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フォーレンス学園一年生
受かった!!
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美味しいご飯をお腹いっぱい食べて、大きな大きな屋敷に泊まり合格発表の日を迎えた。合格か不合格かは学校に貼り出される、名前と順位を載せて·····
まぁようするに、公開処刑ということね·····
受けた人数は約百人、その中で上から十人が入学することが出来る。かなり厳しいな·····
「ラルク様、ルー兄様·····落ちたらゴメンなさいね」
「「大丈夫、絶対受かってるから!」」
「そ、そうかな·····」
なんでこの二人は自信満々に言ってるのかしら·····プレッシャーかけないでよ·····
フォーレンス学園の立派な門をくぐり、女神の館前の庭へと向かった。人は多く、結果が貼り出されるところが全然見えない。まぁ、すぐ分かるよね
「後ちょっとで結果が貼り出されるね、エルサ」
「緊張するわ、ルー兄様·····」
「安心しなよ!大丈夫だから、私たちがいるから受かるよ!」
二人がいたら受かるって·····結びつかないと思うんだけど·····
「結果を貼りだします、合格した方は明日、フォーレンス学園にお越しください」
ボードに紙が貼られた·····どうなったのかな??見たいけど全然見えない!!ラルク様とルー兄様に手伝ってもらいながら、やっとのことでボードの前に来れた·····結果は·····
一位 セルフォルド・ヨーカスター
二位 カイト・ミドラー
三位 エルサ・アルナート
三位に私の·····私の名前がある!!
「やった!!受かったよ!二人とも!!」
「おめでとう、エルサ!!エルサは本当に頭がいいんだね!!」
「ラルク様、ありがとう·····ルー兄様も」
「·····ルー兄様も、って·····も、ってなんだろう·····」
なんかブツブツと落ち込んでいるルー兄様がいるけどいきなりどうしちゃったの?!
「ル、ルー兄サ·····」
「エルサ!キールは無視しといていいよ!!」
「でも·····ルー兄様が落ち込む姿は見たくないの!」
「エルサ·····元気出たよ!!」
「ルー兄様!良かった!!ルー兄様、受かったよ!一緒の学校に行けるね!」
「うん、楽しみだね!」
「·····(・д・)チッ」
ラルク様??なんか怒っているのかしら??
「そういえばラルク様!カイト様が受けていたなんて知らなかった!私よりもカイト様の側に行ってあげないと!」
「あぁ、大丈夫だよ!それにあいつは今·····かなりショックを受けているだろうし·····行かない方がいいかな!」
「???」
なんでだろう受かったのに??
「あいつ二位でしょ·····だから」
「一位じゃなかったから落ち込んでいるんですか?」
「あぁ·····そうだよ」
セルフォルドってまさか·····
「あの·····ラルク様·····セルフォルド様ってどんな方ですか·····」
「セルフォルドは確かプロスタル家の長女カレンの執事だと思うよ、凄いな·····カイトを超えるなんて」
カレン·····その人は·····でもなんで??そんな話はなかったはず·····
「どうしたの?エルサ、顔色が悪いようだけど」
「だ、大丈夫ですわ·····」
落ち着いていられるはずがない·····だって·····だって·····カレンは悪役令嬢エルサの一番の協力者なんだから·····そしてセルフォルド様は私達を殺すのだから·····
まぁようするに、公開処刑ということね·····
受けた人数は約百人、その中で上から十人が入学することが出来る。かなり厳しいな·····
「ラルク様、ルー兄様·····落ちたらゴメンなさいね」
「「大丈夫、絶対受かってるから!」」
「そ、そうかな·····」
なんでこの二人は自信満々に言ってるのかしら·····プレッシャーかけないでよ·····
フォーレンス学園の立派な門をくぐり、女神の館前の庭へと向かった。人は多く、結果が貼り出されるところが全然見えない。まぁ、すぐ分かるよね
「後ちょっとで結果が貼り出されるね、エルサ」
「緊張するわ、ルー兄様·····」
「安心しなよ!大丈夫だから、私たちがいるから受かるよ!」
二人がいたら受かるって·····結びつかないと思うんだけど·····
「結果を貼りだします、合格した方は明日、フォーレンス学園にお越しください」
ボードに紙が貼られた·····どうなったのかな??見たいけど全然見えない!!ラルク様とルー兄様に手伝ってもらいながら、やっとのことでボードの前に来れた·····結果は·····
一位 セルフォルド・ヨーカスター
二位 カイト・ミドラー
三位 エルサ・アルナート
三位に私の·····私の名前がある!!
「やった!!受かったよ!二人とも!!」
「おめでとう、エルサ!!エルサは本当に頭がいいんだね!!」
「ラルク様、ありがとう·····ルー兄様も」
「·····ルー兄様も、って·····も、ってなんだろう·····」
なんかブツブツと落ち込んでいるルー兄様がいるけどいきなりどうしちゃったの?!
「ル、ルー兄サ·····」
「エルサ!キールは無視しといていいよ!!」
「でも·····ルー兄様が落ち込む姿は見たくないの!」
「エルサ·····元気出たよ!!」
「ルー兄様!良かった!!ルー兄様、受かったよ!一緒の学校に行けるね!」
「うん、楽しみだね!」
「·····(・д・)チッ」
ラルク様??なんか怒っているのかしら??
「そういえばラルク様!カイト様が受けていたなんて知らなかった!私よりもカイト様の側に行ってあげないと!」
「あぁ、大丈夫だよ!それにあいつは今·····かなりショックを受けているだろうし·····行かない方がいいかな!」
「???」
なんでだろう受かったのに??
「あいつ二位でしょ·····だから」
「一位じゃなかったから落ち込んでいるんですか?」
「あぁ·····そうだよ」
セルフォルドってまさか·····
「あの·····ラルク様·····セルフォルド様ってどんな方ですか·····」
「セルフォルドは確かプロスタル家の長女カレンの執事だと思うよ、凄いな·····カイトを超えるなんて」
カレン·····その人は·····でもなんで??そんな話はなかったはず·····
「どうしたの?エルサ、顔色が悪いようだけど」
「だ、大丈夫ですわ·····」
落ち着いていられるはずがない·····だって·····だって·····カレンは悪役令嬢エルサの一番の協力者なんだから·····そしてセルフォルド様は私達を殺すのだから·····
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