天パの心得

つづみゆずる

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天気予報要チェック

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学生時代、いつも前髪の事ばかり気にしてました。体育は額の汗が気になって一生懸命動いたことがありません。夏の体育とか熱血教師に当たった日にはもう凄く嫌でした。みんなで額に汗して青春とか有り得ません。申し訳ないけどそんな青春私は要らなかった。強要しないでいただきたい。…それでも集団行動乱さない様にうまーくそれなりにしてましたけど。
ただただ前髪を気にしないで済む普通の青春が欲しかったのでした。


中学最後の悲劇は卒業アルバムの写真を撮る日。…大雨でした。もう泣きたい。全員の卒アル没収したい。できることなら私の存在を消したい。
多分この頃が一番天パの癖が強かったと思います。思春期に一番酷いとか悲しすぎる。

前髪はチリチリで雨風に吹かれて上へ飛び(朝登校時点で吹かれたのが直らなかったのです)三つ編みも虚しく毛先がチリボワ。もっと自分を知っていればせめて三つ編みを後ろへ回してた事でしょう。ちゃんと自分を見つめてこなかったから、しっかり肩の前に2本。チリボワ。

*天気予報要チェックとはいえ雨だからと出来る対策は限られますが。学生でなければ帽子やバンダナ、おでこにコンプレックスなければピンやカチューシャで前髪留めてしまうのが一番ですね。

学生の頃はおでこも出したくなかったので、前髪あってもなくても地獄でした。マジで全員の卒アル抹消したいです(自己中でごめんなさい)

コームやブラシでとかしてもとかしても絡まって広がって全く落ち着かない髪。中学では可愛いと一言も言われませんでした。暗黒時代です。同窓会あっても行きたくないです。

その反動で高校はドライヤー+ロールブラシを前髪だけでなく全体に使用する様になりました。最初後ろは自分でできず、母に洗髪後毎日20~30分かけて延ばしてもらいました。お陰で高校の可愛い制服にサラサラストレートで、いわゆる高校デビューです。また少し可愛いと言われることがあっていい気になってました。

体育で汗かいて前髪うねうねし始めた日はもう前髪ばかり気にしてました。ほんと体育嫌いです。汗かきたくないです。不健康ですよね…

学生ってトイレの鏡の前とか人が集まりますよね、あれでスプレー使ってる子を見かけて固める事を知りました。
神アイテムです。当時はソフトかハードしかなくて、うっかりコームとかでとかしてしまうと白い粉ふいたりしてましたが、今は手櫛で直せるとかかなり使い勝手が良くなりましたね。

*ストレートに延ばした後、ボリュームを抑えたい時は上から、ふんわりさせたい時は下からスプレーします。
上からスプレーする時、おでこを手かティッシュでガードします。おでこカピカピになるのを防ぐためです。下からスプレーする時は、場所に気をつけてます。例えば洗面所では鏡にスプレーが当たるとその汚れを落とすのが大変になりますので。

華の高校生活、毎日偽物ストレートと前髪スプレーでふんわり頑張ってました。

ただ、雨やプールで濡れた時はガパガパになり、修復不可能でより悲惨な事になりました。スプレー後の水濡れ注意です。

そうです、プールの後に私の偽物ストレートはクラスメイトにバレたのです。関心がないのか気を遣ってか特に何も言わ…れてなかったと思います。たぶん。
友達には、そんなに気にしなくても大丈夫だよと言われたことはありました。思春期真っ只中、気にしないわけがないですよね。髪を痛めるよと気にしてくれたっけ。私は若さ故に聞く耳持たなかったのでした。

今は地肌の健康の為にスプレーの使用をやめました。時代的年代的にも固まっているよりへにょってる方が今の私には合ってるみたいですしね。

最近のは固めても自然に見えるので、晴れの日ストレートをキープするのにはとても有効なアイテムですね。


ドライヤーですが、母の腕を毎日酷使するのもどうかと思って、自分でできるよう練習を重ねて、真後ろも延ばせるようになりました。この頃一番一人で電気代使ってましたね。母のようにはできず1時間半かけてました。
次第に慣れてきてそれでも30~40分はかかりました。

*後ろの髪を薄く少量ずつ分けてブロッキングすると確実にそして速くなります。パクッと挟めるダッカールピンというブロッキング用のヘアクリップが使いやすいです。私は5、6本使いました。

ストレートへの強い憧れから、毎日ドライヤーで延ばしていた結果、髪色がドライヤー焼けで金茶髪になり、枝毛だらけになっても髪をまとめる事なくひたすら下ろしてばかりいました。
髪色検査でひっかかり、生徒指導室へ呼ばれた事もありました。スカート丈も人並みにそこそこ短くしてましたが、普段が真面目な生徒で成績もそこそこ良かった為、特にお咎めもなく済みましたが。
とにかくそのくらい目立つ程髪が傷みまくってました。

ティーンズの雑誌で正しい洗髪方法を見かけて、髪の健康にも目を向けるようになりました。
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