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キャノンボール編
依頼と競技
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「内容の割に高額な報酬を見て『何か裏がある』と、ほとんどの冒険者は依頼を受けないでしょう。その中で依頼を受ける冒険者は二つに分かれます。何の意図も感じ取れない馬鹿な冒険者。そしてどんな裏があろうと自分達なら解決できるという冒険者です」
「もちろん私達が望むのは後者、そして武力でも知略でも手段を問わず依頼を解決してしまう実力者です」
老夫婦は言う。さらにライトヒースが付け加えた。
「つまり俺様を圧倒するような野郎を探してた、ってわけだ」
「つまり本当の依頼はあるけど、正規の方法で依頼する事ができない。そういう事でしょうか?」
「そういうこった」
「ではそちらの依頼はお断りして、今回の報酬だけいただく事にしますね」
「待てよ、まずは話だけでも聞け。報酬はさらに弾むぜ」
「待って、それ以上の話はしないでください。話を聞いた後で断ったら口封じ、なんて事になるのも困ります」
「聞け!! 別にそんな危険な話じゃねぇーよ!!」
「あっーあっー!! 聞こえません!! 聞こえませぇぇぇーん!!」
そんな俺達を差し置いて話を進めるリアーナとロザリンド。
「依頼したい内容は違法という事でしょうか? もしくはそれに類するような、倫理に反するような依頼……もちろんそのような依頼をお受けする事はありません」
「いえ、少しの情報も漏らすわけにはいかないのです。依頼の内容を聞いた後に断る事も可能ですが、その際の内容は秘密にしていただきたい。その辺りは救国の小女神と呼ばれる方々を信じていますが」
リアーナとロザリンドは顔を見合わせた。そして……
『王国縦横断収集競争』
それは不定期に開催される王国全土を舞台にした巨大イベントである。王国主体で行われる。
俺の前世に比べれば、この世界の娯楽は圧倒的に少ない。その中で国民の大きな息抜きとして開催されるのがこのイベントだ。そのルール。
王国内に複数のチェックポイントが設置され、その場所に固有の物品がある。
チェックポイントに到着すると訪れた証を得る事ができる。
物品数には上限があり、先着順で受け取る事ができる。
全てのチェックポイントに立ち寄り、全ての種類の物品を集め王都へと戻る。
個人、またはパーティーで参加し、誰が一番最初に王都へと戻るのか、それを競うレースなのである。
細かな規則で言えば、物品数に上限があるので必ず参加者同士で奪い合いとなる。その際に殺傷、または悪意を持ち大怪我を負わせた場合は失格、さらに罪も問われる。
パーティー参加の場合は、パーティーの人数に上限がある。そんなトコか。
レースで優勝すれば、賞金を貰えるが大した金額ではない。栄誉に重きを置いているからだ。
ただこれはこの世界の数少ない娯楽、国民全体が参加できる巨大イベント。プレイヤーとして参加する事ができるのと同時に、参加者の順位を予想して金銭を掛ける事ができるのだ。
つまり王国中を巻き込む公的な巨大ギャンブル。信じられない程の巨額のお金が動く。もちろん王国が主体で行うのだ、不正などの監視は恐ろしく厳しい。
「私達にその競技に参加して、優勝して欲しいと」
自分達は女神の微笑みに大金を掛けて、儲けよう。そして儲けの一部をやるから頑張れ……なんて簡単な話であるわけがない。
俺は言葉を続ける。
「その中で私達に何をやらせたいのでしょうか?」
一瞬、驚いた表情を浮かべる老夫婦。ライトヒースは笑みを浮かべた。
「さすが救国の小女神だ。話が早ぇな」
「単純に実力だけを知り、私達にお金を掛ける。それだけなら最初の依頼だけで充分です。つまり『参加者だけができる何か』が目的ですよね?」
「光剣と銀翼ってパーティーは知って……おいおい、とんでもない顔してんな」
「この世で一番嫌いな男がいますので」
「トラコス・アンア・コストラだろ。ある程度の情報は聞いているぜ」
こいつら『アンア』の名前を出してきたか……それを知っているという事は、コイツ等も身分の高い地位だ。
「トラコスを事故に見せかけて半殺しにする依頼なら受けますけど」
「とんでもない事を言い出すな、お前は……だがそんなにも遠くねぇ。トラコスが競技に参加するらしいんだが、その『優勝だけは絶対に阻止』して欲しいって話だ」
老夫婦が事情を説明する。
今回の競技は先の短い王を楽しませる最後のイベント。近いうちに王は死ぬ。確かヒセラも言ってたな。その後の王位継承もスムーズに済む予定だった。
だがトラコスの存在が一部に露見してしまった。身分の真偽はさて置き、その存在に目を付けた権力者が現れ、トラコスを祭り上げる。そして王の死後、競技に優勝した栄誉と共に王位継承に名乗り上げるつもりらしいのだ。
それを阻止して欲しいとの依頼。
単なる娯楽競技に王位継承問題が絡み、不測の事態も起こり得る。その為に実力のある参加者が必要なのである。
つまり依頼は優勝できるならそれで良い、ダメならトラコスの優勝だけは絶対に阻止するという内容だった。もちろんライトヒース達は第二、第三の方法も考えているだろうけどな。
そして俺達は依頼を受ける事にした。だって間違ってトラコスが国王なんかになったら国が亡ぶ。それに……この依頼の裏にはまだ何かあるような気がするぜ。
★★★
そしてエルフの町へと戻ると。
「シノブ様、お客様がお見えです」
と、ホーリー。
お店の応接間にいたのは栗色の髪と緑掛かった瞳の女性。ニーナの妹であるヒセラだ。
「シノブさん、近々『王国縦横断収集競争』が開催されます。それに参加して優勝していただきたいのです」
それは依頼の話だった。
「えっと、それはトラコスのクソバカウンコ野郎が参加するからですか?」
「クソバカウン……いえ、それよりその話は何処から……」
「冒険者として依頼を受けました。守秘義務がありますので……とは言え、秘密なのは依頼主と依頼内容ですので……ライトヒース。この名前を調べてみてください」
正式な依頼主は老夫婦であり、ライトヒースではない。グレーゾーンを突いてみる。まぁ、それも偽名である可能性が高いけどな。
「では今回の競技に王位継承問題が絡んでいるのもご存じなんでしょうね」
「……」
無言の肯定。
「トラコスが優勝すれば、王位継承に少ないながら混乱が生まれるでしょう」
「ヒセラさん。私はニーナさんに何度も助けられていますし、できる事なら力になるつもりです。問題はトラコスの事ではないんですよね?」
ヒセラが言うように『王位継承に少ないながら混乱が生まれる』なら放って置けばいい。問題は『少ない』んだから。俺の所に来る理由にはならない。
つまり重要なのは王継承問題にニーナとヒセラも関わっているという事なのだろう。
「……ニーナは……姉は私から見ても誠実な人間だと思っています。彼女こそ王国の中心部にいるべきなのです。その為にはどうしてもシノブさんの力が必要です」
「それはニーナさんの依頼という事ですか?」
「いいえ、これは私個人の依頼です。彼女は何も知りませんし、シノブさんを権力争いの駒にする事を良しとしないでしょう。逆に怒るでしょうね」
困ったようにヒセラは笑い、言葉を続ける。
「私がお願いしたいのは競技で優勝して欲しいのです」
この先、どうなるか……何となくの予感はある。けど……まぁ、避けては通れないよなぁ……俺自身の問題は……
「もちろん私達が望むのは後者、そして武力でも知略でも手段を問わず依頼を解決してしまう実力者です」
老夫婦は言う。さらにライトヒースが付け加えた。
「つまり俺様を圧倒するような野郎を探してた、ってわけだ」
「つまり本当の依頼はあるけど、正規の方法で依頼する事ができない。そういう事でしょうか?」
「そういうこった」
「ではそちらの依頼はお断りして、今回の報酬だけいただく事にしますね」
「待てよ、まずは話だけでも聞け。報酬はさらに弾むぜ」
「待って、それ以上の話はしないでください。話を聞いた後で断ったら口封じ、なんて事になるのも困ります」
「聞け!! 別にそんな危険な話じゃねぇーよ!!」
「あっーあっー!! 聞こえません!! 聞こえませぇぇぇーん!!」
そんな俺達を差し置いて話を進めるリアーナとロザリンド。
「依頼したい内容は違法という事でしょうか? もしくはそれに類するような、倫理に反するような依頼……もちろんそのような依頼をお受けする事はありません」
「いえ、少しの情報も漏らすわけにはいかないのです。依頼の内容を聞いた後に断る事も可能ですが、その際の内容は秘密にしていただきたい。その辺りは救国の小女神と呼ばれる方々を信じていますが」
リアーナとロザリンドは顔を見合わせた。そして……
『王国縦横断収集競争』
それは不定期に開催される王国全土を舞台にした巨大イベントである。王国主体で行われる。
俺の前世に比べれば、この世界の娯楽は圧倒的に少ない。その中で国民の大きな息抜きとして開催されるのがこのイベントだ。そのルール。
王国内に複数のチェックポイントが設置され、その場所に固有の物品がある。
チェックポイントに到着すると訪れた証を得る事ができる。
物品数には上限があり、先着順で受け取る事ができる。
全てのチェックポイントに立ち寄り、全ての種類の物品を集め王都へと戻る。
個人、またはパーティーで参加し、誰が一番最初に王都へと戻るのか、それを競うレースなのである。
細かな規則で言えば、物品数に上限があるので必ず参加者同士で奪い合いとなる。その際に殺傷、または悪意を持ち大怪我を負わせた場合は失格、さらに罪も問われる。
パーティー参加の場合は、パーティーの人数に上限がある。そんなトコか。
レースで優勝すれば、賞金を貰えるが大した金額ではない。栄誉に重きを置いているからだ。
ただこれはこの世界の数少ない娯楽、国民全体が参加できる巨大イベント。プレイヤーとして参加する事ができるのと同時に、参加者の順位を予想して金銭を掛ける事ができるのだ。
つまり王国中を巻き込む公的な巨大ギャンブル。信じられない程の巨額のお金が動く。もちろん王国が主体で行うのだ、不正などの監視は恐ろしく厳しい。
「私達にその競技に参加して、優勝して欲しいと」
自分達は女神の微笑みに大金を掛けて、儲けよう。そして儲けの一部をやるから頑張れ……なんて簡単な話であるわけがない。
俺は言葉を続ける。
「その中で私達に何をやらせたいのでしょうか?」
一瞬、驚いた表情を浮かべる老夫婦。ライトヒースは笑みを浮かべた。
「さすが救国の小女神だ。話が早ぇな」
「単純に実力だけを知り、私達にお金を掛ける。それだけなら最初の依頼だけで充分です。つまり『参加者だけができる何か』が目的ですよね?」
「光剣と銀翼ってパーティーは知って……おいおい、とんでもない顔してんな」
「この世で一番嫌いな男がいますので」
「トラコス・アンア・コストラだろ。ある程度の情報は聞いているぜ」
こいつら『アンア』の名前を出してきたか……それを知っているという事は、コイツ等も身分の高い地位だ。
「トラコスを事故に見せかけて半殺しにする依頼なら受けますけど」
「とんでもない事を言い出すな、お前は……だがそんなにも遠くねぇ。トラコスが競技に参加するらしいんだが、その『優勝だけは絶対に阻止』して欲しいって話だ」
老夫婦が事情を説明する。
今回の競技は先の短い王を楽しませる最後のイベント。近いうちに王は死ぬ。確かヒセラも言ってたな。その後の王位継承もスムーズに済む予定だった。
だがトラコスの存在が一部に露見してしまった。身分の真偽はさて置き、その存在に目を付けた権力者が現れ、トラコスを祭り上げる。そして王の死後、競技に優勝した栄誉と共に王位継承に名乗り上げるつもりらしいのだ。
それを阻止して欲しいとの依頼。
単なる娯楽競技に王位継承問題が絡み、不測の事態も起こり得る。その為に実力のある参加者が必要なのである。
つまり依頼は優勝できるならそれで良い、ダメならトラコスの優勝だけは絶対に阻止するという内容だった。もちろんライトヒース達は第二、第三の方法も考えているだろうけどな。
そして俺達は依頼を受ける事にした。だって間違ってトラコスが国王なんかになったら国が亡ぶ。それに……この依頼の裏にはまだ何かあるような気がするぜ。
★★★
そしてエルフの町へと戻ると。
「シノブ様、お客様がお見えです」
と、ホーリー。
お店の応接間にいたのは栗色の髪と緑掛かった瞳の女性。ニーナの妹であるヒセラだ。
「シノブさん、近々『王国縦横断収集競争』が開催されます。それに参加して優勝していただきたいのです」
それは依頼の話だった。
「えっと、それはトラコスのクソバカウンコ野郎が参加するからですか?」
「クソバカウン……いえ、それよりその話は何処から……」
「冒険者として依頼を受けました。守秘義務がありますので……とは言え、秘密なのは依頼主と依頼内容ですので……ライトヒース。この名前を調べてみてください」
正式な依頼主は老夫婦であり、ライトヒースではない。グレーゾーンを突いてみる。まぁ、それも偽名である可能性が高いけどな。
「では今回の競技に王位継承問題が絡んでいるのもご存じなんでしょうね」
「……」
無言の肯定。
「トラコスが優勝すれば、王位継承に少ないながら混乱が生まれるでしょう」
「ヒセラさん。私はニーナさんに何度も助けられていますし、できる事なら力になるつもりです。問題はトラコスの事ではないんですよね?」
ヒセラが言うように『王位継承に少ないながら混乱が生まれる』なら放って置けばいい。問題は『少ない』んだから。俺の所に来る理由にはならない。
つまり重要なのは王継承問題にニーナとヒセラも関わっているという事なのだろう。
「……ニーナは……姉は私から見ても誠実な人間だと思っています。彼女こそ王国の中心部にいるべきなのです。その為にはどうしてもシノブさんの力が必要です」
「それはニーナさんの依頼という事ですか?」
「いいえ、これは私個人の依頼です。彼女は何も知りませんし、シノブさんを権力争いの駒にする事を良しとしないでしょう。逆に怒るでしょうね」
困ったようにヒセラは笑い、言葉を続ける。
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