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第23話:どうやら解決した様です
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お義母様の爆発とルーク様の発言で、完全に黙り込んでしまったファミア王女。
「父上、確かにファミアは我が儘すぎる。さらに今回は法を犯すと言うあるまじき行動を起こした事を考えると、厳罰が望ましいかと思うのですが」
「ディオの言う通りだな。ファミア、お前は今回重大な罪を犯した。お前の罪が確定するまで、部屋で反省していろ!セリーナ嬢、ファミアが本当にすまなかった。王宮治癒師の話は無かった事で頼む。ただ、君が王宮治癒師になりたいと言うなら、それ相応の対応はさせてもらうが」
そう言ってくれた陛下。
「ありがとうございます、陛下。でも私はルーク様と共に生きて行きたいと思っております。ですので、王宮治癒師にはなれません。申し訳ございません」
そう言って頭を下げた。
「頭を上げてくれ、セリーナ嬢。君がそう言うなら私は構わん。とにかく君が一番の被害者だ!ファミアの処分に関しても、君の意見を最優先させてもらうから、そのつもりでいて欲しい。皆の者も、それでいいな」
「「「はい、問題ありません」」」
陛下の言葉に賛同した他の貴族たち。それにしても、私の意見で王女様が裁かれるなんて、なんだか責任重大ね。
「ふざけないでよ!どうして私がこんな伯爵令嬢ごときに裁かれないといけないのよ!そもそも、あんたさえいなければ、ルークは私のものだったのに!あんたなんて、消えてしまえ!“炎”」
怒り狂ったファミア王女が、私目掛けて攻撃魔法でもある炎を放った。広いとはいえ沢山の貴族や王族がいる会議室で炎を放つなんて。そもそも、私は炎を回避する術を知らない。
凄い勢いで私に向かって放たれた炎!もうダメ、そう思った時だった!
側に居たルーク様に抱きしめられた。さらに
「バリア&リターン!」
ルーク様が防御魔法を掛けたのだ。その瞬間、炎はバリアにぶつかり、そのままUターンしてファミア王女の元へと戻って行った。
「キャー、熱い!誰か何とかして!!!」
大声で叫ぶファミア王女。
誰かが魔法で水を出した様で、ファミア王女に襲い掛かった炎は消えた。でも、ドレスも焼けてしまい、美しい金髪もチリチリだ。さらにあちこち火傷をしている。
これは大変。
「ファミア王女様、大丈夫ですか?すぐに治療しますね“ヒール”」
ファミア王女に駆け寄ると、急いで治癒魔法を掛けた。見る見る火傷がきれいに治って行く。髪も美しい金髪に戻った。でも…
「誰か、王女様に羽織るものを持ってきてください」
火傷が奇麗になった分、ドレスが焼けてしまったので美しい肌が露出している。
「どうして私に治療なんかしたのよ!私はあなたに、あんなにも酷い事をしたのよ!それなのに、どうして…」
私を睨みつけ、そう叫んだファミア王女。
「私は治癒師です。治癒師は目の前で怪我をしている人や病気で苦しんでいる人がいれば、どんな人でも治療します。それが、私達治癒師の仕事なのです!」
そう、治癒師は怪我や病気を治す事が仕事だ。たとえどんなに相手が憎くても、それとこれとは話は別なのだ。
その時だった。
「これを使って!」
そう言ってストールと渡してくれたのは、王太子妃様だ。
「ビアンカ、あなたまでどうして?」
「私はただ、セリーナ嬢を見ていたら、手を貸したくなっただけですわ。それに、嫁入り前の女性が、大勢の前で肌を晒すのはどうかと思いましたし…」
そう言って微笑んだ王太子妃様。
なぜか周りから拍手が沸き上がった。
「ファミア、とにかくお前は部屋に戻れ!」
メイドたちに連れられて、ストールを巻いたファミア様が部屋から出て行った。
