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武術大会編
開会式
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「さぁ!ついにこの日がやってきたよ!シュゼット帝国学園の大イベント、武術大会!今年も多くの観客と多くの参加者がこの会場を沸かせてくれる!そして!今回も司会進行をするのは学園のアイドル教師、ライム・リエルだよ!みんなよろしくねー!!!」
「ライムちゃーん!!」
「リエルせんせー!!」
武術大会当日。この日は朝から学園内にある大きな闘技場に多くの観客と大会に参加しない生徒たちが観客席を埋め尽くしており、闘技場の中央で飛行魔法を使って空を飛ぶライムに大歓声を上げていた。
「すごい人気」
「本当ね。ライム先生があんなに人気あったなんて初めて知ったわ」
「そうですね。私もこんなに人気があるなんて知りませんでした」
他の生徒たちと一緒に観客席にいる俺とフィエラ、そしてシュヴィーナとセフィリアの四人は、あまりにうるさい周りの声を我慢しながら開会式が始まるのを待っていた。
「でも、わかる気がする。ライム先生は明るいから、見てて元気なりそう」
「確かにそうね。人懐っこそうにも見えるし、あれなら他の生徒や街の人たちに人気なのも頷けるわね」
「噂では、ライム先生を見るために毎年この大会を観にくるやつらもいるらしいぞ。卒業生が多く来るのも同じ理由らしい」
「それはすごいですね」
実際、ライムが教師になってからの武術大会の観客数は年々増加しており、最近ではチケットを買うために朝からチケット販売を依頼している店に列を作るほどだという。
「さて!今年も多くの生徒たちが武術大会に参加してくれたよ!その数はなんと224人!去年よりもさらに多くて、全学年の実力者たちが優勝目指して戦ってくれるわけだね!ただ、やっぱり数が多いから、今年は少し違う様式に変わったよ!」
ライムそう言って指を鳴らすと、中央にあった一つの舞台が二つに分かれ、少し小さめの舞台が出来上がる。
「これまでは、一つの舞台で二日に分けて予選を行っていたけど、今年は二つの舞台で二日に分けて予選を行うよ!そして三日目からの本戦では一つの舞台で決勝までやって、最終日は準決勝と決勝、それと三位決定戦をやるからね!
形式はトーナメント形式で、勝った人は一日に二試合やるよ!つまり、二勝した人が次の日に進めるってわけだ!わかりやすくていいね~!!」
どうやら今年は例年よりも参加人数が多すぎたようで、今回は舞台の数を増やして対応することにしたようだ。
「それじゃあ!今年の主役である勇敢な選手たちに入場してもらおう!みんなー!集合ー!!」
ライムの明るく元気な声が会場全体に広がると、闘技場にある四つの入り口のうち三つから、各学年の生徒たちが順番に入場してくる。
「まず右から入場してきたのは、今年入学したばかりの一年生の若人たち!入学したばかりだけど、先輩に負けないよう頑張る!そんな表情と期待を胸に入場だー!
そして、左からは今年で二回目となる二年生!去年は一年生ながらも、シャルエナ皇女を筆頭にSクラスの生徒たちが大立ち回り!会場を沸かせたあの戦いが今年も見られるぞー!!
最後に正面から入場してきたのは、我が学園の誇りでもある三年生!他の学年よりも参加人数は少ないけど、その実力はまさにこの学園でもトップクラス!一年生と二年生に実力の差を見せつけてやれー!」
ライムの紹介が終わると、観客たちの歓声は最高潮となり、まるで地面が揺れているのではと錯覚するほどに湧き立っていた。
一年生は戦闘系の生徒がほとんど参加しており、さらに意外なことに、今年は多少戦闘ができる支援系の生徒まで参加しているそうだ。
そのため、Sクラス生も俺とフィエラ、シュヴィーナとカマエル以外の戦闘系の六人に加え、支援系の生徒が二人参加しており、他の学年よりも参加人数が多い。
そして、他のクラスのところを見ればやはり主人公のシュードも参加しており、かなり気合が入っているように見えた。
(いや。気合いというより、前世と同じ雰囲気を感じる。前に会った時はそんなことなかったんだがな。何かあったのか?)
