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ドールラブアイランド
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「先輩、クッキー焦げました~」俺が振り向くと、1年生の中西が真っ黒になったクッキーが並べられた鉄板を手に持って悪びれない表情をしている。「また?そろそろ覚えてくれないかな…もう入部して結構経つよね?そのオーブンは早めに焼ける癖があるんだよ」俺は少しは反省してほしいと思ったが、中西は上の空でまるっきり聞いてないようだった。「おっ、滝沢!クッキー味見させてもらうぜ」焦げたクッキーに伸びたゴツい手の先には、もっとゴツい顔がついていた。応援団長の石山だ。「石山!またお前邪魔しに来たのかよ!!てか手を洗ってから食えよ、しかもそれ焦げてるしさ」「俺は焦げてるものでもクッキーであればなんでもいけるから大丈夫だ」石山は2つ目のクッキーに手を伸ばした。「あんまり焦げたものばっかり食べてると癌になるよ」俺は恨めしそうに石山を見る。「それはヤバいな。俺は長生きして春子様を幸せにしないといけないからな」コイツどこまで敏感なんだろ。でも、俺と春子が付きあってることが、バレてないだけありがたい。
「星奈~!」声の主は灯馬だった。今度はなんだろう。「ちょっと来て」灯馬は強引に俺を引っ張り体育館裏に連れて言った。そこにいたのは春子だった。「じゃ、俺はこれで」灯馬はそそくさと帰って行った。「春子どうしたの?」春子は俺をじっと見つめている。まさか振られるのではないだろうか。急に頭が真っ白になった。「星奈、ごめんね」春子が口を開いた。「な、何が?」俺はびくびくしながら聞く。「またおじいちゃんが星奈に無理難題を言ったんでしょう?ほらお化け屋敷のプロジェクト?だっけ?ホントごめんね」そうだ。俺は亀吉さんに先週末無理難題をふっかけられこの1週間、頭を悩ませていた。しかし、春子のごめんねの意味が一番恐れていたものではなくて安心した。「いや、ちょっとどうしたらいいか悩んでるけど大丈夫だよ。それに春子のせいじゃないし…」春子がいきなり近寄って来たかと思えば、俺の身体に手を回してぎゅっと引き寄せた。「えっ、ちょっ、春子?」「星奈、最近疲れてそうだから、充電~」本当に春子にはいつもやられっぱなしだ。俺の心臓が壊れる日も近い。「ねぇ、春子、良かったら春子もこのプロジェクト手伝ってくれないかな?どうやったらいいか俺一人じゃ考えつかなくてさぁ」俺の胸に顔をうずめている春子に向かって言う。春子はコクリと頷いた。「明日、私も科学館に来るね」体育館裏のフェンスの向こうにはオレンジ色の空が広がっていた。
「星奈くん、1分遅刻だよ」見居楽は例の青色の紅茶を飲んでいた。「すみません。亀吉さんのお家のことが長引いちゃって…」俺はミイラの横の椅子を引いた。「で、どうするの?科学的なお化け屋敷なんてさぁ。聞いたこともないよ。そんなもん。亀吉さんもめちゃくちゃ言うなぁ。普段の営業もあるのにさぁ。」ミイラは足を組み代えながら言う。「はい…俺も正直困ってます。まずは参加してくれる子供たちを募らないと。そしてアイデアは子供たちに考えてもらうほうがいいんじゃないかと…」「そんな漠然と言ったて子供たちも困るわよ。まずはあんたがいくつか提案を出してそれを子供たちに考えてもらいなさいよ」擦り寄ってくる鹿を必死に追い払いながら草子が口を挟んだ。「そうですね…」俺は大人のくせに無責任な二人を睨みつけたい気持ちをなんとか噛み殺していた。「星奈~!」春子だ。彼女の後ろには6人くらいの小学生がいる。「この子たち、このプロジェクトやってみたいって!!」「本当に?ありがとう」俺は子供たちを見て微笑んだ。「お兄ちゃん、僕ね!