51 / 109
第二部
7. 語らいの時間
しおりを挟む
「と、言う事があったので近いうちに王太子殿下とレティシア様の連名で、ガーデンパーティーの招待状が届くと思います。」
王太子殿下が元婚約者候補だった令嬢と自分の側近をくっつけようとしていると言う部分は省いて、ミハイルはアイリーシャに執務室での今朝の出来事を説明していた。
城勤が忙しくて中々まとまった時間を取れないが、それでも時間を見つけてはミハイルはマイヨール家に通い、こうして少しの間でもアイリーシャとお茶を飲みながら語り合う時間を作っていたのだ。
例えどんなに短い時間であっても、彼女の声が聞きたかったし、目の前で穏やかに自分の話を聞いて、驚いたり笑ったりする彼女の姿が愛おしいので、ミハイルは可能な限りアイリーシャの元に通っていたのだった。
そしてアイリーシャもそれを心待ちにしていた。
話す内容がただの世間話でも、この時間は二人にとってかけがえのない時間なのだ。
「まぁ、殿下は素敵な事をお考えになられましたね。私も他の方と仲良く交流するのは良いことだと思いますわ。けれど……ロクサーヌ様は大丈夫なのでしょうか。」
ミハイルから話を聞いて、アイリーシャは少し不安そうに首を傾げていた。
レティシアとロクサーヌの仲が悪い事は有名だった。噂話に疎いアイリーシャでさえ知っているのだ。
「流石に、殿下の居る前で、殿下の婚約者であるレティシア様を疎むような真似をする程愚かでは無いと思いますが……どうなるかは、少し読めませんね。」
「そもそもロクサーヌ様は主催がレティシア様の会に出席なさるかしら。」
「まぁ殿下と連名での主催ですしロクサーヌ様も出席せざるを得ないでしょうね。今のノルモンド家の立場を考えたらこれ以上孤立するのは得策じゃないのは分かっているはずです。」
そんな風に、王太子殿下が計画しているというガーデンパーティーについて二人で話をしていると、不意に第三者の声が割って入ってきたのだった。
「孤立って言うか、対立しようとしてる風に見えるんだけどね。ノルモンド家はアストラ家と。」
「お兄様?!」
急に入り口の方から声がかかったので二人が驚いてそちらの方がを向くと、そこにはアルバートが立っていたのだった。
「相変わらず色気の無い話をしているね。それじゃあ別に僕が二人の時間を邪魔してもいいよね。」
彼は婚約者たちの会話にしてはなんとも色気のない話の内容なのかと少し呆れたような表情で、妹たちを眺めていた。
「アルバート様、お久しぶりです。何か私に御用でしょうか?」
「そうだよ。二人に御用があるんだよ。理由もなく逢瀬の時間を邪魔するほど僕は暇じゃないし野暮でもないからね。」
アルバートはそう言いながら部屋に入ると、二人が向かい合って座っている応接セットの横に立った。
どうやら長いはするつもりはないみたいで、彼は長椅子には座らずに、立ったまま話はじめたのだった。
「頼まれていた件、調べておいたよ。一人良さそうな吟遊詩人を見つけたんだ。」
「まぁ、流石お兄様!ありがとうございます。」
アルバートからの報告をアイリーシャは手を合わせて喜んだ。
彼の言う頼まれていた件と言うのは、アイリーシャの絵本普及計画の一つであったのだ。
絵本のプロットが出来上がった今、三人はどのようにしてこの絵本の話を普及していくかを以前から話し合っていて、案の一つとして吟遊詩人を買収してこの絵本を元にした歌を市井で人為的に流行らせようと考えていたのだ。
そしてアルバートには、若者に人気があってこちらの思惑に乗ってくれそうな吟遊詩人の調査をお願いしていたのだった。
「まぁ、流行が成功するかどうかは詩人の実力による所も大きいけども、なんていうか、不思議と人を惹きつけるパワーがある詩人なんだ。彼を巻き込む事が出来たら、結構この計画はうまく進むんじゃ無いかなって思ってる。」
そう言ってアルバートが、この詩人が毎日夕方の鐘が鳴り終わってから半刻程の間中央広場で歌っていると二人に教えて、一度見に行ってみると良いと勧めたのだった。
「どうでしょう、アイリーシャ様。次の私の休みの日にこの吟遊詩人を見に行ってみませんか?」
アルバートからの提案を受けて、ミハイルはアイリーシャに外出のお誘いを申し入れた。
実に、二人での初めての外出のお誘いだった。
