181 / 885
第四章 世界の片隅で生きる者たち
286 理想の世界のために
しおりを挟む
「それでだ、ここからが本題だが、この実力主義は皇族にも適用される」
「皇族にも?」
衛兵隊長のオウガがいかつい顔をしかめて言った。
皇族が実力主義というのはどういうことなのだろう?
「皇帝になるのは皇族であることは決っている。だが、それは長子であるとは限らない」
「へ?」
「皇帝の血族のなかから最も能力のあるものが次の皇帝陛下だ」
オウガ隊長の言葉に、今度は俺が顔をしかめた。
それって……。
「いや、勘違いすんな、何も潰し合いをさせる訳じゃねえんだ。むしろ後継争いで民に犠牲が出たら決して皇帝になることは出来ない決まりだ」
「武力じゃないってことなら何を競うんだ? 知識か?」
「全部、かな? 毎年の年越し祭で皇族がその年に何を行ったか発表される。だから帝国の民は皇族のことをよく知っている」
「なるほど」
だから事故の調査にやって来た衛兵が皇女殿下の顔を知っていたという訳か。
俺なんか自分の国の王様の顔すら知らんからな。
「そして最終的に次の皇帝を決めるのは選挙によって、だ」
「せんきょ?」
聞き慣れない言葉に首を傾げる。
「そうか、他所の国には選挙とかないよな。うーんと、選挙というのは誰が皇帝にふさわしいかということを帝国民の総意で決めるということだ。もっとも人気がある者が次の皇帝になる」
「よくわからんが、民の総意をどうやって調べるんだ?」
「候補者の顔が彫られたコインが配られるんで、そのなかから自分がいいと思う候補者のコインを、決められた期日までにその地域の責任者の家の投票箱に収めるんだ。ちゃんと参加したら残ったコインは手間賃としてもらえるが、参加しないともらえない」
「なるほど面白いな。貧乏人ほど参加したがるだろうな」
「ああ、たとえそいつらが政治に興味がなくてもな。とは言え金持ちにとっちゃあはした金だがな。しかし、だ。この選挙は金持ち連中からしてみれば、貧乏人のお小遣いよりももっと切実な問題なんだ。自分たちが懇意にしていた勢力の皇族が皇帝になればいい目を見れるからな」
なんと言うか、とんでもない皇帝選出の方法だ。
よくもまぁこの方法で永く国を保って来たもんだな、感心するぜ。
「ん? と、すると、働く場所を増やしたあの第五皇女は有力な皇帝候補なのか?」
「まぁな、人気はある」
うわあ、他国ながらあんな性格悪そうな女が皇帝、いや女帝か、女帝として君臨するとか、嫌すぎる。
むしょうに足を引っ張りたくなる話だ。
しかし、それならわざわざ護衛も連れずに危険というリスクを背負ってまで勇者を追って来たのはどうしてだろう?
女帝になるつもりなら勇者の嫁になるつもりなんかないはずだ。
単に一目惚れとか、勇者という存在に憧れてとか、そういう感じでもないよなあ。
ん、そう言えば。
「そう言えば、ずっと気になっていたんだが、この国ではやたら勇者が人気があるな。なんでだ?」
「へ?」
俺の言葉にオウガ隊長は虚を突かれたように変な声を出す。
隣にいる副長のチェスタさんも少し呆れたように俺を見た。
「お前さん、我が大神聖帝国の建国理由を知らないのか?」
「……すまんが知らないな」
「そうか、他国人は知らないんだな。この国じゃあ子どもだって知っているってのに」
「なんか、悪かった」
「いやいい。新鮮な疑問だった」
ということはこの国の建国に勇者が関わっているんだな。
それならこの国の人間が勇者に対して異常に感じるほどの興味を持っていることや、他国とは一切交流しないにも関わらず、ずっと大聖堂と繋がりを保ち続けていることも理解出来る。
「本当か嘘か知らんが、初代勇者は神の国から遣わされたと言われているのは知っているか?」
「あ、ああ」
一瞬、初代勇者の知りたくもなかった真実を思い出して顔をしかめそうになったが、我慢して平静を保った。
「その初代勇者が言っていたんだと。神の国は身分の上下がなく誰もが平等で、民自身によって選ばれた王が国を治めていると」
「……ほう」
なるほど話が見えて来たぞ。
「その頃はまだディスタス大公国の王子であった初代皇帝陛下は、その勇者の言葉に感銘を受けた。神の国のような素晴らしい国を作ろうとしたんだが、それは当時の貴族には受け入れがたい話だった」
「そりゃそうだろうな」
誰もが平等ということは貴族にとっては自分たちの権利が奪われるということだ。
賛成するはずがない。
「そこで初代皇帝陛下はわずかな賛同者を引き連れて荒野の果てに新たな国を造った。それがこの大神聖帝国という訳だ」
「なるほど。初代勇者が国の設立のきっかけとなったということか」
「それだけじゃない」
「ん?」
「初代勇者は初代皇帝の志に感銘を受けて、さまざまな支援をしてくれたんだ。大公国からの追手を説得し、大聖堂からの援助を受けられるようにしてくれた。さらに魔物が多い荒野で生活出来るための安全圏を切り開いてくれたのも初代勇者だったという話だ」
「それは恩を感じるな」
「だろ? 今この国があるのも初代勇者のおかげなのさ。だからこの国では勇者への憧れが強いんだ。二代目の勇者が誕生したときなんか、嫁さん候補がこの国から押し寄せたって話だからな」
「あー」
その一人で見事二代目勇者を射止めたのが西門の街の領主さまのご先祖という訳か。
「ということは、あの皇女さまが勇者と結ばれでもしたら、次の皇帝の座は揺るぎないものになるってことだな」
「まぁ、そういうこった」
子どものような顔で勇者の話をしていたオウガ隊長だったが、皇女の話になると途端に苦々しい顔になった。
民に人気がある皇女さまであるはずなのに、衛兵隊にはあまり人気がないようだ。
あの性格だ。今までも何か問題を起こしたに違いない。
「隊長、先程から話があさってのほうへ行っていますよ」
お茶と菓子を出した後は俺たちの話を邪魔しないように聞いていた副長のチェスタさんが釘を刺すように言った。
あ、そう言えば、もともと俺たち何の話で呼ばれたんだっけ? なんか逮捕協力の件だったかな?
「おお、悪い。なんか思いもかけないことが重なって余計な話が長くなっちまったな」
「いや、いろいろ聞いたのは俺のほうだし。こっちこそすまなかった」
そう言えばオウガ隊長はけっこうなケガ人だったはず。
長話に付き合わせてしまって悪かったな。
「逮捕協力の件なんだが、うちのほうから賞金が出る。それと、さっきも聞かれたが、知っておいたほうがいいだろうから教えておく。攫われた技術者の件だ」
「ああ」
「最近攫われた二人の技術者はあの犯人共が逃げ込もうとした工場で見つかった。例の倉庫と改造作業車がその工場の所有であることを盾に内部探索を抜き打ちで行ったんだ。船に積み込まれていてな、危ないところだった」
「そうか、まずはよかったな」
「よかったんだか、悪かったんだか。最初の頃に攫われた三人は見つからなかったし、今回の強制調査で相手の態度も強固になっていて、知らぬ存ぜぬ、嵌められたと言って宮殿に抗議が行ったし、工場を撤退するという脅しもかけて来た。そうすると何千人という人間が失業するからな。帝都民の感情もあっち寄りになる」
「難しい話だな」
「だがまぁそれが俺たちの仕事だからな、なんとかするさ」
そう言ったオウガ隊長の顔は自信に満ちあふれていた。
こういう人間がいる限り、きっとこの国は建国の志を守って公平な法を守る平等な国であり続けようとするんだろうな。
身分に関わらず政治に参加出来る国と聞いて驚きはしたものの、理想を現実にしようと頑張り続けている国があるということを知れたのはよかったな。
「皇族にも?」
衛兵隊長のオウガがいかつい顔をしかめて言った。
皇族が実力主義というのはどういうことなのだろう?
