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新学期が始まりました

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絡まれた日は、シューカ様とベンチでお茶して楽しく?会話して帰りました。
まぁひたすらマシンガントークしてくるのを相槌打っていただけですけどね。
今までのボッチ生活からするとすごい進歩だと思うんです。ボッチ生活が長すぎてどのタイミングで返事して良いか分からない…なんて事じゃ無いですよ?本当です。(焦)


さぁて、今日は身体測定です。淑女科自体はそんな事しなくても良いんですが、親が親なのでどのくらい身体が使えるのかチェックがてら行ってきます。
ホームルームでキャッキャウフフと周りが騒がしい中、先生がサロン解禁したという事で、皆が移動したあと、私だけ更衣室に移動し体操服に着替えます。
まぁ体操服と言っても、脚や腕を出さないように長めの動きやすい服に着替えて、ブーツとグローブをはめて、髪を後ろで一結びにして流すと完成です。
着替え終わったら訓練所へと脚を運びます。
今日の魔法科の授業は、魔力制御訓練で、うまく行けばそのまま召喚術が行われるそうなのでサクッと終わらせて、そちらに参りましょう。
さぁ今年は記録更新目指します!



断られました………。
ん~…途中の準備体操くらいまでは参加したんですよ?それと一応初めの競技の砲丸投げをしたら、思いの外飛んで行って校舎に穴開けちゃって…このまま他の競技をしても測定不能という事で、私だけ解散。と…他の競技も全て係の人に断られてしまった。

私の身体はどうなっているのでしょうか?
レベルのあるこの世界で、あり得ることではありますが、私はまだレベル1のはず。
学生だし、実施研修も2年の夏から始まるのでこれからあがるんだもん。
というかね?砲丸っていうけど、小石程度の重さしか無いから野球みたいに上から投げたのが間違いだったっぽいのよ。断られてから騎士科に居る女性の競技を見学がてら見ていたら両手で抱えてたからね………。
思わず笑っちゃったわよ。失笑よ…
ハズカシイ!


はぁ。次の授業行こう。



☆☆☆☆☆☆



ココは王城のとある執務室。
王様が英雄の子で元騎士団長でもある現リーフウッド伯爵を呼び出して問い詰めていた。

「お主の娘は何処に行こうとしておる?」

「仰る意味がわかりかねますが?」

「うちの次男坊はバカだが、戦闘だけは才能が有るのだが?」

「はっはっはっ♪また歯向かったか♪」

「笑い事ではないわ!!全く…」

王と伯爵は気安い間柄のようだ。
王と元近衛騎士団長は、城での立場もそうだが学院の学友である。
当時のひねくれ王子を実力行使(暴力)で矯正したら王になった。

「世間では、亡くなったかもしれないと噂の英雄が孫可愛さに稽古を付けまして………」

「………は?」

「最近では、私と模擬戦闘しても私の勝率が3割を下回るほどで………」

「え?」

「いや~~、強くなりました。はっはっ…」

「………………。」

呆れてものも言えないとはこの事である。
未だにこの国最強である元近衛騎士団長が勝率3割とはこれいかに…。



国王と伯爵は、呆れて…

2人で思わず遠い目になりましたとさ。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

高嶺の花系ボッチの令嬢を書いていたつもりなのですが、アルティナは何処に向かっているんでしょうか?
題名詐欺かもしれない……(-ω-;)ウーン
気の効いた題名募集中です(*`・ω・)ゞ
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