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第1話 右手に包丁、左手にウナギ。
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「どうして俺は家庭科室にいるんだ?」
気付けば俺は、見知らぬ学校の教室に立っていた。
学校なんてもう何年も前の記憶しかないが……目の前には調理台があり、その上には調味料や調理器具が並んでいる。だから家庭科室であっている……はず。
そして自分の右手には包丁、左手には長細いヌメヌメとした何かが握られていた。
「(これは……ウナギか? どうして俺はウナギなんか握っているんだ!?)」
想像してみてほしい。自分の左手に、立派なカワヤツメウナギだ。
「(……なんで??)」
自分の置かれた状況がサッパリ分からず、俺はウナギとにらめっこをしたまま固まってしまった。
ちなみにウナギの身体がヌメっているのは、皮膚で呼吸をするためらしい。そんな無駄知識が頭に浮かんでしまうほどに、俺の脳内は混乱を極めていた。
とにかく落ち着こう……。まずはこのウナギから手を離さなくては……。
「すっごぉい、太くて手に収まらない……それに、すごくヌルヌルしてる~!」
「それにすっごく長いの。とても美味しそうで、想像しただけで涎が出ちゃいそう……」
――ふぁっ!?
教室の端から聴こえてくるエッッな会話。ボケ~っとしていた俺の頭が一気に覚醒する。
思わずその声がした方へ振り向いてみると……。
「(美少女……しかもエプロン女子高生だとぅ!?)」
セーラー服の上に可愛らしいエプロンを身に着けた美少女たちが、黒光りする極太のウナギを楽しそうに調理している。それもコスプレみたいな紛い物じゃない。あれは正真正銘、本物のJKだ!
それも全員が驚くほどに可愛い。顔もスタイルも抜群に良い子ばかりだ。
「やぁん、顔に(血が)掛かっちゃった……ベトベトするぅ」
うぅむ、実に(ウナギの)活きが良いな。
「って、いやいやいや!? だからどういう状況だよこれ!? どうして俺は女子生徒たちと一緒にウナギを捌こうとしているんだ!?」
きっと家庭科の調理実習中なんだというのは、まぁ分かる。自分も周りの生徒たちと同じように、制服の上からエプロンを着ているし。
しかし、なぜウナギを学校の授業で!?
「そもそも俺はスーツを着ていたはずだし、会社で残業をしていたと思うんだが……」
頭がぼんやりして記憶があいまいだ。もしかしたら俺は夢でも見ているのだろうか?
いやいや、いい大人が女子高生の夢はマズいだろう。どれだけ欲求不満なんだ……。
「めっちゃ生臭い……」
念の為に手の匂いを嗅いで、夢かどうか確認してみる。
うん、残念ながら(?)これは夢じゃないみたいだ。この匂いと感触はリアルすぎる。
「何をしているのよ虚戯くん。魚が生臭いのは当たり前でしょ?」
「ウツロギ……??」
あまりの臭さに眉間に皺を寄せていたら、背後から声を掛けられた。
だが俺は『ウツロギ』なんて珍しい名前じゃないぞ……?
「おいおい、嘘だろ……?」
声のした方へ振り返った俺は、驚きで顎が外れそうになった。
今度はエプロン姿の美女が俺に微笑んでいたのだ。年の頃は二十代前半くらいだろうか?
長く美しい髪をポニーテールにして、前髪はピン留めをしている。そのせいか顔がよく見えて、思わず見惚れてしまうほどの美人だった。
そして何より目を引くのはその大きな胸だ。スイカのように大きなバストが、エプロンからこぼれ落ちてしまいそうになっている。こんな巨乳を前にしたら、男なら誰でも目が釘付けになってしまうに違いない。
だが俺が一番驚いた理由は、そこではなかった。
「そんな……どうして、貴女がここに」
「どうしてって、家庭科は私の担当じゃない。ねぇ、本当に大丈夫なの?」
あまりの衝撃に胸が高鳴り、わなわなと声が震えてしまう。俺は彼女の顔に見覚えがあるぞ――。
「あ、貴女はもしかして……その持ち前の美巨乳ボディと愛嬌の良さで多くの男子を魅了した、あのトワりんなのでは……?」
「トワりん……? なにそれ、もしかして私のこと??」
そりゃあもちろん、貴女しかおるまいて。
「磯崎兎羽で、愛称は“トワりん”。普段はしっかり者なのに、ハプニングが起きるとすぐに取り乱す。俺らのクラス担任で、ポンコツ可愛い家庭科教師のトワりんですよ!」
それに見覚えがあるのは、顔だけじゃない。俺は彼女のことなら何だって知っている。
「――そう、例えば左のお尻に、小さなホクロがある事さえも!!」
「ちょ、ちょっと待って? どうして虚戯くんがそんな事を知っているのよ!!」
「うおぉおお!! 愛してるよトワりん!!」
「もぉぉおやめてよぉお!!」
周囲の目も気にせず、俺は教室の中心で愛を叫ぶ。
顔を真っ赤にしたトワりんは、涙目になりながら俺の肩を掴んでガクガクと揺らす……が、今の俺を止めることはできないぜ!!
「ううっ。でも生まれて初めて、男の人から告白されちゃった……ふふっ」
『磯崎兎羽の好感度が上がりました。(好感度:70%)』
(――やっぱり!! どんなに無茶苦茶な告白でも好感度が上がる、このチョロさ……間違いない、あのハイクラに登場したトワりんだ……!!)
初対面であるはずの俺がトワりんを知っていたのには、もちろん理由がある。
それは俺が昔ハマっていたエロゲー、“ハイスクール・クライシス”にサブヒロインとして彼女が登場していたからだ。
しかも俺は、メインヒロインをそっちのけで彼女を攻略しようとするくらい、このトワりんをめちゃくちゃ推していた。
「(――待てよ? ってことは、俺があの虚戯誠なのか!?)」
ここがゲームの世界なのは間違いない。
さっき、脳内でシステムメッセージが聞こえたし。
「(だがよりによって、あの“生首マコト”だと!? ストーリーを盛り上げるためだけに生首にされて殺される、ゲーム内屈指の悲運キャラじゃないか……!)」
世の青少年たちを恐怖で震撼させた伝説のエログロゲー、ハイスクール・クライシス。略してハイクラ。
どうやら俺は、その中でもバッドエンド確定のモブ男に転生してしまったようである。
――――――
お手にとってくださり、誠にありがとうございます!
完結まで執筆済みです!
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気付けば俺は、見知らぬ学校の教室に立っていた。
学校なんてもう何年も前の記憶しかないが……目の前には調理台があり、その上には調味料や調理器具が並んでいる。だから家庭科室であっている……はず。
そして自分の右手には包丁、左手には長細いヌメヌメとした何かが握られていた。
「(これは……ウナギか? どうして俺はウナギなんか握っているんだ!?)」
想像してみてほしい。自分の左手に、立派なカワヤツメウナギだ。
「(……なんで??)」
自分の置かれた状況がサッパリ分からず、俺はウナギとにらめっこをしたまま固まってしまった。
ちなみにウナギの身体がヌメっているのは、皮膚で呼吸をするためらしい。そんな無駄知識が頭に浮かんでしまうほどに、俺の脳内は混乱を極めていた。
とにかく落ち着こう……。まずはこのウナギから手を離さなくては……。
「すっごぉい、太くて手に収まらない……それに、すごくヌルヌルしてる~!」
「それにすっごく長いの。とても美味しそうで、想像しただけで涎が出ちゃいそう……」
――ふぁっ!?
教室の端から聴こえてくるエッッな会話。ボケ~っとしていた俺の頭が一気に覚醒する。
思わずその声がした方へ振り向いてみると……。
「(美少女……しかもエプロン女子高生だとぅ!?)」
セーラー服の上に可愛らしいエプロンを身に着けた美少女たちが、黒光りする極太のウナギを楽しそうに調理している。それもコスプレみたいな紛い物じゃない。あれは正真正銘、本物のJKだ!
それも全員が驚くほどに可愛い。顔もスタイルも抜群に良い子ばかりだ。
「やぁん、顔に(血が)掛かっちゃった……ベトベトするぅ」
うぅむ、実に(ウナギの)活きが良いな。
「って、いやいやいや!? だからどういう状況だよこれ!? どうして俺は女子生徒たちと一緒にウナギを捌こうとしているんだ!?」
きっと家庭科の調理実習中なんだというのは、まぁ分かる。自分も周りの生徒たちと同じように、制服の上からエプロンを着ているし。
しかし、なぜウナギを学校の授業で!?