ミハイルは少しだけ緊張しながらアイリーシャの表情を観察すると、彼女はとても明るい顔をして、嬉しそうな声を上げたのだった。
「えぇ、是非お願いします!お兄様、ミハイル様が一緒だから町へ行ってもいいでしょう?」
このお誘いにアイリーシャは目を輝かせ心から喜んだ。普段、両親や兄から一人で街に行ってはいけないと強く言われていたので街に出かけられる事自体が滅多に無いので嬉しい出来事だが、更にミハイルと一緒に外出出来るだなんて、夢のようだったのだ。
「あぁ構わないよ。ミハイル様、くれぐれもリーシャから目を離さないで下さいね。出来れば手もしっかりと繋いでいて下さい。」
「えぇ、分かりました。」
「まぁお兄様、私もうそこまで子供じゃありませんわ。」
「子供じゃなくても手ぐらい繋ぐだろう?婚約者同士なら。」
「そ……それは、その……」
アルバートの言葉に、アイリーシャは顔を赤くして急に口籠ってしまった。
こう言った話題はまだまだ恥ずかしいのだ。
ミハイルはそんな恥ずかしがる彼女も愛おしいなと眺めていたが、不意にアルバートが真面目な顔をして耳元に顔を寄せてきて、彼にだけ聞こえる声で囁いたのだった。
「……これ、アシストとかじゃなくてガチの忠告だからね……」
一瞬ミハイルは何のことか分からずに考えて、そしてアルバートの目を見たが、彼の目が真剣そのものであった為、ミハイルはなんとなく事態を察した。
アイリーシャは人混みで迷子になりやすく、つい最近も街に買い物に出掛けて侍女と簡単にはぐれてしまって、半日かけての大捜索になった事があったのだった。
王太子殿下が元婚約者候補だった令嬢と自分の側近をくっつけようとしていると言う部分は省いて、ミハイルはアイリーシャに執務室での今朝の出来事を説明していた。
城勤が忙しくて中々まとまった時間を取れないが、それでも時間を見つけてはミハイルはマイヨール家に通い、こうして少しの間でもアイリーシャとお茶を飲みながら語り合う時間を作っていたのだ。
例えどんなに短い時間であっても、彼女の声が聞きたかったし、目の前で穏やかに自分の話を聞いて、驚いたり笑ったりする彼女の姿が愛おしいので、ミハイルは可能な限りアイリーシャの元に通っていたのだった。
そしてアイリーシャもそれを心待ちにしていた。
話す内容がただの世間話でも、この時間は二人にとってかけがえのない時間なのだ。
「まぁ、殿下は素敵な事をお考えになられましたね。私も他の方と仲良く交流するのは良いことだと思いますわ。けれど……ロクサーヌ様は大丈夫なのでしょうか。」
ミハイルから話を聞いて、アイリーシャは少し不安そうに首を傾げていた。
レティシアとロクサーヌの仲が悪い事は有名だった。噂話に疎いアイリーシャでさえ知っているのだ。
「流石に、殿下の居る前で、殿下の婚約者であるレティシア様を疎むような真似をする程愚かでは無いと思いますが……どうなるかは、少し読めませんね。」
「そもそもロクサーヌ様は主催がレティシア様の会に出席なさるかしら。」
「まぁ殿下と連名での主催ですしロクサーヌ様も出席せざるを得ないでしょうね。今のノルモンド家の立場を考えたらこれ以上孤立するのは得策じゃないのは分かっているはずです。」
そんな風に、王太子殿下が計画しているというガーデンパーティーについて二人で話をしていると、不意に第三者の声が割って入ってきたのだった。
「孤立って言うか、対立しようとしてる風に見えるんだけどね。ノルモンド家はアストラ家と。」
「お兄様?!」
急に入り口の方から声がかかったので二人が驚いてそちらの方がを向くと、そこにはアルバートが立っていたのだった。
「相変わらず色気の無い話をしているね。それじゃあ別に僕が二人の時間を邪魔してもいいよね。」
彼は婚約者たちの会話にしてはなんとも色気のない話の内容なのかと少し呆れたような表情で、妹たちを眺めていた。
「アルバート様、お久しぶりです。何か私に御用でしょうか?」
「そうだよ。二人に御用があるんだよ。理由もなく逢瀬の時間を邪魔するほど僕は暇じゃないし野暮でもないからね。」
アルバートはそう言いながら部屋に入ると、二人が向かい合って座っている応接セットの横に立った。
どうやら長いはするつもりはないみたいで、彼は長椅子には座らずに、立ったまま話はじめたのだった。
「頼まれていた件、調べておいたよ。一人良さそうな吟遊詩人を見つけたんだ。」
「まぁ、流石お兄様!ありがとうございます。」