「皆の者、本当にファミアがすまなかった。それからセリーナ嬢、君は治癒師としても本当に素晴らしいよ。あんなに酷い事をしたファミアに何のためらいもなく治癒魔法を掛けたんだ。セリーナ嬢、ぜひ治癒師を続けて欲しい。今大病院の改革をやっていてね、良かったらそこで働いてもらえないだろうか?もちろん、強制ではないから、ルークと相談して決めてもらったらいいよ」
「ありがとうございます、陛下。前向きに検討させて頂きます」
私の言葉に満足そうに頷いた陛下。
「セリーナ様、先日は父を助けて頂いたとの事で、ありがとうございます。もしよろしければ、今度王宮に遊びに来て下さい。あなたとなら、良きお友達になれそうですわ」
そう言ったのは、王太子様に肩を抱かれた王太子妃様だ!隣にはシャディソン公爵もいる。
「こちらこそ、今回の件、本当にありがとうございました。あの時シャディソン公爵がいらっしゃってくれなかったら、今頃泣き寝入りをしているところでしたわ」
シャディソン公爵が色々と証拠を集めてくれたおかげで、こうやってルーク様との婚約を継続できるのだ。感謝してもしきれないくらいだ。
「シャディソン公爵、僕からもお礼を言わせてください。今回の件、あなたが居なかったら、ファミア王女を断罪する事は出来ませんでした。本当にありがとうございました」
深々と頭を下げるルーク様。
「いいや、こちらこそ、ファミア王女には手を焼いていたからね。正直半分は娘の為でもあったんだ。だから気にしないでくれ。ビアンカも随分とセリーナ嬢を気に入った様だし、また仲良くしてやって欲しい。それでは、私はこれで」
そう言って帰って行ったシャディソン公爵。
「僕達も帰ろうか。それじゃあ、ディオ、ビアンカ妃、これで失礼するよ」
「ルーク、色々と妹が迷惑を掛けて悪かったな。またセリーナ嬢を連れて遊びに来てくれ。ビアンカと一緒に待っているから」
手を振って見送ってくれる王太子様と王太子妃様に手を振り返し、ルーク様と一緒に部屋を出た。馬車に乗り込むと、ホッとしたのか急に眠気が襲って来た。
眠い…でも寝ちゃダメ…治癒魔法を掛ければ眠気が…
結局治癒魔法を掛ける前に、夢の世界に旅立ったセリーナであった。
※次回最終話です。
よろしくお願いしますm(__)m
「父上、確かにファミアは我が儘すぎる。さらに今回は法を犯すと言うあるまじき行動を起こした事を考えると、厳罰が望ましいかと思うのですが」
「ディオの言う通りだな。ファミア、お前は今回重大な罪を犯した。お前の罪が確定するまで、部屋で反省していろ!セリーナ嬢、ファミアが本当にすまなかった。王宮治癒師の話は無かった事で頼む。ただ、君が王宮治癒師になりたいと言うなら、それ相応の対応はさせてもらうが」
そう言ってくれた陛下。
「ありがとうございます、陛下。でも私はルーク様と共に生きて行きたいと思っております。ですので、王宮治癒師にはなれません。申し訳ございません」
そう言って頭を下げた。
「頭を上げてくれ、セリーナ嬢。君がそう言うなら私は構わん。とにかく君が一番の被害者だ!ファミアの処分に関しても、君の意見を最優先させてもらうから、そのつもりでいて欲しい。皆の者も、それでいいな」
「「「はい、問題ありません」」」
陛下の言葉に賛同した他の貴族たち。それにしても、私の意見で王女様が裁かれるなんて、なんだか責任重大ね。
「ふざけないでよ!どうして私がこんな伯爵令嬢ごときに裁かれないといけないのよ!そもそも、あんたさえいなければ、ルークは私のものだったのに!あんたなんて、消えてしまえ!“炎”」
怒り狂ったファミア王女が、私目掛けて攻撃魔法でもある炎を放った。広いとはいえ沢山の貴族や王族がいる会議室で炎を放つなんて。そもそも、私は炎を回避する術を知らない。
凄い勢いで私に向かって放たれた炎!もうダメ、そう思った時だった!
