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王立学校編
二回戦と屈辱的な負け方
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「レイラ、弓上手いじゃない」
「これでもエルフですから。私が落ち着いた状態で、止まった相手になら当てられます」
「ベリーもお疲れ様」
「これでも魔法使いですから。僕が落ち着いた状態で、止まった相手になら当てられます」
「何で私の真似を……」
「二人のおかげで完勝だよ」
「良かったです!!……ん? リアーナちゃん?」
「どうした? 急な生理?」
「死ね」
俺はタックルベリーをブン殴る。
「リアーナ、気にするな。少しだけ時間を置いて、また話せばいい」
「……そうだね」
ポルトの言葉にリアーナは頷く。
「さて。リアーナも気持ちを切り替えて。次は二回戦だよ」
明日の二回戦、その対戦相手。予想通りディン達である。
★★★
二回戦。場所は巨大な洞窟。
湿気を感じる洞窟内に光源は無い。しかも足場が悪く場所により高低差がある。足を滑らせて転がり落ちるなんて危険もあり、移動時には特に気を付けないと。
そんな暗がりで頼りになるのはタックルベリーの魔法のみ。発光する球体が頭上に浮いている。
「さて。二回戦だけど……リアーナ、怒ってるねぇ~」
「当たり前だよ!!」
光源があるとはいえ薄暗い洞窟内。さらに鉄仮面で表情は分からないが長い付き合いだ。雰囲気で分かる。
「だってマルカちゃん達を馬鹿にしたんだよ!!」
「そのビキニアーマーも馬鹿にしてたもんな。ああ、もちろん僕は良いと思うぞ」
「やめて!!」
もちろん今回もリアーナはビキニアーマーと鉄仮面とマントである。
「大丈夫。ディンにはこれ以上無い程の屈辱を喰らわしてやるから」
俺はニヤリと笑う。
一回戦後。
ディンはマルカ達を笑った。反撃も、何も出来ず、特別学部以外の生徒が参加しているパーティーに負けた恥知らず。特別学部に在籍する価値の無い生徒達。敗者であるマルカ達は何も言い返さない。拳を握り、ただ黙って言葉を受け入れていた。
ちなみにリアーナのビキニアーマーも馬鹿にしていた。
そのディン達にはもっと屈辱的な負けをプレゼントしてやるぜ。くっくっくっ……
★★★
ここはスピード勝負。相手に先を越されれば別の作戦に移る必要がある。
俺達は洞窟の最深部を目指す。
迷路のように伸びる洞窟内は狭く、武器を振り回すのはもちろん、魔法の使用も危うい。戦える場所ではない。その中で唯一だ。最深部だけ戦闘に充分な空間がある。
交戦をするつもりなら馬鹿なディンでもここを選ぶだろう。
そしてそれは目の前。この狭い通路の先、足場の悪い斜面をかなり下へと降りる。
「みんな足元に気を付けて。特にリアーナ、視界が悪いと思うから」
「だったらこんなカッコさせないで」
「レイラも気を付けろ。ドン臭そうだから」
「そうだけど、ベリー君に言われたくない……」
「シノブ、どうやら先に到着出来たようだぞ」
ディン達より早くそこに到着する。まぁ、俺達は洞窟内も充分に下見をしてある。当然だ。あいつ等、あんまり下見とかしてなさそうだしな。
「じゃあ、レイラ。お願い」
「分かりました」
そしてレイラは魔導書を取り出し魔法の詠唱。得意なわけではないが、そこは王立学校の生徒、魔法も人並み以上に使う事は出来る。
そうして下準備を完了。
「ポルト。模擬戦中なら良いんだよね?」
「ああ。文句は無い」
そしてそのまま待機である。
★★★
おい、いたぞ……下だ。
灯りを着けたままで馬鹿じゃないのか?
どこにいるか丸分かりだ。
このままこっちは闇に紛れて全員一気に行くぞ。
よし、突撃だ!!
