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ヘンタイだよ
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何かろくでもない事を考えている雰囲気を察して、レイヤが息を潜めていると、次第にサマエル教官からドロっとした魔力が流れ出す。
(あ~あ~またこのひとは、勿体ない…)
漂ってくる魔力につい手を伸ばそうとして、縛られていることを思い出す。
そんな風に無駄に垂れ流されては、うっかり求めてしまいそうになる。
けれどそれでは、わざわざ人間界まで来た意味がない。
レイヤが自分を保つ為にぎゅっと目を瞑って素数を数えていると、その間に服を緩められたのか、肌に直接風が当たる。
「…あ、…んん」
教官がどういうつもりで自分を拘束しているのかが察せられて、つい過剰な反応をしてしまう。
サマエルはニヤリと笑うと、革手袋でレイヤの頬を掴んだ。
キスするのかな、と構えながら教官の顔を窺うと、しっかりと目を合わせながら口を軽く開いて見せてくる。
何だろう、と釣られて口を開けると、手袋をしたままの指が無遠慮に隙間にねじ込まれ、滑らかな革越しの指が口内を蹂躙し始めた。
舌の奥を押されて思わずえずきそうになり、涙で視界が歪む。
それを見て興奮している様子の上官に抗議の視線を送ると、あっさりと指は引き抜かれていく。
けほ、と咳き込み息を整えたのも束の間、その指はレイヤの背後へと回り、片手で尻肉を掴んだかと思うと、その奥の蕾へと突き立てられた。
「…ぅ、あっ⁉︎」
「結構、狭いな…。お前、よくこんな所に突っ込まれて気持ちよくなれんなぁ」
サマエルは感心した様にそう言うと、少しずつ中指を埋め込んでいった。
革手袋のするりとした材質とレイヤの唾液も相まって、難なく根本まで呑み込んでいく。
無言でビクビクと反らされる背中を眺めつつ、気持ちよさそうにうねる孔に薬指を増やしたところで、小さく悲鳴の様な声が漏れる。
困ったような、泣きそうな顔で唇を噛んでいるレイヤの顔が見えた。
(今日は静かだな)
人間には姿を見せていないとは言え、外だから声を殺しているのだろうか。
そう思い、サマエルはつぷつぷと指を出し入れさせた。
「っんんー!」
「そう我慢されると…あぁん?何逃げてんだよ」
辛うじて地面に着いたつま先をジタバタさせて背を向けた獲物を、鞭を引いて引っ張り戻す。
「たしか…、この辺だよな?ホラ。逃げられそうかァ?」
腰を掴み、中に挿れた指を軽く曲げてイイ所をトントンと刺激してやると、レイヤは観念したように首を振って嬌声を上げ始めた。
(あ~あ~またこのひとは、勿体ない…)
漂ってくる魔力につい手を伸ばそうとして、縛られていることを思い出す。
そんな風に無駄に垂れ流されては、うっかり求めてしまいそうになる。
けれどそれでは、わざわざ人間界まで来た意味がない。
レイヤが自分を保つ為にぎゅっと目を瞑って素数を数えていると、その間に服を緩められたのか、肌に直接風が当たる。
「…あ、…んん」
教官がどういうつもりで自分を拘束しているのかが察せられて、つい過剰な反応をしてしまう。
サマエルはニヤリと笑うと、革手袋でレイヤの頬を掴んだ。
キスするのかな、と構えながら教官の顔を窺うと、しっかりと目を合わせながら口を軽く開いて見せてくる。
何だろう、と釣られて口を開けると、手袋をしたままの指が無遠慮に隙間にねじ込まれ、滑らかな革越しの指が口内を蹂躙し始めた。
舌の奥を押されて思わずえずきそうになり、涙で視界が歪む。
それを見て興奮している様子の上官に抗議の視線を送ると、あっさりと指は引き抜かれていく。
けほ、と咳き込み息を整えたのも束の間、その指はレイヤの背後へと回り、片手で尻肉を掴んだかと思うと、その奥の蕾へと突き立てられた。
「…ぅ、あっ⁉︎」
「結構、狭いな…。お前、よくこんな所に突っ込まれて気持ちよくなれんなぁ」
サマエルは感心した様にそう言うと、少しずつ中指を埋め込んでいった。
革手袋のするりとした材質とレイヤの唾液も相まって、難なく根本まで呑み込んでいく。
無言でビクビクと反らされる背中を眺めつつ、気持ちよさそうにうねる孔に薬指を増やしたところで、小さく悲鳴の様な声が漏れる。
困ったような、泣きそうな顔で唇を噛んでいるレイヤの顔が見えた。
(今日は静かだな)
人間には姿を見せていないとは言え、外だから声を殺しているのだろうか。
そう思い、サマエルはつぷつぷと指を出し入れさせた。
「っんんー!」
「そう我慢されると…あぁん?何逃げてんだよ」
辛うじて地面に着いたつま先をジタバタさせて背を向けた獲物を、鞭を引いて引っ張り戻す。
「たしか…、この辺だよな?ホラ。逃げられそうかァ?」
腰を掴み、中に挿れた指を軽く曲げてイイ所をトントンと刺激してやると、レイヤは観念したように首を振って嬌声を上げ始めた。
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