいた。
そして腰に下げた細長い笛を取り出して奏で始める。
今回の曲は、どこか明るい、跳ねるような楽しさを感じさせる曲だ。
メルリルが笛を吹き始めると、植えられたばかりで少しくたっとしていた氷翠の花がみるみる元気になり、道沿いに同じ葉と花が伸び始める。
音に合わせていっせいに揺れる様子は、まるで意思を持ってうごめく小動物かなにかのようだった。
メルリルは道沿いをゆっくりと歩く。
氷翠の花はその後をついて行くかのように葉を伸ばし、花を咲かせて行く。
「キュル!」
フォルテが飛び立ち、そんなメルリルの上を旋回しながら声高くさえずった。
めったに聞かないフォルテのさえずりを聞いてぎょっとしたが、フォルテは単に楽しんでいるだけのようだったので、気にせずに俺もメルリルの後を追う。
そしてメルリルが施した術の後を聖女が追いながら神璽に左手を当ててなにやら呟きつつ、もう片方の手の平をくぼませた形にすると、何かを零すような仕草で道端の氷翠の花に術を施して行く。
俺はと言うと、町長宅から借りて来た箒で、氷翠の花に生気を吸われて枯れ果てた草を道の逆側に掃き出していた。
結構量が多いので邪魔になると思ったのだ。
「ダスター、ちょっと」
モンクが慌てたように俺の腕を掴んだので何事かと思って見ると、青いはずの氷翠の花が銀色に輝き出し、それどころか、天上から淡い七色の光が花々に降り注いでいるようだった。
「……ええっと、聖女の力ってやつか?」
「バカ、聖女の魔法はこんなに派手なものじゃないよ!」
え、いつも十分派手だと思うんだが。
あ、聖女もちょっと驚いたように空を見上げている。
それでも術を施す手を止めていないのはさすがだ。
「これ、おそらくフォルテだぞ」
「は?」
勇者が言った言葉に俺は少し上でくるくる回っているフォルテを見る。
そう言えばいつもよりも輝きが強いような気がする。
「どうしてそう思う?」
「魔力を見る訓練をしろって言ったの師匠じゃないか。なんかフォルテから上に光が伸びている」
言われて、俺も魔力を見る。
と、思わず目を覆った。
「う、眩しい」
フォルテが青く輝いているだけではない。
道沿いの氷翠の花も、メルリルも、聖女も、そして周囲の地面やはるかな空も、全部がそれぞれの色合いに輝きを放って、周囲がまるで虹のような光に満ちていた。
「何が起こってるんだ?」
「悪いことじゃない、……気がする」
勇者の怪しい保証は信頼出来ないが、確かに悪い感じはしない。
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