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メッセージ7

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このせかいはまっくらでよごれている。

むかしボクはそうおもっていた

キミとであってはじめてきづいた

よごれていたのはこのせかいじゃない、ボクじしんだということに……。



ひとをキズつけないように

キズつかないようにキモチおさえてたら

ほんとうのじぶんがわからなくなってしまった。

おかしたつみはきえることはない

かなしみもいえないままで……。



死にたいってさけんで、なみだがあふれてくるのは

こころのおくではだれよりも、生きたいってねがっているから。

うまれたいみをもとめるよりも

いまここにいることをかんじたい。



それでもいままであるいてきたみちは、けっしてムダなんかじゃないよ

だってそれがいまのじぶんをつくりだしているのだから。

カコをかなしむより、いまをせいいっぱい生きよう。

このいっしゅんはいましかないのだから

こうかいだけはしないように……。





キミはいつもだれかのために、なくんだね。

むかし、じゅんすいでまっしろだったこころ

もういちどあるいていこうって

つよくそうおもったよ



つめたいことばにきづつくこともあるけれど

それにまけないくらいあたたかいきもちをしっているから。

ひとはだれもいたみをかかえて

ボクだけがかなしいわけじゃないんだ



キミがおしえてくれたこと。

このきもちのいみもわからないけれど、

キミはこのせかいでかけがえのないたいせつなひと。

こんどはボクがわらわせてあげたいな……。




「キミに、出逢えてよかった……」
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