側に居たルーク様に抱きしめられた。さらに
「バリア&リターン!」
ルーク様が防御魔法を掛けたのだ。その瞬間、炎はバリアにぶつかり、そのままUターンしてファミア王女の元へと戻って行った。
「キャー、熱い!誰か何とかして!!!」
大声で叫ぶファミア王女。
誰かが魔法で水を出した様で、ファミア王女に襲い掛かった炎は消えた。でも、ドレスも焼けてしまい、美しい金髪もチリチリだ。さらにあちこち火傷をしている。
これは大変。
「ファミア王女様、大丈夫ですか?すぐに治療しますね“ヒール”」
ファミア王女に駆け寄ると、急いで治癒魔法を掛けた。見る見る火傷がきれいに治って行く。髪も美しい金髪に戻った。でも…
「誰か、王女様に羽織るものを持ってきてください」
火傷が奇麗になった分、ドレスが焼けてしまったので美しい肌が露出している。
「どうして私に治療なんかしたのよ!私はあなたに、あんなにも酷い事をしたのよ!それなのに、どうして…」
私を睨みつけ、そう叫んだファミア王女。
「私は治癒師です。治癒師は目の前で怪我をしている人や病気で苦しんでいる人がいれば、どんな人でも治療します。それが、私達治癒師の仕事なのです!」
そう、治癒師は怪我や病気を治す事が仕事だ。たとえどんなに相手が憎くても、それとこれとは話は別なのだ。
その時だった。
「これを使って!」
そう言ってストールと渡してくれたのは、王太子妃様だ。
「ビアンカ、あなたまでどうして?」
「私はただ、セリーナ嬢を見ていたら、手を貸したくなっただけですわ。それに、嫁入り前の女性が、大勢の前で肌を晒すのはどうかと思いましたし…」
そう言って微笑んだ王太子妃様。
なぜか周りから拍手が沸き上がった。
「ファミア、とにかくお前は部屋に戻れ!」
メイドたちに連れられて、ストールを巻いたファミア様が部屋から出て行った。
「皆の者、本当にファミアがすまなかった。それからセリーナ嬢、君は治癒師としても本当に素晴らしいよ。あんなに酷い事をしたファミアに何のためらいもなく治癒魔法を掛けたんだ。セリーナ嬢、ぜひ治癒師を続けて欲しい。今大病院の改革をやっていてね、良かったらそこで働いてもらえないだろうか?もちろん、強制ではないから、ルークと相談して決めてもらったらいいよ」
「ありがとうございます、陛下。前向きに検討させて頂きます」
私の言葉に満足そうに頷いた陛下。
「セリーナ様、先日は父を助けて頂いたとの事で、ありがとうございます。もしよろしければ、今度王宮に遊びに来て下さい。あなたとなら、良きお友達になれそうですわ」
そう言ったのは、王太子様に肩を抱かれた王太子妃様だ!隣にはシャディソン公爵もいる。
「こちらこそ、今回の件、本当にありがとうございました。あの時シャディソン公爵がいらっしゃってくれなかったら、今頃泣き寝入りをしているところでしたわ」
シャディソン公爵が色々と証拠を集めてくれたおかげで、こうやってルーク様との婚約を継続できるのだ。感謝してもしきれないくらいだ。
「シャディソン公爵、僕からもお礼を言わせてください。今回の件、あなたが居なかったら、ファミア王女を断罪する事は出来ませんでした。本当にありがとうございました」
深々と頭を下げるルーク様。
「いいや、こちらこそ、ファミア王女には手を焼いていたからね。正直半分は娘の為でもあったんだ。だから気にしないでくれ。ビアンカも随分とセリーナ嬢を気に入った様だし、また仲良くしてやって欲しい。それでは、私はこれで」
そう言って帰って行ったシャディソン公爵。
「僕達も帰ろうか。それじゃあ、ディオ、ビアンカ妃、これで失礼するよ」
「ルーク、色々と妹が迷惑を掛けて悪かったな。またセリーナ嬢を連れて遊びに来てくれ。ビアンカと一緒に待っているから」
手を振って見送ってくれる王太子様と王太子妃様に手を振り返し、ルーク様と一緒に部屋を出た。馬車に乗り込むと、ホッとしたのか急に眠気が襲って来た。
眠い…でも寝ちゃダメ…治癒魔法を掛ければ眠気が…
結局治癒魔法を掛ける前に、夢の世界に旅立ったセリーナであった。
※次回最終話です。
よろしくお願いしますm(__)m
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