アルバートからの報告をアイリーシャは手を合わせて喜んだ。
彼の言う頼まれていた件と言うのは、アイリーシャの絵本普及計画の一つであったのだ。
絵本のプロットが出来上がった今、三人はどのようにしてこの絵本の話を普及していくかを以前から話し合っていて、案の一つとして吟遊詩人を買収してこの絵本を元にした歌を市井で人為的に流行らせようと考えていたのだ。
そしてアルバートには、若者に人気があってこちらの思惑に乗ってくれそうな吟遊詩人の調査をお願いしていたのだった。
「まぁ、流行が成功するかどうかは詩人の実力による所も大きいけども、なんていうか、不思議と人を惹きつけるパワーがある詩人なんだ。彼を巻き込む事が出来たら、結構この計画はうまく進むんじゃ無いかなって思ってる。」
そう言ってアルバートが、この詩人が毎日夕方の鐘が鳴り終わってから半刻程の間中央広場で歌っていると二人に教えて、一度見に行ってみると良いと勧めたのだった。
「どうでしょう、アイリーシャ様。次の私の休みの日にこの吟遊詩人を見に行ってみませんか?」
アルバートからの提案を受けて、ミハイルはアイリーシャに外出のお誘いを申し入れた。
実に、二人での初めての外出のお誘いだった。
ミハイルは少しだけ緊張しながらアイリーシャの表情を観察すると、彼女はとても明るい顔をして、嬉しそうな声を上げたのだった。
「えぇ、是非お願いします!お兄様、ミハイル様が一緒だから町へ行ってもいいでしょう?」
このお誘いにアイリーシャは目を輝かせ心から喜んだ。普段、両親や兄から一人で街に行ってはいけないと強く言われていたので街に出かけられる事自体が滅多に無いので嬉しい出来事だが、更にミハイルと一緒に外出出来るだなんて、夢のようだったのだ。
「あぁ構わないよ。ミハイル様、くれぐれもリーシャから目を離さないで下さいね。出来れば手もしっかりと繋いでいて下さい。」
「えぇ、分かりました。」
「まぁお兄様、私もうそこまで子供じゃありませんわ。」
「子供じゃなくても手ぐらい繋ぐだろう?婚約者同士なら。」
「そ……それは、その……」
アルバートの言葉に、アイリーシャは顔を赤くして急に口籠ってしまった。
こう言った話題はまだまだ恥ずかしいのだ。
ミハイルはそんな恥ずかしがる彼女も愛おしいなと眺めていたが、不意にアルバートが真面目な顔をして耳元に顔を寄せてきて、彼にだけ聞こえる声で囁いたのだった。
「……これ、アシストとかじゃなくてガチの忠告だからね……」
一瞬ミハイルは何のことか分からずに考えて、そしてアルバートの目を見たが、彼の目が真剣そのものであった為、ミハイルはなんとなく事態を察した。
アイリーシャは人混みで迷子になりやすく、つい最近も街に買い物に出掛けて侍女と簡単にはぐれてしまって、半日かけての大捜索になった事があったのだった。
1
お気に入りに追加
1,438
あなたにおすすめの小説
婚約者に消えろと言われたので湖に飛び込んだら、気づけば三年が経っていました。
束原ミヤコ
恋愛
公爵令嬢シャロンは、王太子オリバーの婚約者に選ばれてから、厳しい王妃教育に耐えていた。
だが、十六歳になり貴族学園に入学すると、オリバーはすでに子爵令嬢エミリアと浮気をしていた。
そしてある冬のこと。オリバーに「私の為に消えろ」というような意味のことを告げられる。
全てを諦めたシャロンは、精霊の湖と呼ばれている学園の裏庭にある湖に飛び込んだ。
気づくと、見知らぬ場所に寝かされていた。
そこにはかつて、病弱で体の小さかった辺境伯家の息子アダムがいた。
すっかり立派になったアダムは「あれから三年、君は目覚めなかった」と言った――。
生まれたときから今日まで無かったことにしてください。
はゆりか
恋愛
産まれた時からこの国の王太子の婚約者でした。
物心がついた頃から毎日自宅での王妃教育。
週に一回王城にいき社交を学び人脈作り。
当たり前のように生活してしていき気づいた時には私は1人だった。
家族からも婚約者である王太子からも愛されていないわけではない。
でも、わたしがいなくてもなんら変わりのない。
家族の中心は姉だから。
決して虐げられているわけではないけどパーティーに着て行くドレスがなくても誰も気づかれないそんな境遇のわたしが本当の愛を知り溺愛されて行くストーリー。
…………
