41 / 116
39. ミッケの尾行
しおりを挟む
「お前たちは、バカにゃのかーーっ!!」
ジェラミーを見送ってドアを閉めたその直後、隠れていたミッケが大きな声で叫びながら勢いよく上から降って来て、ティルミオとティティルナに対して何やら怒りだしたのだが、ティルミオもティティルナもミッケが何に対して怒っているのかが全くわからなかった。
「ミッケ?どうしたの??」
ティティルナはキョトンとした顔で、首を傾げながらミッケに尋ねた。ティルミオも同じような感じで、不思議そうに見つめている。
するとミッケは、不機嫌そうに尻尾をバタンバタンと叩きつけながら兄妹に物申したのだった。
「どうしたも、こうしたもにゃいにゃ。お前たち、あんにゃ奴を信用しすぎにゃ!!報酬を持ち逃げされるに決まってるにゃ!!」
そう。初対面の印象が悪すぎた為、ミッケはジェラミーの事を全く信用していなかったのだ。
けれどもミッケのその主張は、二人とはだいぶ見解が異なっている為、ティルミオとティティルナは顔を見合わせると、お互いに困った様な顔をしたのだった。
「……ミッケ、ジェラミーは超良い奴だぞ。」
「そうよ。お兄ちゃんの事背負ってここまで届けてくれたのよ?」
「そうそう。今日だってジェラミー一人ならもっと実入りの良い仕事が出来るところを、ランクの低い俺に合わせて一緒に簡単な仕事をしてくれたんだぞ。」
「あ、あと、やたら私の体調心配してくれてたわね。優しい人なんだと思う。」
兄妹は賢明だったので、この二日間の付き合いで、ジェラミーが信頼に足る人物だと確信していたのだ。
だから二人は、ミッケの考えを正そうとジェラミーの印象を良くする為に彼の良い所を挙げ連ねて説明したのだが、しかし、ミッケはそれでもジェラミーを信じられなかった。
ミッケにとって、奴はパン泥棒でしかないのだ。
「お前たちは騙されてるにゃ!!分かったにゃ。ここは我が奴の本性を暴いてくるにゃ!!」
「本性も何も、無いと思うけど。」
「いいや、あるにゃ!あるに決まってるにゃ!!」
こうして、どうしても考えを変えないミッケは、二人が呆れて止めるのも聞かずに、「絶対に化けの皮を剥いでやるにゃ!」と言って外へと飛び出して行ってしまったのだった。
***
「はい、それじゃあコレがフォレストベアーの換金分で、こっちが蒼生草の納品報酬ね。」
「ありがとう。」
ミッケは、ジェラミーを監視する為に冒険者ギルドに潜り込んだのだが、どうやら少しだけタイミングが遅かったようだ。ミッケがギルドに着いた時には、既にジェラミーは換金を済ませた後だったのだ。
(お……遅かったにゃ……)
ジェラミーの手に報酬が受け渡される前に、ミッケは邪魔をして止めたかったのだが、それは間に合わなかった。
(きっとコイツはティオの分の報酬も独り占めしてしまうにゃ!!)
そんな風に勝手に思い込み、一匹で憤慨しているミッケは、奴の好き勝手にはさせまいと、コッソリとギルドから出て行ったジェラミーの後をつけたのだった。
(奴が散財しそうになったら、我のこの鋭い爪で止めてやるにゃ!)
勝手に意気込んで、ミッケはジェラミーを尾行し始めたが、しかし、彼はただ街を歩いているだけで、散財や着服をする気配は無かった。
それどころか、重たい荷物を運んでいるおばあさんに手を貸したり、迷子の子供の親を探してあげたり、落とし物を一緒に探してあげたり、忘れ物を届けたり、とにかく彼は、道行く先々で困ってる人々を助けまくっていたのだ。
(お、おかしいにゃ……そんな筈はにゃい……)
コレではジェラミーはただの良い人である。それを認めたくないミッケは、ひたすらにジェラミーがボロを出すのを願って尾行を続けた。
すると、良い匂いを漂わせている露店の前でジェラミーが足を止めたのだ。どうやら、お腹が空いたのか、買い食いをするらしい。
(ほら!使い込みにゃ!使い込みにゃっ!!)