「そもそも俺はスーツを着ていたはずだし、会社で残業をしていたと思うんだが……」
頭がぼんやりして記憶があいまいだ。もしかしたら俺は夢でも見ているのだろうか?
いやいや、いい大人が女子高生の夢はマズいだろう。どれだけ欲求不満なんだ……。
「めっちゃ生臭い……」
念の為に手の匂いを嗅いで、夢かどうか確認してみる。
うん、残念ながら(?)これは夢じゃないみたいだ。この匂いと感触はリアルすぎる。
「何をしているのよ虚戯くん。魚が生臭いのは当たり前でしょ?」
「ウツロギ……??」
あまりの臭さに眉間に皺を寄せていたら、背後から声を掛けられた。
だが俺は『ウツロギ』なんて珍しい名前じゃないぞ……?
「おいおい、嘘だろ……?」
声のした方へ振り返った俺は、驚きで顎が外れそうになった。
今度はエプロン姿の美女が俺に微笑んでいたのだ。年の頃は二十代前半くらいだろうか?
長く美しい髪をポニーテールにして、前髪はピン留めをしている。そのせいか顔がよく見えて、思わず見惚れてしまうほどの美人だった。
そして何より目を引くのはその大きな胸だ。スイカのように大きなバストが、エプロンからこぼれ落ちてしまいそうになっている。こんな巨乳を前にしたら、男なら誰でも目が釘付けになってしまうに違いない。
だが俺が一番驚いた理由は、そこではなかった。
「そんな……どうして、貴女がここに」
「どうしてって、家庭科は私の担当じゃない。ねぇ、本当に大丈夫なの?」
あまりの衝撃に胸が高鳴り、わなわなと声が震えてしまう。俺は彼女の顔に見覚えがあるぞ――。
「あ、貴女はもしかして……その持ち前の美巨乳ボディと愛嬌の良さで多くの男子を魅了した、あのトワりんなのでは……?」
「トワりん……? なにそれ、もしかして私のこと??」
そりゃあもちろん、貴女しかおるまいて。
「磯崎兎羽で、愛称は“トワりん”。普段はしっかり者なのに、ハプニングが起きるとすぐに取り乱す。俺らのクラス担任で、ポンコツ可愛い家庭科教師のトワりんですよ!」
それに見覚えがあるのは、顔だけじゃない。俺は彼女のことなら何だって知っている。
「――そう、例えば左のお尻に、小さなホクロがある事さえも!!」
「ちょ、ちょっと待って? どうして虚戯くんがそんな事を知っているのよ!!」
「うおぉおお!! 愛してるよトワりん!!」
「もぉぉおやめてよぉお!!」
周囲の目も気にせず、俺は教室の中心で愛を叫ぶ。
顔を真っ赤にしたトワりんは、涙目になりながら俺の肩を掴んでガクガクと揺らす……が、今の俺を止めることはできないぜ!!
「ううっ。でも生まれて初めて、男の人から告白されちゃった……ふふっ」
『磯崎兎羽の好感度が上がりました。(好感度:70%)』
(――やっぱり!! どんなに無茶苦茶な告白でも好感度が上がる、このチョロさ……間違いない、あのハイクラに登場したトワりんだ……!!)
初対面であるはずの俺がトワりんを知っていたのには、もちろん理由がある。
それは俺が昔ハマっていたエロゲー、“ハイスクール・クライシス”にサブヒロインとして彼女が登場していたからだ。
しかも俺は、メインヒロインをそっちのけで彼女を攻略しようとするくらい、このトワりんをめちゃくちゃ推していた。
「(――待てよ? ってことは、俺があの虚戯誠なのか!?)」
ここがゲームの世界なのは間違いない。
さっき、脳内でシステムメッセージが聞こえたし。
「(だがよりによって、あの“生首マコト”だと!? ストーリーを盛り上げるためだけに生首にされて殺される、ゲーム内屈指の悲運キャラじゃないか……!)」
世の青少年たちを恐怖で震撼させた伝説のエログロゲー、ハイスクール・クライシス。略してハイクラ。
どうやら俺は、その中でもバッドエンド確定のモブ男に転生してしまったようである。
――――――
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