163 / 885
第四章 世界の片隅で生きる者たち
268 護衛依頼
しおりを挟む
冶金ギルドの親方は、かなり詳細な帝都の地図を引っ張り出して来た。
紙というものはある程度デコボコしていてガサついているものだが、今回見せてもらった地図の描かれている紙は、かなり上質ですべすべしている。
よくよく見れば、周囲に貼ってある図面のようなものが描かれた紙もかなり質がいい。
これがさっき言っていた工場による均一化された製品というものなら、確かに生活環境自体を変えてしまう力があるだろう。
「どうだ。わかるか?」
テーブルに広げられた地図を見せて親方がそう言った。
地図には駅舎と宮殿が描かれているのでだいたいの位置関係はわかる。
「この、工場地帯? 煙突がたくさんあるところの近くの建物だ。ええっと……」
俺はフォルテの目とリンクして上空から犯人たちが逃げ込んだ場所を確認した。
「ここだな」
俺が指し示した場所には倉庫街と書かれている。
「ち、やっぱりどっかの工場が噛んでやがったな。東国の下請けか」
「親方、ここはひとっ走り宮殿横の衛兵詰め所まで行ったほうがいいですね」
「ああ、分署じゃ賄賂が横行しているからな。本部なら話も潰されねえだろ。それに今回はギルドから圧力をかける」
「わかりました」
攫われかけたカホックと親方の間で話がついたようだ。
親方はカホックとの話が終わると俺達を見た。
「すまねえ、あんたたち冒険者って言ったか? それならひとつ、頼まれちゃくれないか?」
「依頼か?」
「ああ。カホックを助けてくれたことと、場所を教えてくれたことの礼もまだなんでちょい図々しい頼みではあるんだが、必ず礼はする。大地の女神にかけて約束する」
「わかった」
大地人は平野人の多くが信じている盟約の神ではなく、大地の女神を信仰している。
盟約の神が世界の意思の一つとするなら、大地の女神は世界の体の一部と考えることが出来るだろう。
根っこは同じでも、全く違う神と言える。
神の盟約の守護はもちろん大地人も含んでいるので、大地人も別に盟約の神を嫌っている訳ではないようだ。
その辺の詳しいことはよくわからない。
なにしろ俺には大地人に知り合いがほとんどいなかったからな。
「こいつが宮殿横の衛兵詰所まで行くのに護衛でついてはくれないか?」
「護衛依頼か、短時間なら半銀貨でいいぞ」
「なら、これでどうだ?」
親方は、物入れから少しシワの入った精密な絵柄の小さな紙片を取り出す。
「これは東国紙幣という金だ。ここに金額が書かれているだろ? こいつは千テイ紙幣と言って、額面上は半銀貨とほぼ同じ価値なんだ。しかし我が国では東国紙幣はレートが高い。実情として一銀貨に近い価値がある」
「紙の金か。しかしこれは思ったよりも技術と政治が安定しているんだな、東国は。戦争とかないのか?」
紙はそれ事態に価値がないので、紙を紙幣にする場合は国がその価値を保証する必要がある。
商人の出す手形と同じだ。
つまりそれだけ国が安定している必要があるということだ。
「戦争というか領土争いはあるらしいんだが、東国は市場同盟を締結していてな、経済価値を全ての国で同一にして取引を行っているんだ。まぁ一つや二つは仲間はずれの国もあるようだが」
「つまりこの紙幣が東国の全ての国で通用するってことか」
「そうだ」
「つまり東国は商人が強いんだな」
「お察しの通りさ」
思わぬところで東の国々の詳しい情報が手に入った。
東に行くならこの紙幣というものを手に入れるか、東方の国で価値のあるものを持ち込んで換金する必要があるだろう。
「少し待ってくれ」
俺はメルリルを見る。
パーティで仕事を請ける場合は全員の合意が必要だ。
「俺はこの仕事を請けようと思うが、どうだ?」
「いいと思う」
メルリルはにこりと笑ってうなずいた。
「決まりだ。この仕事を請ける」
「助かる。信頼出来て腕がたつ人間は貴重だ。しかも頭も切れる。願ったり叶ったりだぜ」
俺は親方に拳を突き出した。
親方は少し戸惑ったが、同じように拳を出し、軽く打ち合わせる。
依頼者との直接取り引きの場合の合意の印だ。
「じゃあ、衛兵隊の隊長に被害届と依頼書をしたためるから、茶でも飲んで待っててくれ」
「一つ聞きたいんだが」
「なんだ?」
「この国にドラゴン研究者がいるって話を聞いたんだが、知らないか?」
俺はダメ元で尋ねてみた。
冶金ギルドとドラゴン研究者に繋がりがあるとも思えなかったから、まぁついでの話だ。
「ああ、それならパスダとエリエルだな」
「パスダとエリエル?」
思わぬ情報に聞き返す。
二人いるのか?
「夫婦で一組の研究者だ。それが珍しい大地人と森人の夫婦でな。我が国では有名な変人研究者さ」
「大地人と森人の夫婦?」
俺とメルリルは思わず顔を見合わせた。
確かに珍しい。
少なくとも俺は聞いたことがない。
「用事があるなら俺から繋ぎを取ってもいいぜ。尤も街にいるかどうかわからねえがな」
「よろしく頼む」
「じゃあ、お前らが詰め所に行っている間に手配しとくぜ」
「助かる」
人と人との繋がりはわからないところで縁があるものだ。
そんな思いを新たに、俺とメルリルはその冶金ギルドを出て、カホックの護衛として宮殿に向かった。
ありがたいことに、親方が書面をしたためている間に、ギルドの人から軽い食事も振る舞ってもらった。
作業中に食べるためにパンに肉や野菜を挟んだ軽食だ。
ソースが美味かった。
市販品ならぜひ購入しておきたい。
昼食と言えば、勇者たちは宮殿で豪華な食べ物を出されていることだろう。
うまいこと渡航許可証を発行してもらえただろうか? まぁ勇者だって子どもじゃないんだ。
俺がいなくてもそのぐらいきっちりやっているだろう。
「カホックさんは東国に詳しいのか?」
「丁寧な呼び方はよしてくれ。カホックでいい」
「わかった、カホック」
俺がそう呼ぶと、ニヤッと笑った大地人の技術者カホックは、俺の問いに答えた。
「そうさな。あの国は俺たち大地人を亜人呼ばわりしているんで、いけすかねぇ国とは思っているんだが、技術は本物だ。東国の技術と俺らの能力は相性がよくってな。今では亜人と蔑んでいる俺らから原料や部品を買って行っている有様よ。まぁそれが面白くなかったんだろうけどな」
「誘拐の話か」
「ああ。この国だって自分たちの優位性を失いたくないから港ではかなり警戒しているって話なんだが、どうにかして検問をかいくぐっているんだろうなぁ。東国の船のなかには御用船があるから、それが怪しいと踏んでるんだが」
「おいおい、御用船っていったら国の船だろ。国が犯罪に加担しているってことか?」
「あるいは下っ端役人が小遣い稼ぎにやっているか、だな」
きな臭い。
東方では周囲を警戒しながら活動する必要があるな。
「東国はよ、新旧の貴族が入り混じって権力争いが激化してるって話よ。だから何か目に見える手柄が欲しい奴もいるんじゃねえかってもっぱらの噂だな。ったくよ。俺たちみたいな技術屋はそういう政治の話なんか興味がねえっていうのに、自然に耳に入って来ちまう」
「なるほどなぁ」
カホックは表通りを極力歩かずに、屋内にある通路を使って宮殿近くまで辿り着くと、大通りに面した扉を開いた。
俺とメルリルはそこで初めて自分たちが宮殿のすぐ近くまで来ていたことに気づく。
「なんというか、余所者にはわかりにくい街だな」
「いやいや、表通りだけを使っていればこんなにわかりやすい街はねえさ。まぁ路地の奥に入り込むと迷ったり、悪い奴に金を巻き上げられることもあるようだが」
「皇帝陛下のお膝元なのにそういうのもあるのか」
「最近は貧富の差が大きくなって来て、貧しい者も増えているんだ。段々治安も悪くなって来てヒヤヒヤもんだぜ」
「なるほどなぁ」
俺がこの国に来てから感じている、何をするにも金が必要だという感覚は、この国の民にも影響を及ぼしているようだ。
金のある者はいいが、金のない者は生きにくい国なのだろう。
「さて見えて来た。あれが衛兵詰所だな」
カホックが示した場所は、宮殿の横に張り付くように建っている赤い色を印象的に使った建物だった。
国の旗と、剣と盾をデザインした旗が二つ掲げられている。
あの剣と盾の旗が衛兵の印なんだろうな。
紙というものはある程度デコボコしていてガサついているものだが、今回見せてもらった地図の描かれている紙は、かなり上質ですべすべしている。
よくよく見れば、周囲に貼ってある図面のようなものが描かれた紙もかなり質がいい。
これがさっき言っていた工場による均一化された製品というものなら、確かに生活環境自体を変えてしまう力があるだろう。
「どうだ。わかるか?」
テーブルに広げられた地図を見せて親方がそう言った。
地図には駅舎と宮殿が描かれているのでだいたいの位置関係はわかる。
「この、工場地帯? 煙突がたくさんあるところの近くの建物だ。ええっと……」
俺はフォルテの目とリンクして上空から犯人たちが逃げ込んだ場所を確認した。
「ここだな」
俺が指し示した場所には倉庫街と書かれている。
「ち、やっぱりどっかの工場が噛んでやがったな。東国の下請けか」
「親方、ここはひとっ走り宮殿横の衛兵詰め所まで行ったほうがいいですね」
「ああ、分署じゃ賄賂が横行しているからな。本部なら話も潰されねえだろ。それに今回はギルドから圧力をかける」
「わかりました」
攫われかけたカホックと親方の間で話がついたようだ。
親方はカホックとの話が終わると俺達を見た。
「すまねえ、あんたたち冒険者って言ったか? それならひとつ、頼まれちゃくれないか?」
「依頼か?」
「ああ。カホックを助けてくれたことと、場所を教えてくれたことの礼もまだなんでちょい図々しい頼みではあるんだが、必ず礼はする。大地の女神にかけて約束する」
「わかった」
大地人は平野人の多くが信じている盟約の神ではなく、大地の女神を信仰している。
盟約の神が世界の意思の一つとするなら、大地の女神は世界の体の一部と考えることが出来るだろう。
根っこは同じでも、全く違う神と言える。
神の盟約の守護はもちろん大地人も含んでいるので、大地人も別に盟約の神を嫌っている訳ではないようだ。
その辺の詳しいことはよくわからない。
なにしろ俺には大地人に知り合いがほとんどいなかったからな。
「こいつが宮殿横の衛兵詰所まで行くのに護衛でついてはくれないか?」
「護衛依頼か、短時間なら半銀貨でいいぞ」
「なら、これでどうだ?」
親方は、物入れから少しシワの入った精密な絵柄の小さな紙片を取り出す。
「これは東国紙幣という金だ。ここに金額が書かれているだろ? こいつは千テイ紙幣と言って、額面上は半銀貨とほぼ同じ価値なんだ。しかし我が国では東国紙幣はレートが高い。実情として一銀貨に近い価値がある」
「紙の金か。しかしこれは思ったよりも技術と政治が安定しているんだな、東国は。戦争とかないのか?」
紙はそれ事態に価値がないので、紙を紙幣にする場合は国がその価値を保証する必要がある。
商人の出す手形と同じだ。
つまりそれだけ国が安定している必要があるということだ。
「戦争というか領土争いはあるらしいんだが、東国は市場同盟を締結していてな、経済価値を全ての国で同一にして取引を行っているんだ。まぁ一つや二つは仲間はずれの国もあるようだが」
「つまりこの紙幣が東国の全ての国で通用するってことか」
「そうだ」
「つまり東国は商人が強いんだな」
「お察しの通りさ」
思わぬところで東の国々の詳しい情報が手に入った。
東に行くならこの紙幣というものを手に入れるか、東方の国で価値のあるものを持ち込んで換金する必要があるだろう。
「少し待ってくれ」
俺はメルリルを見る。
パーティで仕事を請ける場合は全員の合意が必要だ。
「俺はこの仕事を請けようと思うが、どうだ?」
「いいと思う」
メルリルはにこりと笑ってうなずいた。
「決まりだ。この仕事を請ける」
「助かる。信頼出来て腕がたつ人間は貴重だ。しかも頭も切れる。願ったり叶ったりだぜ」
俺は親方に拳を突き出した。
親方は少し戸惑ったが、同じように拳を出し、軽く打ち合わせる。
依頼者との直接取り引きの場合の合意の印だ。
「じゃあ、衛兵隊の隊長に被害届と依頼書をしたためるから、茶でも飲んで待っててくれ」
「一つ聞きたいんだが」
「なんだ?」
「この国にドラゴン研究者がいるって話を聞いたんだが、知らないか?」
俺はダメ元で尋ねてみた。
冶金ギルドとドラゴン研究者に繋がりがあるとも思えなかったから、まぁついでの話だ。
「ああ、それならパスダとエリエルだな」
「パスダとエリエル?」
思わぬ情報に聞き返す。
二人いるのか?
「夫婦で一組の研究者だ。それが珍しい大地人と森人の夫婦でな。我が国では有名な変人研究者さ」
「大地人と森人の夫婦?」
俺とメルリルは思わず顔を見合わせた。
確かに珍しい。
少なくとも俺は聞いたことがない。
「用事があるなら俺から繋ぎを取ってもいいぜ。尤も街にいるかどうかわからねえがな」
「よろしく頼む」
「じゃあ、お前らが詰め所に行っている間に手配しとくぜ」
「助かる」
人と人との繋がりはわからないところで縁があるものだ。
そんな思いを新たに、俺とメルリルはその冶金ギルドを出て、カホックの護衛として宮殿に向かった。
ありがたいことに、親方が書面をしたためている間に、ギルドの人から軽い食事も振る舞ってもらった。
作業中に食べるためにパンに肉や野菜を挟んだ軽食だ。
ソースが美味かった。
市販品ならぜひ購入しておきたい。
昼食と言えば、勇者たちは宮殿で豪華な食べ物を出されていることだろう。
うまいこと渡航許可証を発行してもらえただろうか? まぁ勇者だって子どもじゃないんだ。
俺がいなくてもそのぐらいきっちりやっているだろう。
「カホックさんは東国に詳しいのか?」
「丁寧な呼び方はよしてくれ。カホックでいい」
「わかった、カホック」
俺がそう呼ぶと、ニヤッと笑った大地人の技術者カホックは、俺の問いに答えた。
「そうさな。あの国は俺たち大地人を亜人呼ばわりしているんで、いけすかねぇ国とは思っているんだが、技術は本物だ。東国の技術と俺らの能力は相性がよくってな。今では亜人と蔑んでいる俺らから原料や部品を買って行っている有様よ。まぁそれが面白くなかったんだろうけどな」
「誘拐の話か」
「ああ。この国だって自分たちの優位性を失いたくないから港ではかなり警戒しているって話なんだが、どうにかして検問をかいくぐっているんだろうなぁ。東国の船のなかには御用船があるから、それが怪しいと踏んでるんだが」
「おいおい、御用船っていったら国の船だろ。国が犯罪に加担しているってことか?」
「あるいは下っ端役人が小遣い稼ぎにやっているか、だな」
きな臭い。
東方では周囲を警戒しながら活動する必要があるな。
「東国はよ、新旧の貴族が入り混じって権力争いが激化してるって話よ。だから何か目に見える手柄が欲しい奴もいるんじゃねえかってもっぱらの噂だな。ったくよ。俺たちみたいな技術屋はそういう政治の話なんか興味がねえっていうのに、自然に耳に入って来ちまう」
「なるほどなぁ」
カホックは表通りを極力歩かずに、屋内にある通路を使って宮殿近くまで辿り着くと、大通りに面した扉を開いた。
俺とメルリルはそこで初めて自分たちが宮殿のすぐ近くまで来ていたことに気づく。
「なんというか、余所者にはわかりにくい街だな」
「いやいや、表通りだけを使っていればこんなにわかりやすい街はねえさ。まぁ路地の奥に入り込むと迷ったり、悪い奴に金を巻き上げられることもあるようだが」
「皇帝陛下のお膝元なのにそういうのもあるのか」
「最近は貧富の差が大きくなって来て、貧しい者も増えているんだ。段々治安も悪くなって来てヒヤヒヤもんだぜ」
「なるほどなぁ」
俺がこの国に来てから感じている、何をするにも金が必要だという感覚は、この国の民にも影響を及ぼしているようだ。
金のある者はいいが、金のない者は生きにくい国なのだろう。
「さて見えて来た。あれが衛兵詰所だな」
カホックが示した場所は、宮殿の横に張り付くように建っている赤い色を印象的に使った建物だった。
国の旗と、剣と盾をデザインした旗が二つ掲げられている。
あの剣と盾の旗が衛兵の印なんだろうな。
10
お気に入りに追加
9,276
あなたにおすすめの小説
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
天職はドロップ率300%の盗賊、錬金術師を騙る。
朱本来未
ファンタジー
魔術師の大家であるレッドグレイヴ家に生を受けたヒイロは、15歳を迎えて受けた成人の儀で盗賊の天職を授けられた。
天職が王家からの心象が悪い盗賊になってしまったヒイロは、廃嫡されてレッドグレイヴ領からの追放されることとなった。
ヒイロは以前から魔術師以外の天職に可能性を感じていたこともあり、追放処分を抵抗することなく受け入れ、レッドグレイヴ領から出奔するのだった。
辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい
ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆
気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。
チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~
第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~
第八章 クリフ一家と領地改革!?
第九章 魔国へ〜魔族大決戦!?
第十章 自分探しと家族サービス
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
レベルが上がらずパーティから捨てられましたが、実は成長曲線が「勇者」でした
桐山じゃろ
ファンタジー
同い年の幼馴染で作ったパーティの中で、ラウトだけがレベル10から上がらなくなってしまった。パーティリーダーのセルパンはラウトに頼り切っている現状に気づかないまま、レベルが低いという理由だけでラウトをパーティから追放する。しかしその後、仲間のひとりはラウトについてきてくれたし、弱い魔物を倒しただけでレベルが上がり始めた。やがてラウトは精霊に寵愛されし最強の勇者となる。一方でラウトを捨てた元仲間たちは自業自得によるざまぁに遭ったりします。※小説家になろう、カクヨムにも同じものを公開しています。
攫われた転生王子は下町でスローライフを満喫中!?
伽羅
ファンタジー
転生したのに、どうやら捨てられたらしい。しかも気がついたら籠に入れられ川に流されている。
このままじゃ死んじゃう!っと思ったら運良く拾われて下町でスローライフを満喫中。
自分が王子と知らないまま、色々ともの作りをしながら新しい人生を楽しく生きている…。
そんな主人公や王宮を取り巻く不穏な空気とは…。
このまま下町でスローライフを送れるのか?
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
転生者は力を隠して荷役をしていたが、勇者パーティーに裏切られて生贄にされる。
克全
ファンタジー
第6回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門日間ランキング51位
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門週間ランキング52位
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。