……とか言ってんだろうな。
ディン達の会話を想像して、思わず笑ってしまう。
そしてその後の光景を見て、さらに大笑いだ。
「うわぁぁぁぁぁっ!!」
ディン達五人は斜面で足を滑らせて、全員で斜面を転がり落ちて来た。
うわー、ぎゃー、おおー、ぐごぉー、どわー、ゴロゴロゴロゴロッ
「あはっ、あははははっ、ちょ、リアーナ、見てよ。あれ、めっちゃ転がってる!! あははははっ」
「わ、笑っちゃダメだよ、ふっ、ふふふっ」
「はははははっ、腹が、腹が痛ぇ、はひー、予想以上に、き、綺麗にゴロゴロしている!! はははははっ」
しかし自らの魔法で起こった事態にレイラは引く。
レイラの魔法は氷を生み出す魔法。ディン達が下りてくる斜面を凍らせておいたのだ。ポルト的には模擬戦中の罠は許容範囲らしいので使わせてもらった。
そして文字通り、ディン達は足を滑らせた。
「わ、私の魔法で大惨事が……」
「だ、大丈夫だ。こ、これは戦いだから、うひっ」
ポルトも笑いを堪えるので精一杯。
そして俺達の足元まで転がり落ちたディン一派。ウーウー呻いている。
「ほら、最後もレイラがお願い」
「分かりました」
俺の言葉にレイラは頷くと、短剣で五人の頭をポコポコと叩いていく。これが刃のある短剣だったら、ディン達は絶命している。
そう、準決勝である二回戦も俺達の勝ち。
いくつも作戦は用意してあったが、馬鹿の相手は楽で助かるね。
★★★
芸術学部の生徒一人に魔法で嵌められ、芸術学部の生徒一人に五人とも止めを刺される。他の四人は武器さえ抜いていない。
交戦はもちろん、何も出来なかった特別学部の五人組。見せ付けたのは戦いではなく、足を滑らせた後の転がりっぷり。
どうせ一回戦を勝ったのもまぐれだろう。
特別学部には相応しくない、まさに無能。良いのは家柄だけなのか?
王立学校の笑い者、ディン・ロイドエイクとその仲間達。
まさに屈辱的な負け方だろ?
★★★
そんなわけで明日は三回戦。決勝戦である。
ここも予想通り、相手はロザリンドのパーティー。
俺もロザリンドの一回戦と二回戦を見たが……こりゃ、強ぇや。
ロザリンド自身も強いがパーティーメンバーも強い。しかも個々の戦闘能力だけではなく作戦の立案、実行など、試合前に色々と練っているように感じる。
こっちも色々と案は練っていたが、俺達が勝てる何か決定打的なモノが欲しい。
ポルトにロザリンドの弱点を聞きたいが、さすがに教えてはくれないだろう。
う~ん、何か無いか、何か……寮が一緒なんだから、もっと色々と観察しとけば良かったな。
模擬戦中は互いが接触や妨害をしないように別々の部屋が与えられていた。
……ん?
ふと、寮の部屋の様子を思い出す。ロザリンドのヌイグルミが溢れている。ベッドの中にも机の上にも。その机の上……ヌイグルミとは不釣り合いなゴツイ本。そう……あれは魔導書だ。
確か、ロザリンドは刀主体のはず。基本的に使う魔法は身体能力強化の魔法だけ。その継続力に魔力全てを使い、刀技で相手と戦うものと思っていた。実際に一回戦も二回戦もそうだった。
だったら、あの魔導書は何だ?
もしかして……ロザリンドも……魔法を使うのか?
