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三章
第88話 覚醒
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しばらくすると、シオンと同じような年頃の男児たちが四人ほど集まってきた。
村から来たのもいれば、教会の寮から出てきたのもいる。
サリヴィアは持ってきていた木剣を渡すと、剣の振り方や戦い方をレクチャーしていた。
相手は魔物を想定している。
道端でばったり遭った際の護身術を教えているといったところだ。
ただ――
「ここでこう動くとこんな感じで追ってくるので、そしたらそこにピッと剣先を合わせる」
多少ニュアンスで理解する必要があるな。
手取り足取り身振り手振りで教えているので、なんとなく子どもたちは理解しているようだったが。
ひとしきり剣の練習をしたあと、
「では最後に、私と立合いをしたい者はいるか?いい修練になるぞ」
サリヴィアは五人に言った。
「…………」
男児たちがしり込みする中、シオンは一人静かに手を上げる。
男児たちにざわめきが走った。
お前なんかがサリヴィアに勝てるわけないだろ!
さっさとやられろチビ!
男児たちからシオンにヤジが飛ぶ。
シオンは「がんばるよ」と言いながらそれをかわしていた。
年下からは慕われているが、同年代からはそうでもないようだな。
「まったく、彼らはまた乱暴な言葉遣いを……」
俺の隣で稽古を見届けていた神父が辟易する。
「ま、子どものいさかいだ。シオンならうまいことやれるだろう」
「彼らももう少し仲がよければいいんですが」
神父はため息をつきつつ、
「……そういえばコーラルさんたちは町から来られたんですよね?」
「ああ、そうだが」
本当はタロンハルティアのはずれの森からだが、そちらの方が自然だし、そういうことにしておこう。
「村に来た時に、怪しい者たちを見ませんでしたか?」
サリヴィアとシオンが木剣を構え対峙する。ほどなくシオンが動いた。
超低姿勢での突進。
地を蹴り、すぐに現時点でのシオンの最高速度に到達する。
それを見ながら、俺は神父の言葉に耳を疑った。
「怪しい者たち?……いや、見なかったが」
「タロンハルティア村の中や村周辺をうろうろしている見慣れない男たちを最近よく目にするらしいのです」
「…………」
怪しい者たち……もしや野盗衆の残党だろうか?
バアル一味に雇われていた傭兵や野盗たちのほとんどは、その後逃げ出したか、騎士団や冒険者たちに退治されたかしていたはずだ。
「どうも村の者たちは心穏やかではありません。人さらいかもしれないので、コーラルさんたちも注意してください」
「ああ。忠告感謝する」
しかし周辺はもとより村の中にまで入ってくるのは少々気になるな。
残党狩りが片付いて、騎士団たちも村を引き上げたタイミングである。
悪さをするならちょうどいい時期ではあるが――
「わあっ!?」
「なんだ!?」
考えていると、周囲のざわめきが大きくなる。
「せっ、先生!」
そして、シオンが俺を呼ぶ声。
「どうした?――っと、これは」
試合は、サリヴィアが木剣をシオンにつきつけ、決着がついたところだった。
――のだが、その突き付けられた木剣を、黒い影のような手がつかんで止めていた。
《黒影召喚》――魔力で黒い腕を形作り、自在に動かす初歩的な闇の魔法だった。
「これは……!?」
サリヴィアも目を丸くしている。
「先生、これ、魔法、ですよね?誰かが、どこからか試合の邪魔を――」
「シオン、それお前の魔法だ。魔法印が出ているだろう」
「えっ?」
膝をついているシオンが持っている木剣の近くに、魔法印が展開されていた。
影の手が伸びているのは、そこからだ。
「魔法は適性があれば、誰かに教わらずともある程度感覚で使えるようになるものだが――お前に魔法の適正があったとはな」
「ぼくが、魔法を?」
しかもよりによって闇の魔法である。
また一歩バーサーカーに近づくのよしてくれ。
「すばらしい」
神父は満足げにうなずいた。
「四大元素のどれにも属さない魔法……いや、どれかに属していて、私が知らないだけでしょうか。まるでおとぎ話のような、見たことがない魔法だ」
「ああ、そういう括りになっておるのか。ずいぶん珍しい属性ということだな?」
魔界ではありふれているのだが……人間界ではあまり見ないようだな。
「何にしてもめでたい。おめでとうございます、シオン」
神父は膝をつくシオンに手を差し伸べた。
俺はここでも気になって横やりを入れる。
「魔法が使えるだけでめでたいのか?」
「ええ。精霊に祝福を受けているということでもありますから。魔法が使える者は、基本的に誰でも、城下町ラール・プラエスにある教会の修道院へ特別クラスとして迎えられます。そこで魔法の基礎を学び、聖職者や上等僧兵になるための訓練を受けられるのです」
「士官学校のようなものか?そこにいれば、出世が約束されると?」
「ええ」
マヤが持っていた「魔法使いは身分が高い」みたいな認識はそこからきているのかもしれない。
厚遇でスカウトされるなら、ほとんどの者は飛びつくだろうな。平民ならなおさらだ。
「中央の教会には私から紹介状を送っておきましょう。シオン、あなたが望めば今すぐにでも町の教会へ行くための手配をしてあげられます」
シオンは差し伸べられた手を取り、立ち上がった。
それからゆっくり首を横に振る。
「お言葉ですが、まだこの村で過ごさせてください。ぼくはまだ、ここで強くなりたい」
「そうですか……それは残念です。ですが気が変わったならいつでも言ってくださいね」
「はい」
サリヴィアにも一礼して、シオンは下がる。
「なんだもったいない。受けておけばよかろう」
試合から戻ってきたシオンに、俺は言った。
「……魔法も先生に習った方がいい気がするので」
「まあ、たしかにそうだが。……だったら、俺よりリィサの方が闇の魔法に長けている。うちに遊びに来させて、コツやほかの魔法も伝授してもらうか」
「リィサさんって、こないだの魔法使いの?目がいっぱいある方ですか?」
「うむ。目の飾りをいっぱい体に付けてる普通の人だ」
「あれ、飾りでしたっけ……?」
「飾りだ」
「飾――」
「飾りだ」
「飾りです」
幹部の一人であるリィサ・アルゴン。
魔王軍の中でも一、二を争うほどに魔法技術に長けている奴なので、魔法の使い方を習うならうってつけだろう。
「コーラルさんは、本当に何者なのでしょう?」
首をかしげる神父の言葉を耳にして、サリヴィアは慌てた様子であたりを見回した。
「コーラルどの!?来ているのか!?どこにいるんだ!?」
「ここだ、ここ」
なぜこいつは気づかんのか。
「とにかく、村で魔法使いが生まれるなど、数年に一度あるかないかなのです」
まあ、神父は鼻が高いだろうな。
魔族にはわからん感覚だが。
「今年はあたりの年ですね、本当に」
「――いいや、はずれの年になる。なぜなら余に目をつけられたからだ」
突然会話に割り込んできた、少女の声。
「どっ、どなたです!?」と驚く神父。
「はははははっ!」
そして、どこからか高笑いが聞こえる。
まっ、まさか、この笑い声は……!?
村から来たのもいれば、教会の寮から出てきたのもいる。
サリヴィアは持ってきていた木剣を渡すと、剣の振り方や戦い方をレクチャーしていた。
相手は魔物を想定している。
道端でばったり遭った際の護身術を教えているといったところだ。
ただ――
「ここでこう動くとこんな感じで追ってくるので、そしたらそこにピッと剣先を合わせる」
多少ニュアンスで理解する必要があるな。
手取り足取り身振り手振りで教えているので、なんとなく子どもたちは理解しているようだったが。
ひとしきり剣の練習をしたあと、
「では最後に、私と立合いをしたい者はいるか?いい修練になるぞ」
サリヴィアは五人に言った。
「…………」
男児たちがしり込みする中、シオンは一人静かに手を上げる。
男児たちにざわめきが走った。
お前なんかがサリヴィアに勝てるわけないだろ!
さっさとやられろチビ!
男児たちからシオンにヤジが飛ぶ。
シオンは「がんばるよ」と言いながらそれをかわしていた。
年下からは慕われているが、同年代からはそうでもないようだな。
「まったく、彼らはまた乱暴な言葉遣いを……」
俺の隣で稽古を見届けていた神父が辟易する。
「ま、子どものいさかいだ。シオンならうまいことやれるだろう」
「彼らももう少し仲がよければいいんですが」
神父はため息をつきつつ、
「……そういえばコーラルさんたちは町から来られたんですよね?」
「ああ、そうだが」
本当はタロンハルティアのはずれの森からだが、そちらの方が自然だし、そういうことにしておこう。
「村に来た時に、怪しい者たちを見ませんでしたか?」
サリヴィアとシオンが木剣を構え対峙する。ほどなくシオンが動いた。
超低姿勢での突進。
地を蹴り、すぐに現時点でのシオンの最高速度に到達する。
それを見ながら、俺は神父の言葉に耳を疑った。
「怪しい者たち?……いや、見なかったが」
「タロンハルティア村の中や村周辺をうろうろしている見慣れない男たちを最近よく目にするらしいのです」
「…………」
怪しい者たち……もしや野盗衆の残党だろうか?
バアル一味に雇われていた傭兵や野盗たちのほとんどは、その後逃げ出したか、騎士団や冒険者たちに退治されたかしていたはずだ。
「どうも村の者たちは心穏やかではありません。人さらいかもしれないので、コーラルさんたちも注意してください」
「ああ。忠告感謝する」
しかし周辺はもとより村の中にまで入ってくるのは少々気になるな。
残党狩りが片付いて、騎士団たちも村を引き上げたタイミングである。
悪さをするならちょうどいい時期ではあるが――
「わあっ!?」
「なんだ!?」
考えていると、周囲のざわめきが大きくなる。
「せっ、先生!」
そして、シオンが俺を呼ぶ声。
「どうした?――っと、これは」
試合は、サリヴィアが木剣をシオンにつきつけ、決着がついたところだった。
――のだが、その突き付けられた木剣を、黒い影のような手がつかんで止めていた。
《黒影召喚》――魔力で黒い腕を形作り、自在に動かす初歩的な闇の魔法だった。
「これは……!?」
サリヴィアも目を丸くしている。
「先生、これ、魔法、ですよね?誰かが、どこからか試合の邪魔を――」
「シオン、それお前の魔法だ。魔法印が出ているだろう」
「えっ?」
膝をついているシオンが持っている木剣の近くに、魔法印が展開されていた。
影の手が伸びているのは、そこからだ。
「魔法は適性があれば、誰かに教わらずともある程度感覚で使えるようになるものだが――お前に魔法の適正があったとはな」
「ぼくが、魔法を?」
しかもよりによって闇の魔法である。
また一歩バーサーカーに近づくのよしてくれ。
「すばらしい」
神父は満足げにうなずいた。
「四大元素のどれにも属さない魔法……いや、どれかに属していて、私が知らないだけでしょうか。まるでおとぎ話のような、見たことがない魔法だ」
「ああ、そういう括りになっておるのか。ずいぶん珍しい属性ということだな?」
魔界ではありふれているのだが……人間界ではあまり見ないようだな。
「何にしてもめでたい。おめでとうございます、シオン」
神父は膝をつくシオンに手を差し伸べた。
俺はここでも気になって横やりを入れる。
「魔法が使えるだけでめでたいのか?」
「ええ。精霊に祝福を受けているということでもありますから。魔法が使える者は、基本的に誰でも、城下町ラール・プラエスにある教会の修道院へ特別クラスとして迎えられます。そこで魔法の基礎を学び、聖職者や上等僧兵になるための訓練を受けられるのです」
「士官学校のようなものか?そこにいれば、出世が約束されると?」
「ええ」
マヤが持っていた「魔法使いは身分が高い」みたいな認識はそこからきているのかもしれない。
厚遇でスカウトされるなら、ほとんどの者は飛びつくだろうな。平民ならなおさらだ。
「中央の教会には私から紹介状を送っておきましょう。シオン、あなたが望めば今すぐにでも町の教会へ行くための手配をしてあげられます」
シオンは差し伸べられた手を取り、立ち上がった。
それからゆっくり首を横に振る。
「お言葉ですが、まだこの村で過ごさせてください。ぼくはまだ、ここで強くなりたい」
「そうですか……それは残念です。ですが気が変わったならいつでも言ってくださいね」
「はい」
サリヴィアにも一礼して、シオンは下がる。
「なんだもったいない。受けておけばよかろう」
試合から戻ってきたシオンに、俺は言った。
「……魔法も先生に習った方がいい気がするので」
「まあ、たしかにそうだが。……だったら、俺よりリィサの方が闇の魔法に長けている。うちに遊びに来させて、コツやほかの魔法も伝授してもらうか」
「リィサさんって、こないだの魔法使いの?目がいっぱいある方ですか?」
「うむ。目の飾りをいっぱい体に付けてる普通の人だ」
「あれ、飾りでしたっけ……?」
「飾りだ」
「飾――」
「飾りだ」
「飾りです」
幹部の一人であるリィサ・アルゴン。
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「コーラルさんは、本当に何者なのでしょう?」
首をかしげる神父の言葉を耳にして、サリヴィアは慌てた様子であたりを見回した。
「コーラルどの!?来ているのか!?どこにいるんだ!?」
「ここだ、ここ」
なぜこいつは気づかんのか。
「とにかく、村で魔法使いが生まれるなど、数年に一度あるかないかなのです」
まあ、神父は鼻が高いだろうな。
魔族にはわからん感覚だが。
「今年はあたりの年ですね、本当に」
「――いいや、はずれの年になる。なぜなら余に目をつけられたからだ」
突然会話に割り込んできた、少女の声。
「どっ、どなたです!?」と驚く神父。
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そして、どこからか高笑いが聞こえる。
まっ、まさか、この笑い声は……!?
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