処女作品の為、色々問題があるかとおもいますが、温かく見守っていただけたらとおもいます。
本編完結。
番外編数話続きます。
続編(2章)
『婚約破棄されましたが、婚約解消された隣国王太子に恋しました』連載スタートしました。
そちらもよろしくお願いします。
運命の番?棄てたのは貴方です
ひよこ1号
恋愛
竜人族の侯爵令嬢エデュラには愛する番が居た。二人は幼い頃に出会い、婚約していたが、番である第一王子エリンギルは、新たに番と名乗り出たリリアーデと婚約する。邪魔になったエデュラとの婚約を解消し、番を引き裂いた大罪人として追放するが……。一方で幼い頃に出会った侯爵令嬢を忘れられない帝国の皇子は、男爵令息と身分を偽り竜人国へと留学していた。
番との運命の出会いと別離の物語。番でない人々の貫く愛。
※自己設定満載ですので気を付けてください。
※性描写はないですが、一線を越える個所もあります
※多少の残酷表現あります。
以上2点からセルフレイティング
あなたは旦那様にふさわしくないなんて側室ですらない幼馴染の女性にけなされたので、私は離婚して自分の幼馴染と結婚しようと思います
ヘロディア
恋愛
故郷に愛している男がいるのに、無理やり高貴な貴族に嫁がされた主人公。しかし、そこでの夫には、幼馴染を名乗る女が毎晩のようにやって来て、貴族の夫婦のすべき営みを平然とやってのけていた。
挙句の果てには、その女に「旦那様にふさわしくないし、邪魔」と辛辣な態度を取られ、主人公は故郷の男のもとへ向かう決意を固めたが…
夫に離婚を切り出したら、物語の主人公の継母になりました
魚谷
恋愛
「ギュスターブ様、離婚しましょう!」
8歳の頃に、15歳の夫、伯爵のギュスターブの元に嫁いだ、侯爵家出身のフリーデ。
その結婚生活は悲惨なもの。一度も寝室を同じくしたことがなく、戦争狂と言われる夫は夫婦生活を持とうとせず、戦場を渡り歩いてばかり。
堪忍袋の緒が切れたフリーデはついに離婚を切り出すも、夫は金髪碧眼の美しい少年、ユーリを紹介する。
理解が追いつかず、卒倒するフリーデ。
その瞬間、自分が生きるこの世界が、前世大好きだった『凍月の刃』という物語の世界だということを思い出す。
紹介された少年は隠し子ではなく、物語の主人公。
夫のことはどうでもいいが、ユーリが歩むことになる茨の道を考えれば、見捨てることなんてできない。
フリーデはユーリが成人するまでは彼を育てるために婚姻を継続するが、成人したあかつきには離婚を認めるよう迫り、認めさせることに成功する。
ユーリの悲劇的な未来を、原作知識回避しつつ、離婚後の明るい未来のため、フリーデは邁進する。
皇太子の子を妊娠した悪役令嬢は逃げることにした
葉柚
恋愛
皇太子の子を妊娠した悪役令嬢のレイチェルは幸せいっぱいに暮らしていました。
でも、妊娠を切っ掛けに前世の記憶がよみがえり、悪役令嬢だということに気づいたレイチェルは皇太子の前から逃げ出すことにしました。
本編完結済みです。時々番外編を追加します。
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
側妃、で御座いますか?承知いたしました、ただし条件があります。
とうや
恋愛
「私はシャーロットを妻にしようと思う。君は側妃になってくれ」
成婚の儀を迎える半年前。王太子セオドアは、15年も婚約者だったエマにそう言った。微笑んだままのエマ・シーグローブ公爵令嬢と、驚きの余り硬直する近衛騎士ケイレブ・シェパード。幼馴染だった3人の関係は、シャーロットという少女によって崩れた。
「側妃、で御座いますか?承知いたしました、ただし条件があります」
********************************************
ATTENTION
********************************************
*世界軸は『側近候補を外されて覚醒したら〜』あたりの、なんちゃってヨーロッパ風。魔法はあるけれど魔王もいないし神様も遠い存在。そんなご都合主義で設定うすうすの世界です。
*いつものような残酷な表現はありませんが、倫理観に難ありで軽い胸糞です。タグを良くご覧ください。
*R-15は保険です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる