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しおりを挟むそう告白された瞬間、
桜はもうとっくに散っているはずのに、
歩道の木の桜が満開に咲いて、花びらが舞い、
さくら色の髪をした皇くんが一段とキラキラと輝いて見えた。
それだけでなく、ドキドキが止まらず、
涙がただただあふれ出る。
初めての気持ちの名前、
やっと分かった。
手が初めて触れ合った、あの瞬間から、
わたしの「初恋」が始まっていたんだね。
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