シュードからは盗賊討伐の時のような甘さは感じられず、寧ろ過去の彼と同じように、前にも増して覚悟と正義感が強くなっているような感じがした。
二年生もシャルエナを始めとした多くの生徒たちが舞台へと整列しており、何人かはかなり実力が高そうな人たちもいたが、その中でもやはりシャルエナだけは別格の雰囲気を纏っている。
最後に三年生。三年生は早い人たちだとすでに卒業後の進路や就職先が決まっている人たちもいるため参加人数は少ないが、それでも落ち着いた様子にはとても風格があり、さすがは最上級生といった雰囲気があった。
「ん~!一年生の誰が相手でも勝つっていう威勢の良さも!二年生の後輩に負けたくない、先輩に勝ちたいっていう堂々とした姿も!三年生の誰にも負けないという強い意志もとてもかっこよくていいね!そりじゃ、気合の入ったみんなにこの人から激励の言葉を掛けてもらおうか!学園長先生!お願いしまーす!」
ライムが大きな声でメジーナを呼んだ瞬間、突然空を黒い雲が覆い、そこから紫色の雷が闘技場へと落ちた。
「どうも。シュゼット帝国学園の学園長をしているメジーナ・マルクーリです」
先ほどまで湧き上がっていた会場は、突然の落雷とメジーナの登場の仕方に一気に静まり返り、彼女の言葉と行動一つ一つに圧倒される。
「今年もこの時期がやってきました。学年関係なく、生徒たちがこれまでの経験、学園で学んだこと、そして意地とプライドをかけて戦う武術大会。私がみんなに言うことはただ一つ。後悔の無いよう、今の自分が出せる全てを出し切りなさい。全力を出せば相手との力の差や自分に足りないものが必ず見えてきます。その感じたことや学んだことを活かし、さらなる自身の飛躍に繋げてください。
この大会が全てではありません。ですが、この大会で学べることはその瞬間にしかありません。
一年生は先輩の胸を借りるつもりで、持てる全てを出して戦ってください。
二年生は後輩と、そして先輩と戦い、自身が一年前の自分と比べてどれだけ成長したのかを実感してください。
三年生はこの学園で学び成長した姿を見せる時です。後輩たちがより高く飛べるよう、手加減も気遣いもする必要ありません。あなたたちがこの学園で学んだことを、同級生、後輩たち、私たち教師、そしてこの会場に来ている全員に見せつけなさい。
あなたたち生徒全員が私たちの誇りです。素晴らしい戦闘を期待しています」
メジーナは挨拶を終えて舞台から降りると、教師たち用に設けられた場所へと向かい、自身の席へと座る。
「学園長先生、素晴らしい挨拶をありがとうございました!とても心に響くものがあったね~!私は、「この大会で学べることはその瞬間にしかない」って言葉がよかったな~!ということで!みんなにはこの大会で最高の思い出を作ってもらいたいね!それじゃあ!これより武術大会の始まり~!!!」
ライムが武術大会の開始を宣言すると、火魔法が空へと打ち上がり、爆ぜたことでいよいよ今年の武術大会が始まった。
「ライムちゃーん!!」
「リエルせんせー!!」
武術大会当日。この日は朝から学園内にある大きな闘技場に多くの観客と大会に参加しない生徒たちが観客席を埋め尽くしており、闘技場の中央で飛行魔法を使って空を飛ぶライムに大歓声を上げていた。
「すごい人気」
「本当ね。ライム先生があんなに人気あったなんて初めて知ったわ」
「そうですね。私もこんなに人気があるなんて知りませんでした」
他の生徒たちと一緒に観客席にいる俺とフィエラ、そしてシュヴィーナとセフィリアの四人は、あまりにうるさい周りの声を我慢しながら開会式が始まるのを待っていた。
「でも、わかる気がする。ライム先生は明るいから、見てて元気なりそう」
「確かにそうね。人懐っこそうにも見えるし、あれなら他の生徒や街の人たちに人気なのも頷けるわね」
「噂では、ライム先生を見るために毎年この大会を観にくるやつらもいるらしいぞ。卒業生が多く来るのも同じ理由らしい」
「それはすごいですね」
実際、ライムが教師になってからの武術大会の観客数は年々増加しており、最近ではチケットを買うために朝からチケット販売を依頼している店に列を作るほどだという。
「さて!今年も多くの生徒たちが武術大会に参加してくれたよ!その数はなんと224人!去年よりもさらに多くて、全学年の実力者たちが優勝目指して戦ってくれるわけだね!ただ、やっぱり数が多いから、今年は少し違う様式に変わったよ!」
ライムそう言って指を鳴らすと、中央にあった一つの舞台が二つに分かれ、少し小さめの舞台が出来上がる。
「これまでは、一つの舞台で二日に分けて予選を行っていたけど、今年は二つの舞台で二日に分けて予選を行うよ!そして三日目からの本戦では一つの舞台で決勝までやって、最終日は準決勝と決勝、それと三位決定戦をやるからね!