それを模擬戦の切り札として隠し持っているんじゃ……いや、違う。普段の授業から判断するに魔法ならリアーナの方が上だ。切り札が必要な相手は、最大の障害であるリアーナ。そのリアーナ相手に魔法を切り札とするわけが無い。
俺がロザリンドだったなら……刀を使った戦いに絶対の自信がある俺。そこで魔法を覚えようとするなら、どんな理由で……
魔法の継続には大まかに分けて二通りある。
魔法を発動し、術者の意思で継続する魔法。火球や氷矢を撃つなどの攻撃魔法、傷や体力の回復魔法等々。
もう一つが魔法を発動すれば、術者の意思を離れて効果が継続するもの。身体能力強化や、罠のように条件を受けて発動するもの等々。
武器攻撃に合わせるなら前者の攻撃魔法の方が合いそうだが、それは難しい。魔法の継続や制御には集中力が必要だからだ。魔法を制御しつつ武器を使った二重攻撃は現時点のロザリンドでは出来ないはず。
では、後者の魔法でロザリンドが攻撃に使えそうなのは……
……分からん。選択肢が多過ぎるんだよ。とりあえずリアーナと相談してみるか。
しかしリアーナと一緒に考えても何も思い付かない。そのまま決勝である三回戦に突入するのであった。
「これでもエルフですから。私が落ち着いた状態で、止まった相手になら当てられます」
「ベリーもお疲れ様」
「これでも魔法使いですから。僕が落ち着いた状態で、止まった相手になら当てられます」
「何で私の真似を……」
「二人のおかげで完勝だよ」
「良かったです!!……ん? リアーナちゃん?」
「どうした? 急な生理?」
「死ね」
俺はタックルベリーをブン殴る。
「リアーナ、気にするな。少しだけ時間を置いて、また話せばいい」
「……そうだね」
ポルトの言葉にリアーナは頷く。
「さて。リアーナも気持ちを切り替えて。次は二回戦だよ」
明日の二回戦、その対戦相手。予想通りディン達である。
★★★
二回戦。場所は巨大な洞窟。
湿気を感じる洞窟内に光源は無い。しかも足場が悪く場所により高低差がある。足を滑らせて転がり落ちるなんて危険もあり、移動時には特に気を付けないと。
そんな暗がりで頼りになるのはタックルベリーの魔法のみ。発光する球体が頭上に浮いている。
「さて。二回戦だけど……リアーナ、怒ってるねぇ~」
「当たり前だよ!!」
光源があるとはいえ薄暗い洞窟内。さらに鉄仮面で表情は分からないが長い付き合いだ。雰囲気で分かる。
「だってマルカちゃん達を馬鹿にしたんだよ!!」
「そのビキニアーマーも馬鹿にしてたもんな。ああ、もちろん僕は良いと思うぞ」
「やめて!!」
もちろん今回もリアーナはビキニアーマーと鉄仮面とマントである。
「大丈夫。ディンにはこれ以上無い程の屈辱を喰らわしてやるから」
俺はニヤリと笑う。
一回戦後。
ディンはマルカ達を笑った。反撃も、何も出来ず、特別学部以外の生徒が参加しているパーティーに負けた恥知らず。特別学部に在籍する価値の無い生徒達。敗者であるマルカ達は何も言い返さない。拳を握り、ただ黙って言葉を受け入れていた。
ちなみにリアーナのビキニアーマーも馬鹿にしていた。
そのディン達にはもっと屈辱的な負けをプレゼントしてやるぜ。くっくっくっ……
★★★
ここはスピード勝負。相手に先を越されれば別の作戦に移る必要がある。
俺達は洞窟の最深部を目指す。
迷路のように伸びる洞窟内は狭く、武器を振り回すのはもちろん、魔法の使用も危うい。戦える場所ではない。その中で唯一だ。最深部だけ戦闘に充分な空間がある。
交戦をするつもりなら馬鹿なディンでもここを選ぶだろう。
そしてそれは目の前。この狭い通路の先、足場の悪い斜面をかなり下へと降りる。
「みんな足元に気を付けて。特にリアーナ、視界が悪いと思うから」
「だったらこんなカッコさせないで」
「レイラも気を付けろ。ドン臭そうだから」
「そうだけど、ベリー君に言われたくない……」
「シノブ、どうやら先に到着出来たようだぞ」
ディン達より早くそこに到着する。まぁ、俺達は洞窟内も充分に下見をしてある。当然だ。あいつ等、あんまり下見とかしてなさそうだしな。
「じゃあ、レイラ。お願い」
「分かりました」
そしてレイラは魔導書を取り出し魔法の詠唱。得意なわけではないが、そこは王立学校の生徒、魔法も人並み以上に使う事は出来る。
そうして下準備を完了。
「ポルト。模擬戦中なら良いんだよね?」
「ああ。文句は無い」
そしてそのまま待機である。
★★★
おい、いたぞ……下だ。
灯りを着けたままで馬鹿じゃないのか?
どこにいるか丸分かりだ。
このままこっちは闇に紛れて全員一気に行くぞ。
よし、突撃だ!!