トマトジュースをブシャーってして血みたいにしたい!!」どうぶつずかんと書かれた本を片手に男の子が目を輝かせて言う。「まりんはね、普通ね人間みたいだった人が突然おばけになるのがね、やりたいの」お下げのリボンを引っ張りながら言った子もいる。「いいね!じゃあ、みんなも座ってどうしたらいいか考えよう。春子ありがとうね」春子は花のような笑顔を見せた。「トマトジュースを血に見立てるのか!なんか私もわくわくしてくるなぁ」ミイラが言う。「吸血鬼アピールはいいからとにかく、どうやるか考えないと…そうね、人形の首がパカッと切れてトマトジュースが噴き出す仕組みなんてどうかしら?」草子がサラリと言った言葉はその場の皆をゾクゾクさせた。「い、いい提案ですね。機械を人形の中に入れればできそう!」俺は子供たちの様子を伺いながら言う。皆真剣に考えていてそこがすごく可愛い。
その後も議論が続きなんとなくどんなことをやるかは決まった。トマトジュースを噴射するモーター付きの装置はミイラと男の子たちが作り、おばけになる人間は光の性質を使って顔が紫に変わる人形を草子と女の子たちが作ろうということになった。そして俺と春子は肝心の人形探し係になったのだが…。帰り道、「困ったね。家にあるのは、リカコちゃん人形かモルちゃん人形くらいだし、それじゃちっちゃ過ぎて迫力でないよね」春子がピンク色の雲が浮かぶ空をスマホのカメラで撮りながら言う。「そうだなぁ、予算もそんなにないし、人形を譲ってくれる人、誰かいないかな?」「あっ、そういえばこの前コンビニで雪月くん(灯馬)のお姉さんと会ったんだけどね、透明のバッグにすっごい一杯、お人形入れてたの。もしかしたら、何かいい情報知ってるかも。安いお人形のお店とか…」灯馬の姉ちゃんってたしか20歳だったっけ。結構前に会ったきりだが、いつもフリフリドレスみたいなのを着てた覚えがある。「ただいま~」「星奈、おかえり。今日はカレーだぞ」父さんと少してから俺は灯馬にラインした。「もしもし星奈、姉ちゃんに事情話したら妙に張り切っちゃてさぁ。人形のことならなんでも聞いてくれだってさ。明日11時に俺ん家に来て。じゃ」ありがたいが灯馬のお姉さんのやる気にヒビってしまった俺は翌日、春子と恐る恐る灯馬の家を訪ねた。チャイムを押すと大輪の薔薇がついたヘッドドレスを着け、青いフリルたっぷりのドレスに身を包んだ金髪、縦ロールのお嬢様が現れた。「いらっしゃいませ。ドールラブアイランドへようこそ♡」俺と春子は後退りした。
「星奈~!」声の主は灯馬だった。今度はなんだろう。「ちょっと来て」灯馬は強引に俺を引っ張り体育館裏に連れて言った。そこにいたのは春子だった。「じゃ、俺はこれで」灯馬はそそくさと帰って行った。「春子どうしたの?」春子は俺をじっと見つめている。まさか振られるのではないだろうか。急に頭が真っ白になった。「星奈、ごめんね」春子が口を開いた。「な、何が?」俺はびくびくしながら聞く。「またおじいちゃんが星奈に無理難題を言ったんでしょう?ほらお化け屋敷のプロジェクト?だっけ?ホントごめんね」そうだ。俺は亀吉さんに先週末無理難題をふっかけられこの1週間、頭を悩ませていた。しかし、春子のごめんねの意味が一番恐れていたものではなくて安心した。「いや、ちょっとどうしたらいいか悩んでるけど大丈夫だよ。それに春子のせいじゃないし…」春子がいきなり近寄って来たかと思えば、俺の身体に手を回してぎゅっと引き寄せた。「えっ、ちょっ、春子?」「星奈、最近疲れてそうだから、充電~」本当に春子にはいつもやられっぱなしだ。俺の心臓が壊れる日も近い。「ねぇ、春子、良かったら春子もこのプロジェクト手伝ってくれないかな?どうやったらいいか俺一人じゃ考えつかなくてさぁ」俺の胸に顔をうずめている春子に向かって言う。春子はコクリと頷いた。「明日、私も科学館に来るね」体育館裏のフェンスの向こうにはオレンジ色の空が広がっていた。
