2 / 62
第2話:目が覚めたら14歳に戻っていました
しおりを挟む
「お嬢様、いつまで眠っていらっしゃるのですか?お嬢様」
う~ん、まだ眠い…そもそも、私が起きようが起きまいが、皆私になんて興味ないでしょう。そんな思いから、布団に顔をうずめた。
すると、布団をはぎ取られたのだ。
「お嬢様、いい加減にしてください。今日はデビュータントの日でしょう。いつまで寝ていらっしゃるのですか?」
え?デビュータント?それに、お嬢様?
パチリと目を開けると、怖い顔をした私の元専属メイド、リラと目があった。
「どうしてあなたがここにいるの?あなたは侯爵家のメイドでしょう?」
「お嬢様、何を寝ぼけた事をおっしゃっていらっしゃるのですか?あなた様は侯爵家の令嬢でしょう。さあ、起きて下さい。本当に、いつもは時間通りにきちんと起きられるあなた様が、一体どうされたのですか?」
えっ?侯爵家の令嬢?
よく見ると、ここは確かに侯爵家の私の部屋だ。懐かしい、6年ぶりだわ。でも、どうして侯爵家にいるのかしら?それにさっき、リラはデビュータントの日と言っていたわよね。
急いで鏡の前に立つ。
「私…少し小さい?」
目の前には、まだあどけない表情をした自分が写っていたのだ。
「ねえ、リラ。私っていくつ?」
「何を寝ぼけた事をおっしゃっているのですか?あなた様は、先日14歳になられたでしょう。今日は王宮で行われる初めての夜会に参加すると、随分前から張り切っていらっしゃったではありませんか」
は~っとため息をつくリラ。もしかして私、過去に戻っている?これは夢かしら?とにかく、もう一度寝れば元の自分に戻るはず。
そう思い、ベッドに横になろうとしたのだが…
「お嬢様、いい加減にしてくださいませ!何をどうすれば、またベッドに入るという発想になるのですか。さあ、お着替えを済ませますよ」
そう言うと、リラに大急ぎで着替えさせられた。着替えている間、そっと頬をつねってみる。
「痛い…」
これはどうやら夢ではない様だ。なぜだか分からないが、14歳に戻ったらしい。
「お嬢様、今度は何をなさっているのですか?」
すかさずリラに怒られた。でも、そんなリラの怒った顔ですら、私にとっては嬉しくてたまらない。
リラに連れられ食堂に向かうと、お父様とお母様、さらに弟のヴァンがいた。懐かしい家族の顔を見たら、なんだか涙がこみ上げてきた。
ダメよ、泣いたら。必死に堪え、席に付いた。
「どうしたんだい?いつも早起きのマリアが一番最後だなんて珍しいな」
「本当ね、もしかして今日のデビュータントが楽しみすぎて、昨日は夜更かししたの?」
そう言って笑っている両親。その姿を見たら、再び涙がこみ上げてくるのを、必死に堪えた。
「そうなの、楽しみすぎて、実は眠れなくて。お母様、食後一緒に中庭を散歩しない?」
「あら、急にどうしたの?甘えん坊ね。でも、いいわよ。たまにはマリアとゆっくり中庭を見るのもいいわね」
そう言ってほほ笑んでくれた。
「それなら、僕も一緒に行くよ」
すかさずヴァンが話に入って来た。
「なんだ、それならお父様も…」
「あなたはお仕事があるでしょう?今日も王宮に呼ばれているのだから、早く行かないと」
「そうだな…わかったよ」
シュンとするお父様。そういえば、我が家は家族仲がすごくよかったのよね。ずっとお父様とお母様みたいな夫婦に憧れていたのに。本当に、私はどこで間違えたのかしら…
「どうしたんだい?マリア、そんな悲しそうな顔をして。やっぱりお父様も一緒にいた方がいいかい?」
「いいえ、何でもありませんわ。さあ、お父様。早く行かないと遅れてしまいますよ」
そうお父様を促す。
皆でお父様を見送った後、お母様とヴァンと一緒に、中庭へとやって来た。6年ぶりに見る我が家の中庭。私の好きなダリアやお母様の好きなパンジーの畑がそれぞれ作られている。
久しぶりに見るダリアは、本当に綺麗に咲いていた。王宮の中庭には、色々な花が植えられていたが、こんなに沢山のダリアは植えられていなかったものね。やっぱり我が家の中庭が一番いいわ。
「マリア、中庭でゆっくり過ごすのもいいけれど、今日はデビュータントの日でしょう?王太子殿下にもお会いするのだから、気を引き締めて行かないとね。もし王太子殿下に見初められれば、あなたも王妃様になれるかもしれないわよ」
そう言ってクスクス笑っているお母様。
「姉上が王妃様か。それはすごい」
ヴァンまで、お母様の話しに乗っかっている。でもね、たとえヒューゴ様の正室になったとしても、決して幸せにはなれないのよ。そう言いたいが、もちろん言える訳がない。
「お母様、私はお父様とお母様の様に、お互いを尊重し合い、お互いだけを愛し合う夫婦になりたいのです。王族はこの国唯一の一夫多妻制でしょう。私、王族とは結婚したくはないわ…」
誰かと夫を共有するなんて、今思えばとてもじゃないけれど耐えられない。それなのにあの時の私は、本当にバカだった。正室になれば、私だけを愛してくれると信じて疑わなかった。そもそも王族は、側室を持つ決まりがあるのに。その為、王族から正式に貴族に結婚を申し込むことはない。
「マリア、ごめんね。あなたがそんな風に思っているなんて知らなかったわ。そうね、王族と結婚するという事は、ずっと他の女性と夫を共有するという事だものね。そんなのは嫌よね」
そう言うと、私を抱きしめてくれたお母様。
「姉上も母上も、そんな先の話しを真剣にしなくてもよいのではないですか?そもそも、姉上はまだ貴族学院にも入学していないのですから」
そう言って笑うのは、ヴァンだ。確かに今はまだ未来の話し。今ならまだなんとでもなる。なぜだか分からないが、14歳に戻れたのだ。今度こそ、絶対に幸せになって見せるんだから!
う~ん、まだ眠い…そもそも、私が起きようが起きまいが、皆私になんて興味ないでしょう。そんな思いから、布団に顔をうずめた。
すると、布団をはぎ取られたのだ。
「お嬢様、いい加減にしてください。今日はデビュータントの日でしょう。いつまで寝ていらっしゃるのですか?」
え?デビュータント?それに、お嬢様?
パチリと目を開けると、怖い顔をした私の元専属メイド、リラと目があった。
「どうしてあなたがここにいるの?あなたは侯爵家のメイドでしょう?」
「お嬢様、何を寝ぼけた事をおっしゃっていらっしゃるのですか?あなた様は侯爵家の令嬢でしょう。さあ、起きて下さい。本当に、いつもは時間通りにきちんと起きられるあなた様が、一体どうされたのですか?」
えっ?侯爵家の令嬢?
よく見ると、ここは確かに侯爵家の私の部屋だ。懐かしい、6年ぶりだわ。でも、どうして侯爵家にいるのかしら?それにさっき、リラはデビュータントの日と言っていたわよね。
急いで鏡の前に立つ。
「私…少し小さい?」
目の前には、まだあどけない表情をした自分が写っていたのだ。
「ねえ、リラ。私っていくつ?」
「何を寝ぼけた事をおっしゃっているのですか?あなた様は、先日14歳になられたでしょう。今日は王宮で行われる初めての夜会に参加すると、随分前から張り切っていらっしゃったではありませんか」
は~っとため息をつくリラ。もしかして私、過去に戻っている?これは夢かしら?とにかく、もう一度寝れば元の自分に戻るはず。
そう思い、ベッドに横になろうとしたのだが…
「お嬢様、いい加減にしてくださいませ!何をどうすれば、またベッドに入るという発想になるのですか。さあ、お着替えを済ませますよ」
そう言うと、リラに大急ぎで着替えさせられた。着替えている間、そっと頬をつねってみる。
「痛い…」
これはどうやら夢ではない様だ。なぜだか分からないが、14歳に戻ったらしい。
「お嬢様、今度は何をなさっているのですか?」
すかさずリラに怒られた。でも、そんなリラの怒った顔ですら、私にとっては嬉しくてたまらない。
リラに連れられ食堂に向かうと、お父様とお母様、さらに弟のヴァンがいた。懐かしい家族の顔を見たら、なんだか涙がこみ上げてきた。
ダメよ、泣いたら。必死に堪え、席に付いた。
「どうしたんだい?いつも早起きのマリアが一番最後だなんて珍しいな」
「本当ね、もしかして今日のデビュータントが楽しみすぎて、昨日は夜更かししたの?」
そう言って笑っている両親。その姿を見たら、再び涙がこみ上げてくるのを、必死に堪えた。
「そうなの、楽しみすぎて、実は眠れなくて。お母様、食後一緒に中庭を散歩しない?」
「あら、急にどうしたの?甘えん坊ね。でも、いいわよ。たまにはマリアとゆっくり中庭を見るのもいいわね」
そう言ってほほ笑んでくれた。
「それなら、僕も一緒に行くよ」
すかさずヴァンが話に入って来た。
「なんだ、それならお父様も…」
「あなたはお仕事があるでしょう?今日も王宮に呼ばれているのだから、早く行かないと」