……とか言ってんだろうな。
ディン達の会話を想像して、思わず笑ってしまう。
そしてその後の光景を見て、さらに大笑いだ。
「うわぁぁぁぁぁっ!!」
ディン達五人は斜面で足を滑らせて、全員で斜面を転がり落ちて来た。
うわー、ぎゃー、おおー、ぐごぉー、どわー、ゴロゴロゴロゴロッ
「あはっ、あははははっ、ちょ、リアーナ、見てよ。あれ、めっちゃ転がってる!! あははははっ」
「わ、笑っちゃダメだよ、ふっ、ふふふっ」
「はははははっ、腹が、腹が痛ぇ、はひー、予想以上に、き、綺麗にゴロゴロしている!! はははははっ」
しかし自らの魔法で起こった事態にレイラは引く。
レイラの魔法は氷を生み出す魔法。ディン達が下りてくる斜面を凍らせておいたのだ。ポルト的には模擬戦中の罠は許容範囲らしいので使わせてもらった。
そして文字通り、ディン達は足を滑らせた。
「わ、私の魔法で大惨事が……」
「だ、大丈夫だ。こ、これは戦いだから、うひっ」
ポルトも笑いを堪えるので精一杯。
そして俺達の足元まで転がり落ちたディン一派。ウーウー呻いている。
「ほら、最後もレイラがお願い」
「分かりました」
俺の言葉にレイラは頷くと、短剣で五人の頭をポコポコと叩いていく。これが刃のある短剣だったら、ディン達は絶命している。
そう、準決勝である二回戦も俺達の勝ち。
いくつも作戦は用意してあったが、馬鹿の相手は楽で助かるね。
★★★
芸術学部の生徒一人に魔法で嵌められ、芸術学部の生徒一人に五人とも止めを刺される。他の四人は武器さえ抜いていない。
交戦はもちろん、何も出来なかった特別学部の五人組。見せ付けたのは戦いではなく、足を滑らせた後の転がりっぷり。
どうせ一回戦を勝ったのもまぐれだろう。
特別学部には相応しくない、まさに無能。良いのは家柄だけなのか?
王立学校の笑い者、ディン・ロイドエイクとその仲間達。
まさに屈辱的な負け方だろ?
★★★
そんなわけで明日は三回戦。決勝戦である。
ここも予想通り、相手はロザリンドのパーティー。
俺もロザリンドの一回戦と二回戦を見たが……こりゃ、強ぇや。
ロザリンド自身も強いがパーティーメンバーも強い。しかも個々の戦闘能力だけではなく作戦の立案、実行など、試合前に色々と練っているように感じる。
こっちも色々と案は練っていたが、俺達が勝てる何か決定打的なモノが欲しい。
ポルトにロザリンドの弱点を聞きたいが、さすがに教えてはくれないだろう。
う~ん、何か無いか、何か……寮が一緒なんだから、もっと色々と観察しとけば良かったな。
模擬戦中は互いが接触や妨害をしないように別々の部屋が与えられていた。
……ん?
ふと、寮の部屋の様子を思い出す。ロザリンドのヌイグルミが溢れている。ベッドの中にも机の上にも。その机の上……ヌイグルミとは不釣り合いなゴツイ本。そう……あれは魔導書だ。
確か、ロザリンドは刀主体のはず。基本的に使う魔法は身体能力強化の魔法だけ。その継続力に魔力全てを使い、刀技で相手と戦うものと思っていた。実際に一回戦も二回戦もそうだった。
だったら、あの魔導書は何だ?
もしかして……ロザリンドも……魔法を使うのか?
それを模擬戦の切り札として隠し持っているんじゃ……いや、違う。普段の授業から判断するに魔法ならリアーナの方が上だ。切り札が必要な相手は、最大の障害であるリアーナ。そのリアーナ相手に魔法を切り札とするわけが無い。
俺がロザリンドだったなら……刀を使った戦いに絶対の自信がある俺。そこで魔法を覚えようとするなら、どんな理由で……
魔法の継続には大まかに分けて二通りある。
魔法を発動し、術者の意思で継続する魔法。火球や氷矢を撃つなどの攻撃魔法、傷や体力の回復魔法等々。
もう一つが魔法を発動すれば、術者の意思を離れて効果が継続するもの。身体能力強化や、罠のように条件を受けて発動するもの等々。
武器攻撃に合わせるなら前者の攻撃魔法の方が合いそうだが、それは難しい。魔法の継続や制御には集中力が必要だからだ。魔法を制御しつつ武器を使った二重攻撃は現時点のロザリンドでは出来ないはず。
では、後者の魔法でロザリンドが攻撃に使えそうなのは……
……分からん。選択肢が多過ぎるんだよ。とりあえずリアーナと相談してみるか。
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