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第一章 妹弟救出
11話 第二の試練
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――翌日
十分に回復した俺は、開眼の祭壇の前で準備をしていた。
「さて、行ってくるか。同じような内容だといいんだけどな」
そういって開眼の祭壇に腕を突っ込んだ。
――
第二の試練……資格あり
――
そういう表示が出た後、地面に一つの光の円が現れた。
どうやら第二の試練は一人で受けなければならないらしい。
「……一人で行かないといけないみたいだな」
「そうみたいですね……ロフルさん頑張ってください!」
「ロフルならいける」
マグとフーチェは声援を送ってくれた。
「ありがとう。よし、行ってくる!」
そうして俺は一人で光の円に入り、そのまま転送された。
・・・
「全然雰囲気が違うな……」
見渡す限り床と壁は真っ黒で、点在するキラキラとした光がまるで星々が輝く夜空のように輝いていた。
この場所は少し息がしづらい。空気が薄いのだろうか……?
そして、目の前にはボーリング玉程のサイズの赤黒い水晶玉が浮遊しており、その近くで文字が浮かんでいる。
その内容は、
試練内容、出現する魔物を討伐せよ。
潜在力によって出現する魔物が変わる。
準備が出来たら水晶玉に触れよ。
俺はその文字を読み終わると、深く深呼吸をした後、
そっと水晶玉に触れた。
すると、俺の全身を伝うように赤い線が走り、
静電気が走るようなピリピリとした感触が全身を巡った。
そして、その線は水晶玉に吸収されるように戻った。
「な、なんだ……? 赤い線……魔力を感じたけど……」
――パリンッ
水晶玉は突然割れ、その下に大きな魔法陣が出現した。
俺はそれを見てすぐに後退し、様子を見た。
――シュゥゥゥ……
魔法陣から赤黒い煙と共に何かが出現した。
そして、
「我と共鳴する者か……久しぶりじゃのう」
「しゃ……しゃべった!?」
その魔物は銀色の長髪の女性であった。彼女のその姿は、20歳程度の年齢に見えた。
彼女はまるでサキュバスのような黒い翼を背負っており、頭部には牛角のようなものが生えていた。
そして、彼女は俺をじっと見つめた。
「ふふ……何百年ぶりじゃ。ここへ出てくるのも……」
彼女は身体を伸ばしながら言った。
「貴方は一体……?」
俺がそう言うと、彼女はこちらを見つめ、
「我は封印された太古の魔王フォルチナじゃ」
と名前を教えてくれた。
「ま……魔王!?」
魔王……ってあの魔王?
潜在力で変わるみたいな事書いていたけど……祭壇の故障か……?
戸惑いを隠せない俺に向かってフォルチナは、
「さて、お主で3人目……久しぶりの人肉じゃ。我の糧となるが良い」
と冷酷な言葉を口にした。
そして、彼女の全身から禍々しい魔力があふれ出した。
これまでに見た誰とも比べ物にならないほどの強さを感じる。
こんな奴に俺は勝てるのだろうか……?
どちらにしても敗北は死だな……。
「さぁ少しくらい我楽しませてみるのじゃ」
そういうと、フォルチナは左腕を前に出した。
その腕には魔法輪が刻まれていた。
「左腕に魔法輪……!?」
その瞬間、フォルチナは
「冥暗(めいあん)一輪・シャドウブラスト」
と唱えた。
そして、左手から大きな黒い波動が射出された。
その波動は俺のブラストとは比べ物にならない程の魔力を感じる。
瞬間的に危険を察知した為、辛うじて回避する事が出来た。
多分エンハンスの出力2でも一瞬で貫く……
当てれば確実に死ぬという事はその一撃で理解できた。
冥暗(めいあん)一輪……?
ユニークリングとはまた違う魔法輪なのか?
とにかくまずい。こうなってきたら相手がどんな魔法をしてくるか全く分からない……!
「ほう、避けられるのか。ならばこれはどうじゃ?」
そういって次の魔法を撃とうとするフォルチナ。
受けてばかりだと勝てない。
「五輪・ブラスト!!」
相手が魔法を撃つ前に出力2の手からブラストを放った。
だが……
ブラストは命中したが、ジュッという小さな音を立てて消えた。
フォルチナはまったくの無傷である。
「弱いのう。その程度の攻撃で我のエンハンスは破れぬぞ」
どうする……?
