転生魔王

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22.戦士の覚悟

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殺しても、



殺しても、



殺しても。



殺しても殺しても殺しても殺しても殺しても殺しても殺しても殺しても殺しても殺しても殺しても殺しても殺しても殺しても殺しても殺しても殺しても殺しても殺しても殺しても殺しても殺しても殺しても。

次の瞬間には立ち上がる。

(はぁ………はぁ………)

同行者達は肩が上下するほどに荒い息遣いとなっている。それはコーイルも同様のことであった。《完璧なる隠蔽パーフェクト・ハイド》を発動させていなければどれだけ身を隠そうともすぐに居場所がバレるであろうほどに。自分の能力が隠密系統のものだということに対してこの時ばかりは僅かに感謝する。

(………コ、コーイル様。ここは一旦引いた方がよろしいのでは?)

絶え間なく殺し続けても何度となく立ち上がる魔族を前にして恐怖したのか、それとも幾度となく断末魔の雄叫びを聞き続けることで萎縮してしまったのか。ランセルはコーイルの叱責を買うことを覚悟に恐る恐る退却を提言する。

(何を言っている!奴を今見逃せば自ずと他の魔族共に俺達の存在が知られる。そうなればこの作戦は水の泡なんだぞ!!)
(しかしそれは………)

コーイルがこの魔族に対して姿を晒したから。その慢心の結果である。

ランセルを含めてコーイル以外の他の二人も内心では感じていることであったが口には出せない。もし表に出して反感を買ってしまえば腹いせに《完璧なる隠蔽パーフェクト・ハイド》を解いてしまうかもしれないからだ。このプライドの高い男は頭に血が上ると何を仕出かすかわからない。もしスキルが解かれれば自身が得体の知れない魔族の目前へと野晒しになってしまう。それだけは避けたかった。

(それにあの魔族を始末しておかなければ王国の、いては人類の危機となることだろう)

普段はこのキツネ顔の男が言えば実に白々しいと思えてしまう発言。が、身をもって体感している者からすると言い得て妙とも思える、決して冗談とは言えない説得力があった。

(ふん!!)
「ぐはっ!!」

そうこうしている間に再度魔族が崩れ落ちるのを一行は確認する。バングが剣で急所を突いたのだ。

(気の………せいか?)
(どうしたんだ、バング?)

訝しんだ声を出すバングにコーイルが問い返す。

(それが………刃が通りにくくなっている気がするんですがね………?)
(飽きるほどに切りつけているんだ。切れ味が落ちていても何ら不思議ではないだろうが)
(それを踏まえた上で考えても、です。今までで初めての感覚ですよ。剣そのものの切れ味が落ちているのと合わせてまるでコイツ自身が堅くなったかのような気すら、―――っと)

息を吹き返した魔族が立ち上がる。近くにいたバングはぶつかりそうになったところをすんでで避ける。

(これでは埒が明かない。………………チッ、しょうがない。ツィーリス、お前の魔術で消し炭にしろ)

指名を受けたツィーリスであったが、逡巡しゅんじゅんの後に言葉を送る。

(消し炭となりますと大掛かりなものになってしまいます。それだけの魔術を使えば音や光で何者かに悟られる可能性が大いにあると思われますが………)

コーイルにとっては不測の事態、他三人にとっては降りかかった火の粉である。しかし、どちらにしろ一体の魔族相手にあまりにも時間を掛けすぎてしまった。結果、焼けるように紅かった空はすっかり陽が落ちて周囲を黒く染め上げている。暗闇こそ魔族の本領である。人間側には不利な状況この上ない。

(いいから実行しろ!俺達の消耗が激しい。このままではじり貧だ!魔族共の間に懸念けねんは生まれるかもしれないが、存在が知られていなければ必ず勝機はある。俺が失敗するなどあり得ない………!)

命じられたツィーリスは再度躊躇する。
現実主義のツィーリスは「必ず」など存在しないと考えている。彼からしてみれば「かもしれない」という可能性の域を出ない言い分にしか聞こえなかった。
しかし、このままでは決着がつかないのも事実。否、決着は迎えることだろうが、それは自分達の体力が限界を迎えた時に、或いは偶然通りがかった魔族にでも増援を呼ばれた時に。或いはその他の方法もあり得るのかもしれない。
ここはソイルデの森。王国よりもメイルクリアスの領域の方が圧倒的に近い。どの選択肢にしても魔族側に有利である状況が多いのは確かであり、ツィーリス達の望む結果となる可能性の方が少ない。
その上退却も先程却下されたばかりである。

他の対策が浮かぶまでこうして殺し続けているか、それともリスクを負って倒せるという可能性に賭けて魔術を行使するか。

(………わかりました。皆さん魔族から離れてください!)

ツィーリスが選んだのは後者。同じ可能性の話ならば希望の持てる方を選びたいという思いが強かった。それほどまでに精神的に逼迫ひっぱくしているのが現状だ。

(《上級強化魔術ハイブーストソーサル豪火炎玉フレイムスフィア》!)

ツィーリスの頭上に瞬く間に巨大な炎の塊が出来上がる。少し触れただけでも火傷では済まないだろうその熱球をそのまま間髪入れずに魔族へと叩き込む。

凝縮された炎の塊は魔族に避けるいとまを与えずにもろとも轟音を立てて地面へと衝突した。その瞬間、高温の凄まじい熱風がコーイル一行に吹きすさぶ。

(くっ………!)
(うぁ熱っっち!!)

豪火の熱風は当然周囲にある木々へも伝播でんぱしていく。あまりの高温に木々の水分は干からび、立ち所にその身を炎が包んでいった。

(これは大惨事ですな………。あまり長居はできませんぞ)

理由は言わずもがな。森から轟音、突如として火の手が回ったにもかかわらず警戒しないという方がおかしい。何者かが確認に来ることは自明の理である。

「クックック………」

脳内に、ではなく自らの耳に届いた小さな笑い声に、近くにいたランセルが声の主であろう人物に語りかける。

(コ、コーイル様?如何されましたか?)
「《思念相関しねんそうかん》など使わなくてもいい、ランセル。あの魔術をまともに受けたんだ。塵も残らないさ。生き返ることなど到底できない。我々は人類の脅威を一つ潰したのだ!」

コーイルはそう言うと小さな笑い声だったものを次第に高笑いへと変化させていく。それはいつもの嘲笑じみたさげすみの笑みではなく、心の底から溢れ出た歓喜の絶笑だった。
それを止めようとする気力のある者は誰一人として現れず他の三人も脱力してただ呆然とその声に耳を傾けていることしか出来ないでいた。

前座にしてはとてつもなく気の遠くなるような戦いであったため、立ち尽くしているだけだとしても多少の休息が欲しいところであったのだ。



しかし、彼らの休息は正に僅かな時間だった。



「やっぱり姿を隠しているんだな。すぐ近くにいる」



声が、地面さえも燃える豪火の渦中から微かに聞こえた。

「何か言ったかランセル?」
「いえ、私は何も」

そんなコーイルとランセルのやり取りを茶番を見ているような眼差しで見つめていたツィーリスは黙って何時いつでも魔術を扱えるように構えを取る。

(ダメだったようです)
「何がダメだったというんだ?」
(コーイル様。聞こえてきた方向はおわかりになっていますよね?私だって信じたくはありませんでした)

無論、声の発生源はコーイル一行が幾度となく絶命させ続けた魔族である。

そして、その状況がわかっていない者はこの場には誰一人として存在していない。それにもかかわらずコーイルがとぼけた発言をした理由はツィーリスが述べた通りに信じたくなかったからだ。

あれだけの魔術が直撃しても尚まだそこに立ち上がれるという事実。
そしてコーイルはこのうんざりするいたちごっこを終わりにしたかった。それが叶わなかったという現実を何よりも一番信じたくはなかった。

「見える………。魔法か何かが解けたのか………?」

熱気漂う炎の海から皮鎧も衣服も全て焼却された生れたままの姿を晒しながらゆらりゆらりと歩をこちらに進める魔族が呟いた。それを聞き取ることのできたツィーリスは眉根を寄せる。

