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2章 第1部 水無瀬灯里
55話 いろはの主張
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「でだ、どうして戻ってきたんだ? 今日はセナのところに、お泊りだって聞いてたが?」
陣はいろはが食器の片づけをおえ、戻ってきたところを見計らい追求に入る。
今このリビングにいるのは陣といろはとセナだけ。リルは中庭に灯里を連れ、本格的に説得をしている真っ最中なのであった。
「クレハさんから連絡があったんです。内容はいつもと違い、陣兄さんのことを探ろうとしている感じでした。なのでこれはなにかあると思い、四条家の情報網を使ってみるとビンゴ。先程起こった騒動と、灯里さんが重要参考人として追われている情報。さらには奈月さん側とは別に、ほかのクロノス側の人間も追っているとか。その情報と陣兄さんの行動パターンを踏まえ、ここを潜伏先にしているという目星を立てました。私がいない今なら、この屋敷を使う可能性が高いとね」
いろはは凛としたおもむきで、これまでの経緯をかたっていく。
「さすがオレの妹、いいよみだ」
「ふふふ、陣兄さんの妹なのですから、これぐらいはできないと面目が保てませんよ」
いろはは胸に手を当て、得意げにほほえむ。
「いろははほんとお兄ちゃん子だねぇ!」
「当たり前です! 自慢の兄さんなのですから!」
セナのツッコミに、胸を張りさぞ誇らしげに力説するいろは。
その様子からどれだけ慕われているのか、わかってしまうほどだ。
「――ははは……、いろはにここまで慕われる心当たりがないんだがな……。――いや、それよりも。お前らが来た経緯はわかった。オレの妹なら、次に言う言葉、わかるよな?」
ふと浮かび上がる疑問はとりあえず置いといて、追求を進める。
「この件に関わると、立場的に面倒なことになるかもしれない。だから見て見ぬふりをして、セナのところに戻れですか?」
「そうだ。留守のところを勝手に使われたとなれば、まだ言いわけができる。だがみずからかくまうとなると、ばれたら問題だぞ?」
いろはもセナも星葬機構側の人間。とくにいろはは雨宮カナメと同じくすでに断罪者であり、四条家次期当主。ここで神代側の陣に加担するのは、立場的にあまりよろしくない。ゆえにここはなにも見なかったことにして、セナの家に戻るべきなのだ。
「ふふふ、大丈夫ですよ。そもそも陣兄さんたちが追われているのを、知らないことにすればいいんです。おそらくクレハさんは、今の状況を私たちに知らせないはず。知れば、手を貸すかもしれないんですからね」
陣の説得に対し、いろははすずしげにほほえみ打開策を告げてくる。
「なるほどぉ! さすがいろはだねぇ! セナたちなら、じんお兄ちゃんのピンチに駆けつけないはずないもん!」
「――だがな……」
クレハは幼馴染であるいろはやセナのことを、よくわかっている。だからその先のことも予想できるといっていい。そのため彼女たちの立場をわるくするであろう情報を、渡したくないはず。
「幸いこの件、そこまで事を荒げたくないみたいですし、星葬機構側が断罪者を使う可能性は低いかと」
この場合、クレハ以外から情報がくる可能性も。しかしクレハは灯里の身を案じているようなので、そう簡単に断罪者ほどの戦力をぶつけることはないだろう。おそらく星葬機構内部だけで、ことを穏便に済まそうとするはず。となれば知らないままで突き通すのは、案外効果的かもしれない。
「陣兄さんにとって、私たちの協力はありがたいはずですよね? 警戒せずに済む分ゆっくり休めますし、四条家の情報網により星葬機構側などの情報が入ってくる。おまけに身の回りの世話も、ついてくるんですよ?」
「――く、確かに……」
あまりの正論に納得しそうになる。
「なにより陣兄さん的に、こもってばかりではいかないはず。灯里さんの護衛を私たちに任せれば、安心して行動できると思いますが?」