「星奈くん、1分遅刻だよ」見居楽は例の青色の紅茶を飲んでいた。「すみません。亀吉さんのお家のことが長引いちゃって…」俺はミイラの横の椅子を引いた。「で、どうするの?科学的なお化け屋敷なんてさぁ。聞いたこともないよ。そんなもん。亀吉さんもめちゃくちゃ言うなぁ。普段の営業もあるのにさぁ。」ミイラは足を組み代えながら言う。「はい…俺も正直困ってます。まずは参加してくれる子供たちを募らないと。そしてアイデアは子供たちに考えてもらうほうがいいんじゃないかと…」「そんな漠然と言ったて子供たちも困るわよ。まずはあんたがいくつか提案を出してそれを子供たちに考えてもらいなさいよ」擦り寄ってくる鹿を必死に追い払いながら草子が口を挟んだ。「そうですね…」俺は大人のくせに無責任な二人を睨みつけたい気持ちをなんとか噛み殺していた。「星奈~!」春子だ。彼女の後ろには6人くらいの小学生がいる。「この子たち、このプロジェクトやってみたいって!!」「本当に?ありがとう」俺は子供たちを見て微笑んだ。「お兄ちゃん、僕ね!トマトジュースをブシャーってして血みたいにしたい!!」どうぶつずかんと書かれた本を片手に男の子が目を輝かせて言う。「まりんはね、普通ね人間みたいだった人が突然おばけになるのがね、やりたいの」お下げのリボンを引っ張りながら言った子もいる。「いいね!じゃあ、みんなも座ってどうしたらいいか考えよう。春子ありがとうね」春子は花のような笑顔を見せた。「トマトジュースを血に見立てるのか!なんか私もわくわくしてくるなぁ」ミイラが言う。「吸血鬼アピールはいいからとにかく、どうやるか考えないと…そうね、人形の首がパカッと切れてトマトジュースが噴き出す仕組みなんてどうかしら?」草子がサラリと言った言葉はその場の皆をゾクゾクさせた。「い、いい提案ですね。機械を人形の中に入れればできそう!」俺は子供たちの様子を伺いながら言う。皆真剣に考えていてそこがすごく可愛い。
その後も議論が続きなんとなくどんなことをやるかは決まった。トマトジュースを噴射するモーター付きの装置はミイラと男の子たちが作り、おばけになる人間は光の性質を使って顔が紫に変わる人形を草子と女の子たちが作ろうということになった。そして俺と春子は肝心の人形探し係になったのだが…。帰り道、「困ったね。家にあるのは、リカコちゃん人形かモルちゃん人形くらいだし、それじゃちっちゃ過ぎて迫力でないよね」春子がピンク色の雲が浮かぶ空をスマホのカメラで撮りながら言う。「そうだなぁ、予算もそんなにないし、人形を譲ってくれる人、誰かいないかな?」「あっ、そういえばこの前コンビニで雪月くん(灯馬)のお姉さんと会ったんだけどね、透明のバッグにすっごい一杯、お人形入れてたの。もしかしたら、何かいい情報知ってるかも。安いお人形のお店とか…」灯馬の姉ちゃんってたしか20歳だったっけ。結構前に会ったきりだが、いつもフリフリドレスみたいなのを着てた覚えがある。「ただいま~」「星奈、おかえり。今日はカレーだぞ」父さんと少してから俺は灯馬にラインした。「もしもし星奈、姉ちゃんに事情話したら妙に張り切っちゃてさぁ。人形のことならなんでも聞いてくれだってさ。明日11時に俺ん家に来て。じゃ」ありがたいが灯馬のお姉さんのやる気にヒビってしまった俺は翌日、春子と恐る恐る灯馬の家を訪ねた。チャイムを押すと大輪の薔薇がついたヘッドドレスを着け、青いフリルたっぷりのドレスに身を包んだ金髪、縦ロールのお嬢様が現れた。「いらっしゃいませ。ドールラブアイランドへようこそ♡」俺と春子は後退りした。
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