ジェラミーがやっとお金を使う素振りを見せたので、ミッケは物陰から嬉々として買い物の様子を眺めた。
しかし、ジェラミーはチキンレッグを二本買っただけだった。コレでは普通の買い物で、使い込みとは程遠かった。
(にゃ……にゃんでだ?……にゃんでコイツは悪いことしにゃいにゃ?)
思っていたのと全然違う展開に、ミッケは耳と尻尾を垂らして、困惑するしか無かった。
(我の考えが間違ってたと言うのかにゃ……?)
薄々はミッケも気付き始めていた。しかし、そんな事は認めたくなかったのだ。
だからミッケは、諦めずにジェラミーの監視を続けたのだが、余りにジッと見過ぎたせいか、不意にジェラミーがパッとこっち振り返ったのだ。
ミッケは、ジェラミーとバッチリと目が合ってしまった。
「お、お前は確かパン屋の猫。こんな所で何してるんだ?迷子か?」
(ば……バレたにゃ!!)
急な事に、ミッケは一歩、二歩と後退りした。このまま一目散に逃げ出しても良かったが、それだと何だかコチラが悪い事をしていたみたいになるのでプライドが許さなかったのだ。
「どうした?家出か?迷子か?……コレ、連れてってやった方が良いかな……?」
「にゃー!にゃあっ!!(余計なことするにゃ!お前の手にゃんぞ借りなくても帰れるにゃ!!)」
ジェラミーはミッケの方に歩み寄ると、目の前にしゃがんでジッと三毛猫の様子を観察した。
目の前に現れた天敵に、ミッケは声を荒げて反抗したが、ジェラミーに猫の鳴き声の違いなど分かる訳もなく、ただ、何かを必死に訴えてる猫にしか見えなかった。
「ん?どうした?何をそんなに訴えて……あ、お前もコレ食いたいのか?」
「にゃっ……にゃあ……(ぐっ……そんにゃ物いらないにゃ……)」
ジェラミーは、ミッケは腹が減って鳴いているのかと思って、食べてない方のチキンレッグをミッケの鼻先に近づけてやったが、ミッケはぷいっと横を向いて、チキンレッグを見ようともしなかった。
本当は直ぐにでもこの良い匂いを漂わせてる肉にかぶりつきたかったが、こんな奴から恵んでもらいたくないと言う気持ちと食欲との葛藤の末に、気高き高次生物としてのプライドを守ったのだ。
「うーん。他人から餌を貰わないように躾けられてるのかな。それなら……」
そんなミッケの様子に、ジェラミーは少しだけ困惑した様な表情をすると、何を思ったのか、今度は自分が食べていた方の殆ど食べ終わってるチキンレッグをポトリと地面に落としたのだった。
「他人の手から食べないなら、ゴミとして落ちてたら食べるかな?」
そう言ってジェラミーは、純粋に優しさから野良猫に餌をやる感覚で自分の食いさしをミッケの前に放り投げたのだ。
しかしコレがミッケの逆鱗に大いに触れたのだった。
(コイツ、我に地面に落とした食べかけを施そうだにゃんて、にゃんて無礼にゃんだっ!!!)
プライドの高いミッケにとって、これはとんでもない侮辱であった。
だからミッケは、三毛猫が美味しそうに肉に齧り付く姿を期待してこちらをジッと見つめているジェラミーの鼻先を、思いっきり引っ掻いてやったのだった。
「痛っ!!なんで?!」
「シャーーッ!!!」
「痛っ!痛いって!落ち着けって!!」
「フーーッ!!」
そうしてミッケは、何でこんなに嫌われてるのか全く分かっていないジェラミー相手に、暴れに暴れまくったのだった。
ジェラミーにとってはただの良い迷惑であった。
ジェラミーを見送ってドアを閉めたその直後、隠れていたミッケが大きな声で叫びながら勢いよく上から降って来て、ティルミオとティティルナに対して何やら怒りだしたのだが、ティルミオもティティルナもミッケが何に対して怒っているのかが全くわからなかった。
「ミッケ?どうしたの??」
ティティルナはキョトンとした顔で、首を傾げながらミッケに尋ねた。ティルミオも同じような感じで、不思議そうに見つめている。
するとミッケは、不機嫌そうに尻尾をバタンバタンと叩きつけながら兄妹に物申したのだった。
「どうしたも、こうしたもにゃいにゃ。お前たち、あんにゃ奴を信用しすぎにゃ!!報酬を持ち逃げされるに決まってるにゃ!!」
そう。初対面の印象が悪すぎた為、ミッケはジェラミーの事を全く信用していなかったのだ。
けれどもミッケのその主張は、二人とはだいぶ見解が異なっている為、ティルミオとティティルナは顔を見合わせると、お互いに困った様な顔をしたのだった。
「……ミッケ、ジェラミーは超良い奴だぞ。」
「そうよ。お兄ちゃんの事背負ってここまで届けてくれたのよ?」
「そうそう。今日だってジェラミー一人ならもっと実入りの良い仕事が出来るところを、ランクの低い俺に合わせて一緒に簡単な仕事をしてくれたんだぞ。」
「あ、あと、やたら私の体調心配してくれてたわね。優しい人なんだと思う。」
兄妹は賢明だったので、この二日間の付き合いで、ジェラミーが信頼に足る人物だと確信していたのだ。
だから二人は、ミッケの考えを正そうとジェラミーの印象を良くする為に彼の良い所を挙げ連ねて説明したのだが、しかし、ミッケはそれでもジェラミーを信じられなかった。
ミッケにとって、奴はパン泥棒でしかないのだ。
「お前たちは騙されてるにゃ!!分かったにゃ。ここは我が奴の本性を暴いてくるにゃ!!」
「本性も何も、無いと思うけど。」
「いいや、あるにゃ!あるに決まってるにゃ!!」
こうして、どうしても考えを変えないミッケは、二人が呆れて止めるのも聞かずに、「絶対に化けの皮を剥いでやるにゃ!」と言って外へと飛び出して行ってしまったのだった。
***
「はい、それじゃあコレがフォレストベアーの換金分で、こっちが蒼生草の納品報酬ね。」
「ありがとう。」
ミッケは、ジェラミーを監視する為に冒険者ギルドに潜り込んだのだが、どうやら少しだけタイミングが遅かったようだ。ミッケがギルドに着いた時には、既にジェラミーは換金を済ませた後だったのだ。
(お……遅かったにゃ……)
ジェラミーの手に報酬が受け渡される前に、ミッケは邪魔をして止めたかったのだが、それは間に合わなかった。
(きっとコイツはティオの分の報酬も独り占めしてしまうにゃ!!)
そんな風に勝手に思い込み、一匹で憤慨しているミッケは、奴の好き勝手にはさせまいと、コッソリとギルドから出て行ったジェラミーの後をつけたのだった。
(奴が散財しそうになったら、我のこの鋭い爪で止めてやるにゃ!)
勝手に意気込んで、ミッケはジェラミーを尾行し始めたが、しかし、彼はただ街を歩いているだけで、散財や着服をする気配は無かった。
それどころか、重たい荷物を運んでいるおばあさんに手を貸したり、迷子の子供の親を探してあげたり、落とし物を一緒に探してあげたり、忘れ物を届けたり、とにかく彼は、道行く先々で困ってる人々を助けまくっていたのだ。
(お、おかしいにゃ……そんな筈はにゃい……)
コレではジェラミーはただの良い人である。それを認めたくないミッケは、ひたすらにジェラミーがボロを出すのを願って尾行を続けた。
すると、良い匂いを漂わせている露店の前でジェラミーが足を止めたのだ。どうやら、お腹が空いたのか、買い食いをするらしい。
(ほら!使い込みにゃ!使い込みにゃっ!!)
ジェラミーがやっとお金を使う素振りを見せたので、ミッケは物陰から嬉々として買い物の様子を眺めた。
しかし、ジェラミーはチキンレッグを二本買っただけだった。コレでは普通の買い物で、使い込みとは程遠かった。
(にゃ……にゃんでだ?……にゃんでコイツは悪いことしにゃいにゃ?)
思っていたのと全然違う展開に、ミッケは耳と尻尾を垂らして、困惑するしか無かった。
(我の考えが間違ってたと言うのかにゃ……?)