「そうだな…わかったよ」
シュンとするお父様。そういえば、我が家は家族仲がすごくよかったのよね。ずっとお父様とお母様みたいな夫婦に憧れていたのに。本当に、私はどこで間違えたのかしら…
「どうしたんだい?マリア、そんな悲しそうな顔をして。やっぱりお父様も一緒にいた方がいいかい?」
「いいえ、何でもありませんわ。さあ、お父様。早く行かないと遅れてしまいますよ」
そうお父様を促す。
皆でお父様を見送った後、お母様とヴァンと一緒に、中庭へとやって来た。6年ぶりに見る我が家の中庭。私の好きなダリアやお母様の好きなパンジーの畑がそれぞれ作られている。
久しぶりに見るダリアは、本当に綺麗に咲いていた。王宮の中庭には、色々な花が植えられていたが、こんなに沢山のダリアは植えられていなかったものね。やっぱり我が家の中庭が一番いいわ。
「マリア、中庭でゆっくり過ごすのもいいけれど、今日はデビュータントの日でしょう?王太子殿下にもお会いするのだから、気を引き締めて行かないとね。もし王太子殿下に見初められれば、あなたも王妃様になれるかもしれないわよ」
そう言ってクスクス笑っているお母様。
「姉上が王妃様か。それはすごい」
ヴァンまで、お母様の話しに乗っかっている。でもね、たとえヒューゴ様の正室になったとしても、決して幸せにはなれないのよ。そう言いたいが、もちろん言える訳がない。
「お母様、私はお父様とお母様の様に、お互いを尊重し合い、お互いだけを愛し合う夫婦になりたいのです。王族はこの国唯一の一夫多妻制でしょう。私、王族とは結婚したくはないわ…」
誰かと夫を共有するなんて、今思えばとてもじゃないけれど耐えられない。それなのにあの時の私は、本当にバカだった。正室になれば、私だけを愛してくれると信じて疑わなかった。そもそも王族は、側室を持つ決まりがあるのに。その為、王族から正式に貴族に結婚を申し込むことはない。
「マリア、ごめんね。あなたがそんな風に思っているなんて知らなかったわ。そうね、王族と結婚するという事は、ずっと他の女性と夫を共有するという事だものね。そんなのは嫌よね」
そう言うと、私を抱きしめてくれたお母様。
「姉上も母上も、そんな先の話しを真剣にしなくてもよいのではないですか?そもそも、姉上はまだ貴族学院にも入学していないのですから」
そう言って笑うのは、ヴァンだ。確かに今はまだ未来の話し。今ならまだなんとでもなる。なぜだか分からないが、14歳に戻れたのだ。今度こそ、絶対に幸せになって見せるんだから!
49
お気に入りに追加
4,589
あなたにおすすめの小説
挙式後すぐに離婚届を手渡された私は、この結婚は予め捨てられることが確定していた事実を知らされました
結城芙由奈
恋愛
【結婚した日に、「君にこれを預けておく」と離婚届を手渡されました】
今日、私は子供の頃からずっと大好きだった人と結婚した。しかし、式の後に絶望的な事を彼に言われた。
「ごめん、本当は君とは結婚したくなかったんだ。これを預けておくから、その気になったら提出してくれ」
そう言って手渡されたのは何と離婚届けだった。
そしてどこまでも冷たい態度の夫の行動に傷つけられていく私。
けれどその裏には私の知らない、ある深い事情が隠されていた。
その真意を知った時、私は―。
※暫く鬱展開が続きます
※他サイトでも投稿中
家出した伯爵令嬢【完結済】
弓立歩
恋愛
薬学に長けた家に生まれた伯爵令嬢のカノン。病弱だった第2王子との7年の婚約の結果は何と婚約破棄だった!これまでの尽力に対して、実家も含めあまりにもつらい仕打ちにとうとうカノンは家を出る決意をする。
番外編において暴力的なシーン等もありますので一応R15が付いています
6/21完結。今後の更新は予定しておりません。また、本編は60000字と少しで柔らかい表現で出来ております
お飾りの側妃ですね?わかりました。どうぞ私のことは放っといてください!
水川サキ
恋愛
クオーツ伯爵家の長女アクアは17歳のとき、王宮に側妃として迎えられる。
シルバークリス王国の新しい王シエルは戦闘能力がずば抜けており、戦の神(野蛮な王)と呼ばれている男。
緊張しながら迎えた謁見の日。
シエルから言われた。
「俺がお前を愛することはない」
ああ、そうですか。
結構です。
白い結婚大歓迎!