形式はトーナメント形式で、勝った人は一日に二試合やるよ!つまり、二勝した人が次の日に進めるってわけだ!わかりやすくていいね~!!」
どうやら今年は例年よりも参加人数が多すぎたようで、今回は舞台の数を増やして対応することにしたようだ。
「それじゃあ!今年の主役である勇敢な選手たちに入場してもらおう!みんなー!集合ー!!」
ライムの明るく元気な声が会場全体に広がると、闘技場にある四つの入り口のうち三つから、各学年の生徒たちが順番に入場してくる。
「まず右から入場してきたのは、今年入学したばかりの一年生の若人たち!入学したばかりだけど、先輩に負けないよう頑張る!そんな表情と期待を胸に入場だー!
そして、左からは今年で二回目となる二年生!去年は一年生ながらも、シャルエナ皇女を筆頭にSクラスの生徒たちが大立ち回り!会場を沸かせたあの戦いが今年も見られるぞー!!
最後に正面から入場してきたのは、我が学園の誇りでもある三年生!他の学年よりも参加人数は少ないけど、その実力はまさにこの学園でもトップクラス!一年生と二年生に実力の差を見せつけてやれー!」
ライムの紹介が終わると、観客たちの歓声は最高潮となり、まるで地面が揺れているのではと錯覚するほどに湧き立っていた。
一年生は戦闘系の生徒がほとんど参加しており、さらに意外なことに、今年は多少戦闘ができる支援系の生徒まで参加しているそうだ。
そのため、Sクラス生も俺とフィエラ、シュヴィーナとカマエル以外の戦闘系の六人に加え、支援系の生徒が二人参加しており、他の学年よりも参加人数が多い。
そして、他のクラスのところを見ればやはり主人公のシュードも参加しており、かなり気合が入っているように見えた。
(いや。気合いというより、前世と同じ雰囲気を感じる。前に会った時はそんなことなかったんだがな。何かあったのか?)
シュードからは盗賊討伐の時のような甘さは感じられず、寧ろ過去の彼と同じように、前にも増して覚悟と正義感が強くなっているような感じがした。
二年生もシャルエナを始めとした多くの生徒たちが舞台へと整列しており、何人かはかなり実力が高そうな人たちもいたが、その中でもやはりシャルエナだけは別格の雰囲気を纏っている。
最後に三年生。三年生は早い人たちだとすでに卒業後の進路や就職先が決まっている人たちもいるため参加人数は少ないが、それでも落ち着いた様子にはとても風格があり、さすがは最上級生といった雰囲気があった。
「ん~!一年生の誰が相手でも勝つっていう威勢の良さも!二年生の後輩に負けたくない、先輩に勝ちたいっていう堂々とした姿も!三年生の誰にも負けないという強い意志もとてもかっこよくていいね!そりじゃ、気合の入ったみんなにこの人から激励の言葉を掛けてもらおうか!学園長先生!お願いしまーす!」
ライムが大きな声でメジーナを呼んだ瞬間、突然空を黒い雲が覆い、そこから紫色の雷が闘技場へと落ちた。
「どうも。シュゼット帝国学園の学園長をしているメジーナ・マルクーリです」
先ほどまで湧き上がっていた会場は、突然の落雷とメジーナの登場の仕方に一気に静まり返り、彼女の言葉と行動一つ一つに圧倒される。
「今年もこの時期がやってきました。学年関係なく、生徒たちがこれまでの経験、学園で学んだこと、そして意地とプライドをかけて戦う武術大会。私がみんなに言うことはただ一つ。後悔の無いよう、今の自分が出せる全てを出し切りなさい。全力を出せば相手との力の差や自分に足りないものが必ず見えてきます。その感じたことや学んだことを活かし、さらなる自身の飛躍に繋げてください。
この大会が全てではありません。ですが、この大会で学べることはその瞬間にしかありません。
一年生は先輩の胸を借りるつもりで、持てる全てを出して戦ってください。
二年生は後輩と、そして先輩と戦い、自身が一年前の自分と比べてどれだけ成長したのかを実感してください。
三年生はこの学園で学び成長した姿を見せる時です。後輩たちがより高く飛べるよう、手加減も気遣いもする必要ありません。あなたたちがこの学園で学んだことを、同級生、後輩たち、私たち教師、そしてこの会場に来ている全員に見せつけなさい。
あなたたち生徒全員が私たちの誇りです。素晴らしい戦闘を期待しています」
メジーナは挨拶を終えて舞台から降りると、教師たち用に設けられた場所へと向かい、自身の席へと座る。
「学園長先生、素晴らしい挨拶をありがとうございました!とても心に響くものがあったね~!私は、「この大会で学べることはその瞬間にしかない」って言葉がよかったな~!ということで!みんなにはこの大会で最高の思い出を作ってもらいたいね!それじゃあ!これより武術大会の始まり~!!!」
ライムが武術大会の開始を宣言すると、火魔法が空へと打ち上がり、爆ぜたことでいよいよ今年の武術大会が始まった。
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