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5 新しい朝

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「あ……朝……。」

さんざんプエルにしてやられ、
気付けば朝だった。
今日から会社じゃん……。
いや、今日は無理……精神的に……。

「ユクト、起きた?」



……どちら様ですか??

布団のそばに、キラキラ爽やか獣人の「青年」がいた。

「ユクトのおかげで、僕わかったよ!魔力がたまったみたい!今なら帰れるよ!」

……なんだそりゃ。俺のアレで魔力がたまるって…いや、考えるな俺。


「良かったな。寂しくなるよ。」

「うん…それでね、僕はユクトと番になりたい!これだけ魔力があれば、2人で帰れるよ!」

「……は?番って??」

「……ダメ?」

うるうるしだす。一時的に青年とは言え、泣く子には勝てない(泣)
俺、ヤバいくらいほだされてる!負けた!!

「いいよ、番になるよ、プエル。」

「嬉しい!ありがとう!!」

プエルが俺の手を握ると俺のタブレットが、
ピッカアアアアア!!!!した。

「原因はプエルだったのか!ってか俺はこの世界の知人にさよなら言ってないよーー?!」

まばゆい光に引っ張られた。

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