「終の七-パリ夢残」

一八七〇年七月一九日、普仏戦争の開幕の夜のパリ。
ノートルダム大聖堂のアーチ状の曲面天井の上に舞い降りた影が二つ。
そこで繰り広げられるは《世界の秘密》を巡る、パリ・コミューン崩壊のその日まで続く誰にも知られることのない戦い。
《幕府隠密方》最後にして最強の刺客《七》はその戦いの末に、如何なる《世界の秘密》を知ることになるのか。
24h.ポイント 0pt
0
小説 192,588 位 / 192,588件 歴史・時代 2,385 位 / 2,385件

あなたにおすすめの小説

ファンティエットの海に春は来ない

Yuzuki
歴史・時代
1966年、ベトナム共和国ビントゥアン省ファンティエットで一人の青年が南ベトナム解放民族戦線に入隊した。彼の名前はVõ Văn Xuân(武文春) 海が綺麗で有名なビントゥアン省で一度も海へ行ったことがない彼は戦いを通して大人へなってゆく。 (以前、ベトナムに住んでいるときに取材をした元解放戦線のお話を元に書きました。戦死者やご存命の方のプライバシーの関係上一部の人物の名前を変更しております。)

連合航空艦隊

ypaaaaaaa
歴史・時代
1929年のロンドン海軍軍縮条約を機に海軍内では新時代の軍備についての議論が活発に行われるようになった。その中で生れたのが”航空艦隊主義”だった。この考えは当初、一部の中堅将校や青年将校が唱えていたものだが途中からいわゆる海軍左派である山本五十六や米内光政がこの考えを支持し始めて実現のためにの政治力を駆使し始めた。この航空艦隊主義と言うものは”重巡以上の大型艦を全て空母に改装する”というかなり極端なものだった。それでも1936年の条約失効を持って日本海軍は航空艦隊主義に傾注していくことになる。 デモ版と言っては何ですが、こんなものも書く予定があるんだなぁ程度に思ってい頂けると幸いです。

崩落!~生存者が語る永代橋崩落事故のルポルタージュ~

糺ノ杜 胡瓜堂
歴史・時代
   江戸時代、文化四(1807)年に発生した「永代橋崩落事故」、一説には1,400人を超える死者を出したという未曽有の大参事を、生存者へのインタビュー等、現代の「ルポルタージュ手法」で脚色したものです。  原典は、滝沢(曲亭)馬琴が編纂した天保三(1832)年刊の「兎園小説 余禄」に収録されている「深川八幡宮例祭の日、永代橋を蹴落して人多く死せし事」です。  「架空」のルポルタージュですが、大筋は馬琴が集めた資料を基にしていますので真実といっていいでしょう。  滝沢(曲亭)馬琴・山崎美成らが中心となって発足した、珍談、奇談を収集する会「兎園会」  その断絶(けんどん論争による)後に、馬琴が個人的に収集した話を編纂したのが「兎園小説 余禄」となります。  余禄には、この永代橋崩落事故や、ねずみ小僧次郎吉の話等、様々な話が納められており、馬琴の旺盛な知識欲がうかがえます。  

画仙紙に揺れる影ー幕末因幡に青梅の残香

冬樹 まさ
歴史・時代
米村誠三郎は鳥取藩お抱え絵師、小畑稲升の弟子である。 文久三年(一八六三年)八月に京で起きて鳥取の地に激震が走った本圀寺事件の後、御用絵師を目指す誠三郎は画技が伸び悩んだままで心を乱していた。大事件を起こした尊攘派の一人で、藩屈指の剣士である詫間樊六は竹馬の友であった。 幕末の鳥取藩政下、水戸出身の藩主の下で若手尊皇派が庇護される形となっていた。また鳥取では、家筋を限定せず実力のある優れた画工が御用絵師として藩に召しだされる伝統があった。 ーーその因幡の地で激動する時勢のうねりに翻弄されながら、歩むべき新たな道を模索して生きる侍たちの魂の交流を描いた幕末時代小説! 作中に出てくる因幡二十士事件周辺の出来事、鳥取藩御用絵師については史実に基づいています。 1人でも多くの読者に、幕末の鳥取藩有志たちの躍動を体感していただきたいです。

「あじあ」に乗った日

古井論理
歴史・時代
――九時、大連発の超特急「あじあ」に、僕は乗った―― 太平洋戦争の戦前、南満州鉄道は、超特急「あじあ」を運行していた。その「あじあ」に乗った少年と他の乗客との交流を描いた歴史小説。原作は一九四三年の国語教科書に掲載されていた「あじあに乘りて」。 ※私が中二のころに書いたものをそのまま投稿していますので一部見苦しい点があるとは思いますが、ご了承ください。

異聞平安怪奇譚

豚ドン
歴史・時代
 時は平安……日ノ本は荒れ魑魅魍魎が跋扈し乱が起こり崩壊しかけた。 煌びやかな京の外は魔境。 血風が舞い、悲哀と怨嗟が渦巻く闘いの連鎖ーー陰謀深く、妖は定命の者を嘲笑う。 後世にて英雄と呼ばれる男達が現れ、熾烈な戦いの日々を送る。 正統派アクション伝奇!ここに開演! ノベルアップ+様の歴史・時代小説大賞において、最終選考落選!残念無念!

山桜記 陰謀渦巻く北信越のご城下 幕府御庭番の目を潜り御家騒動断絶を乗り越えられるか‼️

アーキテクト
歴史・時代
江戸享保年間 将軍のお代替わりが間近に迫る頃 奥深い信濃の険しい山奥の猟師の娘として生まれた少女の数奇な運命 BL 遊郭 花魁 江戸幕府 将軍 御庭番 御家騒動 領地召し上げ 

大奥~牡丹の綻び~

翔子
歴史・時代
*この話は、もしも江戸幕府が永久に続き、幕末の流血の争いが起こらず、平和な時代が続いたら……と想定して書かれたフィクションとなっております。 大正時代・昭和時代を省き、元号が「平成」になる前に候補とされてた元号を使用しています。 映像化された数ある大奥関連作品を敬愛し、踏襲して書いております。 リアルな大奥を再現するため、性的描写を用いております。苦手な方はご注意ください。 時は17代将軍の治世。 公家・鷹司家の姫宮、藤子は大奥に入り御台所となった。 京の都から、慣れない江戸での生活は驚き続きだったが、夫となった徳川家正とは仲睦まじく、百鬼繚乱な大奥において幸せな生活を送る。 ところが、時が経つにつれ、藤子に様々な困難が襲い掛かる。 祖母の死 鷹司家の断絶 実父の突然の死 嫁姑争い 姉妹間の軋轢 壮絶で波乱な人生が藤子に待ち構えていたのであった。 2023.01.13 修正加筆のため一括非公開 2023.04.20 修正加筆 完成 2023.04.23 推敲完成 再公開 2023.08.09 「小説家になろう」にも投稿開始。