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二章
14 八方塞がりの抜け道
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「す、すまん……」
ダッタに抱えられながら、俺はダッタの住んでいる家までやってきた。
片足を引きずりながら歩くのをダッタが体を寄せて支えてくれている。
「もともとダッタがケガさせた。それに……」
「それに?」
「族長との間に入って止めてくれたの、かっこよかった。ダッタ殺されるところだった」
ダッタは、俺を見上げて笑った。
拍子に愛嬌のある八重歯が覗く。
「ま、まあ、防ぐくらいしかできないからな。あれで引き下がってくれてよかったよ」
「本当は倒せた?」
「馬鹿言うな。あんな化け物を倒せるのは、あれ以上の巨人か怪獣くらいだろ。人間には不可能だ」
無邪気な笑顔というのは、どうにも対応に困る。
俺は照れているのをごまかすように話題を変える。
「今更だけど名前ダッタでいいのか? キアラヴェアラって呼んだほうがいいか?」
「ダッタはダッタがいい。皆から呼ばれていると、もうキアラヴェアラよりなじんでた。でもどっちでもいい」
「じゃあダッタでいいか。そう呼ばないとみんなわからなさそうだ」
家に入ると、ふんわりといい匂いがした。
あの香木――薫丘樹と同じ匂いだ。
見ると、家の天井に折れた枝がつるされていた。
「あの木は、お前らが拾っていたものだったのか」
「だった。ジェティマド、家に置けば風の精霊の加護受けられた」
「精霊ね」
薫丘樹の周囲を観察すると、周りは踏み慣らしてあったにもかかわらず、どこにも道は続いていなかった。
辺境の部族が里の場所を教えないために故意に痕跡を消していたのか。
「この木が偶然風の精霊の加護とかいうのと被っていたおかげで、ダッタはミナナゴに会うことができたわけか」
ミナナゴと交感する条件は、薫丘樹を近くにおいて寝ることだ。
たまたまミナナゴと交感できる才能を持った彼女は、部族の文化のおかげで神域に行くことができたわけか。
「でもみんなにミナナゴ様のこと信じてもらえなかった。だから、ダッタ小さいころから変に思われてた。お話するのミナナゴ様しかいなかった」
「そうだったのか」
「ダッタ、ミナナゴ様に小さいころからいっぱいお世話になったし、いろんなこと教えてもらった。だから、エンさまの巫女をやってもいい。何をすればいいのかわからないけど」
「それは正直俺もよくわからん」
けれど、彼女の戦闘センスはずば抜けている。
巫女というより、最強の護衛になることだけはたしかだ。
ミナナゴがそれを考えているなら、たぶん、想定しているのは……。
思案しようとしたら、家にいた三十歳前後くらいの女性が近づいてきて、
「キアラ……? その人は誰?」
「お母さん、町から来てくれたダッタのお客様だった」
「町から!?」
ダッタの母親はそれを聞くと目の色を変えた。
「なんで町の人間なんか……」
つぶやきながら俺に一瞥をくれる。
「さっさと帰っておくれよ。うちが白い目で見られるんだから」
「ええと、すいません」
……やはりというか、歓迎はされてないよな。
「お母さん、そんな言い方……」
「うるさい!」
入口から怒鳴ったのは、槍を持った小柄な男だ。
たぶん、ダッタの父親だろう。
外の集団の中にいて、一部始終を見ていたとみえる。
「こんなやつうちに入れるんじゃない!」
槍の穂先を俺に向けて、にらみつける。
「うちの子をそそのかしやがって! 出て行け!」
「…………」
もう一歩でも家の中へ入ったら刺し殺さんばかりの勢いに、俺は気圧される。
「いや、そうだな。その通りだ」
とにかく、ダッタに会うという目標はひとまず果たされた。
今日はその収穫をよろこぶべきだろう。
少なくともこれで、ミナナゴに成果を報告することができる。俺の命はつながる。
「ありがとうダッタ。今日のところはこれで村を出るよ」
「エンさま」
「どこか村の近くで野宿でもする。また明日来るよ」
アギ族の事情はわかった。
けれど――俺にだって事情があるんだ。
今日はこれで引き下がるが、このまますべてを諦めて帰るわけにはいかない。
ミナナゴの気まぐれで、俺の命は終わる可能性がある。
死ぬくらいなら、死地に留まり続けるほうがマシだ。
俺とダッタの交友が問題ないと、あのモルガにどうしてもわからせなくては。
タイムリミットは、次の日の朝までだ。
日が沈み、暗くなっていく空を眺めて俺は溜息をついた。
野宿か。
知らない森の奥地で野宿とか不安すぎるが、仕方がないな。
「エンさま、村の周り、罠が張ってあったから、むやみに外行くのは危ない」
俺が家を出ていこうとすると、ダッタが引き止める。
「ああ、大丈夫。帰るってわけじゃないから」
「だったら、ダッタも一緒にいる」
俺について行こうとするダッタを、
「おい!」
父親が引き留めようとする。
ダッタはその手を振り払い、
「文句があるなら――力づくで言うこと利かせることだった」
槍を構えた。
「お前……!」
冗談とは思えないダッタの気迫に、父親は引き下がる。
その反応でわかる。こいつ、父親でも手が出ないほど強いのか。
「……いいのか?」
「一人にはしたくなかった」
村の外に向かって歩き始めると、すぐになにか風切り音のようなものがして――
「えっ?」
俺が振り向くと、ダッタは指でナイフの刃を掴んでいた。
「な、なるほど、こうなるのか……」
俺の後頭部に向かって飛んできたナイフを止めてくれたのだ。
落胆するような舌打ちがどこからか聞こえてくる。
部族の誰かが俺を殺すため投げたものに相違なかった。
「たぶん族長やさっきの人らが言いつけて回った。今、エンさまの味方ダッタだけだった。四六時中、寝ている間も、こうして殺そうとする者たくさんでてくるはずだった」
遠巻きに見る人々は、俺のことを憎悪するような嫌悪するような目で見ている。
「みんな石を投げたい気持ちでいっぱいなわけか」
石ならまだいいが昼夜問わず四方八方からナイフが飛んでくるのは空恐ろしいな。
「暗いから町へは帰れず、外は侵入者用の罠だらけ、中にいても殺されるか……」
これ詰んでないか?
どこにいても命の保証はないのではなかろうか。
「ダッタ、いい場所を知ってた」
「いい場所?」
「ミナナゴ様の使いのエンさまなら、もしかしたら……」
つぶやくように言ったあと、ダッタは俺に向き直った。
「エンさま、ここで一番安全な場所教える。その代わり、ダッタ、エンさまに聞いてほしいお願いがあった」
ダッタに抱えられながら、俺はダッタの住んでいる家までやってきた。
片足を引きずりながら歩くのをダッタが体を寄せて支えてくれている。
「もともとダッタがケガさせた。それに……」
「それに?」
「族長との間に入って止めてくれたの、かっこよかった。ダッタ殺されるところだった」
ダッタは、俺を見上げて笑った。
拍子に愛嬌のある八重歯が覗く。
「ま、まあ、防ぐくらいしかできないからな。あれで引き下がってくれてよかったよ」
「本当は倒せた?」
「馬鹿言うな。あんな化け物を倒せるのは、あれ以上の巨人か怪獣くらいだろ。人間には不可能だ」
無邪気な笑顔というのは、どうにも対応に困る。
俺は照れているのをごまかすように話題を変える。
「今更だけど名前ダッタでいいのか? キアラヴェアラって呼んだほうがいいか?」
「ダッタはダッタがいい。皆から呼ばれていると、もうキアラヴェアラよりなじんでた。でもどっちでもいい」
「じゃあダッタでいいか。そう呼ばないとみんなわからなさそうだ」
家に入ると、ふんわりといい匂いがした。
あの香木――薫丘樹と同じ匂いだ。
見ると、家の天井に折れた枝がつるされていた。
「あの木は、お前らが拾っていたものだったのか」
「だった。ジェティマド、家に置けば風の精霊の加護受けられた」
「精霊ね」
薫丘樹の周囲を観察すると、周りは踏み慣らしてあったにもかかわらず、どこにも道は続いていなかった。
辺境の部族が里の場所を教えないために故意に痕跡を消していたのか。
「この木が偶然風の精霊の加護とかいうのと被っていたおかげで、ダッタはミナナゴに会うことができたわけか」
ミナナゴと交感する条件は、薫丘樹を近くにおいて寝ることだ。
たまたまミナナゴと交感できる才能を持った彼女は、部族の文化のおかげで神域に行くことができたわけか。
「でもみんなにミナナゴ様のこと信じてもらえなかった。だから、ダッタ小さいころから変に思われてた。お話するのミナナゴ様しかいなかった」
「そうだったのか」
「ダッタ、ミナナゴ様に小さいころからいっぱいお世話になったし、いろんなこと教えてもらった。だから、エンさまの巫女をやってもいい。何をすればいいのかわからないけど」
「それは正直俺もよくわからん」
けれど、彼女の戦闘センスはずば抜けている。
巫女というより、最強の護衛になることだけはたしかだ。
ミナナゴがそれを考えているなら、たぶん、想定しているのは……。
思案しようとしたら、家にいた三十歳前後くらいの女性が近づいてきて、
「キアラ……? その人は誰?」
「お母さん、町から来てくれたダッタのお客様だった」
「町から!?」
ダッタの母親はそれを聞くと目の色を変えた。
「なんで町の人間なんか……」
つぶやきながら俺に一瞥をくれる。
「さっさと帰っておくれよ。うちが白い目で見られるんだから」
「ええと、すいません」
……やはりというか、歓迎はされてないよな。
「お母さん、そんな言い方……」
「うるさい!」
入口から怒鳴ったのは、槍を持った小柄な男だ。
たぶん、ダッタの父親だろう。
外の集団の中にいて、一部始終を見ていたとみえる。
「こんなやつうちに入れるんじゃない!」
槍の穂先を俺に向けて、にらみつける。
「うちの子をそそのかしやがって! 出て行け!」
「…………」
もう一歩でも家の中へ入ったら刺し殺さんばかりの勢いに、俺は気圧される。
「いや、そうだな。その通りだ」
とにかく、ダッタに会うという目標はひとまず果たされた。
今日はその収穫をよろこぶべきだろう。
少なくともこれで、ミナナゴに成果を報告することができる。俺の命はつながる。
「ありがとうダッタ。今日のところはこれで村を出るよ」
「エンさま」
「どこか村の近くで野宿でもする。また明日来るよ」
アギ族の事情はわかった。
けれど――俺にだって事情があるんだ。
今日はこれで引き下がるが、このまますべてを諦めて帰るわけにはいかない。
ミナナゴの気まぐれで、俺の命は終わる可能性がある。
死ぬくらいなら、死地に留まり続けるほうがマシだ。
俺とダッタの交友が問題ないと、あのモルガにどうしてもわからせなくては。
タイムリミットは、次の日の朝までだ。
日が沈み、暗くなっていく空を眺めて俺は溜息をついた。
野宿か。
知らない森の奥地で野宿とか不安すぎるが、仕方がないな。
「エンさま、村の周り、罠が張ってあったから、むやみに外行くのは危ない」
俺が家を出ていこうとすると、ダッタが引き止める。
「ああ、大丈夫。帰るってわけじゃないから」
「だったら、ダッタも一緒にいる」
俺について行こうとするダッタを、
「おい!」
父親が引き留めようとする。
ダッタはその手を振り払い、
「文句があるなら――力づくで言うこと利かせることだった」
槍を構えた。
「お前……!」
冗談とは思えないダッタの気迫に、父親は引き下がる。
その反応でわかる。こいつ、父親でも手が出ないほど強いのか。
「……いいのか?」
「一人にはしたくなかった」
村の外に向かって歩き始めると、すぐになにか風切り音のようなものがして――
「えっ?」
俺が振り向くと、ダッタは指でナイフの刃を掴んでいた。
「な、なるほど、こうなるのか……」
俺の後頭部に向かって飛んできたナイフを止めてくれたのだ。
落胆するような舌打ちがどこからか聞こえてくる。
部族の誰かが俺を殺すため投げたものに相違なかった。
「たぶん族長やさっきの人らが言いつけて回った。今、エンさまの味方ダッタだけだった。四六時中、寝ている間も、こうして殺そうとする者たくさんでてくるはずだった」
遠巻きに見る人々は、俺のことを憎悪するような嫌悪するような目で見ている。
「みんな石を投げたい気持ちでいっぱいなわけか」
石ならまだいいが昼夜問わず四方八方からナイフが飛んでくるのは空恐ろしいな。
「暗いから町へは帰れず、外は侵入者用の罠だらけ、中にいても殺されるか……」
これ詰んでないか?
どこにいても命の保証はないのではなかろうか。
「ダッタ、いい場所を知ってた」
「いい場所?」
「ミナナゴ様の使いのエンさまなら、もしかしたら……」
つぶやくように言ったあと、ダッタは俺に向き直った。
「エンさま、ここで一番安全な場所教える。その代わり、ダッタ、エンさまに聞いてほしいお願いがあった」
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