理由としては明確な違和感とはっきりとしない違和感があったからだ。

明確な違和感は切断したはずの左腕が何事も無かったかのように魔族の腕へと存在していること。魔術で焼き払う前までは確かに無かったはずである。

もう一つのはっきりとしない違和感は魔族が歩を進めているということだ。今までは殺されるがままに突っ立っているか走って森を抜けようとしていたのに対して今回は『歩を進めている』と表現した方がしっくりくる。それだけ目的のある足取りだった。

何よりも、『こちら』に近付いて来ている。

完璧なる隠蔽パーフェクト・ハイド》は気配という概念を逸脱する隠密系統のスキルの中でも究極系と言える優秀さを誇る代物だ。それはコーイル自身もさる事ながら周囲からも認知されている事実である。こと隠密系統に於いては《完璧なる隠蔽パーフェクト・ハイド》の右に出るスキル、延いては魔術や魔法ですらも右に出るものは無いことだろう。

一行は今、その《完璧なる隠蔽パーフェクト・ハイド》の庇護下にいる。そんな状況に対して魔族は『こちら』に向かって来ているのだ。

それに加えて魔族の呟いた発言をふとかんがみた時。はっきりとしない違和感は魔族の距離が縮まっていくとともにツィーリスの中で激しい警鐘へと変わっていく。

(コーイル様。やっぱり退却した方が良さそうですぜ。あいつはちとマズイ)

バングも何かを感じ取ったのかツィーリスが言わんとしていたことを先に伝える。戦士としての勘というものであろうか。

「はぁ、バング。これからメイルクリアスを仕留めに行こうという時に退却するなどと可笑しなことを言うな」
(………いい加減状況をわかってもらえませんかね?いや、ツィーリスの言ったとおりあなただってわかっている筈だ。受け入れてくれと言った方がいいな)
「バング。お前は俺と任務をともにすることが多いよしみで多少の過ぎた発言は見逃してきてやったが、今のは度が過ぎるんじゃないか?」
(そんなことを言っている場合じゃありませんぜ。指揮官はコーイル様、あなたなんですよ。今このままメイルクリアスの首を狙い続けるのに固執していたらボスに辿り着く前に全滅するのが落ちだ。あなたはここまで言われなきゃ理解出来ないほど愚かじゃない。全部わかってるでしょうが!)
「うるさい、黙れ!!この任務は王からの勅命だ!失敗して帰還するなど言語道断。お前は俺に恥をかけと言っているのか!!?」

コーイルは正常な判断力を欠いていた。兆候はランセルの退却の提案を一蹴した時からあったものだ。もっと早くに気付くべきだったとバングは歯噛みする。そうしていたら力ずくにでも王国に戻っていた。後悔先に立たずとはこのことだ。

そうこう考えていたバングは頭が熱くなってくるのを感じる。戦士としては頭よりも体を動かしている方が多かった所為せいだろうか。視界も妙に明るく開けてきたように感じる。気持ちがたかぶっているのだろう。

「な!!?」
「馬鹿な!!!」

ランセルとツィーリスの驚きの声。
一体どうしたのかとコーイルの声がしていた方角に向いていたバングは二人の声がした方へと振り返ると。

「な、に………!?」

魔族の頭上に巨大な炎の塊があったのだ。さっきの反応から察するにツィーリスの魔術ではない。一体誰が………?
―――まさか。

バングは考えに至った瞬間に直ぐ様指示を出す。

「総員退避!アレに当たらない所まで全力で走れ!!」

言うが早いか、三人に大声で叫んだ後バング自身も自分の言葉通りに行動する。一行は互いの姿が見えない中でひたすら走る。

やがて時を待たずに炎の塊は降ってきた。

「うわぁあぁあああああああああああ!!!」

ランセルは絶叫する。何せ巨大な豪火の球体が自分に向かって来ていたのだ。

「熱い!!熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱いあついあついあついあついアツいアツいアツいアツいぃいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!」

熱球は地面に衝突する。凄まじい熱風が吹き荒ぶ。

「くっ!ランセル!!!」

そんなことはお構いなしにバングは叫ぶ。
しかし………………返答はない。

「ツィーリス!ランセルの反応は!?」
(………消え………ました………)
「くそっ!!」

バングは鈍い音を立てて手近にあった木を殴り付ける。

このパーティーのライフラインであるランセルが殺られたとなれば、これ以上の戦闘は避けるのが得策である。

(コーイル様、撤退致しましょう。私達ではあの魔族は手に余ります。時間をかけて相応の対策を立てないと対処しきれません)

今度はツィーリスが退却を提言する。

「………勝手にするがいい」

そう言うや否や、コーイルはツィーリスとバングに掛けていた自身のスキルを解除する。

「余計な魔力を消費したくはないのでな。尻尾を巻いて逃げるのならば好きにすればいい。俺は一人で戦う」
「何を言ってんですか。正気の沙汰じゃない。四人がかりでどうしようも無かった相手に単身で挑んで敵うわけがないでしょうが!!」
「王国で恥をかいて笑われるくらいならば、俺は死を選ぶ!」
「馬鹿野郎っ!!!」

バングは駆け出すと空に向かって拳を振りかざす。

「ぐふぁっ!!」

同時に苦悶するコーイルの声が聞こえたかと思うと姿があらわになる。
バングは見えないはずのコーイルを殴り付けたのだ。

「あんたの首から提げてある天剣章てんけんしょうってのはそんな生易しい物じゃねぇ!人類の救済者、勇者の中の勇者、『奇跡者ブレイブ・ウォーカー』の一角担ってんだろ!?そんなこともわからねーのか!!」
「お前………これだけのことをしてただで済むと思うなよ?」

コーイルは切れ長の細い目でバングを睨み付ける。

「お前みたいな暑苦しい男は俺は嫌いだ。天剣章など『奇跡者ブレイブ・ウォーカー』であるための飾りに過ぎない。俺は俺の為に『奇跡者ブレイブ・ウォーカー』になったんだ。勝手な思い違いで盛り上がるなよ、愚民」
「いいや、違うな」
「何?」
「あなたは憎まれ口はたたくが、それほど悪い人間じゃない。ここに至るまでも仲間を誰一人として見捨てなかった。あの魔族と対峙した時も俺達三人を囮にして自分だけ魔王の元まで行くことも出来ただろうにあえてそれをしなかった」
「………………」

ツィーリスは信じられないといった表情でコーイルを見る。

「殺し損ねた魔族を放っておくなど俺の倫理に反する行為だった。それだけの話だ」
「それも違うな。現にさっきも自分が囮になって俺とツィーリスを逃がそうとしただろ。スキルを解いたのもあの魔族には通用しなくなったことに気付いていたからだ。魔力を温存したいと言ったのは本音だろうがな」

コーイルはやれやれと溜め息を吐く。

「どうすればそんなに自分の都合がいいように想像して話をすることができるんだ?」
「あなたが努力家だと言うことを知っているからですかね」
「はぁ?」

意味がわからないという顔をするコーイルの肩をがっちりと掴んでバングは言う。

「コーイル様。いや、コーイル・パーシバル。あなたはここで死んでいい玉ではありません。退却するべきです!もう一度言いますが、の『美機びき』をも超える奇跡者足り得る素質がある。わたしは疑っておりませんぞ!!」
「バング………お前………」

それだけ言うと魔族へと向かっていくバング。

「わたしが殿しんがりとなりましょう!」
「バ、バングさん!?」

ツィーリスが呼びかける。そんな彼にバングは言う。

「ツィーリス。コーイル様を連れて逃げろ。お前なら森を抜けるまでのサポートはお手の物だろう」
「バングさんは!?」
「………時期を見て退却するさ」

そうこうしているうちに魔族の頭上に巨大な炎の塊が再度、膨れ上がっていくのが見て取れる。

「行け!!早く!!!」

バングの言葉を受けて駆け出すコーイルとツィーリス。

「バング!今日の非礼の数々は戻ったらきちんと言及するからな!!」
「はいよ!」

コーイルの言葉にバングは振り返ることなく返事をした。




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