ダメージを与えるには出力を上げるしかない……!
しかし気絶してしまえば負ける。
どこまで持つ? 俺の魔力……!
絶体絶命に近い状況……
俺の頭は今までにない速度で思考していた。
「さぁ次じゃ! 冥暗二輪・バインドオブデスダンス」
その間にフォルチナは容赦なく次の魔法を詠唱した。
その魔法はフォルチナの掌から3つの円盤を生成し、それは空中で静止した。
そして、その円盤から無数の黒い鎖が俺をめがけて飛び出してきた。
「拘束されたら終わりだ……! 四輪・バインド!!」
咄嗟の判断で俺はバインドを唱え、操作し、自身の周囲を囲むように鎖を張り巡らせた。
飛んできた鎖はそのまま俺の鎖と絡まり、俺の身体に巻き付くのを阻止する事が出来た。とはいえ鎖の鳥籠の中にいるような物……身動きは出来ない。
「ふふ、面白い使い方をするのう! じゃが……」
フォルチナは嘲笑いつつ、最初と同じ構えを取った。
俺が避けたりできないのは見てすぐにわかる状況だ。
「冥暗一輪・シャドウブラスト」
無慈悲にも最初に撃ってきたシャドウブラストが詠唱された。
避けると言う選択肢はない。受け切るしかない状況だ。
俺は右手の指先を前方に突き出した。
そして、刹那の時間に日々の鍛錬を瞬間的に思い出していた。
・・・
・・
・
この世界の魔法は一輪、二輪という名の元、何を覚えるかは平等に定められている。
故に自身以上の魔法輪を持つ者でなければ、初見殺しや訳が分からず倒されるという心配はないだろう。
そんな世界の中でユニークリングは、唯一相手にとって未知の魔法を仕掛ける事が出来る隠し玉だ。
だが、そのユニークリングで得た特性について、祭壇で教えてもらえるのはその名前だけ。
あとは俺自身ががその名前を元に試行錯誤するしかない。
俺の"制御"で出来る事は、射出された魔法の操作、サーチの効果範囲の操作、そしてエンハンスの出力の操作である。
射出された魔法の操作については毎日練習し、ある程度はどんな方向からでも狙った方へ当てる事が出来るようになった。
そしてエンハンス、大雑把に出力を変える事が前から出来る。
大雑把な部分をよりきめ細かい指定は出来ないだろうか?
例えば指一本だけ出力をあげ、指で対象を貫いたり出来ないだろうか?
そう考えてからはその練習に時間を費やした。
・・・
・・
・
その練習はまだ完ぺきではない……だけど今! やるしかない!!
俺は自身の指5本に意識を集中した。
見極めろ……当たる瞬間……出力を3……いや4にする……ッ!
――チュドンッ!!
シャドウブラストは俺の指に当たり、大爆発を引き起こした。
「ふふ。他愛もない。数百年前に対峙した勇者候補とやらのがまだ強かったのう」
フォルチナは完全に今ので俺が死んだと思っていた。
その一瞬の隙を見逃さない……!
俺は足の指先の出力を上げ、一瞬でフォルチナに詰め寄った。
そして、右手の指を出力5にし、手刀の形を取り、そのまま胸部を貫いた。
「が……! な、なんじゃと……!」
フォルチナは胸部に貫通した俺の腕を引き抜き、膝をついた。
「はぁ……はぁ……」
出力を上げ過ぎたせいなのか、腕と足に感覚が無い。
シャドウブラストの爆発にも多少巻き込まれてしまっている事もあり、
俺はもう動ける状態では無い……。
これで倒れてくれ……! 頼む……ッ!
「これを使う事になろうとはな……」
そういってフォルチナは右腕の魔法輪に触れた。
なんとフォルチナには右腕にも魔法輪があったのだ。
「十輪・リジェネレーション」
フォルチナがそう詠唱すると、全身が一気に光始め、
全ての傷を完治してしまった。
絶望的な状況……十輪……俺も覚えられたのだろうか……。
くそ、こんな所で……ごめん、皆……。
そんな事を思いながら、完全に意識を失ってしまった。
・・・
・・
・
十分に回復した俺は、開眼の祭壇の前で準備をしていた。
「さて、行ってくるか。同じような内容だといいんだけどな」
そういって開眼の祭壇に腕を突っ込んだ。
――
第二の試練……資格あり
――
そういう表示が出た後、地面に一つの光の円が現れた。
どうやら第二の試練は一人で受けなければならないらしい。
「……一人で行かないといけないみたいだな」
「そうみたいですね……ロフルさん頑張ってください!」
「ロフルならいける」
マグとフーチェは声援を送ってくれた。
「ありがとう。よし、行ってくる!」
そうして俺は一人で光の円に入り、そのまま転送された。
・・・
「全然雰囲気が違うな……」
見渡す限り床と壁は真っ黒で、点在するキラキラとした光がまるで星々が輝く夜空のように輝いていた。
この場所は少し息がしづらい。空気が薄いのだろうか……?
そして、目の前にはボーリング玉程のサイズの赤黒い水晶玉が浮遊しており、その近くで文字が浮かんでいる。
その内容は、
試練内容、出現する魔物を討伐せよ。
潜在力によって出現する魔物が変わる。
準備が出来たら水晶玉に触れよ。
俺はその文字を読み終わると、深く深呼吸をした後、
そっと水晶玉に触れた。
すると、俺の全身を伝うように赤い線が走り、
静電気が走るようなピリピリとした感触が全身を巡った。
そして、その線は水晶玉に吸収されるように戻った。
「な、なんだ……? 赤い線……魔力を感じたけど……」
――パリンッ
水晶玉は突然割れ、その下に大きな魔法陣が出現した。
俺はそれを見てすぐに後退し、様子を見た。
――シュゥゥゥ……
魔法陣から赤黒い煙と共に何かが出現した。
そして、
「我と共鳴する者か……久しぶりじゃのう」
「しゃ……しゃべった!?」
その魔物は銀色の長髪の女性であった。彼女のその姿は、20歳程度の年齢に見えた。
彼女はまるでサキュバスのような黒い翼を背負っており、頭部には牛角のようなものが生えていた。
そして、彼女は俺をじっと見つめた。
「ふふ……何百年ぶりじゃ。ここへ出てくるのも……」
彼女は身体を伸ばしながら言った。
「貴方は一体……?」
俺がそう言うと、彼女はこちらを見つめ、
「我は封印された太古の魔王フォルチナじゃ」
と名前を教えてくれた。
「ま……魔王!?」
魔王……ってあの魔王?
潜在力で変わるみたいな事書いていたけど……祭壇の故障か……?
戸惑いを隠せない俺に向かってフォルチナは、
「さて、お主で3人目……久しぶりの人肉じゃ。我の糧となるが良い」
と冷酷な言葉を口にした。
そして、彼女の全身から禍々しい魔力があふれ出した。
これまでに見た誰とも比べ物にならないほどの強さを感じる。
こんな奴に俺は勝てるのだろうか……?
どちらにしても敗北は死だな……。
「さぁ少しくらい我楽しませてみるのじゃ」
そういうと、フォルチナは左腕を前に出した。
その腕には魔法輪が刻まれていた。
「左腕に魔法輪……!?」
その瞬間、フォルチナは
「冥暗(めいあん)一輪・シャドウブラスト」
と唱えた。
そして、左手から大きな黒い波動が射出された。
その波動は俺のブラストとは比べ物にならない程の魔力を感じる。
瞬間的に危険を察知した為、辛うじて回避する事が出来た。
多分エンハンスの出力2でも一瞬で貫く……
当てれば確実に死ぬという事はその一撃で理解できた。
冥暗(めいあん)一輪……?
ユニークリングとはまた違う魔法輪なのか?
とにかくまずい。こうなってきたら相手がどんな魔法をしてくるか全く分からない……!
「ほう、避けられるのか。ならばこれはどうじゃ?」
そういって次の魔法を撃とうとするフォルチナ。
受けてばかりだと勝てない。
「五輪・ブラスト!!」
相手が魔法を撃つ前に出力2の手からブラストを放った。
だが……
ブラストは命中したが、ジュッという小さな音を立てて消えた。
フォルチナはまったくの無傷である。
「弱いのう。その程度の攻撃で我のエンハンスは破れぬぞ」
どうする……?