私もあなたを愛するつもりなど毛頭ありません。
私はただ王宮でひっそり楽しく過ごしたいだけなのです。
私のことが大嫌いらしい婚約者に婚約破棄を告げてみた結果。
夢風 月
恋愛
カルディア王国公爵家令嬢シャルロットには7歳の時から婚約者がいたが、何故かその相手である第二王子から酷く嫌われていた。
顔を合わせれば睨まれ、嫌味を言われ、周囲の貴族達からは哀れみの目を向けられる日々。
我慢の限界を迎えたシャルロットは、両親と国王を脅……説得して、自分たちの婚約を解消させた。
そしてパーティーにて、いつものように冷たい態度をとる婚約者にこう言い放つ。
「私と殿下の婚約は解消されました。今までありがとうございました!」
そうして笑顔でパーティー会場を後にしたシャルロットだったが……次の日から何故か婚約を解消したはずのキースが家に押しかけてくるようになった。
「なんで今更元婚約者の私に会いに来るんですか!?」
「……好きだからだ」
「……はい?」
いろんな意味でたくましい公爵令嬢と、不器用すぎる王子との恋物語──。
※タグをよくご確認ください※
愛する貴方の愛する彼女の愛する人から愛されています
秘密 (秘翠ミツキ)
恋愛
「ユスティーナ様、ごめんなさい。今日はレナードとお茶をしたい気分だからお借りしますね」
先に彼とお茶の約束していたのは私なのに……。
「ジュディットがどうしても二人きりが良いと聞かなくてな」「すまない」貴方はそう言って、婚約者の私ではなく、何時も彼女を優先させる。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
公爵令嬢のユスティーナには愛する婚約者の第二王子であるレナードがいる。
だがレナードには、恋慕する女性がいた。その女性は侯爵令嬢のジュディット。絶世の美女と呼ばれている彼女は、彼の兄である王太子のヴォルフラムの婚約者だった。
そんなジュディットは、事ある事にレナードの元を訪れてはユスティーナとレナードとの仲を邪魔してくる。だがレナードは彼女を諌めるどころか、彼女を庇い彼女を何時も優先させる。例えユスティーナがレナードと先に約束をしていたとしても、ジュディットが一言言えば彼は彼女の言いなりだ。だがそんなジュディットは、実は自分の婚約者のヴォルフラムにぞっこんだった。だがしかし、ヴォルフラムはジュディットに全く関心がないようで、相手にされていない。どうやらヴォルフラムにも別に想う女性がいるようで……。
側妃、で御座いますか?承知いたしました、ただし条件があります。
とうや
恋愛
「私はシャーロットを妻にしようと思う。君は側妃になってくれ」
成婚の儀を迎える半年前。王太子セオドアは、15年も婚約者だったエマにそう言った。微笑んだままのエマ・シーグローブ公爵令嬢と、驚きの余り硬直する近衛騎士ケイレブ・シェパード。幼馴染だった3人の関係は、シャーロットという少女によって崩れた。
「側妃、で御座いますか?承知いたしました、ただし条件があります」
********************************************
ATTENTION
********************************************
*世界軸は『側近候補を外されて覚醒したら〜』あたりの、なんちゃってヨーロッパ風。魔法はあるけれど魔王もいないし神様も遠い存在。そんなご都合主義で設定うすうすの世界です。
*いつものような残酷な表現はありませんが、倫理観に難ありで軽い胸糞です。タグを良くご覧ください。
*R-15は保険です。
余命わずかな私は家族にとって邪魔なので死を選びますが、どうか気にしないでくださいね?
日々埋没。
恋愛
昔から病弱だった侯爵令嬢のカミラは、そのせいで婚約者からは婚約破棄をされ、世継ぎどころか貴族の長女として何の義務も果たせない自分は役立たずだと思い悩んでいた。
しかし寝たきり生活を送るカミラが出来ることといえば、家の恥である彼女を疎んでいるであろう家族のために自らの死を願うことだった。
そんなある日願いが通じたのか、突然の熱病で静かに息を引き取ったカミラ。
彼女の意識が途切れる最後の瞬間、これで残された家族は皆喜んでくれるだろう……と思いきや、ある男性のおかげでカミラに新たな人生が始まり――!?
【完結】お姉様の婚約者
七瀬菜々
恋愛
姉が失踪した。それは結婚式当日の朝のことだった。
残された私は家族のため、ひいては祖国のため、姉の婚約者と結婚した。
サイズの合わない純白のドレスを身に纏い、すまないと啜り泣く父に手を引かれ、困惑と同情と侮蔑の視線が交差するバージンロードを歩き、彼の手を取る。
誰が見ても哀れで、惨めで、不幸な結婚。
けれど私の心は晴れやかだった。
だって、ずっと片思いを続けていた人の隣に立てるのだから。
ーーーーーそう、だから私は、誰がなんと言おうと、シアワセだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる