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皆殺し
しおりを挟むハリシュとルジェを拉致した船は、現在通常航海中。荒くれ共は尽く海底に沈めたが、船自体は特に壊して無いし、船室の外に居る者には音も聞こえて無いのだ。海で魔獣や海賊に出会して無い限り、まだ沈んだりしては無いだろう。
「カケル様、冒険者ギルドより依頼の要請が来ておりました。男性職員でしたので門前でお帰り頂きましたが、カロ様の書状を預かっております」
「カロめぇ。ありがとう、しゃぶってくれ」
「はいっ」
女職員だと悪戯するとでも思ったか?朝の部が終わり片付けの手伝い等をしていると、ギルドの書状を持ってラビアンの一人が駆けて来た。食堂の椅子に腰掛け金具を外すと、直ぐにペニスケを引っこ抜いてしゃぶしゃぶ始める。書状を寄越せ。
握り締めた巻物を奪い取り、新たなアイツを握らせると書状の中を検める。何々…。
書状の中身を要約すると、カケルたまに逢えなくてちゃみち~でちゅ~。直ぐに来てくだた~い、チュッチュッ…な感じ。内容が書いて無いよう。
「何時迄に来いとか、聞いてるか?後尻出せ」
「んっぷ、聞いてません」
「それはお仕置きせねばな」
「あっ、お仕置きありがとうございますうっ」
滑りを纏わせた二本がラビアンの二穴をお仕置きした。
一回しか出せないと言う辛い仕置をしてギルドへ向かう。午前中だが既に日も高いので冒険者の数はそれなりだ。
「パパ来たよ~」
「はいはーい」「ばっばー」
婆あでは無いぞ息子よ。そして娘はおざなりだ。
「カケル様ですね?どうなさいましたか?お二人への面会だけの方はご遠慮願いますが?」
「ん、ギルマスからの書状が来てな。仕事の要件な筈だから繋ぎを取ってくれ」
書状を確認し、上へ上がって行く。よしよし、愛息子娘を愛でよう。
「席代わりましたー。次の方~」
チッ。
『パパ。ランク上げないとずっとこんなだよ?幾つなのよ』
『今B、近い内にAになれる内定済み』
『何で舐められてんのか訳分かんない』
部屋の隅に寄り掛かり、腕組みする俺に愛娘からのラブコール。返さない親は居ない。愛する父への仕打ちに憤慨してくれる愛娘マジ天使。言い寄る男は皆殺しにする所存。
『下っ端には話が通って無いんだろ。俺が怒るとリュネ迄怒るから怒りに任せられん』
『聞こえてますよぉ~』
『すみません』
俺の《念話》は龍にダダ漏れなのだった。タイミングを見計らったかの様に降りて来てくれるカロにホッとして《念話》を切り上げる。
「ギルマスよ、此処に居るぞ~」
「お待ちしてました。上へどうぞ」
キリッとしたカロ尻を眺めて階段を上がり、ギルマス室へ。凄くしたい。これ、また魔力が溢れてるな。
「カケル様、あっ…」
「少し早いが、昼飯を食べながら話そうか」
部屋に入り、ドアを閉めるカロに抱き着くと耳元で囁く。カロも抱き返して顔を擦り寄せた。
「お仕事の話なので、手短にお願いいたしますね」
どっちを手短にするのやら。少し長めのキスをすると、再び階段を降りた。
シンクレイアとガンダーを腕に抱き、タマリーも同行して向かうは入浴施設。カロ邸に近付いた辺りでタマリーは気付いたようだ。
「仕方無いねぇ。此処の飯は美味いから、鱈腹頂くとするよ」
「お手柔らかにね」
開店前の施設では、やはり昼食の支度が始まっている。
「カケ、ああっシンク様にガンダー様までっ。キーッチチーッチチッ。キーッチチーッチチッ」
今度は人種は居ないみたい。舌打ちみたいな暗号で遣り取りを始めた。
「カロ様にタマリー様、暫くですっ」「島の子達もシンク様とガンダー様に会いたがってますよ」「何時でも来て良いのですから、遠慮なさらないで下さいねっ」
集まったラビアン達によって一気に姦しくなった。そして食事はラビアン達が子供達に食べさせ、大人はゆっくり食事にあり付ける。助かる。食後、子供達を居室でお昼寝させると今度は大人の時間だ。風呂でエッチらホッちらした。
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