上 下
1,477 / 1,519

お持ち帰り

しおりを挟む


「お前さん、懐かせたね?」

 ワーリンが鋭い事を仰る。

「成程。おちんぽ様がパンッパンになった時ダンジョンに行ったってネルタウの二人が言ってたけど…、此処かぁ」

「旦那、女と見ると見境無いね」

「オレなら良かったんだぜ?飽きた?」

「飽きるものかよ。一人に負担を掛け過ぎるから此処に来たんだ」

「兄貴ぃ、俺もちんぽパンパンにした~い」「「した~い」」

「破裂しちゃうからダメ。コップに一滴を三回に分けて飲むくらいじゃないと大変なんだぞ?」

「「「ぐぇ~」」」

「それより此処は戦わずに進むぞ」

「「「うぇ~い」」」

 そして四十階のボス部屋。中に誰が居るかを説明し、俺が一人で行く。

「此処がカケルさんのヤサの巣だね」

「お持ち帰り出来ればな。ではちと待っててくれ」

「朝迄だね?」「ご飯作ろっか」

否定出来無い。俺は扉を開け、ボス部屋に入った。

 ハーピー達は天井にあるのだろう魔法陣から現れるとゆっくりと滑空し、着地と共に膝を着く。最後に降りて来た大きくてキレイな羽根の子が俺の前に平伏した。

「久しぶり。お前からもらった羽飾りは大事な友に託したよ。ありがとうな」

「クルル…クルルゥ」

「皆もおいで。洗ってあげるから」

俺は装備を《収納》して全裸になると、自分とボスを《洗浄》する。そして分厚く大きなマットを敷いて、ボスを立たせてキスをする。ボスは一切の抵抗も無く俺の唇を受け入れて、舌を伸ばして絡み付く。長い長いキスを終えると取り巻き達も集まって来た。《洗浄》し、キスをして、マットに上げる。全員をマットに上げると皆仰向けになって股を開いていた。手が翼で使えないハーピー最大の服従のポーズだ。

「あまり時間を取れないけど、今日は皆とするから。…先ずはボスからな」

「クークー」

 ダンジョンのハーピーしか見た事無いが、排泄しない総排出口は《洗浄》された事もあり、とてもキレイだ。顔を近付け舌を伸ばす。中もキレイでヌルヌルだ。先っちょの無いおっぱいを揉みながら、卵巣に届く程に舌を伸ばしてボスの反応を楽しむ。人と同じでキュッキュと締まり、喘ぎながら身体を震わせる。取り巻き達も二人三人でペアになり、互いの総排出口を舐り合う。

「んぷ、ふう。挿れるよ?」

「クァ…クエェ」

滑りを纏わせたアイツをボスの股間に宛てがい、のの字に畝らせ解しながら、ゆっくりと押し込む。

「クルルルゥ、チュピッ…クゥ~」

両翼で俺を包み、脚を絡める。鋭い爪を出来るだけ畳む心遣いが嬉しい。卵巣に触れるか触れないかの所で長さを決めて密着すると、トントンと優しく卵巣をノックし震わせた。

ローテーションが一周すると、仰向けになってアイツを増やす。ボスは股間、取り巻き達は両腕以外の場所でアイツに跨り腰をくねらせる。腕から下にアイツを生やさなかったのはおっぱい揉みたかったからだ。大小貴賎無く、皆のおっぱいを揉む。尻も揉み撫で射精する。回復を掛けるのも忘れない。
それでも一人、また一人と煙になって消えて行く。今にも煙になりそうな取り巻きの一人がキスを強請る。勿論断る事はしない。絡めていた舌の感触が無くなり、優しい顔の一人が消えた。
ボスが消え、最後の一人を対面座位で抱き締めて、大きめのおっぱいに顔を沈める。

「クッ、クルルックェ、クウウウウッ」

「カケル、だ」

「クァ…クァクェ、キュウウッ!」

ご褒美のキスと射精をし、最後の一人を見送った。

ダンジョンモンスターとの情事は虚しい。特にボス部屋の相手との情事は。煙に変えなければ先に進む事が出来無いからだ。しかし新たに出て来た者も、忘れないでいてくれた。この愛すべきボス達を冒険者が倒さずに進む術は無い。出来るのは先の階層を踏破済で《転移》が使える者だけだ。

部屋を《洗浄》し、マットを片付け外へ出る。

「お帰りなさい。食事は箱に入ってるから」

「ありがとう。休んでくれ」

マジックボックスに入った食事を摂り、《結界》を張って寝た。




しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

RiCE CAkE ODySSEy

心絵マシテ
ファンタジー
月舘萌知には、決して誰にも知られてならない秘密がある。 それは、魔術師の家系生まれであることと魔力を有する身でありながらも魔術師としての才覚がまったくないという、ちょっぴり残念な秘密。 特別な事情もあいまって学生生活という日常すらどこか危うく、周囲との交友関係を上手くきずけない。 そんな日々を悶々と過ごす彼女だが、ある事がきっかけで窮地に立たされてしまう。 間一髪のところで救ってくれたのは、現役の学生アイドルであり憧れのクラスメイト、小鳩篠。 そのことで夢見心地になる萌知に篠は自身の正体を打ち明かす。 【魔道具の天秤を使い、この世界の裏に存在する隠世に行って欲しい】 そう、仄めかす篠に萌知は首を横に振るう。 しかし、一度動きだした運命の輪は止まらず、篠を守ろうとした彼女は凶弾に倒れてしまう。 起動した天秤の力により隠世に飛ばされ、記憶の大半を失ってしまった萌知。 右も左も分からない絶望的な状況化であるも突如、魔法の開花に至る。 魔術師としてではなく魔導士としての覚醒。 記憶と帰路を探す為、少女の旅程冒険譚が今、開幕する。

性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。

狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。 街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。 彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)

42歳メジャーリーガー、異世界に転生。チートは無いけど、魔法と元日本最高級の豪速球で無双したいと思います。

町島航太
ファンタジー
 かつて日本最強投手と持て囃され、MLBでも大活躍した佐久間隼人。  しかし、老化による衰えと3度の靭帯損傷により、引退を余儀なくされてしまう。  失意の中、歩いていると球団の熱狂的ファンからポストシーズンに行けなかった理由と決めつけられ、刺し殺されてしまう。  だが、目を再び開くと、魔法が存在する世界『異世界』に転生していた。

〈社会人百合〉アキとハル

みなはらつかさ
恋愛
 女の子拾いました――。  ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?  主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。  しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……? 絵:Novel AI

第三王子に転生したけど、その国は滅亡直後だった

秋空碧
ファンタジー
人格の九割は、脳によって形作られているという。だが、裏を返せば、残りの一割は肉体とは別に存在することになる この世界に輪廻転生があるとして、人が前世の記憶を持っていないのは――

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します

潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる! トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。 領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。 アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。 だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう 完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。 果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!? これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。

実はスライムって最強なんだよ?初期ステータスが低すぎてレベルアップが出来ないだけ…

小桃
ファンタジー
 商業高校へ通う女子高校生一条 遥は通学時に仔犬が車に轢かれそうになった所を助けようとして車に轢かれ死亡する。この行動に獣の神は心を打たれ、彼女を転生させようとする。遥は獣の神より転生を打診され5つの希望を叶えると言われたので、希望を伝える。 1.最強になれる種族 2.無限収納 3.変幻自在 4.並列思考 5.スキルコピー  5つの希望を叶えられ遥は新たな世界へ転生する、その姿はスライムだった…最強になる種族で転生したはずなのにスライムに…遥はスライムとしてどう生きていくのか?スライムに転生した少女の物語が始まるのであった。

処理中です...