薄々はミッケも気付き始めていた。しかし、そんな事は認めたくなかったのだ。
だからミッケは、諦めずにジェラミーの監視を続けたのだが、余りにジッと見過ぎたせいか、不意にジェラミーがパッとこっち振り返ったのだ。
ミッケは、ジェラミーとバッチリと目が合ってしまった。
「お、お前は確かパン屋の猫。こんな所で何してるんだ?迷子か?」
(ば……バレたにゃ!!)
急な事に、ミッケは一歩、二歩と後退りした。このまま一目散に逃げ出しても良かったが、それだと何だかコチラが悪い事をしていたみたいになるのでプライドが許さなかったのだ。
「どうした?家出か?迷子か?……コレ、連れてってやった方が良いかな……?」
「にゃー!にゃあっ!!(余計なことするにゃ!お前の手にゃんぞ借りなくても帰れるにゃ!!)」
ジェラミーはミッケの方に歩み寄ると、目の前にしゃがんでジッと三毛猫の様子を観察した。
目の前に現れた天敵に、ミッケは声を荒げて反抗したが、ジェラミーに猫の鳴き声の違いなど分かる訳もなく、ただ、何かを必死に訴えてる猫にしか見えなかった。
「ん?どうした?何をそんなに訴えて……あ、お前もコレ食いたいのか?」
「にゃっ……にゃあ……(ぐっ……そんにゃ物いらないにゃ……)」
ジェラミーは、ミッケは腹が減って鳴いているのかと思って、食べてない方のチキンレッグをミッケの鼻先に近づけてやったが、ミッケはぷいっと横を向いて、チキンレッグを見ようともしなかった。
本当は直ぐにでもこの良い匂いを漂わせてる肉にかぶりつきたかったが、こんな奴から恵んでもらいたくないと言う気持ちと食欲との葛藤の末に、気高き高次生物としてのプライドを守ったのだ。
「うーん。他人から餌を貰わないように躾けられてるのかな。それなら……」
そんなミッケの様子に、ジェラミーは少しだけ困惑した様な表情をすると、何を思ったのか、今度は自分が食べていた方の殆ど食べ終わってるチキンレッグをポトリと地面に落としたのだった。
「他人の手から食べないなら、ゴミとして落ちてたら食べるかな?」
そう言ってジェラミーは、純粋に優しさから野良猫に餌をやる感覚で自分の食いさしをミッケの前に放り投げたのだ。
しかしコレがミッケの逆鱗に大いに触れたのだった。
(コイツ、我に地面に落とした食べかけを施そうだにゃんて、にゃんて無礼にゃんだっ!!!)
プライドの高いミッケにとって、これはとんでもない侮辱であった。
だからミッケは、三毛猫が美味しそうに肉に齧り付く姿を期待してこちらをジッと見つめているジェラミーの鼻先を、思いっきり引っ掻いてやったのだった。
「痛っ!!なんで?!」
「シャーーッ!!!」
「痛っ!痛いって!落ち着けって!!」
「フーーッ!!」
そうしてミッケは、何でこんなに嫌われてるのか全く分かっていないジェラミー相手に、暴れに暴れまくったのだった。
ジェラミーにとってはただの良い迷惑であった。
10
お気に入りに追加
34
あなたにおすすめの小説
城で侍女をしているマリアンネと申します。お給金の良いお仕事ありませんか?
甘寧
ファンタジー
「武闘家貴族」「脳筋貴族」と呼ばれていた元子爵令嬢のマリアンネ。
友人に騙され多額の借金を作った脳筋父のせいで、屋敷、領土を差し押さえられ事実上の没落となり、その借金を返済する為、城で侍女の仕事をしつつ得意な武力を活かし副業で「便利屋」を掛け持ちしながら借金返済の為、奮闘する毎日。
マリアンネに執着するオネエ王子やマリアンネを取り巻く人達と様々な試練を越えていく。借金返済の為に……
そんなある日、便利屋の上司ゴリさんからの指令で幽霊屋敷を調査する事になり……
武闘家令嬢と呼ばれいたマリアンネの、借金返済までを綴った物語
夫が愛人を離れに囲っているようなので、私も念願の猫様をお迎えいたします
葉柚
恋愛
ユフィリア・マーマレード伯爵令嬢は、婚約者であるルードヴィッヒ・コンフィチュール辺境伯と無事に結婚式を挙げ、コンフィチュール伯爵夫人となったはずであった。
しかし、ユフィリアの夫となったルードヴィッヒはユフィリアと結婚する前から離れの屋敷に愛人を住まわせていたことが使用人たちの口から知らされた。
ルードヴィッヒはユフィリアには目もくれず、離れの屋敷で毎日過ごすばかり。結婚したというのにユフィリアはルードヴィッヒと簡単な挨拶は交わしてもちゃんとした言葉を交わすことはなかった。
ユフィリアは決意するのであった。
ルードヴィッヒが愛人を離れに囲うなら、自分は前々からお迎えしたかった猫様を自室に迎えて愛でると。
だが、ユフィリアの決意をルードヴィッヒに伝えると思いもよらぬ事態に……。
幼妻は、白い結婚を解消して国王陛下に溺愛される。
秋月乃衣
恋愛
旧題:幼妻の白い結婚
13歳のエリーゼは、侯爵家嫡男のアランの元へ嫁ぐが、幼いエリーゼに夫は見向きもせずに初夜すら愛人と過ごす。
歩み寄りは一切なく月日が流れ、夫婦仲は冷え切ったまま、相変わらず夫は愛人に夢中だった。
そしてエリーゼは大人へと成長していく。
※近いうちに婚約期間の様子や、結婚後の事も書く予定です。
小説家になろう様にも掲載しています。
婚約破棄なんてどうでもいい脇役だし。この肉うめぇ
ゼロ
恋愛
婚約破棄を傍観する主人公の話。傍観出来てないが。
42話の“私の婚約者”を“俺の婚約者”に変更いたしました。
43話のセオの発言に一部追加しました。
40話のメイド長の名前をメリアに直します。
ご迷惑おかけしてすみません。
牢屋と思い出、順番間違え間違えて公開にしていたので一旦さげます。代わりに明日公開する予定だった101話を公開させてもらいます。ご迷惑をおかけしてすいませんでした。
説明1と2を追加しました。
家庭菜園物語
コンビニ
ファンタジー
お人好しで動物好きな最上 悠(さいじょう ゆう)は肉親であった祖父が亡くなり、最後の家族であり姉のような存在でもある黒猫の杏(あんず)も静かに息を引き取ろうとする中で、助けたいなら異世界に来てくれないかと、少し残念な神様に提案される。
その転移先で秋田犬の大福を助けたことで、能力を失いそのままスローライフをおくることとなってしまう。
異世界で新しい家族や友人を作り、本人としてはほのぼのと家庭菜園を営んでいるが、小さな畑が世界には大きな影響を与えることになっていく。
【完結】いわゆる婚約破棄だったが、見ているだけではない。
夜空のかけら
ファンタジー
公爵令嬢が断罪を受け、男爵令嬢が婚約を奪ったが…
断罪劇直後に同じ世界、同じ時間軸に転生した者たちと得体の知れない者たちと接触した時、予想外のことが起こり始めた。
視点変化が激しいので、サブタイトルで確認を!
全87話 完結しました。
冷たかった夫が別人のように豹変した
京佳
恋愛
常に無表情で表情を崩さない事で有名な公爵子息ジョゼフと政略結婚で結ばれた妻ケイティ。義務的に初夜を終わらせたジョゼフはその後ケイティに触れる事は無くなった。自分に無関心なジョゼフとの結婚生活に寂しさと不満を感じながらも簡単に離縁出来ないしがらみにケイティは全てを諦めていた。そんなある時、公爵家の裏庭に弱った雄猫が迷い込みケイティはその猫を保護して飼うことにした。
ざまぁ。ゆるゆる設定
追放された悪役令嬢はシングルマザー
ララ
恋愛
神様の手違いで死んでしまった主人公。第二の人生を幸せに生きてほしいと言われ転生するも何と転生先は悪役令嬢。
断罪回避に奮闘するも失敗。
国外追放先で国王の子を孕んでいることに気がつく。
この子は私の子よ!守ってみせるわ。
1人、子を育てる決心をする。
そんな彼女を暖かく見守る人たち。彼女を愛するもの。
さまざまな思惑が蠢く中彼女の掴み取る未来はいかに‥‥
ーーーー
完結確約 9話完結です。
短編のくくりですが10000字ちょっとで少し短いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる