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15.クロの男、シロの男
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丸太町通りを東へ鴨川を渡った川端通り沿いにあるビルの3階。
そこに元検事で今は弁護士の追風・静夜が務めるファーム法律事務所がある。
頭に付いている『Firm』とは?
複数の出資者たる経営者(つまり、この場合、弁護士資格を持つ弁護士)が設立した“企業体”を、アメリカでは“パートナーシップ”、イギリスでは“ファーム”と呼ぶ事から、単に呼称しやすい名前を持ち出してきただけ。
早い話が事業運用形体をそのまま会社の名前に宛てている。
静夜は窓から下を流れる鴨川を眺めながらカップに注がれたコーヒーを口に含んだ。
雲にせよ川にせよ、ただ自然に流れるものを目にしていると、何故か心が落ち着く静夜であった。
「休憩中のところ良いかな?」
共同経営者でありファーム法律事務所の所長を務める一二三・六角が声を掛けてきた。
少々偉そうぶったところはあるが、かつて経営が苦しかった時でも怪しい依頼には絶対に手を出さずにキッパリと断ってきた、なかなかな正義感の持ち主。
だけど経営が軌道に乗るまでは本当に苦労が絶えなかった。
大手の弁護士事務所から独立しての根っからの弁護士で静夜とは5つ上の年齢なのだが、側頭部後頭部を残して天辺はキレイに禿げ上がっている。そんな彼の頭部を目にすると、静夜は自身の年齢に危機感を覚える事がたまにある。
「何でしょう?所長」
訊ねた。
「所長はヤメようよ。キミと僕との間柄なんだしさ。対等で行こうよ。シズヤ君」
「でも、周りの目もありますし…『いーの、いーのよ。シズヤ君。僕の事は六角さんでOKよ』
戸惑う静夜の声に被せる。
「用件は…何でしょうか?」
「んー、できれば敬語も止めて欲しいんだけどなぁ。っと用件ね。実は奇妙な依頼が来てね。裁判所の方から」
裁判所となると、自ずと依頼者は逮捕された被疑者となる。
「国選弁護人のご依頼でしょうか?」
国選弁護人とは、貧困などの理由により被疑者やその家族が私選弁護人を立てられない場合、裁判所が選ぶ弁護人の事。決して裁判に有利になるように選ぶものではありません。
「被疑者はすでに勾留されてはいるけれど、キミのような弁護人をご指名なんだとさ。つまり私選弁護人として依頼したいと申し出ているのだよ」
「は、はぁ…」
用件を伝える六角の表情も冴えない事から、彼も乗り気ではないと雰囲気で伝わってくる。そんな彼の意図を見抜いてしまうと自然に溜め息交じりの返事になってしまう。
「あの…私のような弁護人と申されますと?」
皆まで言わなくとも分かっているのだが…。
「うん、まぁ…」
持ち掛けておきながら、とても言い出し辛さそう。彼の心が手に取るように分かる。
「刑事裁判に勝ててない弁護人?そんな弁護士を御所望なんだってさ」
薄々感じていたが言葉に出されてしまうと、口調は軽くともやはり精神的ダメージは大きい。
それにしても、何とも奇特な人物なのだろう?とことん自身を不利な状況に追いやって、死刑に追い込む極端な輩ではあるまいか?
「六角さん?先ほどから気になっているのですが、私がこの依頼を受けない事をお望みなのではありませんか?」
悩みでも鬱憤でも吐き出せば気は楽になるだろう。そんな気持ちで思い切って訊ねてみた。
「正直言うと、僕は君にこの件には関わって欲しくないねぇ。考えてもみなさいよ。被疑者は状況証拠では完全にクロだけど証拠が何一つ出て来てない。しかも本人は犯行を認めている。普通に裁判に持って行けば冤罪は確実。だけど、それなのに何故、彼はわざわざ“勝てない弁護人”を立ててまで裁判に臨もうとするのか?その理由が分からない」
「あのですね、六角さんは、私がもしもこの刑事裁判で負けたら刑事裁判に於いて弁護士生命に引導を渡される事を危惧されているんですよね?」
バツが悪そうに、六角はその通りと頭を掻いて頷いて見せた。
いくら勝ち星が無いからって、そこまで信用が無いのかい?
それにしても。
静夜は窓にもたれかかって下を通る川端通りに目を移した。
すると、ちょうど信号待ちをしているパラリーガルの釘打・理依の姿が目に映った。
2リットルペットボトル飲料の入ったコンビニ袋を肩に担ごうと振り回したら、勢いが付き過ぎて自らの後頭部に直撃している。
あの子は何をやっているのだ?
しかし、彼女を見ていると、いつ何時であっても決して気を抜くなと警鐘を鳴らされている気分になる。
勝ちしか見えない状況でも絶対に油断はするな。
「引き受けます」
静かに答えを告げた。
「シズヤ君?目先のニンジンを追い掛けていたら壁にブチ当たる―」
「あの…私、馬やロバじゃないんですから、その例えは止めてもらえませんか」
六角の危惧するところは重々承知の上。
「油断をすれば足元をすくわれる事は肝に銘じておきます」静夜は続ける。
「もしかしたら、彼、単に無実を勝ち取るつもりではないでしょうか?例え後で彼が犯行に及んでいたと分かったとしても、日本の刑事裁判は“一事不再理”が原則なために二度と彼を罪に問う事はできない」
「あのね、君に言われなくても、それくらいは理解しているよ。僕はね、キミにヤツの犯行の片棒を担いで欲しくないからこの件に関して乗り気じゃないんだよ」
とても有難い上司ではある。だけど、一方で人として真理を追究したい思いもある。
静夜はこめかみに指を当て。
「何かこう…引っ掛かるところがあるんです。その男の“自信”の源は何なのか?クロなのに検察が罪に問えない決定的な何かをこの目で確かめたい。そんな気持ちに駆り立てられるんです」
「物好きだねぇ、キミも」
仕方が無いと言わんばかりに肩をすくめて見せた。
「だったら、僕も同行しよう」
ポケットから車のキーを取り出すと、それを静夜に向かって放り投げた。
慌ててキーをキャッチすると、残っていたコーヒーが床に零れ落ちた「もう!」
「私が運転ですか!?」
「僕は所長だよ」
掛け合いながらの出発の準備。
玄関のドアが開いた。「ただいまご帰還でござる~」理依が戻ってきたのだ。
「理依、アナタも付いて来なさい」
静夜は何の説明もしてくれない。が。
「ジュースは冷蔵庫に仕舞って!」
的確な指図だけは送ってくれる。
三人は被疑者に会いに拘置所へと向かった。
そこに元検事で今は弁護士の追風・静夜が務めるファーム法律事務所がある。
頭に付いている『Firm』とは?
複数の出資者たる経営者(つまり、この場合、弁護士資格を持つ弁護士)が設立した“企業体”を、アメリカでは“パートナーシップ”、イギリスでは“ファーム”と呼ぶ事から、単に呼称しやすい名前を持ち出してきただけ。
早い話が事業運用形体をそのまま会社の名前に宛てている。
静夜は窓から下を流れる鴨川を眺めながらカップに注がれたコーヒーを口に含んだ。
雲にせよ川にせよ、ただ自然に流れるものを目にしていると、何故か心が落ち着く静夜であった。
「休憩中のところ良いかな?」
共同経営者でありファーム法律事務所の所長を務める一二三・六角が声を掛けてきた。
少々偉そうぶったところはあるが、かつて経営が苦しかった時でも怪しい依頼には絶対に手を出さずにキッパリと断ってきた、なかなかな正義感の持ち主。
だけど経営が軌道に乗るまでは本当に苦労が絶えなかった。
大手の弁護士事務所から独立しての根っからの弁護士で静夜とは5つ上の年齢なのだが、側頭部後頭部を残して天辺はキレイに禿げ上がっている。そんな彼の頭部を目にすると、静夜は自身の年齢に危機感を覚える事がたまにある。
「何でしょう?所長」
訊ねた。
「所長はヤメようよ。キミと僕との間柄なんだしさ。対等で行こうよ。シズヤ君」
「でも、周りの目もありますし…『いーの、いーのよ。シズヤ君。僕の事は六角さんでOKよ』
戸惑う静夜の声に被せる。
「用件は…何でしょうか?」
「んー、できれば敬語も止めて欲しいんだけどなぁ。っと用件ね。実は奇妙な依頼が来てね。裁判所の方から」
裁判所となると、自ずと依頼者は逮捕された被疑者となる。
「国選弁護人のご依頼でしょうか?」
国選弁護人とは、貧困などの理由により被疑者やその家族が私選弁護人を立てられない場合、裁判所が選ぶ弁護人の事。決して裁判に有利になるように選ぶものではありません。
「被疑者はすでに勾留されてはいるけれど、キミのような弁護人をご指名なんだとさ。つまり私選弁護人として依頼したいと申し出ているのだよ」
「は、はぁ…」
用件を伝える六角の表情も冴えない事から、彼も乗り気ではないと雰囲気で伝わってくる。そんな彼の意図を見抜いてしまうと自然に溜め息交じりの返事になってしまう。
「あの…私のような弁護人と申されますと?」
皆まで言わなくとも分かっているのだが…。
「うん、まぁ…」
持ち掛けておきながら、とても言い出し辛さそう。彼の心が手に取るように分かる。
「刑事裁判に勝ててない弁護人?そんな弁護士を御所望なんだってさ」
薄々感じていたが言葉に出されてしまうと、口調は軽くともやはり精神的ダメージは大きい。
それにしても、何とも奇特な人物なのだろう?とことん自身を不利な状況に追いやって、死刑に追い込む極端な輩ではあるまいか?
「六角さん?先ほどから気になっているのですが、私がこの依頼を受けない事をお望みなのではありませんか?」
悩みでも鬱憤でも吐き出せば気は楽になるだろう。そんな気持ちで思い切って訊ねてみた。
「正直言うと、僕は君にこの件には関わって欲しくないねぇ。考えてもみなさいよ。被疑者は状況証拠では完全にクロだけど証拠が何一つ出て来てない。しかも本人は犯行を認めている。普通に裁判に持って行けば冤罪は確実。だけど、それなのに何故、彼はわざわざ“勝てない弁護人”を立ててまで裁判に臨もうとするのか?その理由が分からない」
「あのですね、六角さんは、私がもしもこの刑事裁判で負けたら刑事裁判に於いて弁護士生命に引導を渡される事を危惧されているんですよね?」
バツが悪そうに、六角はその通りと頭を掻いて頷いて見せた。
いくら勝ち星が無いからって、そこまで信用が無いのかい?
それにしても。
静夜は窓にもたれかかって下を通る川端通りに目を移した。
すると、ちょうど信号待ちをしているパラリーガルの釘打・理依の姿が目に映った。
2リットルペットボトル飲料の入ったコンビニ袋を肩に担ごうと振り回したら、勢いが付き過ぎて自らの後頭部に直撃している。
あの子は何をやっているのだ?
しかし、彼女を見ていると、いつ何時であっても決して気を抜くなと警鐘を鳴らされている気分になる。
勝ちしか見えない状況でも絶対に油断はするな。
「引き受けます」
静かに答えを告げた。
「シズヤ君?目先のニンジンを追い掛けていたら壁にブチ当たる―」
「あの…私、馬やロバじゃないんですから、その例えは止めてもらえませんか」
六角の危惧するところは重々承知の上。
「油断をすれば足元をすくわれる事は肝に銘じておきます」静夜は続ける。
「もしかしたら、彼、単に無実を勝ち取るつもりではないでしょうか?例え後で彼が犯行に及んでいたと分かったとしても、日本の刑事裁判は“一事不再理”が原則なために二度と彼を罪に問う事はできない」
「あのね、君に言われなくても、それくらいは理解しているよ。僕はね、キミにヤツの犯行の片棒を担いで欲しくないからこの件に関して乗り気じゃないんだよ」
とても有難い上司ではある。だけど、一方で人として真理を追究したい思いもある。
静夜はこめかみに指を当て。
「何かこう…引っ掛かるところがあるんです。その男の“自信”の源は何なのか?クロなのに検察が罪に問えない決定的な何かをこの目で確かめたい。そんな気持ちに駆り立てられるんです」
「物好きだねぇ、キミも」
仕方が無いと言わんばかりに肩をすくめて見せた。
「だったら、僕も同行しよう」
ポケットから車のキーを取り出すと、それを静夜に向かって放り投げた。
慌ててキーをキャッチすると、残っていたコーヒーが床に零れ落ちた「もう!」
「私が運転ですか!?」
「僕は所長だよ」
掛け合いながらの出発の準備。
玄関のドアが開いた。「ただいまご帰還でござる~」理依が戻ってきたのだ。
「理依、アナタも付いて来なさい」
静夜は何の説明もしてくれない。が。
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