ダメージを与えるには出力を上げるしかない……!
しかし気絶してしまえば負ける。
どこまで持つ? 俺の魔力……!
絶体絶命に近い状況……
俺の頭は今までにない速度で思考していた。
「さぁ次じゃ! 冥暗二輪・バインドオブデスダンス」
その間にフォルチナは容赦なく次の魔法を詠唱した。
その魔法はフォルチナの掌から3つの円盤を生成し、それは空中で静止した。
そして、その円盤から無数の黒い鎖が俺をめがけて飛び出してきた。
「拘束されたら終わりだ……! 四輪・バインド!!」
咄嗟の判断で俺はバインドを唱え、操作し、自身の周囲を囲むように鎖を張り巡らせた。
飛んできた鎖はそのまま俺の鎖と絡まり、俺の身体に巻き付くのを阻止する事が出来た。とはいえ鎖の鳥籠の中にいるような物……身動きは出来ない。
「ふふ、面白い使い方をするのう! じゃが……」
フォルチナは嘲笑いつつ、最初と同じ構えを取った。
俺が避けたりできないのは見てすぐにわかる状況だ。
「冥暗一輪・シャドウブラスト」
無慈悲にも最初に撃ってきたシャドウブラストが詠唱された。
避けると言う選択肢はない。受け切るしかない状況だ。
俺は右手の指先を前方に突き出した。
そして、刹那の時間に日々の鍛錬を瞬間的に思い出していた。
・・・
・・
・
この世界の魔法は一輪、二輪という名の元、何を覚えるかは平等に定められている。
故に自身以上の魔法輪を持つ者でなければ、初見殺しや訳が分からず倒されるという心配はないだろう。
そんな世界の中でユニークリングは、唯一相手にとって未知の魔法を仕掛ける事が出来る隠し玉だ。
だが、そのユニークリングで得た特性について、祭壇で教えてもらえるのはその名前だけ。
あとは俺自身ががその名前を元に試行錯誤するしかない。
俺の"制御"で出来る事は、射出された魔法の操作、サーチの効果範囲の操作、そしてエンハンスの出力の操作である。
射出された魔法の操作については毎日練習し、ある程度はどんな方向からでも狙った方へ当てる事が出来るようになった。
そしてエンハンス、大雑把に出力を変える事が前から出来る。
大雑把な部分をよりきめ細かい指定は出来ないだろうか?
例えば指一本だけ出力をあげ、指で対象を貫いたり出来ないだろうか?
そう考えてからはその練習に時間を費やした。
・・・
・・
・
その練習はまだ完ぺきではない……だけど今! やるしかない!!
俺は自身の指5本に意識を集中した。
見極めろ……当たる瞬間……出力を3……いや4にする……ッ!
――チュドンッ!!
シャドウブラストは俺の指に当たり、大爆発を引き起こした。
「ふふ。他愛もない。数百年前に対峙した勇者候補とやらのがまだ強かったのう」
フォルチナは完全に今ので俺が死んだと思っていた。
その一瞬の隙を見逃さない……!
俺は足の指先の出力を上げ、一瞬でフォルチナに詰め寄った。
そして、右手の指を出力5にし、手刀の形を取り、そのまま胸部を貫いた。
「が……! な、なんじゃと……!」
フォルチナは胸部に貫通した俺の腕を引き抜き、膝をついた。
「はぁ……はぁ……」
出力を上げ過ぎたせいなのか、腕と足に感覚が無い。
シャドウブラストの爆発にも多少巻き込まれてしまっている事もあり、
俺はもう動ける状態では無い……。
これで倒れてくれ……! 頼む……ッ!
「これを使う事になろうとはな……」
そういってフォルチナは右腕の魔法輪に触れた。
なんとフォルチナには右腕にも魔法輪があったのだ。
「十輪・リジェネレーション」
フォルチナがそう詠唱すると、全身が一気に光始め、
全ての傷を完治してしまった。
絶望的な状況……十輪……俺も覚えられたのだろうか……。
くそ、こんな所で……ごめん、皆……。
そんな事を思いながら、完全に意識を失ってしまった。
・・・
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