「うんうん、セナたちにまっかせてぇ! あかりさんの身はばっちり守り通すからぁ!」
セナは胸元近くで腕をブンブン振り、やる気をあらわに。
「四条家の次期当主に、片や断罪者トップに君臨する蓮杖家の人間。戦力としては申し分ないか……」
灯里の護衛を引き受けてくれるのが、一番ありがたいといっていい。
追われている灯里を連れ行動するのは、さすがにリスクがある。なので陣としては灯里に安全な場所で待機してもらい、その間にいろいろ探りに行きたいのだ。ゆえにいろはとセナに、灯里を護衛してもらうのは願ってもないこと。彼女たちの戦力なら相手が凄ウデの創星術師であろうと、引きを取らないはずなので安心して任せられた。
「これで決まりですね」
「――はぁ……、優秀すぎるのも考えもんだな。ここまで説得材料があると、言いくるめられてしまう」
「ふふふ、陣兄さんがなかなか頼ってくれないなら、自分で頼られる舞台を作るまでです!」
いろはは胸に手を当て、不敵な笑みを浮かべながら告げてくる。
「まったく、わかったよ。今回ばかりは頼らせてもらう」
ここは陣を助けたいという彼女たちの意志を、尊重すべきと判断。今打てる最善の手なのは間違いないだろう。
「やったねぇ! いろは!」
「はい、やりました! セナ!」
いろはとセナはハイタッチして、はしゃぎだす。
「じゃあ、しばらくこの屋敷を潜伏先にするか。さて、一応今後の目処は立ったことだし、灯里たちの様子でも見てくるとしよう」
「リルのバカー!!!」
立ち上がり灯里たちの様子を見て来ようとすると、中庭の方で大きな声が。
「うん、灯里の声?」
「ジンくん、ごめん! 説得に失敗したんだよ!? あと、アカリが出ていっちゃった!?」
不思議がっていると、リルがあわててリビングに入ってきた。
しかも灯里が出ていったという、聞き捨てならない情報を持って。
「――おいおい、マジかよ……。あいつ今追われてるんだぞ」
灯里はいろいろなところから追われている状況。なので早く連れ戻さなければ。
陣はいろはが食器の片づけをおえ、戻ってきたところを見計らい追求に入る。
今このリビングにいるのは陣といろはとセナだけ。リルは中庭に灯里を連れ、本格的に説得をしている真っ最中なのであった。
「クレハさんから連絡があったんです。内容はいつもと違い、陣兄さんのことを探ろうとしている感じでした。なのでこれはなにかあると思い、四条家の情報網を使ってみるとビンゴ。先程起こった騒動と、灯里さんが重要参考人として追われている情報。さらには奈月さん側とは別に、ほかのクロノス側の人間も追っているとか。その情報と陣兄さんの行動パターンを踏まえ、ここを潜伏先にしているという目星を立てました。私がいない今なら、この屋敷を使う可能性が高いとね」
いろはは凛としたおもむきで、これまでの経緯をかたっていく。
「さすがオレの妹、いいよみだ」
「ふふふ、陣兄さんの妹なのですから、これぐらいはできないと面目が保てませんよ」
いろはは胸に手を当て、得意げにほほえむ。
「いろははほんとお兄ちゃん子だねぇ!」
「当たり前です! 自慢の兄さんなのですから!」
セナのツッコミに、胸を張りさぞ誇らしげに力説するいろは。
その様子からどれだけ慕われているのか、わかってしまうほどだ。
「――ははは……、いろはにここまで慕われる心当たりがないんだがな……。――いや、それよりも。お前らが来た経緯はわかった。オレの妹なら、次に言う言葉、わかるよな?」
ふと浮かび上がる疑問はとりあえず置いといて、追求を進める。
「この件に関わると、立場的に面倒なことになるかもしれない。だから見て見ぬふりをして、セナのところに戻れですか?」
「そうだ。留守のところを勝手に使われたとなれば、まだ言いわけができる。だがみずからかくまうとなると、ばれたら問題だぞ?」
いろはもセナも星葬機構側の人間。とくにいろはは雨宮カナメと同じくすでに断罪者であり、四条家次期当主。ここで神代側の陣に加担するのは、立場的にあまりよろしくない。ゆえにここはなにも見なかったことにして、セナの家に戻るべきなのだ。
「ふふふ、大丈夫ですよ。そもそも陣兄さんたちが追われているのを、知らないことにすればいいんです。おそらくクレハさんは、今の状況を私たちに知らせないはず。知れば、手を貸すかもしれないんですからね」
陣の説得に対し、いろははすずしげにほほえみ打開策を告げてくる。
「なるほどぉ! さすがいろはだねぇ! セナたちなら、じんお兄ちゃんのピンチに駆けつけないはずないもん!」
「――だがな……」
クレハは幼馴染であるいろはやセナのことを、よくわかっている。だからその先のことも予想できるといっていい。そのため彼女たちの立場をわるくするであろう情報を、渡したくないはず。
「幸いこの件、そこまで事を荒げたくないみたいですし、星葬機構側が断罪者を使う可能性は低いかと」
この場合、クレハ以外から情報がくる可能性も。しかしクレハは灯里の身を案じているようなので、そう簡単に断罪者ほどの戦力をぶつけることはないだろう。おそらく星葬機構内部だけで、ことを穏便に済まそうとするはず。となれば知らないままで突き通すのは、案外効果的かもしれない。
「陣兄さんにとって、私たちの協力はありがたいはずですよね? 警戒せずに済む分ゆっくり休めますし、四条家の情報網により星葬機構側などの情報が入ってくる。おまけに身の回りの世話も、ついてくるんですよ?」
「――く、確かに……」
あまりの正論に納得しそうになる。
「なにより陣兄さん的に、こもってばかりではいかないはず。灯里さんの護衛を私たちに任せれば、安心して行動できると思いますが?」
「うんうん、セナたちにまっかせてぇ! あかりさんの身はばっちり守り通すからぁ!」
セナは胸元近くで腕をブンブン振り、やる気をあらわに。
「四条家の次期当主に、片や断罪者トップに君臨する蓮杖家の人間。戦力としては申し分ないか……」
灯里の護衛を引き受けてくれるのが、一番ありがたいといっていい。
追われている灯里を連れ行動するのは、さすがにリスクがある。なので陣としては灯里に安全な場所で待機してもらい、その間にいろいろ探りに行きたいのだ。ゆえにいろはとセナに、灯里を護衛してもらうのは願ってもないこと。彼女たちの戦力なら相手が凄ウデの創星術師であろうと、引きを取らないはずなので安心して任せられた。
「これで決まりですね」
「――はぁ……、優秀すぎるのも考えもんだな。ここまで説得材料があると、言いくるめられてしまう」
「ふふふ、陣兄さんがなかなか頼ってくれないなら、自分で頼られる舞台を作るまでです!」
いろはは胸に手を当て、不敵な笑みを浮かべながら告げてくる。
「まったく、わかったよ。今回ばかりは頼らせてもらう」
ここは陣を助けたいという彼女たちの意志を、尊重すべきと判断。今打てる最善の手なのは間違いないだろう。
「やったねぇ! いろは!」
「はい、やりました! セナ!」
いろはとセナはハイタッチして、はしゃぎだす。
「じゃあ、しばらくこの屋敷を潜伏先にするか。さて、一応今後の目処は立ったことだし、灯里たちの様子でも見てくるとしよう」
「リルのバカー!!!」
立ち上がり灯里たちの様子を見て来ようとすると、中庭の方で大きな声が。
「うん、灯里の声?」
「ジンくん、ごめん! 説得に失敗したんだよ!? あと、アカリが出ていっちゃった!?」
不思議がっていると、リルがあわててリビングに入ってきた。
しかも灯里が出ていったという、聞き捨てならない情報を持って。
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灯里はいろいろなところから追われている状況。なので早く連れ戻さなければ。
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