「皇帝になるのは皇族であることは決っている。だが、それは長子であるとは限らない」
「へ?」
「皇帝の血族のなかから最も能力のあるものが次の皇帝陛下だ」
オウガ隊長の言葉に、今度は俺が顔をしかめた。
それって……。
「いや、勘違いすんな、何も潰し合いをさせる訳じゃねえんだ。むしろ後継争いで民に犠牲が出たら決して皇帝になることは出来ない決まりだ」
「武力じゃないってことなら何を競うんだ? 知識か?」
「全部、かな? 毎年の年越し祭で皇族がその年に何を行ったか発表される。だから帝国の民は皇族のことをよく知っている」
「なるほど」
だから事故の調査にやって来た衛兵が皇女殿下の顔を知っていたという訳か。
俺なんか自分の国の王様の顔すら知らんからな。
「そして最終的に次の皇帝を決めるのは選挙によって、だ」
「せんきょ?」
聞き慣れない言葉に首を傾げる。
「そうか、他所の国には選挙とかないよな。うーんと、選挙というのは誰が皇帝にふさわしいかということを帝国民の総意で決めるということだ。もっとも人気がある者が次の皇帝になる」
「よくわからんが、民の総意をどうやって調べるんだ?」
「候補者の顔が彫られたコインが配られるんで、そのなかから自分がいいと思う候補者のコインを、決められた期日までにその地域の責任者の家の投票箱に収めるんだ。ちゃんと参加したら残ったコインは手間賃としてもらえるが、参加しないともらえない」
「なるほど面白いな。貧乏人ほど参加したがるだろうな」
「ああ、たとえそいつらが政治に興味がなくてもな。とは言え金持ちにとっちゃあはした金だがな。しかし、だ。この選挙は金持ち連中からしてみれば、貧乏人のお小遣いよりももっと切実な問題なんだ。自分たちが懇意にしていた勢力の皇族が皇帝になればいい目を見れるからな」
なんと言うか、とんでもない皇帝選出の方法だ。
よくもまぁこの方法で永く国を保って来たもんだな、感心するぜ。
「ん? と、すると、働く場所を増やしたあの第五皇女は有力な皇帝候補なのか?」
「まぁな、人気はある」
うわあ、他国ながらあんな性格悪そうな女が皇帝、いや女帝か、女帝として君臨するとか、嫌すぎる。
むしょうに足を引っ張りたくなる話だ。
しかし、それならわざわざ護衛も連れずに危険というリスクを背負ってまで勇者を追って来たのはどうしてだろう?
女帝になるつもりなら勇者の嫁になるつもりなんかないはずだ。
単に一目惚れとか、勇者という存在に憧れてとか、そういう感じでもないよなあ。
ん、そう言えば。
「そう言えば、ずっと気になっていたんだが、この国ではやたら勇者が人気があるな。なんでだ?」
「へ?」
俺の言葉にオウガ隊長は虚を突かれたように変な声を出す。
隣にいる副長のチェスタさんも少し呆れたように俺を見た。
「お前さん、我が大神聖帝国の建国理由を知らないのか?」
「……すまんが知らないな」
「そうか、他国人は知らないんだな。この国じゃあ子どもだって知っているってのに」
「なんか、悪かった」
「いやいい。新鮮な疑問だった」
ということはこの国の建国に勇者が関わっているんだな。
それならこの国の人間が勇者に対して異常に感じるほどの興味を持っていることや、他国とは一切交流しないにも関わらず、ずっと大聖堂と繋がりを保ち続けていることも理解出来る。
「本当か嘘か知らんが、初代勇者は神の国から遣わされたと言われているのは知っているか?」
「あ、ああ」
一瞬、初代勇者の知りたくもなかった真実を思い出して顔をしかめそうになったが、我慢して平静を保った。
「その初代勇者が言っていたんだと。神の国は身分の上下がなく誰もが平等で、民自身によって選ばれた王が国を治めていると」
「……ほう」
なるほど話が見えて来たぞ。
「その頃はまだディスタス大公国の王子であった初代皇帝陛下は、その勇者の言葉に感銘を受けた。神の国のような素晴らしい国を作ろうとしたんだが、それは当時の貴族には受け入れがたい話だった」
「そりゃそうだろうな」
誰もが平等ということは貴族にとっては自分たちの権利が奪われるということだ。
賛成するはずがない。
「そこで初代皇帝陛下はわずかな賛同者を引き連れて荒野の果てに新たな国を造った。それがこの大神聖帝国という訳だ」
「なるほど。初代勇者が国の設立のきっかけとなったということか」
「それだけじゃない」
「ん?」
「初代勇者は初代皇帝の志に感銘を受けて、さまざまな支援をしてくれたんだ。大公国からの追手を説得し、大聖堂からの援助を受けられるようにしてくれた。さらに魔物が多い荒野で生活出来るための安全圏を切り開いてくれたのも初代勇者だったという話だ」
「それは恩を感じるな」
「だろ? 今この国があるのも初代勇者のおかげなのさ。だからこの国では勇者への憧れが強いんだ。二代目の勇者が誕生したときなんか、嫁さん候補がこの国から押し寄せたって話だからな」
「あー」
その一人で見事二代目勇者を射止めたのが西門の街の領主さまのご先祖という訳か。
「ということは、あの皇女さまが勇者と結ばれでもしたら、次の皇帝の座は揺るぎないものになるってことだな」
「まぁ、そういうこった」
子どものような顔で勇者の話をしていたオウガ隊長だったが、皇女の話になると途端に苦々しい顔になった。
民に人気がある皇女さまであるはずなのに、衛兵隊にはあまり人気がないようだ。
あの性格だ。今までも何か問題を起こしたに違いない。
「隊長、先程から話があさってのほうへ行っていますよ」
お茶と菓子を出した後は俺たちの話を邪魔しないように聞いていた副長のチェスタさんが釘を刺すように言った。
あ、そう言えば、もともと俺たち何の話で呼ばれたんだっけ? なんか逮捕協力の件だったかな?
「おお、悪い。なんか思いもかけないことが重なって余計な話が長くなっちまったな」
「いや、いろいろ聞いたのは俺のほうだし。こっちこそすまなかった」
そう言えばオウガ隊長はけっこうなケガ人だったはず。
長話に付き合わせてしまって悪かったな。
「逮捕協力の件なんだが、うちのほうから賞金が出る。それと、さっきも聞かれたが、知っておいたほうがいいだろうから教えておく。攫われた技術者の件だ」
「ああ」
「最近攫われた二人の技術者はあの犯人共が逃げ込もうとした工場で見つかった。例の倉庫と改造作業車がその工場の所有であることを盾に内部探索を抜き打ちで行ったんだ。船に積み込まれていてな、危ないところだった」
「そうか、まずはよかったな」
「よかったんだか、悪かったんだか。最初の頃に攫われた三人は見つからなかったし、今回の強制調査で相手の態度も強固になっていて、知らぬ存ぜぬ、嵌められたと言って宮殿に抗議が行ったし、工場を撤退するという脅しもかけて来た。そうすると何千人という人間が失業するからな。帝都民の感情もあっち寄りになる」
「難しい話だな」
「だがまぁそれが俺たちの仕事だからな、なんとかするさ」
そう言ったオウガ隊長の顔は自信に満ちあふれていた。
こういう人間がいる限り、きっとこの国は建国の志を守って公平な法を守る平等な国であり続けようとするんだろうな。
身分に関わらず政治に参加出来る国と聞いて驚きはしたものの、理想を現実にしようと頑張り続けている国があるということを知れたのはよかったな。
11
お気に入りに追加
9,276
あなたにおすすめの小説
集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい
ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆
気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。
チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~
第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~
第八章 クリフ一家と領地改革!?
第九章 魔国へ〜魔族大決戦!?
第十章 自分探しと家族サービス
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
攫われた転生王子は下町でスローライフを満喫中!?
伽羅
ファンタジー
転生したのに、どうやら捨てられたらしい。しかも気がついたら籠に入れられ川に流されている。
このままじゃ死んじゃう!っと思ったら運良く拾われて下町でスローライフを満喫中。
自分が王子と知らないまま、色々ともの作りをしながら新しい人生を楽しく生きている…。
そんな主人公や王宮を取り巻く不穏な空気とは…。
このまま下町でスローライフを送れるのか?
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。